”あしひきの 八峯のつばきつらつらに 見とも飽かめや 植えてける君”
巻二十 四四八一 大伴家持
意味は「山の尾根に幾重にも重なるように咲く椿。じっくり見ても見飽きることがあるのだろうか?この椿を植えた君を」
・・・うん? なんか艶っぽい。
「つばきつらつら」
「つ」の連続がはずむ心をかき立てる。韻をふめばラップの歌詞にも合いそうな。
大伴家持が757年、兵部大丞 大原真人の館の宴に招かれた折、館の庭に植えられた椿を愛でながら主人を讃えた歌。
当時の椿はすべて山野に咲くヤブツバキ。
野山の草木を庭に移し替え、庭作りにいそしんでいたのだろう。
静かな時が流れる大島。ときどき、猛スピードで自転車が通り過ぎる。
・・・アジア自転車競技選手権大会。アスリートたちが目にも留まらぬスピードで駆け抜けてく、
通り過ぎたあとは、道の両側にひっそりと咲くやぶ椿。
道端で育つ植物たちに、緑の気をもらって心朗らかになる。
役割を果たし、道に散り行く花。そのとなりでは、開きかけたつぼみが春を喜ぶ。
写真に撮ったら、ひと枝の椿も大自然の縮図が見える。
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