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「東京都立大学」復活へ

2018-09-03 04:00:00 | 気になる 地方自治・行政

 首都大学東京が2020年4月に改名を正式決定

 この件について大学ウェブサイトに、「公立大学法人首都大学東京理事長コメント」が出ていた。8月24付教職員(各位)へのものである。以下一部引用する。


 去る7月12日、東京都都政改革本部会議における都知事からの提案を受け検討した結果、法人が設置する2つの大学及び法人の名称を2020年4月から変 更するための手続きに入ることを決定しました。
 具体的には、首都大学東京を「東京都立大学」に、産業技術大学院大学を「東京都立産業技術大学院大学」に、法人名である公立大学法人首都大学東京を「東京都公立大学法人」とし、今後関係機関との調整を進めていきます。(以下略)


 同大学は’18年4月、学部学科再編を実施した。都市教養学部の人文・社会系、法学系、経営学系、理工学系の4つの学系を独立させて、新たに人文社会学部、法学部、経済経営学部、理学部の4学部とした。これらと都市環境学部、システムデザイン学部、健康福祉学部で7学部体制である。

 首都大学東京発足(’05年度)からずっと、「都市教養学部」の都市教養とは何かという疑問符がついたままだった。もちろん学生、教学スタッフは十分わかっていたと思うが、世間・受験生に十分理解されていたか、イメージが伝わったかというと、否であると思う。

 首都大学東京という名称も、母体となった(旧)東京都立大、(旧)東京都立科学技術大、(旧)東京都立保健科学大、(旧)東京都立短大の3大学1短大をまとめるのだから、普通の名前は付けにくかったのは理解できる。「あたらしさ」「どこにもない」というメッセージを打ち出すことを目指したのだが、10年以上過ぎても、何となく「よくわからない感」がぬぐいきれなかった。いずれ「東京都立首都大学」あたりに名前が変わるとは思っていたが、元に戻すのもいいかもしれない。

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