ラ・パスから飛行機(アマゾナス航空)で1時間45分のいフライト。
ウユニはボリビアの西側にある小さな町(標高約3600m)。ウユニ塩原から車で1時間のところにある。
見わたす限りの塩原による観光収入と塩の生産で成り立つ小さな町だ。
ウユニから塩原までの高速道路。
見渡す限りの平原には、地平線の向こうに蜃気楼がうごめく。
砂漠のような平原に時折あるブッシュには、車のない時代には隊列で重要な役割を果たしていたラクダの仲間のビクーニャやリャマがのんびり草を食んでいる。
途中の畑では、豆やジャガイモを栽培していた。天然ガスのプラントなどもあった。
ウユニ塩原は、アンデス山脈が隆起した際に大量の海水がそのまま山の上に残されてできた湿地帯。
乾燥した気候と流出する川を持たなかったことより、近隣の土壌に残された海水由来の塩分もウユニ塩原に集まって干上がってできた世界でも類を見ない広大な塩原だ。
その広さは、南北に約100km、東西には約250kmという。その湖底は厚さ約10mの塩から成る。
塩原は高低差が100km四方で50センチしかなく、「世界でもっとも平らな場所」でもある。
このため、雨季(11月-4月)には冠水した水が波も立たないほど薄く広がるため、「天空の鏡」と形容される巨大な鏡となる。
ウユニ塩原は、天と地との境目がなくなる場所だ。
雨季の晴れ間、薄く冠水したウユニ塩湖は、そこに立つ者が、天を見上げ、地を見下ろし、その場でぐるりと回っても、見わたす限り空ばかりとなる。360度の空。
地平線から地平線まで広がる空が、そのまま地を広がる水鏡に映り込むために、天と地との境目がなくなってしまったかのように錯覚させられる。
地元の人たちは、湖の表面の塩を削り取り1m程度の高さの小山を作って乾燥させ破砕した後、ヨードを加えて食用の塩を作っている。
もともとウユニ塩湖は海が干上がったものなのだが、ヨードは消えてしまっているため、しかたなく、チリからヨードを輸入しているという。
この塩は近年日本でも購入できるようになった。
また塩原に斧で切れ目を入れ、数十cmないし1m程度の大きさの立方体に切り出すことも行なわれている。この塩のブロックは家畜放牧地にそのまま置いて家畜になめさせたり、ブロックを建材に使って家などを作ることもあるとのこと。
雨季に遠くから見た姿が魚に似ているために名づけられた魚島。
塩原が海だった時代には、珊瑚礁だったといわれ、現在は化石化した珊瑚の上を、齢1000年を超えるサボテンが覆っている。
このサボテンたちは1年に1cmずつ成長し続けているもので、その高さは9~10m。
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