山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

種池・鳴沢岳・針ノ木岳(その7)

2010-10-07 | 北アルプス
登山道(1)

赤沢岳からの下りです。
これから歩く登山道がよく見えます。
針ノ木峠までまだまだ歩くようです。


黒部湖(1)

右下に黒部湖が見えてきました。
きれいなミルキーブルーをしています。
これからしばらくはお付き合いしてくれそうです。


登山道(2)

このあたりの登山道はかなりガレています。
雨の日は滑りやすそうです。
大きな石がゴロゴロしていました。



黒部湖(2)

黒部湖に白い物が見えます。
観光船のようです。
黒四ダムからこの湖の奥まで1周します。
ここから声をかけても聞こえそうもありません。



登山道(3)

アップダウンを繰り返します。
前方のスバリ岳がだんだんと近くなってきます。
針ノ木峠は遥か彼方です。

ロッジくろよん

黒部湖の半島に青い屋根の建物がみえます。
「ロッジくろよん」です。
ここに泊まって「黒部の下の廊下」を歩きました。
「下の廊下」は黒四ダムの下から黒部峡谷に沿って
歩く登山道です。
幅が30cmくらいのところもあります。
丁度今頃の時期で紅葉がきれいでした。
ここを歩けるのは約1ヶ月と短い期間です。


針ノ木峠

針ノ木峠をズーミングしてみました。
小屋の下に登山道がよく見えます。
ジグザグした今にも崩れそうな道を歩きます。
今回はあの小屋に泊まってこの道を
下る予定です。


キノコ雲

歩いている左側です。
下に扇沢のステーションが見えます。
少し下ったところに柏原新道の登山口がありました。
右の尾根の中腹にかすかに登山道が見えます。
大きなキノコ雲のような雲が浮かんでいました。

登山道(4)

正面奥がスバリ岳の頂上のようです。
もう少しで到着します。

夏の雲

遠くに見える街は信濃大町でしょうか?
大きな雲はまるで夏の雲のようです。
展望を楽しみながら歩きました。


スバリ岳頂上

やがてスバリ岳の頂上に到着しました。
ここでも360°の展望があります。
標高2752mです。
頂上直下はかなりキツイ登りでした。
種池山荘を出発してから7時間40分です。
針ノ木小屋まではまだ2時間くらいかかりそうです。
少し休んでまた出発しました。


9月24日~25日と中山道を歩いてきました。
今回は番場宿から武佐宿まで歩きました。
デジブックにまとめましたので、お時間のある時にご覧ください。




今日から編集方法が変わりました。
少し時間がかかりましたが、慣れれば問題ないようです。



種池・鳴沢岳・針ノ木岳(その6)

2010-10-06 | 北アルプス
登山道(1)

これから向かう方向です。
登山道がよくみえます。
一番手前のピークが赤沢岳、長い稜線を経て
スバリ岳、その左のピークが針ノ木岳です。
まだまだ先は長いようです。

立山

立山に少し雲がかかりました。
山は御前10時を過ぎると雲が湧いてくることが
多いです。
午後2時を過ぎるとカミナリがなることもあります。
小屋を早くでて次の小屋に早く着くのが鉄則です。





立山から左の山々

立山から左に連なる山々です。
右から龍王岳・鬼岳・獅子岳、ザラ峠を経て
正面やや左の平らなところが五色ヶ原です。
五色ヶ原から尾根伝いに黒部湖に下りることもできます。
以前このルートを歩きましたが、平の小屋を新築中でした。
現在は立派に使用されていることと思います。

立山ロープウエイ

立山アルペンルートの1つ「立山ループウエイ」がみえます。
正面やや下の白い建物から真っすぐ上の山の中腹までを
結んでいます。
その先はまたトンネルになっていてバスで抜けると室堂です。
混むのが嫌でこの大きなカールを歩いて降りてきたことがあります。
室道から黒部ダムまで約5時間でした。



登山道(2)

登山道がよくみえます。
少し痩せてはいますが、これだけ天気がよいと気持よく
歩けます。
左の針ノ木岳から針ノ木峠まで見渡せました。


剱岳

剱岳が正面に見えます。
こんなにハッキリと見えることはなかなかないと思います。
今年の夏山は天気が不順でした。
一番右の池の平山まできれいな姿をみせてくれました。
最高のプレゼントです。

赤沢岳への登り

赤沢岳への登りが始まりました。
それほど急ではないですが、かなり長い登りです。
ゆっくり足元を確認しながら向かいました。


爺ヶ岳

歩いてきた方向を振り返ってみました。
一番右の置くに爺ヶ岳がみえます。
こうやってみるとこの稜線もなかなかのものです。
誰にも会わないというのもよいものです。


ウラシマツツジ

登山道の脇にありました。
もう紅葉が始まっています。
葉っぱの裏が縞模様になっているので、「ウラシマ」です。
「浦島太郎」のウラシマではありません。
これでも立派なツツジ科の木の仲間です。


歩いてきた道

やや登ってからもう1度振り返ってみました。
先ほどは鳴沢岳に隠れて見えなかった鹿島槍が
姿を現しました。
その左の五竜には雲がかかっています。
歩いてきたルートをたまには振り返るのもよいものです。


赤沢岳頂上

赤沢岳の頂上に着きました。
標高2677mです。
ここで小休止です。
種池山荘を出発してから4時間30分でした。
目的の針ノ木小屋までまだ3時間以上あるようです。
でもこの天気です。
時間は11時でしたが、早めの昼食としました。
約30分ほど展望を楽しみ、次に向かいました。








種池・鳴沢岳・針ノ木岳(その5)

2010-10-05 | 北アルプス
新越山荘

新越山荘はこんなところに建っています。
少し歩いてから振り返ってみました。
奥の山を越えてきました。
以前1度泊まったことがありますが、
なかなかきれいな小屋でした。


針ノ木小屋と槍ヶ岳

針ノ木峠をズーミングしてみました。
一番低いところに小屋があります。
間から槍ヶ岳が顔を覗かせています。
その下に細い線のようにみえるのが登山道です。
下のほうがジグザグになっています。


ハクサンフウロ

夏の花です。
普通は5枚の花びらがあります。
これは6枚ありました。
この時期まで咲いているのは珍しいです。
嬉しそうに微笑んでいました。

クロトウヒレン

アザミの仲間です。
ツボミの時は真っ黒です。
やはり夏の花ですが、もう終わりかけのようです。
ハナアブが蜜を吸っていました。


ネバリノギラン

花の下を触ると粘りがあります。
花はこれ以上開きません。
葉っぱが少し黄色くなっていました。

鹿島槍から白馬岳

右から鹿島槍、五竜、少し尖がっているのが
白馬岳です。
7月に五竜から鹿島槍まで歩きましたが、ガスで何も
みえませんでした。
こんな晴天の時に歩きたかったです。


大きなハクチョウ

空にハクチョウのような姿の雲が浮かんでいました。
風が造った芸術品です。
どこに飛んでいくのでしょうか?
こんな雲をみるのも山の楽しみです。

剱岳と別山

右が剱岳、左が別山です。
谷が幾つかみえますが、一番右の谷を降りてくる
ことができます。
グリーンに見えるやや平らなところが内蔵助平(くらのすけだいら)
と呼ばれているところです。
さらに下って左に進めば黒部ダムにでることができます。



針ノ木峠

再び針ノ木峠のほうを眺めてみました。
一番下に雪渓がみえます。
かなり痩せているようです。
左の稜線をたどると蓮華岳の頂上です。
針ノ木峠の奥にみえるのは前穂高岳です。
槍は右に隠れてしまいました。


扇沢
歩いている左下に扇沢がみえます。
黒部立山アルペンルートの玄関口です。
たくさんの観光客がきていることと思います。
観光客はトロリーバスでトンネルを通り、黒部ダムまで
入って行くことができます。

鳴沢岳への登り

鳴沢岳への登りです。
ここを上り切れば頂上が待っています。
もう少しの頑張りです。

鳴沢岳頂上

鳴沢岳の頂上に着きました。
標高2641mとあります。
種池山荘を出発してから3時間40分の歩きでした。
ここで小休止です。
針ノ木峠まではまだまだのようです。
美味しい空気をたくさん吸って英気を養いました。

種池・鳴沢岳・針ノ木岳(その4)

2010-10-04 | 北アルプス
栂海(つがみ)新道を無事に歩いて昨夜帰りました。
朝日岳から日本海(親不知)までは長いコースでした。
3日間とも晴天に恵まれ、素晴らしい山行でした。
いつかご紹介したいと思います。



秋の空

空を見上げると秋の空が広がっています。
今年は9月になっても暑い日が続きました。
しかし、山の上は別天地でした。


ハクサンフウロ

ハクサンフウロがまだ残っていました。
8月終わりには枯れてしまう花です。
今年の夏は長かったようです。
なかなかの美人でした。

オヤマリンドウとエゾリンドウ

2種類のリンドウが並んでいました。
右はオヤマリンドウ、左はエゾリンドウです。
オヤマリンドウは茎の頂点に花をつけ、エゾリンドウは
その下にも花をつけるといわれています。
もしかしたら、このエゾリンドウは突然変異かも知れません。


鹿島槍ヶ岳と五竜岳

右の双耳峰が鹿島槍、その左が五竜岳です。
白馬岳は雲に隠れていました。
左に尖がっている山は旭岳のようです。


歩いてきた方向

歩いてきた方向を振り返ってみました。
正面奥に赤い屋根の小屋がみえますが、前日宿泊した
種池山荘です。
なかなか素晴らしい小屋でした。


ガレ場

ガレ場が現れました。
雨の日は嫌なところです。
乾いていても滑りやすいです。
足元に注意しながら通過しました。


爺ヶ岳と鹿島槍

種池山荘をでてそのまま進めば爺ヶ岳に登れます。
右が爺ヶ岳、左が鹿島槍です。
このルートもなかなか人気があるようです。
今回も種池に泊まった登山客のほとんどが
鹿島槍を目指していました。
針ノ木岳のルートに進んだのは我々だけでした。


剱岳と日本海

左が剱岳、その右が仙人山のようです。
右奥に雲が水平に横たわっています。
その下が日本海です。

岩小屋沢岳

種池山荘を出発してから1時間50分でした。
標高2630mです。
正面に剱岳がそびえています。
前回の蓮華岳からは今歩いている稜線が遮って
いましたが、今回は遮るものがありません。
これからずっとお供してくれるようです。


向かう方向

これから向かう方向です。
右のルートを辿って、左の針ノ木岳まで歩きます。
先ほどまで雲に隠れていた針ノ木岳もきれいな姿を
みせてくれました。
ルンルン気分で歩けそうです。

針ノ木岳と針ノ木雪渓

針ノ木岳をズーミングしてみました。
縦にできた雲は飛行機雲の名残のようです。
その右下が針ノ木岳です。
鞍部に針ノ木小屋があります。
その下の針ノ木雪渓もだいぶ解けているようです。
前回はこの雪渓を上りましたが、今回はここを
下ります。


ミヤマアキノキリンソウ

低いところで咲いているアキノキリンソウのように
大きくなりません。
花も茎の頂点にまとまって咲きます。
夏の終わりから秋のかけて咲いています。


タテヤマアザミ

タテヤマアザミが群生していました。
花は下か横を向いています。
葉っぱにも鋭いトゲがありません。
今回も前を歩く「相棒」と二人だけでした。


新越山荘

新越山荘に着きました。
ここは標高2462mです。
種池山荘をでてから2時間30分でした。
10数年前にはこの小屋に泊まって同じルートを
歩きました。
この小屋からも朝焼けがきれいにみえます。
今回はここで小休止してから次に向かいました。