【備忘録&雑感】
電車、大幅な遅れ。尾久駅で車内トラブルとか。回送車、貨物列車が目の前を走りすぎていく。
本日から文化祭、校内公開のみです。天気がいいのは助かるけど、too muchは願い下げだなぁ...
本日、毎年実施している、『入試リスニングテスト分析』をupした。どれくらいの訪問があるだろう。
【備忘録・追記】
文化祭第一日、ひとまず終了です。天気予報ほどの気温には、なりませんでした。
明日は早番、受付係。半日勤務です。
今週... 長いなあ。
【備忘録&雑感】
電車、大幅な遅れ。尾久駅で車内トラブルとか。回送車、貨物列車が目の前を走りすぎていく。
本日から文化祭、校内公開のみです。天気がいいのは助かるけど、too muchは願い下げだなぁ...
本日、毎年実施している、『入試リスニングテスト分析』をupした。どれくらいの訪問があるだろう。
【備忘録・追記】
文化祭第一日、ひとまず終了です。天気予報ほどの気温には、なりませんでした。
明日は早番、受付係。半日勤務です。
今週... 長いなあ。
令和6年度入試リスニングテストについて分析する。
今年も音源を県教委公開情報をDLして実施した。分析ポイントは例年通り、前年度問題形式との比較、変更の有無、wpm*の確認である。
問題1~問題3
会話を聞き、質問に対する答えとして最も適切なものを選ぶ問題である。四者択一、ヒントのイラストがついている。
問題4と問題5
それぞれ「ある場面」を説明する英文を聞き、質問に対する答えとして最も適切なものを選ぶ問題である。四者択一で、英文の答えが出ている。
問題6
ALTのMr. Jonesのスピーチを聞いて、内容に関する三つの質問を聞き取り、問題用紙にある英文の解答から選択する。四者択一問題。
質問は印刷されていない。解答選択肢は印刷されている。
問題7
KentaとEmilyの会話を聞き、会話の内容に関する三つの質問を読み、解答する。解答は空所補充・文完成を求める形式。
質問は印刷されている。
*問題7以外はすべて〇 or Xの採点になる。
令和6年度入試も、全て「二度聞き」で実施である。
使用音源
埼玉県立総合教育センターウェブサイトで公開のもの。mp3ファイルである。
実際の試験で用いられる音源を、一つのmp3にまとめている。
計時使用機材
計時はWindows 10のWindows Media Playerによる。
・・・毎年同じ作業である。
分析手順
①語数とセンテンスの数をカウント。
②何度も聞き直し、各英文の時間を計測。
③問題~問題の間のポーズを計測。
④はじめから、「以上で問題は終わりです」までの実時間を計測。
⑤前年の数値と比較。
①から④は手作業(耳作業)である。
・・・ここも昨年と同じである。
各問題とも放送問題は2回ずつ放送される。なお、問題番号(No.1)やLet’s Start.等は計測から除外している。
問題1
問題1の放送時間の長さ(以下同じ)は19秒。
問題1は、AとBの会話である。A→Bが2回。19秒で話者2、総語数52語である。
このペースで会話が続いたとすると、19秒は1分の31.6%なので、52を0.36で割る。
164wpmとする。(152)
カッコ内は、令和5年度入試データである。
問題2
問題2は13秒。
問題2も、AとBの会話である。A→Bが2回。13秒で話者2、総語数35語。
このペースで会話が続いたとすると、13秒は1分の21.6%なので、35語を0.21で割る。
162wpm(138)
問題3
問題3は29秒。
問題3も、AとBの会話。A→Bの回数も同じ。29秒で話者2、総語数71語。
このペースで会話が続いたとすると、29秒は1分の48.3%なので、71を0.48で割る。
147wpm(139)
問題4
問題4と問題5の解答方法の説明(英文)があり、その後で問題が放送される。
問題4は11秒。
この問題は「ある場面」についての説明文を聞き、それについて解答を求めるものである。
11秒で話者1、総語数28語、センテンス数3。
このペースで発話が続いたとすると、11秒は1分の18.3%なので、28を0.18で割る。
153wpm(160)
問題5
問題5は10秒。
問題5も問題4と同じパターン。
10秒で話者1、総語数28語、センテンス数3。
このペースで発話が続いたとすると、10秒は1分の16.6%なので、28を0.16で割る。
168wpm(180)
問題6
問題6の解答方法は以下の通り。
Listen to Mr. Jones. He's an ALT at a junior high school. Choose the best answer for questions 1, 2 and 3.
Let's start.
問題6は63秒。
ALTのジョーンズ先生の最後の授業でのスピーチ。先生の話しを聞き、内容についての質問に答える問題。63秒。総語数160語、センテンス数17。
このペースで会話が続いたとすると、63秒は1分の105%なので、160を1.05で割る。
152pm(158)
問題7
Listen to the talk between Kenta and Emily, a student from the U.S., and read the questions. Then write the answer in English for questions 1, 2 and 3.
Let's start.
問題7は65秒。
65秒で話者2、総語数162語、センテンス数25である。
このペースで二人の会話が続いたとすると、65秒は1分の108%なので、162を1.08で割る。
150wpm(167)
wpm比較
Qestions | R2 | R3 | R4 | R5 | R6 | 増減 | |
1 | words | 48 | 47 | 36 | 38 | 52 | △ |
seconds | 18 | 20 | 14 | 15 | 19 | ||
wpm | 160 | 141 | 154 | 152 | 164 | ||
2 | words | 34 | 42 | 59 | 46 | 35 | △ |
seconds | 12 | 19 | 22 | 20 | 13 | ||
wpm | 170 | 133 | 161 | 138 | 162 | ||
3 | words | 38 | 35 | 61 | 58 | 71 | △ |
seconds | 15 | 14 | 23 | 25 | 29 | ||
wpm | 152 | 150 | 159 | 139 | 147 | ||
4 | words | 30 | 26 | 31 | 32 | 28 | ▼ |
seconds | 10 | 10 | 12 | 12 | 11 | ||
wpm | 180 | 156 | 155 | 160 | 153 | ||
5 | words | 39 | 31 | 31 | 39 | 28 | ▼ |
seconds | 14 | 12 | 12 | 13 | 10 | ||
wpm | 167 | 155 | 155 | 180 | 168 | ||
6 | words | 195 | 136 | 159 | 153 | 160 | ▼ |
sentences | 20 | 12 | 16 | 18 | 17 | ||
seconds | 82 | 57 | 65 | 58 | 63 | ||
wpm | 143 | 143 | 147 | 158 | 152 | ||
7 | words | 163 | 179 | 184 | 181 | 162 | ▼ |
sentences | 22 | 23 | 26 | 23 | 25 | ||
seconds | 64 | 77 | 71 | 65 | 65 | ||
wpm | 153 | 139 | 155 | 167 | 150 |
words:語数
sentences:文の数
seconds:聞き取るべき英文の放送された時間(単位:秒)
wpm:1分間でどのくらいの語数を聞き取ることになるか。
は、令和5年度との比較。△は数値が増加したもの、▼はその逆である。
【注意】
令和5年度との比較は以下の通り。
問題1から問題3が難化。
問題4から問題7は易化。
聞き取るべき語数の比較は以下の通り。
R6 536 548 現1年生
R5 547 534 現2年生
R4 561 534 現3年生
左から実施年度、総語数、実施年度を含む3年間平均。
「令和6年度埼玉県公立高等学校入学者選抜実施状況」によれば、学力検査の得点の平均は以下のとおりである。(全日制の課程,受検者平均点【第9表】より
過去のデータもあわせて表を作成している。
\ | 学力検査問題 | 選択問題 | |||||
国語 | 社会 | 数学 | 理科 | 英語 | 数学 | 英語 | |
R.6 | 58.1 | 65.7 | 51.7 | 51.6 | 53.4 | 50.2 | 54.8 |
39,532 | 39,532 | 28,747 | 39,532 | 28,747 | 10,135 | 10,135 | |
R.5 | 57.1 | 64.1 | 55.8 | 58.2 | 45.8 | 50.5 | 56.7 |
39,531 | 39,531 | 29,184 | 39,531 | 29,184 | 10,347 | 10,347 | |
R.4 | 62.9 | 52.9 | 48.0 | 52.5 | 52.6 | 42.6 | 58.3 |
39,805 | 39,805 | 29,331 | 39,805 | 29,331 | 10,474 | 10,474 | |
R.3 | 68.7 | 62.6 | 62.2 | 56.2 | 51.4 | 56 | 61.6 |
39,035 | 39,035 | 29,376 | 39,035 | 29,376 | 9,659 | 9,659 | |
R.2 | 57.2 | 55.4 | 67.9 | 55.1 | 52.2 | 55.2 | 58.9 |
41,206 | 41,206 | 31,796 | 41,206 | 31,796 | 9,410 | 9,410 | |
H.31 | 58.3 | 60.3 | 42.3 | 44.5 | 47.7 | 53.5 | 64.3 |
43,424 | 43,424 | 33,564 | 43,424 | 33,564 | 9,860 | 9,860 | |
H.30 | 52.8 | 55.9 | 44 | 51.7 | 55.9 | 43.7 | 58.9 |
44,362 | 44,362 | 34,560 | 44,362 | 34,560 | 9,802 | 9,802 | |
H.29 | 53.3 | 60.6 | 44.4 | 48.5 | 52 | 43.2 | 71.9 |
46,455 | 46,455 | 36,513 | 46,455 | 36,513 | 9,942 | 9,942 |
年度ごと、上段が平均点、下段が受検者数である。なお、平均点は全日制5教科受検者の得点より算出している。
平成29年度入試から、英語(と数学)は学力検査問題(いわゆる普通の問題)と学校選択問題の2種類の問題が学校単位で選択制で実施されている。平均点を見ると、後者に当初3年間(平成31年度まで)年度ごとのふらつきを感じる。作問は努力していると思うが、結果に「安定感」がない。これは受験生数を考えるとやむを得ないとも言えるが、いっそうの改善が求められることだと思う。
選択問題実施校は、県立高校としてはアカデミック・レベルの高いとされる学校である。実施科目である英数の点数と、国社理の点数の平均点の差違があまり顕著なのは、好ましいことではない。
令和6年度入試も問題は2回ずつ放送で実施された。これは学力検査問題(標準の問題)も、学校選択問題も同じである。
なお、問題、正答、データ分析は、埼玉県総合教育センターウェブサイトで公開されている。
https://www.center.spec.ed.jp/(新しいウインドで開きます。)
(メニューの「入試情報・説明会案内」から)
・令和4年度~令和6年度の問題を公開中である。
今年も分析をするために、東京新聞ウェブサイトの『首都圏公立高校入試特集ページ』を参考にした。問題を見るのならば、このサイトを利用するといい。関東地方の公立高校入試問題を、PDFでアップロードしている非常によくできたサイトである。毎年使わせてもらっている。特記する。
アドレスはこちら。(新しいウインドで開きます。)
https://www.tokyo-np.co.jp/tags/exam
*このエントリにおけるwpmの出し方(考え方)については、こちらです。
2010-03-11
「wpm」