ネパールのトレッキングは、標高1000m以下の亜熱帯域から4000~5000mの氷河のわきまでを何日も歩く。このため、速乾下着、保温下着、中間着、厚手のジャケット、防水のアウターをレイヤリングが必要だ。
最後までどれを持って行こうか迷ったのが厚手のジャケット。8000mもの極寒地でははっ水処理した羽毛を使ったダウン・ジャケットの保温効果が高く評価がされている。しかし、真冬でも日本のスキー場とかで厚手のダウンを着ると、滑っている時には汗だくになる。そしてリフトに乗っている時には急激に冷えて体温調整が難しい。
なのでスキー場では、もっぱら汗冷え知らずに動ける”化繊インサーレーション”のジャケット。もちろん、保温性も高く、湿気にも強いうえに、へたなダウンジャケットよりも軽くてコンパクトに収納できる。
なによりも、カトマンドゥの街中はNorthFaceのダウンジャケット(それも黒)だらけ。ちっちゃな子供までもが着ている。まるで民族衣装。
トレッキングで日焼けしたのでシェルパと間違えられたりするのだが、やっぱり、本物-偽物の差はあれ、ウエアがかぶりっぱなしというのは(´・д・`)ヤダ。日本人としてアイデンティティの問題もある。
厚手のジャケットが必要なのは、部屋に暖房などまったくないロッジで寝袋に包まりつつ一晩過ごす時。寝汗をかいても平気な化繊インサーレーションのジャケットは快適だ。
汗をかきまくるトレッキング中は、風を通さないレイン・ウェアが快適だった。太陽に近いから標高の高い場所は暑いよとガイドが言っていて、小学校の時になぜ高い山が寒いのかを教わってきたぼくは、伝熱の理論を根本から覆される思いをした。それでも、たしかに太陽からの赤外線の照射は強く、3000mの高所でも日向を歩いていると汗だくになる。
ということで、レイン・スーツの上がウィンド・ブレーカーとして大活躍。特に氷河を渡って吹き降りてくる冷たい風に吹かれたら、風を通さないレイン・スーツが手放せなくなった。
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