tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

2月のしえと

2011-02-20 23:06:08 | 日記

    
 
   

今月、試したコーヒーはエルサルバドル。ほんのりスパイシーな味。エルサルバドル産の豆は個性的な味が特徴らしい。しかし飲んでみたら、いたって普通のテイスト。なので、写真は正統派”HANAKO”風に、ハイキー調でおしゃれなイメージに。

写真のイメージとは趣が異なり、2月のこの日は小雪がぱらつく天気。雪景色の成田、佐原の昔の街並みをと車で駆け回ったのだが、雪が積もるには至らなかった。
さて、赤道直下のコーヒー豆産地の中米エルサルバドル。こちらは 1992年まで続いていた内戦のため、治安がひどく悪いという印象。内戦であらゆる物が破壊され、人の良さだけが売りという話も聞く。

この「エルサルバドル」で思い出すのは、1986年のオリバー・ストーン監督による映画「SALVADOR」だ。社会派映画を多く手がけるオリバー・ストーンの代表作で、実在のフォトジャーナリスト、リチャード・ボイルの体験記を脚本化している。東西冷戦の余波を受けた、中南米のエル・サルバドル左右ゲリラ陣営による血なまぐさい内戦が題材。
常に開発途上国の独裁政権の裏側にはアメリカ合衆国が存在する。独裁軍事政権と左翼ゲリラ組織ファラブンド・マルティ民族解放戦線(FMLN)の抵抗運動によって、激しい内戦状態になったエルサルバドル国民の生活は、まさに死と隣り合わせの日常生活。この辺の状況は、2004年の「イノセント・ボイス―12歳の戦場」にも描かれていた。
まろやかな味と仕上げのコーヒー豆”エルサルバドル”だが、その一粒、一粒には多くの人々の平和への思いが込められているに違いない。
さて、来月の”しえと”。3月はどんな写真を撮らせてくれるのだろうか。。


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