他人では無理？

演技において「その人にしかできない」というのは、実力のことでも言えるしイメージのこともある。


特に長年続けていたキャラの場合、変更はファンにとって一大事。
のっぴきならない事情があっても「他の人では馴染めない」というのは今でもある話。


そして全くの新規キャラの場合。
原作を読んで様々に声を当てて読む人は居るだろうし、実際に映像（音声）化するまでは誰でもいい感じがするけれど声が付いたら時から「イメージ」というのが始まる。


だけど実力でもイメージでもなく演者の個性によって「その人にしかできない」と思うのもある。


それを先日の妖狐×SSを見て改めて身に染みた。


青鬼院蜻蛉の変態っぷりは杉田さんじゃなきゃ無理だよね。（注：褒め言葉）

あの言葉はテレビになったらオブラートに包まれて多少変えられると思ったらそのまんま。
クレームがあったという話は聞いていないけど、深夜枠だったから通ったのか？それとも意味まで言わず言葉だけだったから許されたのか？

「演者」としてのプライドを持って「仕事」として挑めば誰にでも言えるかもしれないが、原作のイメージを壊さない言い回しができる人はなかなか居ない。居たとしても「そんなセリフ使わないで！」などとは女性ファンに思われない…むしろ歓迎される人なんて滅多に居ない。


だから「SM判定フォーラム」はめっさ楽しそうに歌っていたと思う。
そしてあのキャストやスタッフを含めたSM判定は自己申告なのか聞き取り調査の末なのかどっちなんだろう。


どっちにしても笑えるから楽しいけどさ。