山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

多摩森林科学園(最終回)

2011-04-28 | 日常の出来事
遊歩道(1)

遊歩道はきれいに整備されています。
ほとんどアップダウンはありません。
シダレ桜が残っていました。

シダレソメイヨシノ

ソメイヨシノのシダレバージョンです。
数年前にきた時にはこれが満開でした。
今回はもう散ってしまい、葉桜になっていました。




歩いている右下にたくさんのサクラが植えられています。
名札がついているようですが、遠くてよくわかりません。
大きな花をたくさん咲かせていました。


ヤマブキ

ヤマブキも満開です。
八重のヤマブキには種ができませんが、この一重の
ヤマブキには種ができます。
「七重八重花は咲けども・・・・」と詠まれた和歌の
ヤマブキは八重のヤマブキを指すようです。

タチツボスミレ

ここではこのスミレが一番多かったです。
茎が真っすぐ立ち上がって紫色の花を咲かせます。
蜜を溜める距が少しピンク色をしています。
スミレとはこの距の姿が大工道具の「墨入れ(直線を引く道具)」に
似ているので、スミイレ→スミレと転化したといわれています。

遊歩道(2)

ほぼ平らな遊歩道です。
この日の入場者は1000人以上だったそうです。
少し奥にくるとほとんど人に会いません。
ゆっくり散策するには3時間くらい必要だと思います。



サクラの奥に遊歩道があります。
このあたりから眺める風景もなかなかよかったです。
今年は寒い日が続いていたので、サクラの開花も
遅かったようです。


レンギョウ

レンギョウも今を盛りに咲いていました。
この近くにも大きなサクラがあります。
気温は10℃くらいでやや肌寒い感じでした。


セリバヒエンソウ

花がツバメが飛んでいる姿で葉っぱがセリの葉に
似ています。
雑草として空き地などにたくさん咲いています。
ここではこれ1本だけでした。

遊歩道(3)

出口近くの遊歩道には木を細かく砕いたチップが
敷かれています。
フワフワした感触で足に優しいです。

ニリンソウ

ニリンソウもたくさん群生していました。
花は1本だけの場合もあります。
葉っぱに葉柄がないのがイチリンソウとの違いです。
標高が少し高いところに行くとサンリンソウという
花もあります。
関東では小金沢連嶺の湯の丸峠に群生していました。

ルイヨウボタン

葉っぱがボタンの葉によく似ています。
それで類葉(ルイヨウ)といいます。
花びらのように見えるのは内ガク片で中にある黄色い
スプーン状のものが花びらです。
外ガク片は花が咲くと同時に落ちてしまいます。
花期は6月~7月頃とされていますが、ここでは
もう咲いていました。
日本全国に分布しているようです。

多摩森林科学館では遅くまでサクラが楽しめます。
のんびりと散策するにはよいところです。
4月は入園料が¥400ですが、5月からは¥300
になります。
ぜひ、訪ねてみてください。

今日はこれから九州の山(由布岳・久住山)に登りに行きます。
30日の夜に帰る予定です。
それまでブログはお休みします。
みなさんのところにもご訪問できないと思いますが、ご容赦ください。


多摩森林科学園(その2)

2011-04-27 | 日常の出来事

遠景です。
ここには春がまだまだありました。

オムロガエシ

「御車返し」だそうです。
一重か八重かわからないので、御車を返して
確認したそうです。
一重ですがたくさん咲いているので八重にもみえます。
空一杯に広がっていました。




奥のほうを歩いている人がみえます。
かなり広い園内です。
ゆっくり見て歩くと2時間は必要です。



たくさんのヤマザクラが咲いていました。
時々ウグイスの鳴き声も聴こえてきます。
まさに春爛漫でした。



歩く順路が決められています。
ここのサクラは上から見下ろします。
この日は平日でしたが、たくさんの人が入って
いました。



今回、ここに入ったのは3回目です。
前回はもう少し早くきました。
ソメイヨシノが満開でした。

オムロアリアケ

御室有明(おむろありあけ)とありました。
何となくそのように見えますから不思議です。
やはり淡いピンクがきれいでした。


天気は晴れたり曇ったりでした。
サクラには青空がよく似合います。

新緑

ここでは新緑がきれいでした。
マツはクロマツのようです。
芽吹いたばかりの緑とよくマッチしていました。

ハクサンオオデマリ(1)

今が一番よい時期のようです。
花が毬のように見えるのでついた名前です。


ハクサンオオデマリ(2)

近づいて見ました。
確かに毬のようです。
オオデマリという花は真っ白な花です。
コデマリと共にもう咲いているかも知れません。

ハクサンオオデマリ(3)

何ともいえないきれいな花です。
最初にみた楊貴妃にも負けていないようです。
まだまだたくさんのサクラが咲いていました。
今年は春が寒かったので、遅くまで楽しめるようです。

多摩森林科学園(その1)

2011-04-26 | 日常の出来事
森の科学館

多摩森林科学園にはたくさんのサクラの木が
あります。
4月20日に行ってきました。
場所はJR高尾駅から歩いて10分くらいの
ところです。
入ってすぐのところにある建物です。
この中には森林に関してのいろんな資料が展示してあります。

ミミガタテンナンショウ

最初に出迎えてくれた花です。
花の両側が耳のように大きく張り出しています。
テンナンショウとは天南星と書いて葉っぱのようすを
空に輝く星に例えたそうです。
花が緑色のものはマムシグサと呼んでいます。

ヤマルリソウ

小さな花です。
ワスレナグサによく似ています。
この時期はたくさん咲いています。


ジロボウエンゴサク

ジロボウエンゴサクです。
ムラサキキケマンに似ていますが、葉っぱが違います。
ここでは数が少なかったです。

ヨウキヒ(1)

最初に出迎えてくれたサクラです。
楊貴妃は中国の美人とされています。
このサクラも中国からきたようです。

ヨウキヒ(2)

控えめにうつむいています。
近くでみると淡いピンクをしています。
優しい感じのする花でした。


ギョイコウ

御衣黄と書きます。
昔、天皇が着ていた服がこの色だったそうです。
まだ蕾が多かったですが、幾つか咲いていました。
花びらが緑色をしているサクラです。

オオヂョウチン

大提灯と書いてありました。
大きな花びらが特長のようです。
蕾の色がきれいでした。


シロタエ

白妙とありました。
名前が書いてないと多分見分けられないと思います。
葉っぱが同時に出ていますから、ヤマザクラの
仲間のようです。

ベニシダレザクラ

シダレザクラも遅くまで咲いています。
少し赤いのでベニシダレザクラという種類のようです。
大きく枝垂れていました。

キチジョウジ

吉祥寺とありました。
東京に同じ名前の駅があります。
意味は不明でした。
どの木にも名札がついています。
ソメイヨシノと違ってヤマザクラは遅くまで
楽しめるようです。




関東ふれあいの道(最終回)

2011-04-25 | 奥多摩
アブラチャン

アブラチャンの花です。
小さい花なのでなかなかジッとしていません。
何とか1枚ゲットできました。

ナガバノスミレサイシン(1)

花は白っぽく葉っぱが長いのが特長です。
ここではかなりたくさん群生していました。

ナガバノスミレサイシン(2)

これも同じ花です。
葉っぱが丸く見えますが、先端がカールして
います。
まだ咲き始めたばかりのようで、花の色が
きれいでした。

タチツボスミレ

このスミレが一番多く目につきました。
淡いムラサキ色をしています。


ニリンソウ

花が1個だけ咲いていました。
イチリンソウと間違えそうですが、葉っぱをみれば
区別できます。
イチリンソウには葉柄がありますが、ニリンソウには
ありません。


ヨゴレネコノメ

ネコノメソウの仲間です。
葉っぱが白っぽく汚れたように見えます。
湿った林の中に群生していることが多い
花です。
今年初めての出会いでした。

標識

登山口に降りてきました。
バス停まではもう少しのようです。

ミツバツツジ

民家の横に咲いていました。
山ではまだツボミでしたが、里ではもう満開です。
園芸種として庭などに植えられています。

上川乗バス停

上川乗バス停に到着です。
約6時間30分の歩きでした。
ここからバスで武蔵五日市駅にでて解散しました。



関東ふれあいの道(その3)

2011-04-24 | 奥多摩

アセビの花
山で自生しているアセビはこの花が多いです。
園芸種には赤い花もあります。
アセビは馬酔木と書いて馬が食べると酔ったように
なるそうです。
残念ながらまだ見たことがありません。

生藤山

生藤山(しょうとうざん)の頂上です。
このあたりにはヤマザクラが多く、花が咲く頃は
素晴らしい景観が楽しめます。
この日はまだ固いツボミでした。


三国山

生藤山から少し歩いたところある山です。
頂上はかなり広々としていました。


案内板

こんな案内板が立っていました。
三国とは東京都、神奈川県、山梨県の境が
接しているところからついた名前だそうです。
全国に三国山とか三国峠というところはたくさん
あります。


ゴルフ場

遠くに山が見えます。
左奥が扇山、右奥が権現山です。
どちらもよい山でした。
下はゴルフ場です。
2つあるようです。


富士山

ここから正面に富士山が見えます。
この日は暖かかったせいか、ぼんやりとしか
見えませんでした。
ジッと目を細めて画面をみてください。
薄くみえると思います。
やはり富士山を眺めるには冬の空気が澄んでいる
時にくるのがよさそうです。


アケボノスミレ

花が濃いピンク色をしています。
葉っぱは見えず、花だけが土から顔をだしていました。


キブシ

キブシもまだツボミです。
小さな花がたくさん咲きます。
遠くからみるとカンザシのように見えます。

エイザンスミレ

比叡山に多かったので、この名がつきました。
花は淡いピンクで、葉っぱに深い切れ込みがあります。
高尾山でもこの時期よく見かけるスミレです。

熊倉山

尾根の途中にある山です。
ここもかなり広々とした頂上でした。

標識

ここにはアズマ屋がありました。
ここで小休止です。
和田峠の登山口を歩き出して既に5時間が経っています。
ここを左の進めばバス停に出られます。
あと1時間くらい歩きです。



関東ふれあいの道(その2)

2011-04-23 | 奥多摩
ミツバツツジ

ミツバツツジがありました。
里では咲いているようですが、山ではまだ
ツボミでした。
あと数日で咲き出すようです。

モミジ

モミジの芽吹きです。
こんな姿を見るのも今の時期の楽しみです。


ヤドリギ

かなり高いところにありました。
ケヤキやブナ、ミズナラなどの落葉樹の大木に
寄生して水分や養分を横取りして生きています。
遠くからみると鳥の巣と間違えそうです。
実を食べた鳥によって種が運ばれ、増えていくようです。


登山道(1)

尾根伝いの登山道です。
暖かい春の日差しが降り注いでいました。


分岐

ここは分岐になっています。
「山の神」という場所のようです。
誰かが「家にもいる・・・」とつぶやいていました。


タチツボスミレ

一般的なスミレです。
里でもよく見かけます。
高尾山にはスミレだけで50種類はあるそうです。
茶色い葉っぱのタカオスミレはなかなか貴重品です。

連行山

ここも山の一つです。
このルートには幾つもの分岐があります。
かなりアップダウンが激しいコースでした。


クロマツ

静かな登山道です。
大きな木はクロマツです。
表面の皮が竜のウロコのようでした。


登山道(2)

この先に一つのピークがあるようです。
急な階段が現れました。

茅丸(かやまる)

茅丸という山です。
名前に丸がついた山が幾つかあります。
朝鮮語で山のことを「マル」というそうです。
このあたりには朝鮮半島から渡来した人達が
住んでいたようです。
丹沢にも檜洞丸とか畦ヶ丸というような山があります。
同じような趣旨でついた名前のようです。

登山道(3)

ここには「巻き道」があります
我々は左の上から下りてきました。
右に行けば頂上を踏まないで歩くこともできます。


登山道(4)

落ち葉がフワフワした登山道です。
まだ木々の芽吹きには少し早かったようです。
春の暖かい日差しが降り注いでいました。






関東ふれあいの道(その1)

2011-04-22 | 奥多摩
案内板

「関東ふれあいの道」の中で一番長い「富士見の道」です。
16日に歩いてきました。
高尾駅からタクシーで和田峠まで入ります。
今回は13名の参加者がいました。

茶店

和田峠には立派な茶店があります。
ここまでは車で入ってくることができます。
ここから陣馬山まで往復する人もいるようです。

陣馬への道

前回は陣馬山を抜けてここから降りてきました。
この最後の階段が長かったです。


標識

登山口にあった標識です。
醍醐丸から生藤山を目指します。



いきなり急な上りが待っていました。
足慣らしには丁度よさそうです。
息を整え、ゆっくり登ります。

石の標識

道路脇にこんな石が埋められていました。
この日の終点は上川乗です。
距離にして10.7キロとありました。


アブラチャン

アブラチャンがたくさん咲いていました。
この実から油が取れます。
この油をアスファルトに混ぜて使ったそうです。
その油のことを「チャン」と呼んでいるようです。


ヒノキ林

しばらくはヒノキ林の中を歩きます。
手入れがよくされていました。
吹く風が気持よかったです。

醍醐丸

歩き出して約1時間で醍醐丸に到着しました。
標高867m、八王子市最高峰の山だそうです。

大岳山

遠くに大岳山が見えました。
この日は暖かかったので、かなり霞んでいました。

リョウブ

しばらくはなだらかな登山道が続きます。
右にある木はリョウブといいます。
肌はすべすべしていてサルスベリの木に
そっくりです。
漢字では法令と書きます。
その昔、飢饉に備えてこの木を植えるよう法律で決めたそうです。
白いきれいな花を咲かせます。



アブラチャンがたくさん咲いていました。
これだけたくさん咲くのは珍しいと
思います。
時間が経つに連れて暑くなってきました。
今年初めてのTシャツ姿で歩きました。

カタクリの花

2011-04-21 | 日常の出来事

自然教育園できれいなカタクリに会いました。
その後、別の場所に行ってみました
ここでもしっかりと咲いていました。
種から花が咲くまで7~8年かかるそうです。
しかも葉っぱが1枚では花が咲かず、2枚になって
やっと咲くそうです。



花の中にきれいな「W]の模様が見えます。
これに誘われて虫が飛んでくるそうです。
また種にはアリが好む物質が含まれていて、
巣の中に運ぶそうです。




何本も重なって同じところから顔をだして
いました。
これもアリが運んだようです。



咲き始めの花びらはこのようにきれいに
カールしています。
時間が経つと開いてきます。


ここはかなり周囲に雑草がある場所です。
カタクリの根は深いので、雑草にも負けないようです。
きれいな色をしていました。



花柱が大きく飛び出しています。
オシベについた花粉も重そうです。



山ではまだまだ楽しめるようです。
佐渡のドンデン山では5月連休明けでもたくさん
咲いていました。
群生している姿は素晴らしかったです。
また来年まで「さよなら・・・」しました。

鎌倉街道(3-最終回)

2011-04-20 | 街道歩き
地震の爪痕

屋根にブルーシートをかけた家が目立ちました。
3月11日の地震によって瓦が崩れたようです。
ここにも地震の爪痕がありました。

ミモザ

別名:ギンヨウアカシアと呼んでいます。
葉っぱが銀色に輝くので銀葉(ギンヨウ)です。
黄色い小さな花をたくさんつけています。
ゆでタマゴの黄味を細かく刻んで生野菜に振りかけた
ミモザサラダに似ているので、ミモザです。

天仁橋

天仁橋です。
橋の向こうに造り酒屋が見えます。
なら漬けなども製造しているようでした。

踏み切り

踏み切りに「鎌倉街道」と書いてあります。
鎌倉街道はキチンとした標識などありません。
東海道や中山道と違ってわかりにくいです。
以前歩いた人が古い地図を持って同行して
くれています。

ハナダイコン(1)

別名:ムラサキハナナ、ショカツサイ、オオアラセイトウ
とも呼んでいます。
土手や空き地にたくさん群生しています。

ハナダイコン(2)

白い花が幾つかありました。
突然変異でできたのでしょうか?
初めて見ました。

田園風景

広々とした田園風景が続きます。
ここにはジャガイモでも植えるのでしょうか。
農家ではこれから忙しくなるようです。

ノボロギク

明治時代にヨーロッパからきた帰化植物です。
すっかり雑草化して日本全国に分布しているようです。
花期は6月から10月といわれていますが、
1年中花を見かけます。

今回の終点

今回はここで終わりました。
鎌倉街道は真っすぐ続いています。
ここを右に曲がって寄居駅に向かいました。


寄居町役場

寄居駅前に立派な建物がありました。
平成6年に新築された7階建ての役場です。
遠くからでもよく目立つので、駅の目標になって
いるようです。
この日は約20キロ、6時間の歩きでした。
次回は5月7日(土)に実施する予定です。


◎付 録


ハナカイドウ

ハナカイドウが咲き出しました。
別名:カイドウとも呼んでいます。
ピンクの柔らかい花を咲かせます。
原産地は中国です。
花が美しいので美人の例えとされるそうです。


コブシ

大きなコブシが3本あります。
もう散り始めていました。
花びらで地面が真っ白になり、雪が積もったように
みえました。


ハナモモ

ハナモモです。
赤い花と白い花が仲良く並んでいました。
実はなりますが、美味しくありません。
花を見るために改良されました。
まだまだ楽しめるようです。



鎌倉街道(3-2)

2011-04-19 | 街道歩き
東石清水八幡神社(1)

立派な神社です。
本堂の後ろには大きな彫刻が施されています。
江戸の彫刻師が彫ったものだそうです。


東石清水八幡神社(2)

正面に廻ってみました。
この鳥居は青銅製です。
今度の地震でも倒れなかったようです。


随身門

1756年に建立されました。
このあたりでは珍しい建物のようでした。


玉蓮寺

隣にあったお寺です。
日蓮宗のお寺だそうです。



こんな説明文がありました。
日蓮上人もここを歩いて通ったようです。


桜並木

川に出ました。
遠くに桜並木が見えます。
まだ少し満開には早いようでした。

一里塚跡

一里塚跡です。
馬頭観音がたくさん集められていました。
この後ろは工場の敷地です。
このあたりを区画整理した時、1ヶ所に
集めたようです。



説明文がありました。
昔は大きな榎の木があったようです。
今は切り株もありませんでした。


ホウキモモ

ホウキモモです。
箒を逆さに立てたような姿です。
この花には白い花もあります。
かなり大きくなるハナモモです。

シモクレン

シモクレンがたくさん花をつけていました。
白いモクレンをハクモクレンというのに対して
紫色のモクレンをシモクレンと呼んで区別して
います。
もう少し歩きます。




鎌倉街道(3-1)

2011-04-18 | 街道歩き
丹荘駅

4月9日、鎌倉街道を歩いてきました。
今回が3回目です。
JR八高線の丹荘駅がスタートです。
3月12日に実施する予定でしたが、
11日の地震で中止しました。
JR八高線も今月2日からやっと全線が開通しました。


ヒメキンギョソウ

駅前にたくさん咲いていました。
キンギョソウよりかなり小さい花です。
駅前が寂しいので地元の人が種を撒いて育てたようです。


シデコブシ

シデコブシは全体がピンク色をしているので、
遠くからでもよく目立ちます。
花びらもコブシより数が多いので華やかです。
きれいに咲いていました。


八高線の線路

右に見える線路は八高線の線路です。
電車は1時間に1本くらいしかありません。
線路に沿ったのどかな道が続いています。


ナズナとホトケノザ
空き地にたくさん咲いていました。
ナズナはペンペングサといってかなり蔓延る雑草です。
ホトケノザも1年中咲いています。
ここでは見事な群落を作っていました。


雀の宮橋

田んぼの中にポツンとありました。
このあたりの鎌倉街道はわかりにくいです。
古い地図を頼りに歩いています。


スズランスイセン

別名:スズランスイセンと呼んでいます。
花がスズランで葉っぱがスイセンに似ています。
なかなか強い花のようです。

コブシとカンヒザクラ

コブシとカンヒザクラが仲良く咲いていました。
カンヒザクラも3月が寒かったので、遅くまで
咲いているようです。
天気は雨の予報でしたが、何とか持ってくれました。





自然教育園(最終回)

2011-04-17 | 日常の出来事
キクザキイチゲ

キクザキイチゲがまだ残っていました。
花びらの先端がなくなって少し哀れです。
この花にはブルーの花もあります。
丹沢の尾根道で会ったことがあります。
なかなかきれいな花でした。


遊歩道

更に奥に進みます。
ここの遊歩道はよく整備されています。
のんびり歩くにはよいところです。


アオキの花

アオキの花が咲き出していました。
小さな紫色をした花です。
近くでは赤い実もありました。
花と実が両方楽しめました。

シュロ

ここにはシュロがたくさんありました。
小鳥が種を運んできたそうです。
シュロは暖かいところの植物ですが、東京でも
充分生育できるようです。
この幹にできる繊維は縄にして垣根などを作る材料に
します。
植木屋さんには欠かせない縄です。

湿地

この奥に湿地がありました。
たくさんのムラサキハナナ(ハナダイコン)が群生して
いました。
野鳥なども集まる場所のようです。

ケヤキの木

大きなケヤキが何本かあります。
下から見上げてみました。
空一杯に両手をあげています。
こんな姿から元気が貰えました。


モミジの新緑

モミジの新緑です。
春を迎えて寒い日が続いていました。
やっと暖かくなって木々も一斉に芽吹いたようです。

ひょうたん池

再びひょうたん池にでました。
遠くに何人か集っています。
この中に紅さんもいました。


ノウルシ

トウダイグサの仲間です。
傷つけると白い乳液がでます。
それに触るとかぶれるのでこの名がつきました。
繁殖力が強くよく群生している姿を見かけます。


アマナ

すぐ近くに咲いていました。
茎の部分が甘いのでこのように呼ばれています。
昔は山菜としてよく食べられたそうです。

自然教育園は都会の真ん中にあるとは思えないほど
静かなところです。
たくさんの昆虫や野鳥なども生息しているようです。
なかなか素晴らしいところでした。

自然教育園(その3)

2011-04-16 | 日常の出来事
カタクリ

カタクリが咲いていました。
春の妖精と呼ばれています。
この花は種が土の中に入ってから8年ぐらいして
やっと花が咲くそうです。
また葉っぱが1枚の時は花が咲かず、2枚になってから
やっと花が咲きます。 




他の植物に混ざって群生していました。
花は太陽の光にあたらないと咲きません。




どれも下を向いて咲いています。
風に髪をなびかせて走っている乙女のようです。




明るい日差しが好きなようです。
先日アズマイチゲを見に行った山ではまだツボミでした。
あれからだいぶ経っています。
もう咲いているかも知れません。




ここにはたくさん群生していました。
根は地中深く入っているようです。
球茎がクリの実の片側に似ているので片栗と書きます。
昔はこの球茎からデンプンを取ったようです。
そのため1時絶滅の危機にあいました。
今ではどこでも大切に育てられています。

ウグイスカグラ

ウグイスがこの実を食べる時、舞を舞っているように
みえたそうです。
秋に真っ赤な実がなります。
グミの仲間で食べることができます。


ジロボウエンゴサク

伊勢地方ではスミレのことを太郎坊(タロボウ)と呼ぶそうです。
それに対してこの花を次郎坊(ジロボウ)と名付けました。
どちらも花の後ろの距(蜜を溜める袋)を引っ掛けて
遊びました。
同じ仲間にヤマエンゴサクというのがあります。



カキドオシ

どこにでもある花です。
繁殖力が強くどんどん延びて垣根を越えて
隣の庭まで入ってしまいます。
それでこんな名前がつきました。

遊歩道

広々とした園内です。
春の暖かい日差しが降り注いでいました。
もう少し歩いてみます。


今日(16日)は故郷の春祭りです。
朝早くから鬼太鼓や大獅子が神社をでて集落を1軒ずつ廻ります。
眼を閉じると太鼓の音が響いてきました。
この時期、佐渡では各地で春祭りが行なわれています。
海も静かでこれからよい季節を迎えます。

自然教育園(その2)

2011-04-15 | 日常の出来事
クロマツ

大きなクロマツがありました。
「物語の松」という名前がついていました。
何を物語っているのでしょうか?


野鳥の看板

ここにはたくさんの野鳥達が棲んでいるようです。
シーズンを通してたくさんのカメラマンが
押しかけているようです。


カワセミの棲んでいる池

池がありました。
この右奥にカワセミが飛んでいました。
巣作りをしているようでした。
カワセミは土に穴を掘って巣を作るそうです。
この日も2羽が忙しそうに飛んでいました。


ひょうたん池

ここはひょうたん池と呼ばれています。
サクラが咲き出していました。
この日からもう既に10日経ちます。
もう満開を過ぎて散り始めていると思います。


水生植物園

池の奥に小さな島のようなところがあります。
ここは水生植物園と呼ばれているところです。
橋を渡って1周できます。


アオサギ

アオサギがいました。
木の上に止まっている姿は初めてでした。
水辺で見かけることが多い鳥です。

木々の芽吹き

少し奥に入って見ます。
木々の芽吹きがきれいでした。

シュンラン

春の雑木林でよく見かけます。
子供の頃はこの花をたくさん摘んで遊びました。
10本以上掴んで手首を廻し、できた穴に何本入るかという
ような単純な遊びでした。
佐渡では「シシノコ」と呼んでいました。
この姿が小獅子舞に似ているからのようです。


◎付 録

13日、新しい場所でサクラを見てきました。
ここは航空自衛隊・入間基地の近くです。



天気はよく晴れていました。
ここもサクラの名所として有名なところです。




ソメイヨシノがまだしっかりと咲いていました。
まさに春爛漫でした。




のんびりと花を楽しんでいます。
ここではお酒を飲んで騒いでいる人はいません。



サクラには青空がよく似合います。
空一杯に両手をあげて微笑んでいます。




平日でしたが、たくさんの人がサクラを楽しんでいました。
ここでも「サクラ祭りは中止します。」という看板が
でていました。



基地の入口にも大きなサクラがあります。
「♪同期の桜」を思い出しました。
まだ数日は楽しめそうです。

東北・仙台でもサクラが開花したそうです。
被災地にもやっと明るい春が訪れたようです。
傷ついた心を癒して欲しいと思います。

自然教育園(その1)

2011-04-14 | 日常の出来事
自然教育園の園内のようすと花達をご紹介します。

バイモ(1)

先ず最初に会ったのはこの花でした。
園内のあちこちにたくさん群生していました。
日本には中国から薬用植物として入ってきました。

バイモ(2)

花の中に網目模様があります。
花の姿から別名:アミカサユリと呼ばれています。
茎の先端にヒゲがあり、これで近くの木などに巻きついて
体を固定しています。

タチツボスミレ

代表的なスミレです。
野山に普通に咲いています。
かなり大きな株になるので、よく目立ちます。


ムサシアブミ

マムシグサなどと同じテンナンショウの仲間です。
アブミとは馬の鞍の両側についていて乗っている人が足を
かける馬具のことです。
武蔵の国で多く造られたアブミにその姿が似ているそうです。
まだやっと芽吹きだしたばかりでした。

ラショウモンカズラ

シソ科の植物です。
京都の羅生門で渡辺綱が切り落とした鬼の腕に花の姿が
似ているそうです。
かなり大きな花で片側にだけ咲くのが特長です。

ニリンソウ

名前はニリンソウですが、1輪だけ咲いてその下に
小さなツボミがあることが多い花です。
葉っぱに斑点があるのが特長です。
群生しているとなかなかきれいです。

ヒトリシズカ

まだ顔をだしたばかりでした。
もう少しすると4枚の葉っぱが大きく開き、真ん中から
ブラシのような白い花は出てきます。
花に見えるのはすべてオシベです。
静御前が舞を舞っている姿に例えたそうです。


シャガ

根が強く張るので土手の土留めなどに使われます。
竹薮などの半日陰などでもよく見かけます。
中国から持ち込まれたアヤメ科の植物です。
別名:胡蝶花とも呼ばれています。
これからまだまだ楽しめる花です。


◎付 録

オオシマザクラが満開です。



大きな木です。
たくさん花をつけていました。



まるで雪が積もったように見えます。
暖かくなったので一気に咲き出しました。



ソメイヨシノに比べると花も大きいです。
花の中が淡い緑色をしています。



オオシマザクラはヤマザクラの仲間です。
ソメイヨシノはこのオオシマザクラとエドヒガンを
交配してできたとされています。
花と葉っぱがほぼ同時にでてきます。
まだまだ楽しめるサクラです。