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tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

THE LAST TRAPPER(1)

2013-03-23 23:54:47 | プチ放浪 山道編

 

ネイチャーガイドのアンドリューは、スイスから来た女性だ。
「なぜユーコンなの?」
自然美あふれる観光名所のスイスから、なんでまたカナダの片田舎に?
そんな疑問からたずねた質問だった。
彼女の答えは、子供のころに読んだ本の影響とのこと。
ジャック・ロンドン(Jack London)。言わずと知れた、約100年前に史上最大のゴールドラッシュがユーコンのクローンダイクで起こっているころに、ユーコンを訪れたアメリカの作家。
その小説、「野生の呼び声」。ジャック・ロンドンによって1903年に書かれたその小説は、飼い犬であったバックが、さらわれてそり犬になり、様々な体験を通じて野性を目覚めさせ、自然に帰るまでが描かれている。

ぼくにとっても、この小説が原体験。だから、どうしても、観光客相手の犬ぞりのレンタル「犬ぞり体験」は、ぼくの犬たちに対するイメージが壊れてしまいそうで嫌だった。
うわべだけの体験では、本当の意味での犬たちとの交流はできない。
「犬ぞり」をやるなら、そのオーナーになる。いつか飼い犬と一緒に旅をすると決めていたぼくは、あえて「犬ぞり体験」に背を向けていた。

ネイチャーガイドのアンドリューも犬を飼っているらしい。近所の犬ぞりのオーナーから、ダメ犬を一時的に預かるはめになり、1週間、その犬と暮らしたら、離れられなくなったとのこと。
犬ぞりレースには一頭仕立てクラスもあるらしく、彼女が愛犬を語る際の笑顔には思わず引き込まれてしまう。「バカ犬」と彼女は言うが、やはり、人と犬は深い信頼関係を築ける。


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