山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

栂海新道(その11)

2010-10-31 | 新潟の山
ツバメオモト

ツバメオモトの実です。
この色がツバメの頭の色に似ているので
ついた名前だそうです。
葉っぱはオモトに似ています。
春に白い花を咲かせます。


振り返ってみた山

歩いてきた後ろを振り返ってみました。
きれいに晴れていた空に雲が多くなってきました。
朝日岳や雪倉岳もすっかり隠れてしまったようです。


サワガニ山

サワガニ山の頂上(標高1612m)です。
黒岩山から1時間20分でした。
ここでお昼にしました。
遠くに見える山は初雪山です。
もう雪で白くなっているかも知れません。

モミジの紅葉

モミジが真っ赤に紅葉していました。
全体ではなくて部分紅葉です。
今年は9月になっても暑い日が続きました。
紅葉も少し遅れているようです。


登山道(1)

これから進む尾根道がよくみえます。
まだたくさんの山を越えなければならないようです。
時間はタップリあります。
天気が気になってきました。



歩いてきた道(1)

歩いてきた道です。
すぐ手前の山は先ほどランチしたサワガニ山です。
雲がどんどん大きくなってきました。



登山道(2)

登山道はよく整備されています。
麓ではクマ出没情報が新聞に載っています。
このルートでの情報はありませんでした。



ナナカマド

ナナカマドの葉っぱも少し色づき初めています。
山では一番早く紅葉する木です。
涸沢カールの紅葉は有名です。


登山道(3)

滑りやすいところにはロープがあります。
ここはかなり大きく下るようです。



ガマズミ

ガマズミの実です。
この実は食べられます。
甘酸っぱい汁が喉の渇きを癒してくれます。
子供の頃からよく口にしていました。


登山道(4)

ここは歩きやすい登山道です。
こんなところばかりだといいのですが、
それほど甘くはありません。


歩いてきた道(2)

歩いてきた道を何度も振り返ってみました。
栂海新道の全体がみえます。
長い尾根道が続いています。
今回は天気に恵まれましたが、雨の日は嫌なルートだと
思いました。


犬ヶ岳

ここも明るい登山道です。
犬ヶ岳がだいぶ近くなってきました。
もう一息のようです。

ミヤマコゴメグサ

足元にたくさん咲いていました。
この花も夏山の花です。
小さい花なので「小米草(コゴメグサ)」です。
花びらの黄色い斑点がアクセントになっています。
今年もいろんな山で会いました。
高い山に咲く花は一段と小さいようです。


中山道、草津宿まで歩き完歩しました。
心配された台風の影響はありませんでした。
11月に大津から京都まで歩いて打ち上げです。

栂海新道(その10)

2010-10-28 | 新潟の山
黒岩平

黒岩平というところに着きました。
ここにはベンチがあります。
ここで小休止です。
栂海新道に入ってから2時間15分、朝日小屋からは約4時間でした。
この近くには沢が流れています。
飲んでみましたが、美味しい水でした。


紅葉(1)

見事な紅葉が目を楽しませてくれます。
ナナカマドとカエデのコントラストが素晴らしいです。
足が止まってなかなか前に進みませんでした。


紅葉(2)

しばらく行くと池塘が現れました。
この周辺は夏はお花畑になるようです。


紅葉(3)

時々、木道が現れます。
比較的平らなところばかり紹介していますが、
かなり急なアップダウンがあります。
それほど甘くはありません。


オヤマリンドウ

オヤマリンドウが太陽に輝いていました。
低いところではかなり背が高くなります。
ここでは20cmくらいでした。
葉っぱの紅葉が始まっています。
このままの姿でドライフラワーになります。


クサモミジ

かなり細い登山道です。
両側にはクサモミジが広がっています。
もう少しすればもっと真っ赤になります。



雪倉岳と朝日岳

後ろを振り返ってみました。
正面奥が雪倉岳、右のコブが朝日岳です。
あの山の頂上から下りてきました。
人間の足は素晴らしいと思いました。


イワイチョウ

イワイチョウの花が残っていました。
白くて小さな花です。
最盛期は夏ですが、遅く咲きだしたようです。
花の少ない時期にこのような花に出会うと嬉しく
なります。
しっかり撮ってあげました。


犬ヶ岳

これから向かう尾根です。
右奥の台形の山が犬ヶ岳です。
その右下に栂海山荘があります。


栂海山荘

少しズーミングしてみました。
赤い屋根の小屋がみえますか?
この日、宿泊する無人小屋です。
小屋まではまだまだ遠いようです。



黒岩山

長い登りを経て黒岩山の頂上に着きました。
標高1623m、三等三角点が設置されています。
これから向かう尾根がよくみえます。
左奥に見える山は初雪山(標高1596m)という山です。
名前の通り、もう初雪が降ったかも知れません。


登山道(1)

左にハイマツ帯があります。
登山道はかなりきれいに整備されています。
この登山道は地元の「さわがに山岳会」が管理して
いるそうです。
たいへんな労力だと思いました。


登山道(2)

場所によってはかなりクマザサに囲まれたところが
あります。
両脇はきれいに刈られています。
かなり遅くまで雪が残っているようです。
このルートが歩けるのは夏からこの時期あたりまで
だと思います。


ミヤマママコナ

足元にたくさん咲いていました。
小さな花で、風に揺れるとなかなか撮らせてくれません。
1ヶ所から必ず2個の花が咲きます。
下唇の白い突起を米粒に例えたようです。
突起の奥にある黄色い斑点が特長です。
里山に咲くママコナには黄色い斑点がありません。
かなり遅くまで咲いている花のようでした。


しばらくお休みします。
明日(29日)、明後日(30日)と中山道を歩く予定です。
今回は武佐から歩き、草津に泊まって大津まで歩きます。
天気が心配ですが、何とか無事に歩いてきたいと思います。



栂海新道(その9)

2010-10-27 | 新潟の山
照葉ノ池

池があります。
照葉ノ池というそうです。
雪倉岳が正面に見えます。
その右奥が白馬岳、ピラミッド型の山は
旭岳です。


ナナカマドの紅葉

ナナカマドの紅葉がきれいでした。
右の稜線が朝日岳からの稜線です。
ここを降りてきました。


妙高山と火打山

妙高と火打山がまだ雲の上に浮かんでいます。
淡いブルーがきれいでした。


長栂山

右下にこれから向かう登山道がみえます。
遠くに平らなところがみえますが、その右の山が
長栂山のようです。


紅葉(1)

左の山の紅葉がきれいです。
黄色はカエデ、赤はナナカマドのようです。
天気がよいと歩くのも楽しいです。
晴天は最高のプレゼントでした。


向かう尾根

遠くに稜線が見えます。
あの尾根まで歩くようです。
その奥は日本海です。
あとどのくらいかかるのでしょうか?


紅葉(2)

クマザサの中にナナカマドが一際目立っていました。
紅葉が丁度よい時のようです。
どこを切り取っても絵になりました。


クサモミジ

木道の両側にはクサモミジが広がっています。
長栂山までは比較的なだらかな登山道でした。
その先は行ってみないとわかりません。

池塘

小さな池塘があります。
中から顔を出しているのはミズバショウです。
大きな葉っぱになっていました。
また来年雪解けの頃にはきれいな花を咲かせる
ことと思います。



イワショウブ

イワショウブが風に揺れていました。
もう花が終わって種ができています。
葉っぱが細長くショウブの花に似ているので、
この名がついています。
夏に真っ白い花を咲かせます。


紅葉(3)

ここでは3色混ざっています。
カエデ、クマザサ、ナナカマドです。
青空に輝いていました。


ゴゼンタチバナ

ゴゼンタチバナの実です。
葉っぱが4枚には花が咲かず、6枚になると花が咲きます。
また実がついている葉っぱだけ紅葉するようです。
何とも不思議な花です。


カエデの紅葉

ここにはカエデがたくさんありました。
こんな姿をみると思わず足が止まってしまいます。
このあたりはなだらかな下りです。
日本海の上に小さな雲が浮かんでいます。
まるで島のようにみえました。


犬ヶ岳

これから向かう稜線がよくみえます。
左から大きくカーブしています。
正面の台形の山が犬ヶ岳のようです。
その右下に赤い屋根がみえます。
この日宿泊する予定の小屋です。
まだまだ先は長いようです。

栂海新道(その8)

2010-10-26 | 新潟の山
これから向かうルート

これから向かう山が見えます。
この方向を真っすぐに行けば日本海です。
途中の無人小屋で1泊の予定です。
このまま晴れていて欲しいと思います。


朝日に輝くチングルマ

カメラアングルを低くしてチングルマの穂を
撮ってみました。
逆光に光るこの姿もなかなかよいものです。


ユキクラトウウチソウ

ユキクラトウウチソウです。
カライトソウに似ていますが、カライトソウのように
花穂が垂れていません。
このあたり特有の花です。
なお、トウウチとは中国から伝えられた打ちひものことです。
花の姿が似ているので、このような名前がつきました。


タカネトウウチソウ

この花は北海道と本州では至仏山やこの白馬周辺だけに
咲いている花です。
ユキクラトウウチソウに似ていますが、花の色が白いです。
咲く時期も夏の終わりから秋にかけて咲きだします。
ワレモコウ属の花ですが、ワレモコウが上から咲くのに
対してこれは下から咲きます。


朝日の街と日本海

はるか下に朝日の街が見えます。
街の奥は日本海です。
波は静かなようでした。


五輪山

この山の手前を歩けば蓮華温泉に出ることができます。
下に白く光る登山道が見えます。
途中に大きな湿原があり、夏はイワイチョウなどの群落を
みることができます。


分岐

朝日岳から約20分で降りてきました。
ここが分岐になっています。



ペンキ文字

大きな岩に赤いペンキで表示されています。
何度かこの文字をみていますが、いつも素通りでした。
栂海新道の入口です。


吹上のコル

ここは吹上のコルと呼ばれているところです。
立派な標識がありました。
この標識から右に行けば蓮華温泉、左に歩けば
栂海(つがみ)新道です。



案内板

こんな案内板もあります。
ここの位置が記されています。
黒岩山までしか表示されていませんが、犬ケ岳から先が
まだまだあります。


登山道

いよいよ栂海新道に足を入れました。
最初はなだらかな尾根が続くようです。
これから向かうルートがよく見えます。



木道(1)

いきなり木道が現れました。
まだ太陽があたっていません。


薄氷

小さな水溜りには薄氷が張っています。
かなり冷え込んだようです。
周りも霜で真っ白でした。



木道(2)

木道は霜でツルツルしていました。
遠くに紅葉がみえます。
赤いのはナナカマドのようです。
どんなルートが待っていることでしょう。
静かな歩きができそうです。

栂海新道(その7)

2010-10-25 | 新潟の山
剱岳(1)

剱岳を大きくしてみました。
左のコブは別山のようです。
今年はいろんなところから剱岳を眺めました。
標高は3000mに満たない山ですが、
心を惹きつける山です。

朝日小屋

朝日小屋があんなに小さくなりました。
登山道が白い線を引いたようにみえます。
山全体の紅葉も始まっているようでした。


白馬岳

やや右奥の山が白馬岳です。
頂上の下は大きく崩落しています。
このあたり全体の山はかなり脆いようです。
消えてしまいそうな登山道も何ヶ所かありました。


剱岳(2)

剱岳に朝日があたってきました。
この瞬間もなかなかよいものです。
新しい1日の始まりを感じます。



朝日に輝く剱岳

剱岳をズーミングしてみます。
太陽がでる前とはかなり趣が違います。
この山を目指して今年もたくさんの人が登った
ことと思います。
いつみても素晴らしい山です。


登山道

朝日岳まではこのような登山道が続きます。
水道パイプがありました。
朝日小屋はこのあたりから水を引いているようです。
美味しい水が無料で飲めます。
出かける前に2リッター、ザックに入れてきました。



ネバリノギラン

ネバリノギランもすっかりドライフラワーになっています。
最盛期でもあまり花は開きません。
葉っぱの黄色くなった姿もなかなかよいものです。


チングルマの霜

チングルマの葉っぱに霜がついています。
かなり冷え込んだようです。
まるで花が咲いたようにみえました。


朝日岳への道

まもなく朝日岳の頂上です。
朝日が正面からあたってきました。
前を歩く仲間の姿がなかなかよいです。
数年前に登った時はガスで何もみえませんでした。
この日の山は機嫌がよかったようです。


朝日岳の頂上

朝日岳の頂上です。
この山は北アルプス後立山連峰にある、標高2418mの山です。
新潟県と富山県にまたがっています。
朝日小屋から約1時間の歩きでした。
手前には三角点もあります。
遠くに白馬岳がみえます。
風もなく素晴らしい天気でした。



雲海

正面に雲海が広がっています。
山々が海に浮かんだ島のようです。
このような景色はなかなか見られません。
ザックを降ろしてしばらく楽しみました。


妙高と火打

雲海に浮かぶ山の一部をズーミングしてみました。
右が妙高山、左が火打山のようです。
いずれも新潟県の山です。
ブルーで書いた墨絵のようでした。


雨飾山

さらに左にカメラを向けます。
ゴツゴツした山が雨飾山のようです。
山はみる角度によって姿が変わってみえます。
雨飾山の紅葉もきれいでした。
ヤマブドウやサルナシをたくさん食べたことが
つい最近のように思い出されます。



剱岳(3)

すっかり太陽が昇ってきました。
剱岳の姿も眩しくなりました。
クサモミジが始まっています。
これから標高0(ゼロ)mまで降ります。
10分ほど景色を楽しんでから歩き出しました。

栂海新道(その6)

2010-10-24 | 新潟の山
白馬岳と雪倉岳(1)

小屋の受付で宿泊手続きを済ませ、表にでてみました。
白馬方面に雲が湧いています。
左の山は雪倉岳のようです。


紅葉

小屋の裏を歩いてみました。
小さな池があり、紅葉が水面に映っています。
こちら側はきれいに晴れていました。



分岐
さらに進むと登山道がみえます。
真っすぐ進めば朝日岳方面、右に進めば白馬岳へ
行けます。
ガスが湧いたり消えたりしていました。

朝日平

再び小屋の前に戻ります。
ここは朝日平と呼ばれているところです。
山に対する注意書きが書いてありました。

白馬岳と雪倉岳(2)

しばらく待っていると白馬岳が見えてきました。
正面奥が白馬岳、その右が旭岳、一番左が雪倉岳です。
この稜線も天気がよいと気持よく歩けます。
白馬山荘からここまで約7~8時間で歩くことが
できます。


雪倉岳

雪倉岳をズーミングしてみました。
なかなかなだらかに見えますが、実際に歩くと
かなりきついアップダウンがあります。
夕方にはガスが濃くなり、あっという間にみえなく
なりました。


夕食メニュー

この小屋自慢の夕食です。
天ぷらのお皿には富山特産の「マスの押し寿司」もあります。
麺は夏は冷たくしてだすそうですが、この日は温かくして
ありました。
これだけ用意するのもたいへんだと思います。
どれも美味しかったです。


夕陽(1)

食後外にでてみました。
丁度、日が沈むところです。
紅い雲が横に走っていました。

夕陽(2)

太陽が沈むあたりをズーミングしてみました。
山肌が邪魔してよくみえませんが、この太陽は能登半島に
沈むようです。

夕陽(3)

しばらくすると空全体がオレンジ色に輝きます。
刻々と変化する雲のようすがきれいでした。
30分くらい見ていましたが、気温がかなり低くなり
体がすっかり冷えてしまいました。
この日は空いていて6人部屋を3人で使いました。

朝食メニュー

朝、5時から朝食です。
4時には起きて出かける支度をしています。
朝食もなかなかのものです。
ご飯と味噌汁はお代わりできます。
長い歩きになるので、しっかり食べました。


出発

水を補給し、小屋をスタートしました。
外はまだ薄暗いです。
霜が降りていて木道はツルツルしていました。
気温は5℃くらいで、吐く息が真っ白でした。

朝日への分岐

前日上からみた分岐です。
右に行けば雪倉岳を通って白馬岳に行けます。
我々は真っすぐ行きました。



剱岳

少し登ると遠くに稜線が見えてきました。
一番左が剱岳です。
その左が立山ですが、この位置からでは見えません。
少しずつ明るくなってきます。
天気は心配なさそうです。




栂海新道(その5)

2010-10-23 | 新潟の山
カライトソウ

カライトソウはこんな感じで咲いています。
平地で咲くオオケタデという花に似ています。
ここではあまり背が高くなれません。
かなり群生していました。


チングルマ(穂)

チングルマの穂もだいぶ白くなっていました。
このあとは風で飛ばされて茎だけ残ります。
葉っぱも色づいていました。


登山道(1)

木道が続きます。
先ほどまで晴れていたのですが、急にガスが
でてきました。
やはり山の天気は変わりやすいです。



イワイチョウ

イワイチョウが群生しています。
もうすっかり花は終わって葉っぱが黄色く色づいて
いました。
真ん中にカライトソウが女王のように立っていました。


クロマメノキ

クロマメノキはブルーベリーの原種といわれています。
このくらいが一番美味しいです。
10個くらい手に採って口に頬張ります。
甘い香りが口いっぱいに広がりました。
ヤマブドウも美味しいですが、やはりこれが一番です。


夕陽ヶ原

かなり広いところです。
時々、ガスが晴れてきます。
音が何も聞こえません。
聞こえるのは自分の足音だけでした。



ナナカマドの紅葉

小さいですが、ナナカマドです。
しっかり紅葉しています。
決して大きな木に負けていません。
こんな紅葉をみるとついカメラを向けたくなります。
かわいい紅葉でした。



チングルマの群生

チングルマの群生です。
花の時期は見事だと思います。
でもこのように穂になった姿もなかなかのものです。
チングルマは花と穂の両方が楽しめます。


登山道(2)

再び木道です。
かなりなだらかになってきました。
もうすぐ朝日平のようです。


シラタマノキ

シラタマノキがありました。
この実も食べられますが、あまり美味しくありません。
潰すとサロメチールの香りがします。


朝日小屋(1)

朝日小屋が見えてきました。
この日、宿泊する小屋です。
この赤い屋根がみえるとホッとします。

朝日小屋(3)

かなり近くなりました。
2年前に栂池から雪倉岳を通ってこの小屋に泊まりました。
あの時の姿のまま迎えてくれました。



朝日平

歩いてきた方向を振り返ってみました。
前朝日岳がきれいにみえます。
先ほどまでのガスも少しずつ晴れてきました。
左の平らなところがテント場です。


朝日神社

小屋のすぐ横にある小さな神社です。
祠らしい物はありません。
小さな箱がおいてありました。
遠くに見える山が朝日岳です。
翌日登ります。
ここは標高2150mです。
北又小屋から約7時間の歩きでした。

栂海新道(その4)

2010-10-22 | 新潟の山
ユキザサ

ユキザサも真っ赤な実になっていました。
これも美味しそうですが、食べられません。
秋は赤い実がよく目につきます。

カエデの黄葉

カエデが黄色く色づいていました。
標高が高くなるにつれて紅葉も進んでいるようです。
青空に映えていました。

イブリ岳の頂上

標高1791m、イブリ岳の頂上です。
かなり広い場所で、ベンチもありました。
ここで大休止です。
北又小屋を出発してから4時間20分でした。


朝日岳と前朝日岳

右手前が前朝日岳、左奥が朝日岳です。
朝日平はこの2つの山の鞍部にあります。
まだまだ先は長いです。



登山道(1)

この先は少しなだらかな登山道が続くようです。
今までは樹林帯の中でしたが、これからは明るい尾根歩きに
なりそうです。
ザックは重いですが、気持は軽くなりました。


オオカメノキ

オオカメノキの実も赤くなっています。
葉っぱを虫が好んで食べるようで、別名:ムシカリとも
呼んでいます。
春に白い花を咲かせます。
葉っぱも赤く紅葉していました。


黄葉(おうよう)

カエデの黄色がよく目立ちます。
黄色い紅葉は黄葉(おうよう)と呼ぶそうです。
北欧はシラカバの仲間が多く、ほとんど黄葉でした。



ヤマハハコ

ヤマハハコもまだ残っていました。
この花もこのまま立ち枯れしてドライフラワーになります。
今年はいろんなところで楽しませて貰いました。



ナナカマドの紅葉

茶色くみえますが、ナナカマドです。
本来は真っ赤になるのですが、ここにも猛暑の影響があるようです。
色づきがあまりよくありませんでした。



ゴゼンタチバナ(実)

ゴゼンタチバナの実です。
もっとたくさん実がつくのですが、これは少なかったです。
また他で出会えるかも知れません。
この葉も赤く紅葉します。


カライトソウ

カライトソウも夏の花です。
ここでは幾つか残っていました。
花びらが細く、唐糸に似ているのでこの名前がつきました。
この先にもまだありそうです。



紅葉

ここはきれいな紅葉です。
太陽がやっと顔をだしてくれました。
気持よく歩けます。


夏の雲

遠くに夏の雲が姿をみせています。
まだ夏と秋が混在しているようです。
暖かいのでTシャツ1枚になりました。
肌にあたる風が心地よかったです。



登山道(2)

登山道に木道が現れました。
植生を保護するためにところどころに施設してあります。
濡れていると歩きにくいですが、木道を外してはいけません。
湿原で三脚を立てている人をみかけますが、これも違反です。
山のマナーが守れない人は山に入って欲しくないと思います。
もう少し登ります。

栂海新道(その3)

2010-10-21 | 新潟の山
ホツツジ

ホツツジがまだ咲いていました。
この花も夏の花です。
花柱が真っすぐ伸びています。
高い山に咲くミヤマホツツジは花柱が上に反り返って
います。
なかなかユニークな花です。

ゴマナ

葉っぱに触るとザラザラしています。
キク科の花ですが、夏の終わりから秋にかけて
咲く花です。
葉っぱがゴマの葉に似ているのでこの名がついたそうです。


4合目

4合目につきました。
標高1140mと書いてあり、「1」を「2」と
訂正してありました。。
3合目から4合目が35分、4合目から5合目が25分
かかっていますから、1140mのままでよいようです。

ブナの木

大きなブナの木です。
下からみると空が隠れてしまいます。
大きな木からは元気が貰えます。


泊(とまり)の街

下に街がみえます。
タクシーで乗ってきた泊(とまり)の街のようです。
日本海も穏やかなようです。


ミヤマダイモンジソウ

ミヤマダイモンジソウが足元に咲いています。
まだ咲き始めの花もたくさんありました。
自然界で咲く花はどれもかわいいです。


ブナ林

静かなブナ林の中を歩きます。
不思議と小鳥の声も聞こえません。
「チリン、チリン」と鳴る鈴の音が気持よく
聞こえるだけでした。



5合目

5合目に着きました。
標高1300mです。
小屋を出発してから2時間25分です。
なかなかよいペースで登っています。


6合目

6合目です。
ここで小休止しました。
真夏と違って水をあまり飲みません。
今回は自炊もあるので、2リットルの水を常時
ザックに入れていました。
ガスコンロもあるので、いつもより重く感じます。


ミズバショウ

ミズバショウのオバケです。
あのかわいい花も花が過ぎると葉っぱだけ大きくなって
こんな姿になります。
このあたりには雪がたくさん積もり、水溜りもできるようです。
北又小屋あたりでも5mくらい積もるといっていました。


7合目

7合目に着きました。
イブリ岳の頂上が1800mくらいですから、まだ300m
登らなければなりません。
このあたりから勾配がきつくなりました。


ツルリンドウ(実)

登山道の脇から顔を出していました。
赤い実の横にはまだツボミもあります。
この花は一度に咲かないようです。

ツルリンドウ(花)

同じ茎に花も咲いていました。
ツルでどんどん伸びて他の木などに巻きつきます。
淡いムラサキ色をした優しい感じの花です。

マイヅルソウ(実)

マイヅルソウの実は最初「ウズラ」のタマゴのような
実をしています。
時間が経つとこのように真っ赤になります。
まるでルビーのようです。
美味しそうにみえますが、これは食べられません。
葉っぱも黄色く色づいていました。
もうすぐイブリ岳の頂上のようです。

栂海新道(その2)

2010-10-20 | 新潟の山
ミゾソバ

白いミゾソバが咲いていました。
普通ピンク色の花が多いようです。
葉っぱに班があり、その形から「ウシノヒタイ」という別名も
あります。
湿ったところによく咲いています。


ダム

小屋の近くにあるダムです。
この音が一晩中聞こえました。
まるで雨が降っているような音でした。

北又小屋

北又小屋はこんな感じの小屋です。
20名くらいは楽に宿泊できるようです。
山に囲まれた静かなところです。
ここまではタクシーしか入れません。


小屋の内部

小屋の内部です。
板の間の奥が食堂です。
男性ばかり3名でまったく色気はありませんでした。

受付

受付兼談話室です。
玄関を入ったところにすぐあります。
食事までここでビールを飲みましたが、小屋閉めが
近いようでロング缶は売り切れでした。
親父さんが1人で食事を作っていました。


吊り橋

翌朝、この吊り橋からスタートしました。
ダムサイトのすぐ近くにある吊り橋です。
しっかりしていてそれほど揺れませんでした。

吊り橋とダム

渡り終えてから振り返ってみました。
ダムが奥にみえます。
この水は北又川を流れて黒部川と合流しているようです。


アキギリ

アキギリが足元に咲いていました。
そろそろ終わりのようでした。

1合目

出発してから約30分で1合目に着きました。
このルートにはこのような標識がイブリ岳の頂上まで
用意されています。
歩く目標になってよいことだと思いました。

剱岳

登山道の1ヶ所から剱岳(つるぎだけ)が姿を
みせてくれました。
朝日に輝いていました。
どこから眺めても魅力がある山です。

登山道

比較的歩きやすい登山道です。
もっと荒れているのかと思っていましたが、
それほどでもありませんでした。

2合目

1合目から25分ほどで2合目に到着です。
大きなブナが現れました。
ここはそのまま通過です。


クルマバハグマ

葉っぱが輪生しています。
ハグマの仲間はたくさんありますが、ここでは
この花が一番多かったです。
なお、クマがでるというので鈴を鳴らしながら
登りました。


3合目

更に25分ほどで3合目です。
もう1000mを越えました。
イブリ岳の頂上は1810mです。
まだ800mくらい登らなければなりません。
気温は10℃前後、少し汗ばむくらいでした。

栂海新道(その1)

2010-10-19 | 新潟の山
親不知海岸(1)

栂海(つがみ)新道を歩くコースは幾つかあります。
いずれにしても「朝日岳」がスタートになります。
今回は北陸本線の泊駅から入りました。
ここは親不知(おやしらず)海岸です。


親不知海岸(2)

参加者が3人だったので車で行きました。
北陸道はトンネルが多いのですが、このあたりだけ海に
沿って走っています。

日本海

久し振りに見る日本海です。
右奥に佐渡が見えるハズですが、生憎雲が多くて
見えませんでした。


荒波

時々大きな波が押し寄せてきます。
冬になればもっと荒れることと思います。
最後にこの海岸まで歩いて降りる予定です。
無事に降りられるよう、波に祈りました。

トンネル

泊駅からタクシーでこの日の小屋まで入ります。
このトンネルから先は乗用車が入れません。
手前にゲートがあり、許可されたタクシーだけ鍵を
開けて入れます。

露天風呂(1)

このトンネルのすぐ近くに小川温泉という宿があります。
ここまでは乗用車が入れるようです。
そこからしばらく歩いたところにある露天風呂です。
これは女性専用だそうです。
誰も入っていないようでした。

露天風呂(2)

すぐ手前にもう1つあります。
こちらは男性専用だそうです。
1人入っているのが見えました。
洞窟の奥から温泉が湧いているそうです。


林道

車がやっと通れるような林道です。
確かにここに乗用車は入ったらすれ違いに苦労すると
思います。


ススキ

深い谷に囲まれた山の中です。
ススキが秋を感じさてくれます。
木が赤くなっているのは紅葉ではなく、枯れているからです。
ハッキリした原因は不明だそうですが、ミズナラにだけ
見られる現象だそうです。


北又小屋の看板

泊駅からタクシーで約1時間です。
北又小屋という小さな小屋です。
この日の宿泊者は我々3人だけでした。


滝の入口

時間があったので、近くにある滝を見に行きました。
このあたりでは有名な滝だそうです。
入口には草が生い茂っていました。

ミヤマダイモンジソウ

途中にたくさん咲いていました。
湿ったところが好きな花です。
今年もいろんなところで出会いました。

三段の滝

これが三段の滝です。
入口から10分くらい歩いたところにありました。
なかなか見応えのある滝でした。
しばらく滝の音を楽しんでから小屋に引き返しました。






種池・鳴沢岳・針ノ木岳(最終回)

2010-10-18 | 北アルプス
川(1)

クサリ場を降りると川が流れています。
奥の雪渓に赤い部分があります。
あそこがルートのようです。


川(2)

前夜からの雨でかなり増水していました。
石を伝って川を渡ります。
もう少し増水するとここの渡渉も難しいと
思いました。


雪渓の下方

川を渡る途中で下のほうを眺めてみました。
このまままっすぐに降りて行きたい感じでした。
雪渓の下には川が流れていることがよくわかります。


雪渓上のベンガラ

いよいよ雪渓の上に立ちます。
雪は思った以上に固くストックが役に立ちません。
アイゼンも持っていたのですが、何とか渡れそうでした。
ベンガラで手が真っ赤になりました。

岩場を降りる登山者

後ろから数名のパーティが降りてきています。
クサリ場でかなり苦労しているようです。
針ノ木小屋で一緒でしたが、若い女性が多いパーティでした。
北海道のスキー場で知り合ったと話していました。


雪渓(1)

左手に雪渓をみながら降ります。
このあたりも大きく崩落しています。
みるも無残な姿でした。


雪渓(2)

かなり降りてから上のほうを振り返ってみました。
雪渓が続いているようにみえますが、ここも歩くのは
難しいです。
このあとは通常の登山道が待っていました。


下の方

ガスがかなり濃くなってきました。
雨の中の歩きは体力を倍以上消耗します。
気温もかなり下がってきました。

ガスの中

ガスの間から少し山がみえます。
右の稜線が墨絵のようにみえましたが、すぐにガスに
包まれてしまいました。
下界は少しは晴れているようです。


大沢小屋

大沢小屋に着きました。
生憎小屋はもう閉まっていました。
軒下で雨宿りをしながらしばらく休憩しました。


サラシナショウマ

サラシナショウマも雨に濡れてかわいそうでした。
夏の花ですが、かなり遅くまで咲いているようです。
登山道も雨でかなりぬかるんでいました。

登山口

登山口です。
針ノ木小屋を出発してから3時間50分でした。

2週間前にはここから入り、蓮華、七倉、船窪、不動、烏帽子と
歩きました。
不動のガレ場はなかなか厳しかったです。


明日から「栂海新道」をご紹介します。
なかなか変化に富んだ素晴らしいコースでした。











種池・鳴沢岳・針ノ木岳(その10)

2010-10-17 | 北アルプス
昨日、北欧から無事に帰ってきました。
素晴らしい晴天に恵まれ、フィヨルドと黄葉を楽しんできました。
いつかご紹介します。


針ノ木小屋

針ノ木小屋の前にはベンチがあります。
ここに座ってビールを飲みながら景色を楽しみました。
夕方になるとかなり冷え込んできます。
この2週間前にも1度宿泊していますが、その時より
宿泊者は少ない感じでした。
10月11日が今年の小屋閉めといっていましたから、
もう管理人も山を降りていることと思います。


雨の中の下山

翌朝は土砂降りでした。
しばらく待っていましたが、止みそうにもありません。
仕方なく雨具をつけて下山にかかりました。

高巻き

雪渓はだいぶ解けているようです。
途中からこんな標識がありました。
左に高巻き道があるようです。


雪渓の上部

2週間前にはこの雪渓を登ってきました。
その時にはかなり上のほうまで歩けました。
崩落が激しくなると雪渓の上を歩くのは聞けんです。



雪渓(1)

横からみるとかなり崩落していました。
これではとても歩けそうもありません。
雨はかなり激しく降っていました。


雪渓の穴

高巻き道も雨が降ると滑りやすいです。
10年前にここを歩いた時にもやはり高巻きしました。
日程を調べたら2日違いでした。

高巻き道

高巻き道はこんな感じです。
幅は30cmくらいしかありません。
いつ崩落してもおかしくない登山道でした。

雪渓(2)

雪渓に大きな穴があいています。
これを知らないで歩いていて事故にあうこともあります。
上からでは決してみることができない穴です。


上からみたノド

雪渓の一番狭い部分で「ノド」と呼ばれているところです。
大きく崩落していました。
ここが崩落すると「通行止め」になるようです。

人面岩

2週間前にここを登った時、ガスの中から不気味な
顔を現していました。
上からみても人間の顔にみえます。
今回もハッキリと確認できました。

ベンガラ道

雪渓の下のほうからガスが上ってきています。
前日の天気はどこにいったのでしょう。
右のほうに赤い線がみえます。
ベンガラを撒いてルートを示しているようです。
あそこから対岸に渡るようです。

クサリ場

ここにはクサリ場があります。
雨の日は滑りやすいです。
しっかり足場を確認しながら降りました。


雪渓(3)

クサリ場を降りてから雪渓を振り返ってみました。
「ノド」の部分が大きく崩落しています。
これではとても歩けません。
これから雪渓をトラバースして対岸に渡ります。


北欧は最低気温がマイナス2℃、最高気温が11℃くらいでした。
昨日、日本に帰ってきて暑いのに驚きました。
今日はこれから群馬の山に登ってきます。

種池・鳴沢岳・針ノ木岳(その9)

2010-10-09 | 北アルプス
ガレ場

右下に黒部湖がまだみえます。
丁度、観光船が帰ってきたところでした。
ここはかなりガレています。
1歩間違えればそのまま湖まで落ちて行きそうです。

ガス

歩いてきた方向を振り返ってみました
かなり痩せた稜線です。
あれほどよかった天気も崩れだしてきました。
鹿島槍や五竜はもう雲の中でした。


針ノ木岳頂上

針ノ木岳の頂上に着きました。
標高2820mです。
スバリ岳から丁度50分でした。
遠くの山にはガスがかかりもう何もみえません。
やはり午後になると山の天気は悪くなります。

三等三角点

ここには三等三角点がありました。
気温がぐんぐん下がってきます。
あまり長いは無用のようです。


黒部湖

最後にもう一度黒部湖を眺めてみました。
これ以上先端には出られません。
この景色ももうすぐ見納めになるようです。


北葛岳と七倉岳

正面に北葛岳と七倉岳がみえます。
ここへくる2週間前にこの稜線を歩きました。
七倉まではかなり長い歩きでした。

七倉岳・船窪岳・高瀬ダム

左が七倉岳、右が船窪岳です。
七倉岳の上にポツンと船窪小屋がみえます。
豪華な料理が印象的でした。
正面奥に見えるのは高瀬ダムです。
前回はあのダムまで歩きました。

蓮華岳

蓮華岳が正面にみえます。
ここから眺める姿もなかなかよかったです。
どっしりとした大きな山でした。

針ノ木峠への下り

針ノ木峠に下ります。
登山道は少し巻いていました。
やはり石がゴロゴロした登山道でした。

スバリ岳

スバリ岳がよくみえます。
上りも下りもなかなか厳しかったです。
歩いてきた稜線がみえると感慨深いものが
ありました。

イワギキョウ

イワギキョウが優しく声をかけてくれました。
夏の花ですが、ここではかなり遅くまで咲いています。
ゆく夏を惜しんでいるようでした。

雨雲

右から大きな雨雲が押し寄せてきます。
あまりのんびりしている暇はなさそうです。
先を急ぎます。

針ノ木小屋

針ノ木小屋がみえてきました。
今年2回も泊まるとは思っていませんでした。
もうすぐ着きます。

針ノ木峠

針ノ木峠に無事到着しました。
針ノ木岳の頂上から約50分でした。
遠くに歩いてきた稜線がみえます。
この日は種池山荘をでてからここまで9時間50分歩きました。
人間の足は素晴らしいです。
ビールで乾いた喉を潤しました。
この小屋も今月11日で閉鎖するそうです。


真夜中に目が醒めました。
kuroさんが「寂しい!」というのでもう1度更新しました。
今朝は6時に家をでます。
16日の午後またお会いしましょう
たくさんのお見送りありがとうございました。







種池・鳴沢岳・針ノ木岳(その8)

2010-10-08 | 北アルプス

針ノ木岳

これから向かう針ノ木岳です。
かなり大きくなってきました。
登山道がわずかに見えました。

黒部ダム

黒部湖のダムが右に見えています。
通称「黒四ダム」と呼ばれています。
正面より少し左に湖まで降りる階段がみえます。
ここが観光船の発着所になっています。


黒部湖

黒部湖の全体像です。
右が黒四ダム、左が上流になります。
山の上にはガスがかかってきました。


登山道(1)

これから向かう登山道です。
針ノ木までまだ幾つかのピークがあるようです。
なかなか簡単には登らせてくれません。


スバリ岳からの下り

右が降りてきたスバリ岳です。
丸太が横たわっているのがみえます。
かなり急な下りでした。

針ノ木岳への登り

右の大きな山が針ノ木岳です。
かなり近づいてきました。
尾根に沿って登山道がみえます。
かなりキツイ登りになりそうです。


蓮華岳

左に蓮華岳が見え出しました。
どっしりとした山です。
2週間前にはこの山に登りました。
頂上まではかなり長かったです。


登山道(2)

この先は右に巻くようです。
息を整えてゆっくり足を運んでいます。
足元はガレていて滑りやすかったです。

登山道(3)

頂上直下はかなり大きなガレ場です。
石がゴロゴロしていて歩きにくいところです。
落石にも注意して歩きました。


登山道(4)

かなり長い間このような登山道が続きました。
石に赤いペンキマークがついています。
これを見逃すとルートを外れます。
足元だけでなく遠くもみながら登りました。


歩いてきた登山道

歩いてきた方向です。
左のピークがスバリ岳です。
もうあんなに遠くなりました。


シコタンソウ

シコタンソウの花のあとです。
きれいな花も終わってしまえばこんな姿に
なります。
葉っぱはもう来年に備えているようです。
これから厳しい冬を迎えます。

トウヤクリンドウ

トウヤクリンドウもそろそろ終わりのようです。
この花もなかなか開いてくれません。
もう少しすると花は茶色くなり、葉っぱは
黄色く紅葉します。
夏山を楽しませてくれた花たちもまもなく深い眠りに
つくようです。
針ノ木岳の頂上まではもう少しのようです。


しばらくお休みします。
明日(9日)から北欧4ヶ国の旅にでます。
フィヨルドのクルージングや黄葉を楽しんできます。
16日に帰国する予定です。
みなさんのところにもご訪問できませんが、ご容赦ください。