山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

北八ヶ岳(最終回)

2014-04-19 | 八ヶ岳
※いよいよ今日が最終回です。



左側に登山者が見えます。
ここはあまり左側を歩くと雪庇にぶつかって崩れる場合があります。
吹雪いている時など注意が必要です。



急な登りに差し掛かりました。
踏み跡をしっかり踏んで登ります。




左から照り付ける太陽が眩しかったです。
天気はよいのですが、気温はぐんぐん下がっています。



黒百合平に向かう分岐です。




ここもかなりの急な登りです。
私は今回ストック1本でしたが、それほど不便は感じませんでした。





東天狗岳の頂上に着きました。
標高2640mです。
中山峠から1時間10分の歩きでした。
気温は低くてマイナス20℃くらいになっていたと思います。
遠くに見えるのは蓼科山です。




ここでカメラのバッテリーが点滅しました。
気温が低くなるとバッテリーが低下します。
予備のバッテリーに入れ替えましたが、それほど長持ちしそうもありません。

※頂上から眺めた八ヶ岳です。
左が硫黄岳の爆裂火口壁、真ん中が八ヶ岳の主峰・赤岳、右が阿弥陀岳です。
雪山でこれほどきれいに見えるのは珍しいです。



東天狗岳から眺めた西天狗岳です。
この二つを総称して「天狗岳」と呼んでいます。
西天狗のほうがわずかに高く標高2646mあります。
これは携帯(iphone)での画像です。
カメラはポケットに入れて少し温めています。
気温はおそらくマイナス20℃くらいだったと思います。




渋の湯から茅野にでる最終バスの時刻が決まっています。
西天狗までのピストンは諦めて黒百合ヒュッテに降りることにしました。

※ここは登山ルートではありません。
ハイマツの上に積もった雪の上を歩いています。
バランスを崩したら、あっという間に左の斜面に落ちてしまいます。
ストックを短くしてピッケルのように使って歩きました。




途中から急なところを転がるように降りて行きます。
右にザイルで体を結んだ3人組がいました。
ご夫婦のようで、ガイドを雇って登っていたようです。




ここは「天狗の奥庭」と呼ばれているところです。
標識にも「エビのしっぽ」がたくさんできていました。





降りてきたところを振り返ってみました。
夏もここを歩いていますが、まったく雰囲気が違います。




ここはかなりの急な下りです。
黒百合ヒュッテが見えてきました。
尻セード(お尻で滑って下りること)もできますが、オーバーパンツを
履いていなかったので、無理しないで歩いて下りました。





無事に黒百合ヒュッテに到着しました。
東天狗岳の頂上から約1時間でした。
ここで「ランチ」です。
ランチといってもパンとコーヒーの簡単なものでした。



先ほど下りてきた斜面です。
我々は右側を下りてきました。
かなりの斜度がありました。




20分ほど休憩し、渋の湯に向かって出発しました。
しばらくは樹林帯の中を歩きます。




御嶽山と乗鞍岳が見える最後の場所です。
この日はずっと楽しませてくれました。




途中にあった分岐です。
これには「奥蓼科登山口」と書いてあって「渋の湯」とは書いて
ありません。
通称「渋の湯」と表記したほうがわかりやすいです。




ダラダラとした樹林帯を下って行きます。



前日、登る時にもチェックした標識です。
ここを起点に一周したことになります。




渋の湯に到着しました。
黒百合ヒュッテから約1時間30分の歩きでした。
バスの発車までには十分間に合いました。

※この日の歩きは約6時間でした。
出発時から南アルプス、山に入ってからは中央アルプス、北アルプスとたくさんの山々を眺める
ことができました。
なかなか楽しい山行でした。



※これから佐渡に出かけます。
今晩泊まって明日の夜帰ってくる予定です。
明日もブログは続けます。
みなさんからのコメントは携帯で確認させていただきます。



北八ヶ岳(その7)

2014-04-18 | 八ヶ岳


天狗岳が見えてきました。



霧氷が大きくなって樹氷になっています。




たくさんの樹氷群です。



ここは中山展望台というところです。
いつもは風が強いところですが、この日はそれほどでも
ありませんでした。

手前の白いところは車山高原、その後ろは美ヶ原です。
更に奥に北アルプスがみえます。




モンスターがたくさん並んでいました。




ゆっくり展望を楽しみましょう。
正面が乗鞍岳、その左が御嶽山です。




大きな「エビのしっぽが」できていました。
これは樹霜といって空気中の水分が木の枝に接触して氷の結晶になります。
風が吹く方向に成長するのが特徴です。
通称「エビのしっぽ」と呼んでいます。




中央アルプスです。
人物を入れるとよい雰囲気です。




天狗岳と山ガールのツーショットです。




パノラマで撮ってみました。



北アルプスをズーミングしてみました。
右の尖っている山が槍ヶ岳、そのまま左にきて大きく切れ落ちているのが、
大キレット、更に左に北穂高岳から奥穂にかけての稜線がみえます。
この下が涸沢カールと呼ばれているところです。




これは携帯(iphone)で撮った画像です。
カメラと比べても違いがわかりません。




これも携帯(iphone)での画像です。
携帯カメラも随分性能がよくなりました。




天狗がよく見えるところにきました。
左が東天狗岳、右が西天狗岳です。
これから東天狗の頂上を目指します。



中山峠に着きました。
ここは標高2410mです。
しらびそ小屋に泊まって急な斜面を登ってくるとここにでます。




右の「みどり池」はしらびそ小屋の前にある池です。
ここを左に進めば黒百合ヒュッテに行くことができます。




いよいよ東天狗目指して進みます。
この先は絶壁です。
右に迂回して歩きます。


北八ヶ岳(その6)

2014-04-17 | 八ヶ岳


翌朝、外に出てみました。
寒暖計はマイナス10℃を差しています。
夜中に外に出てみたら、満天の星空が眺められました。
その時はもっと気温が低かったと思います。




朝日が顔を出しています。
長靴を借りて高見石に登ってみます。



高見石からの眺めです。
浅間山は朝もやに霞んでいます。




茶臼山の方向です。
一番奥の蓼科山も輝き出しました。



下が宿泊した高見石小屋です。
遠くに中央アルプスも輝いています。




中央アルプスをズーミングしてみました。
右から木曽駒・宝剣・・・・空木岳と続いています。




朝日と雪原です。
雪面の輝きがきれいでした。



小屋に戻って朝食です。
朝はパンと炒り卵、それにデザートとコーヒーです。
パンは温かったです。




身支度を整えていよいよ出発です。
この日は天狗岳を目指します。




シラビソの樹林帯です。
朝のスタートからアイゼンを装着しています。
今は12本爪のアイゼンも珍しくなくなりました。



赤いテープは吹雪いた時の目印になります。




木の影がきれいでした。




シロクマ君も目覚めたようです。
これから朝食のようです。



途中で振り返ると、浅間山が姿をみせていました。



木の枝にできた霧氷がきれいです。
登山道は夏道と違って歩きやすかったです。
しばらくは樹林帯の中の歩きが続きます。



北八ヶ岳(その5)

2014-04-16 | 八ヶ岳


白駒池に着きました。
全面氷結しています。
氷の上には歩いた足跡がたくさん残っていました。




どこを歩いても氷が割れることはなさそうです。




早速靴で「ハート」を描いてみました。
新雪のキャンバスに絵を描くのは気持ちよいものです。




仲間がピッケルを投げました。
氷に突き刺さると思ったようですが、軽く弾かれてしまいました。




池の近くには小屋もあります。
この小屋は冬期間閉鎖されています。




初めて「スノーエンジェル」を描いてみました。
アメリカ・ミシガン在住のみどりさんに教えて貰いました。
バタンと仰向けに寝転んで、腕と足をバタバタさせました。
どうも足の動きが悪かったようです。






最後に私のサインをしてここを引き揚げました。




屋根の上にはまだ2mくらいの雪が残っていました。




ここも踏み跡を外すと膝上まで埋まってしまいます。
一人では脱出が困難になります。




小屋の前にはテント場があります。
この日も幾つかのテントが張られていました。




約1時間半の散策を終えて小屋に帰ってきました。
入り口にあった寒暖計はマイナス2℃を差していました。





豪華な夕食です。
焼肉に湯豆腐までついていました。
この日は食堂を2回転したようで、我々は2回目でした。
1度に40人くらいは食事できますから、この日は80人くらいの宿泊者があったようです。
我々は6名で個室が用意されていました。




夕食後、長靴を借りて高見石に登ってみました。
既に日が落ちて中央アルプスがシルエットになっていました。





反対の方向です。
先ほどまで遊んでいた白駒池と左奥には浅間山が見えています。




高見石小屋は「ランプと星空の小屋」としても知られています。
夕食が終わると電気が消されてランプが灯されました。




ランプの光はみているだけで心が和みます。




食堂と厨房の間にこんな手拭いが掲げられていました。




夜は外のテラスで星空観察会が開かれました。
天体望遠鏡で「木星」をみせてくれました。
赤い縞模様までよく見えました。

※手持ちでオリオン座を撮ってみました。
何とか三ツ星が認識できました。
木星はこのオリオン座の左下のほうにありました。





北八ヶ岳(その4)

2014-04-15 | 八ヶ岳


素晴らしい樹氷です。
自然が造る芸術品です。




歩いている右側です。
あの平らな部分は「中山展望台」のようです。
天狗岳に向かう時、通過します。




枯れ木に花が咲いていました。




シロクマ君が木の上で遊んでいました。



樹林帯を歩いています。
夏道は大きな石がゴロゴロしていて歩きにくいところです。
冬は踏み抜かなければ歩きやすい登山道です。




ここでも枯れ木に花がたくさん咲いていました。




樹林帯の奥に小屋が見えてきました。
もう少しで目的地です。



高見石小屋に到着しました。
渋の湯の登山口を歩き出してから、2時間10分の歩きでした。
この日はここで宿泊します。
ここは標高2240m、渋の湯が1880mですから標高差360mの登りでした。



木で表現してある文字です。
宿泊するのは今回が2回目です。
以前は8月8日(八ヶ岳の日)に宿泊しました。
その時は私を含めて宿泊者は5名だけでした。




外に寒暖計がありました。
3℃くらいでした。




小屋にはすでにたくさんの登山者がいました。
宿泊手続きをしてから、ザックをおいてこれから近くの散策に
でかけます。



小屋の横に展望台があります。
出かける前に登ってみました。
パノラマで撮ってみました
左に見える山は茶臼山から縞枯山、右の白い部分は白駒池です。
正面奥の白い山が浅間山です。



白駒池をズーミングしてみました。
全面凍結しているようです。
人が歩いているのが見えました。
これから我々も行ってみることにします。



縞枯山と茶臼山のズームです。
一番左は蓼科山です。
八ヶ岳から少し離れた独立峰です。



展望台からみた高見石小屋です。
夏はここまでくるのに大きな石の間を縫うように登らなければ
なりません。
雪があると直登できるので、あっという間に登ることができます。




手ぶらで小屋を出発しました。
ここは右に進路をとります。




夕食までにかなりの時間があります。
この日は宿泊客でかなり混んでいるようです。
我々6名で個室が与えられたのはラッキーでした。

さて、どんな白駒池が待っているのでしょうか?
明日が楽しみです。








北八ヶ岳(その3)

2014-04-14 | 八ヶ岳


樹氷部分をズーミングしてみました。
まさに氷の花のようです。





雪はよく締まっていました。
このままアイゼンなしで歩けそうです。




樹氷です。



近くで見ると小さな「エビのしっぽ」ができていました。




雪山には青空がよく似合います。



すっかり氷で覆われています。




振り返ると「御嶽山(おんたけさん)」が姿をみせています。
昨年ガスの中を登ったことを思い出しました。




先頭は快調に飛ばしています。
というより、紅一点の女性が追い上げているようです。




カップルがスノーシューで歩いています。
スノーシューはどこでも歩けるので、深い雪の時には便利な道具です。



中央アルプスが見えてきました。
右から木曽駒・宝剣・・・・少し離れて空木岳のようです。




スノーシューのカップルです。
雪山を楽しんでいるようでした。





我々も負けじと楽しんでいます。
ここは「賽の河原」と呼ばれているところです。
夏は岩がゴロゴロとしていて歩きにくいところです。




中央アルプスはこんな感じに見えます。
左手前の白い筋は富士見パノラマスキー場です。
この日もたくさんのスキーヤーで賑わっていることと思います。




近くの木もすっかり凍り付いています。
このあたりは風を防ぐ場所がないので、風が強い時には苦労するところです。



ここはかなりの急勾配です。
足元をしっかり固めながら登っています。





何度も振り返ってみました。
高度が上がるに従って富士見パノラマスキー場が下のほうまで見えてきました。
ここを登り切ったら、小休止です。
気温は0℃近くだったと思いますが、風がなかったので寒くはありませんでした。

北八ヶ岳(その2)

2014-04-13 | 八ヶ岳


駅前に八ヶ岳が見える場所があります。
山から下りるとここでビールを飲みながら、この風景を楽しみました。




バス停にこんな張り紙がありました。
この日は3連休の2日目です。
路上駐車は慎んで欲しいですね。
終点の2キロ手前で降ろされても料金は同じだそうです。

※我々が行く方向と違うルートです。




バスは満席で出発しました。
途中、車窓から天狗岳が見えました。
真ん中の奥の山に登る予定です。




バスはここで停車してタイヤチェーンをつけます。
この先に雪が多く、凍結しているようです。




約1時間揺られて「渋の湯」に着きました。
行列している人は折り返しこのバスに乗って茅野駅に帰る人達です。




看板が隠れています。
まだかなりの積雪があります。



今回のメンバーは男性5名、女性1名の合計6名です。
みなさん、雪山のベテランばかりです。




この橋を渡ってから道が二手に分かれます。
前を歩いている登山者はほとんどが右ルートに向かいました。



遠くの山や木にはたくさんの氷の花が咲いていました。
風もなく穏やかな天気でした。




ここから左右に分かれます。
我々は左に進路をとります。
帰りは右から降りてくる予定です。




登山道はしっかりと踏まれていました。
アイゼンなしで歩いています。

※前を歩いている男性は今回初対面でした。
クラシックなピッケルとワカンを持っていました。




しばらくはダラダラとした登りが続きます。
紫外線が強いので、出発からサングラスをつけています。




遠くの稜線がきれいです。




シャクナゲは寒さを防ぐためにこのように葉っぱを丸めています。
植物の防寒対策の知恵です。




ここは増水時には左に巻きます。
この時期は増水の心配がないので、右に進みます。




青空が目に眩しいです。
樹氷とのコントラストがきれいでした。

北八ヶ岳(その1)

2014-04-12 | 八ヶ岳
※3月22日~23日と北八ヶ岳に行ってきました。
晴天に恵まれたスノートレッキングでした。




立川から特急あずさに乗りました。
席は進行方向左側に陣取りました。

勝沼を過ぎたあたりから南アルプスが見えてきました。
右から北岳・間ノ岳・農鳥岳です。





少し引いてみました。
一番左に塩見岳が見えてきました。




塩山近くからです。
左のこんもりした山が塩山のいわれになった「塩の山」です。
中央奥に白く雪を抱いた金峰山が見えます。





甲府を過ぎてしばらくするとやや後方に富士山が姿をみせてくれます。
また新しく雪が積もったようです。




しばらくすると、甲斐駒ヶ岳が大きな姿を現しました。




スピードをあげて走っている特急の窓からです。
姿が刻々と変わって行きます。
左にわずかに北岳の頭が見えています。



更に左を見ると鳳凰三山が見えてきました。
やはり北岳は頭だけです。



最後に甲斐駒ヶ岳をズーミングしてみました。
車窓からは電線や林などが邪魔してなかなかきれいに撮れません。




特急あずさの車内です。
両側に座席が2つずつあります。
なかなか窓側の席がとれないのですが、今回はラッキーでした。



富士見はあっという間に通過です。
白く見えるところは富士見パノラマスキー場です。
今年1月にその上にある入笠山にスノートレッキングしました。





茅野駅で下車しました。
特急あずさは松本行きでした。




後ろ姿を見送りました。
昔と比べて随分スタイルがよくなりました。



改札をでます。




外から見た茅野駅です。
ここは八ヶ岳の玄関口になっています。




バスのチケットを購入してバス停に荷物を置きました。
先客が1人いました。
私のザックがすっぽり入ってしまいそうな大きなザックです。
ここで次の電車でくる仲間を待ちました。







北八ヶ岳(最終回)

2013-01-07 | 八ヶ岳
登山道(1)

これから進む方向です。
雪はしっかり踏まれているようです。

登山道(2)

ところどころに穴のあいた鉄板がありました。
アイゼンの爪を引っ掛けると転びます。
足を上下に動かして歩くと引っかかりません。


積雪

このあたりには程ほどに雪がありました。
深いところでは1m以上あったようです。




シロクマ(1)

ここでもたくさんのシロクマが遊んでいました。
寒いところで生まれたので、寒さには強いようです。


シロクマ(2)

まさにシロクマのコロニーですね。
母親に寄り添っているようなシロクマもいました。


登山道(3)

八ヶ岳は石がゴロゴロとしていて歩きにくい登山道が
多いです。
でも雪があるとルンルン気分で歩けます。
この日は天気もよくて最高の気分でした。


分岐

分岐に着きました。
ここから高見石に行くこともできます。
我々は左の方向に向かいます。


最後の橋

分岐からダラダラと下って橋にでました。
ここを渡れば渋の湯はもうすぐです。
これから黒百合ヒュッテに登るというグループが
待っていてくれました。



ツララ

橋の右手に滝があります。
左側には大きなツララができていました。


渋の湯

渋の湯に到着です。
この日の歩程はジャスト4時間でした。


舗装道路

更に自動車道を30分ほど歩きました。
滑りやすいところもありましたが、アイゼンは脱ぎました。


渋辰野温泉

渋辰野旅館というところです。
ここでお昼を食べます。


昼食

お昼はお蕎麦でした。
本当は温泉に入ってからビールを飲みたかったのですが、
温泉は食事のあとでした。
やむを得ず、温泉前の缶ビールで喉を潤しました。
お蕎麦には温泉卵なども入っていて美味しかったです。



温泉

最初に入った温泉です。
左の浴槽にだけお湯が入っていて右は空っぽでした。
夏は水風呂になるようです。


信玄の薬湯(1)

この宿にはもう一つ温泉がありました。
武田信玄が入ったといわれている温泉です。



信玄の薬湯(2)

こちらのほうが大きくて温泉は白濁していました。
手前の打たせ湯は水でした。
この打たせ湯に入ってから白濁した温泉に入ると
効果が大きいそうです。

壁一つ隔てた隣は女湯で、水を浴びていたのかキャーキャーと
賑やかに騒いでいました。

甲斐駒ヶ岳

宿からはタクシーで茅野駅にでました。
ここで解散してそれぞれの家路に着きました。
特急「あずさ」の車窓から甲斐駒が見えました。
夕日が名残惜しそうに沈んで行きました。


茅ヶ岳

韮崎駅あたりからよく見えます。
右が深田久弥終焉の山といわれている茅ヶ岳です。
下には深田久弥公園、登山道の中腹には「深田久弥終焉の地」と
書かれた石碑が建っています。

※まだまだ日本百名山の人気は衰えないようです。
山は自己責任です。
今年も事故のないよう安全登山を心がけたいと思っています。



北八ヶ岳(その4)

2013-01-06 | 八ヶ岳
急登(1)

ここはかなりの急勾配です。
みんな必死に登っています。

急登(2)

この時期ここを歩くのは初めてです。
1月末から2月頃はもっと雪が深いです。

前の方から呼ぶ声がしました。
この先に踏み跡がありません。
ここから先頭に立って踏み跡をつけました。
しっかり固めないと後からくる人が登れません。

遠望(1)

途中で振り返ってみました。
遠くの山もよく見えます。
ダケカンバの枝が芸術的でした。


急登(3)

踏み跡をつけたので、下から登ってくる人も歩きやすそうです。
この中山峠越えがこのコース1番の難所です。
かなりガレているところなので、雪がないともっと
歩きにくい場所です。


遠望(2)

だいぶ登ってきました。
木の間から遠くがきれいに見えました。


最後の登り

最後の登りです。
ここを過ぎれば中山峠です。


急登(4)

下から一生懸命登ってきています。
雪山が初めてという女性はかなり苦労していたようです。
よい経験になったと思います。


中山峠

ここが中山峠です。
標高2410m、しらびそ小屋から標高差316mの登りでした。
小屋を出発して2時間10分の歩きでした。


登山道(1)

中山峠からこの方向に行くと高見石に着きます。
この天気なら中山展望台から木曽の御嶽山や乗鞍岳、また北アルプスも
きれいにみえたことと思います。


登山道(2)

こちらは反対側の方向です。
このまま進めば東天狗岳に登ることができます。

東天狗岳

みんなが中山峠に上がってくるまで少し時間がありました。
東天狗岳が見えるところまで行ってみました。
頂上がよく見えています。
左の稜線に沿って登ることができます。
頂上付近の気温はマイナス30℃くらいになります。
しっかりした装備が必要です。


黒百合ヒュッテ(1)

中山峠から下ってきました。
遠くに見える小屋は黒百合ヒュッテです。
東天狗岳に登るにはこの小屋に泊まってピストンするのが
一番一般的なプランです。


テント

小屋の前にテントが張ってありました。
冬はテントの中が寒そうに思えますが、意外と暖かいです。

黒百合ヒュッテ(2)

黒百合ヒュッテです。
朝、東京をでてくればその日のうちにこの小屋に
着くことができます。
右に大きな寒暖計があり、マイナス13℃を指してしました。
メンバーの何人かは手袋を3枚していてもジンジンして指の
感覚がないといっていました。
私は薄手の手袋でしたが、あまり冷たく感じませんでした。
小屋に入って30分くらい休憩しました。


天狗の奥庭

この上が天狗の奥庭と呼ばれているところです。
東天狗に登ったら、下りは天狗の奥庭を通ってここにでてきます。
既に何人か歩いた足跡がありました。
頂上付近は風が強いようで、雲が激しく右から左に流れていました。
さて、これから渋の湯に向かって下山します。




北八ヶ岳(その3)

2013-01-05 | 八ヶ岳
サンタさん

この日はクリスマスイヴでした。
サンタさんがトナカイに乗ってやってきました。
なかなか日本語が上手なサンタさんでした。

クリスマスケーキ(1)

この日、ツアーリーダーが材料を持ってきて
作ってくれました。
全部で3個ありました。


クリスマスケーキ(2)

これはイチゴがたっぷり乗っかっているケーキです。
女性優先で切り分けていました。
みんなでクリスマスソングを歌って楽しく過ごしました。


しらびそ小屋

一夜明けて外に出てみました。
夜中には星が瞬いていました。
外気温はマイナス12℃でした。
素手でいると冷たいを通り越して痛かったです。

リスの餌

小屋の横に餌台があり、ご主人がヒマワリの種を
おいていました。
リスが食べにくるそうです。
この日は残念ながら姿をみることができませんでした。


東天狗岳(1)

まだ日の出前の東天狗岳です。
白々としています。


東天狗岳(2)

朝日が差してきました。
頂上あたりが赤く染まってきました。

東天狗岳(3)

素晴らしい朝焼けです。
山が朝日で赤く染まることをドイツ語でモルゲンロートといいます。
夕焼けはアーベントロートです。
今では登山用語になっています。


東天狗岳(4)

やがて銀色に輝きました。
この間、わずか5分くらいの光のショーでした。


登山道

準備を整えてスタートです。
列の順番は時間差で入れ替わります。
前を歩いている女性は北海道の札幌から参加して
いました。
雪は珍しくないと思いますが、札幌にはこんな雪山が
ないそうです。


稲子岳

歩いている右に大きな岩山が現れました。
稲子岳という山です。
手前は大きな壁になっています。


青空

青空が眩しいくらいでした。
シラカバの枝が真っすぐ伸びていてきれいでした。



急な登り

このあたりから少し急な登りになります。
すぐ前を歩いている女性はツアーリーダーの一人です。
ザックにはピッケルとスコップまでつけていました。
靴もアイゼンもピカピカでした。


シロクマ

ここでもシロクマが遊んでいました。
奥にいるのは尻尾が長いので、イタチかテンのようでした。
こんな雪の造形をみながら歩くのも楽しかったです。


※今日は奥多摩の山歩きです。
どんな出会いがあるか楽しみです。

北八ヶ岳(その2)

2013-01-04 | 八ヶ岳
分岐

分岐に着きました。
稲子湯を歩き出して約40分です。
ここで小休止しました。
これから左の登山道に入って行きます。


参加メンバー

今回は参加者が15名(男性5名、女性10名)、ツアーリーダー3名、
他に講師1名の合計19名でした。
大阪からも2名、遠くは北海道から参加していた女性もいました。
雪山は初めてという女性も数名いたようです。


シロクマ(1)

シラビソの葉っぱに雪が積もっています。
シロクマがたくさん集まっているように見えます。
久し振りに出会ったシロクマ達でした。


標識(1)

ここで休憩です。
歩き出して1時間40分です。
気温はマイナス5℃でした。
風がないので、寒さは感じませんでした。
みどり池まで「はっても30分」とあります。
とてもはっては30分で着きません。

積雪

数年続けてこのコースを歩いていますが、ほとんどが
1月末から2月にかけてでした。
この時期に歩くのは初めてです。
例年より雪が多いようでした。


標識(2)

急な登りが終わってやや平らなところにでました。
1月末頃になるとこの標識は雪で隠れてしまいます。


登山道

ここからはほとんど平らな登山道です。
雪の下が凍っているところもありました。
アイゼンをつけたほうが安心ですが、この日はアイゼンを
付けないで雪の上を歩く訓練でした。


シロクマ(2)

ここにもたくさんのシロクマがいました。
寒いので寄り添っているのもいます。


クリスマスツリー

たくさんのクリスマスツリーがありました。
イルミネーションがなかったのが残念でした。


しらびそ小屋(1)

小屋が見えてきました。
約2時間20分の歩きでした。
この時期としては雪が多いようです。


しらびそ小屋(2)

しらびそ小屋の玄関です。
宿泊する小屋は右奥の小屋になります。

みどり池

目の前にあるのが「みどり池」」です。
全面凍結しています。
雪が解けると木々の緑を反射して水が緑色にみえます。
それでこのように呼ばれています。


東天狗岳

奥に見える山が東天狗岳です。
大きな岩が目印になっています。

案内板

こんな案内板がありました。
ここは標高2097mです。
稲子湯の標高が1500mですから、約600mの高度差を
2時間20分かけて登ってきました。

北八ヶ岳(その1)

2013-01-03 | 八ヶ岳
※昨年12月24日~25日と北八ヶ岳を
歩いてきました。
年越しになりましたが、その時のようすをご紹介します。


金峰山

立川から特急「あずさ」に乗りました。
祝日でしたが、時間が早かったせいか社内は空いていました。
勝沼ぶどう郷駅あたりから金峰山が見えました。
手前の枝はサクラの木です。


塩ノ山

塩山駅に近くなると塩山の街がよく見えます。
こんもりとした山は塩山の名前の基になった「塩ノ山」です。
その奥の白い山が金峰山です。


特急「あずさ」

小淵沢駅に着きました。
ここで下車して小海線に乗り換えます。
乗ってきた特急「あずさ」が静かに走り去って行きました。


小海線

これから乗る小海線の列車です。
2輌編成のワンマンカーです。


野辺山駅

小海線は小淵沢から小諸までの間を結んでいます。
ここは野辺山駅です。
JRの最高駅(標高1345m)です。


信濃川上駅

次が信濃川上駅です。
ここは甲武信岳の下車駅になっています。
途中に千曲川の源流があります。



松原湖駅

松原湖駅に着きました。
ここで下車してタクシーに分乗し、稲子湯に向かいます。


稲子湯

稲子湯に着きました。
ここで身支度を整えて登山開始です。


登山口

ここが登山口です。
何度もこのコースを歩いていますが、この時期は初めてです。
いつもは1月末か2月になってから歩いています。
その頃はもっと積雪が多いです。


積雪

登山道の積雪です。
この時期としては多いそうですが、私にとっては少ないと
感じました。


登山道

この日はアイゼンをつけないで歩きました。
雪道をアイゼンなしで歩く練習です。


ツアーリーダー

大きなザックを担いでいるのは女性のツアーリーダーです。
この日は15名のメンバーに男性1名、女性2名の合計3名の
ツアーリーダーがいました。



ゲート

ゲートに着きました。
この先、冬期間は車が入ることができません。
人間は大丈夫です。



カラマツ林

カラマツ林の中を進みます。
見上げると青空が覗いていました。
風がないので、あまり寒さは感じませんでした。

北八ヶ岳(最終回)

2011-03-20 | 八ヶ岳
森林展望台

展望台に着きました。
晴れていれば北アルプスや中央アルプスの
山々を眺めることができます。


雪のトンネル

雪のトンネルです。
このあたりも雪が深かったです。
踏み跡を外すと膝上まで入ってしまいます。

エビのシッポ(1)

エビのシッポがたくさんできていました。
枝はカラマツの枝です。
雪が解ければかわいい新芽がでてきます。




木の根っこにシロクマが風を除けていました。
こんな姿が見られるのももう少しのようです。
暖かくなれば消えてしまいます。


エビのシッポ(2)

ポールにも「エビのシッポ」ができていました。
手袋をしたままカメラの設定を変えるので、操作が
たいへんでした。


雪景色(1)

このような雪景色がしばらく続きます。
気温はマイナス5℃くらいでした。
風が吹けば体感温度はもっと低くなります。


エビのシッポ(2)

相変わらず強い風が左から右に吹いています。
ポールについている布がほとんど水平に
流れていました。
エビのシッポが風が吹いてくる方向に成長する
ことがこれでわかると思います。


雪景色(2)

同じような風景です。
立ち止まっては何枚も撮りました。


ピラタス山頂駅

ピラタス山頂駅が見えてきました。
この左はスキーやスノーボードの
ゲレンデになっています。



山頂駅に到着しました。
麦草ヒュッテを出発してから、2時間30分でした。
ここでアイゼンを外します。

坪庭

この前は坪庭と呼ばれています。
夏にはたくさんの高山植物をみることができます。
標高2237mです。
案内板も凍り付いていました。


ゴンドラ

ロープウエイのゴンドラです。
1度に100人乗れるそうです。
スキーやスノーボードをする人もこの
ゴンドラを利用します。



ゴンドラからの風景です。
下のほうは晴れているようです。
山麓駅まで約7分の空中散歩でした。


茅野駅までのバス

山麓駅からはこのバスで茅野駅に向かいます。
茅野駅で昼食を兼ねて反省会をしました。
生ビール2杯があっという間に消えてしまいました。
天気はあまりよくありませんでしたが、それなりに
楽しめた「雪の北八ヶ岳」でした。



計画停電

本日の計画停電はありません。
節電に協力しましょう。

北八ヶ岳(その9)

2011-03-19 | 八ヶ岳
サルオガセ

カラマツにサルオガセがビッシリついて
います。
風で飛んでくる寄生植物です。
木から養分を取るのではなく、空気中の
水分を取って生きています。


雪原(1)

後ろを振り返ってみました。
ガスっていて何もみえません。
まさに墨絵のような世界でした。

エビのシッポ

カラマツの枝も凍り付いています。
小さな「エビのシッポ」がたくさん
できていました。

出逢の辻

「出逢の辻」に着きました。
ロープウエイ乗り場までまだ2.6キロも
あるようです。

シラビソ林

再びシラビソの林の中です。
ここに入ると風がほとんどありません。
気持よく歩けました。


雪原(2)

広場にでました。
急に風が強くなってきます。
静けさだけが漂っていました。


あずま屋

あずま屋に到着です。
ここで小休止しました。
屋根には1m以上の雪が積もっています。
麦草ヒュッテを出発してから1時間30分でした。


雪道

歩いてきた雪道です。
後ろから歩いてくる人は誰もいません。



雪景色(1)
たくさんのモミの木が凍り付いています。
季節外れのクリスマスツリーのようでした。




横殴りの風が吹いてきます。
風速10m以上あるようです。
カメラを構える手も凍りそうでした。
写真では風が見えないのが残念です。


雪景色(2)

相変わらずガスの中です。
晴れている風景もよいですが、
こんな風景は荒れていないと見ることが
できません。

雪景色(3)

このあたりが一番風が強かったです。
雪も3m以上あるようです。
深みに落ちた大きな穴が幾つかありました。

シカの食害

シカの食害です。
下のシロクマが「ボクじゃないよ!」と
いっているようでした。
他にもたくさんありました。


今日は奥多摩の鹿倉山に行く予定でしたが、
中止になりました。

計画停電

昨日は午前と午後の2回予定されていました。
午前(6:20~10:00)は実施されましたが、午後(13:50~17:30)は実施されませんでした。
今日は18:20~22:00の予定ですが、実施されないようです。