標高2840mに位置するルクラ。エベレスト・トレッキングの起点となる空港のある村だ。カトマンドゥからの小型のプロペラ機(14人乗り)は、山肌を削るように造られた滑走路に着陸。
ルクラの飛行場(テンジン・ヒラリー空港、旧名ルクラ空港)でよく目にするのは、「世界の最もクレージーな飛行場」という記述。
標高2800mの高地にあり、滑走路はわずか460m、幅20m。しかも北側に向け12%の上り勾配が付いている。滑走路は一応、アスファルトで舗装されているが、前日に雨など降ると日陰にはブラック・アイスが表面を覆う。滑走路の短さゆえに、ヘリコプターや短距離着陸の軽飛行機しか着陸できない。滑走路南端は崖。がけ下610mには渓谷が広がりドドコシ川が東西に流れている。・・・吸い込まれていきそう。。
離陸は下り坂を利用して加速。操縦かんを引けば渓谷斜面を吹き上げる風に乗ってふわりと舞い上がる。
問題は着陸だ。上り勾配に合わせて失速しながらのランディング。下手をすると滑走路に激突となる。ランディングギアの車軸が折れるならまだしも、墜落・炎上の事故も起こっている。
ただし、ガイドによれば、空港の見える高台に建てられた「青いお寺」ができてから、飛行機の事故は無くなったとのこと。ご利益高し。
ペルーのクスコには、地球で一番高いところにあるアイリッシュがオーナーのパブがある(標高3400m)。
http://blog.goo.ne.jp/tetujin282014/e/05f4474ce16ced95995a1cd90e9d81bf
それには及ばないものの、ルクラにはスコッチ・バーとアイリッシュ・バーが軒を連ねている(推定標高2880m)。空港からわずかに登ったルクラの町中のど真ん中にある。
おそらくは、シーズン中は多くのトレッカーたちでにぎわうのだろう。シーズンオフの今は、どちらの店も閑古鳥が鳴いている。
それでも、アイリッシュ・バーにはアイリッシュ・ウィスキー(JAMSON)の他、ロンドン・ドライ・ジンBEEFEATERや、メキシコのコーヒー・リキュールKAHLUAとか、MALIBU、SMINOFF、RUSLAN VODKAなどがあり国際色豊か。いろんな国のトレッカーたちが、夜な夜な一杯をひっかけに集うのだろう。。
明日はいよいよエベレスト街道ともお別れ。シャンポチア・トレッキングの無事終了のお祝いと翌日の飛行機の無事発着を祈ってエベレストに乾杯。。
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