tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

犬も歩けば

2018-01-14 19:44:37 | プチ放浪 山道編



エベレスト街道には野良犬がたくさんいる。寒さに順応して毛の長いダブルコートの雑種。愛想よく、人懐っこい性格の犬たちだ。
体格を見れば、飢えて痩せさらばえている犬は皆無で、このため飼い犬?とか思ってしまうが、寝場所を探して数匹でウロウロしているのを見るとノラ犬なんだなとわかったりする。ネパールは実際、ノラ犬天国だ。首都であるカトマンズは人口100万人に対して犬は20万頭。ネパールの犬を見ていたら、なんだかほんわりと幸せな気持ちになる。
野良犬とは言っても、犬は神様の使いに近い存在。えさをあげる人たちも多い。飼い犬でも、ごはんをもらえるけれど鎖にはつながれていない犬もたくさんいる。そして、おおよそは避妊手術と狂犬病のワクチンで人間社会との共生を図っている。
一方、ネパールでネコ派はマイナー。一般的に猫は好のまれず、縁起の悪い俗信も多いので、家の中でひっそりと生きている。このため、往来で見かけることはほとんどない。実際、犬天国のネパールにおいて、ネコたちは外に出れば犬に追い掛け回さるから暮らしづらいのだろう。引きこもって一生独身生活を送るしかない。

夕暮れのナムチェ(標高3440m)で、街角の様子を写真に撮ろうと道端で三脚を構えていたら、野良犬がわざわざ三脚の足に臭い付けしに来た。そのまま、カメラの三脚にもたれて日光浴。ちょっと邪魔なんだよな・・・とか思いながらも、ノラ犬のやさしさに触れたようで、ちょっぴり嬉しかった。きっと彼は、見知らぬ旅人を守ってあげようとでもしてたに違いない。


ご訪問&最後まで読んでくださりありがとうございます。
お帰りの際、ひとつクリックお願いします。
お手数かけてすいません。
↓↓↓↓↓↓
にほんブログ村 写真ブログ スナップ写真へ