山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

中禅寺湖畔歩き(その1)

2010-05-31 | 里山
東武日光駅

5月26日、中禅寺湖畔を歩いてきました。
東武日光駅です。
浅草から特急もでています。
ここからいろんなところに行けます。
外国からの観光客もたくさんきていました。


いろは坂の新緑

バスで中禅寺湖に向かいます。
いろは坂も新緑が始まっていました。
天気はよくなく雨が降ってきました。
気温も5月とは思えないくらい寒い日でした。

中禅寺温泉

中禅寺温泉です。
雨にしっとり濡れています。
寒いのか人の姿がみえません。
ここから更に奥に入ります。


赤沼

赤沼というバス停で下車しました。
ここからしばらく歩いて「低公害バス」に乗ります。
雨がかなり激しく降っていました。


赤沼車庫
低公害バス乗り場の前から男体山が正面にみえるハズです。
この天気ですから、ご覧の通りです。
カラマツが芽吹いていました。


地図

今回の歩くルートです。
千手ヶ浜から中禅寺温泉まで中禅寺湖南岸コースを歩きます。
多少のアップダウンはありそうですが、雨でも問題なさそうです。


樹林帯

低公害バスで千手ヶ浜に向かいます。
カラマツ林も寒そうでした。
野生の鹿が増えていてこの笹などを食べているそうです。


貴婦人

バスは小田代ヶ原を通ります。
遠くに見えるシラカバは「貴婦人」と呼ばれ、カメラマンの的に
なっています。
秋の紅葉の頃にはたくさんのカメラマンが押し寄せてくるそうです。

低公害バス

乗ってきた低公害バスです。
電気と組み合わせているエンジンを搭載しています。
料金は1律¥300でした。


千手ヶ浜バス停

千手ヶ浜バス停です。
ここにはきれいなトイレもあります。
東屋で簡単なランチを済ませました。
ここから歩き出します。



きれいな水が流れています。
風がないので傘を差して歩いています。
今回の参加者は5名です。
この天気なので他には誰もいませんでした。



関東ふれあいの道(経ヶ岳)

2010-05-29 | 里山
スズラン

スズランが咲き出しました。
例年より遅いようです。
葉っぱの上に顔を出しているので、ドイツスズランのようです。
日本固有のスズランは葉っぱの下に小さく花を咲かせます。
君影草という名に相応しい花です。

ツキヌキニンドウ

この時期よく見かける花です。
花が葉っぱの真ん中を突き抜けているように見えます。
ニンドウとはスイカズラのことです。
筒状の花がたくさん咲きます。


ズミ

コナシ、コリンゴなどたくさんの名前があります。
上高地に小梨平というところがあります。
ここにはたくさんの木があるので、このように呼ばれています。
花が終わると梨ににた小さな実をつけます。


シャクナゲ

シャクナゲがたくさん花をつけていました。
これは園芸種です。
ネパールのアンナプルナ街道には10mを越える木がたくさん
あります。
花の時期には山が燃えているように見えるそうです。
ブータンでもたくさん見ました。




今月22日に関東ふれあいの道を歩いてきました。
北条・武田合戦の道とも呼ばれています。
坂尻から半原を越えて経ヶ岳に登り、韮尾根(にうね)に降りました。
お時間がある時にご覧ください。






今日はこれから山の会の総会です。
紅葉台を散策して「休暇村富士」で総会をして泊まります。
明日は富士山五合目のお中道をワンでリングする予定です。
みなさんのところにもお伺いできなと思いますが、ご容赦ください。

中山道(18-最終回)

2010-05-28 | 中山道
中山道、18回目の最終回です。

キンギョソウ

柏原宿を歩いています。
右の一角にお堂がありました。
すぐ近くにキンギョソウがきれいに咲いています。
花が金魚によく似ているので、この名があります。


伊吹艾(もぐさ)

古い看板が掲げられている家がありました。
「伊吹艾(もぐさ)」と書いてあります。
このあたりは「艾(もぐさ)」の生産で有名だそうです。
艾(もぐさ)はヨモギを乾燥させてその繊維から作られ、
お灸として使われます。


大きなお多福さん

スダレの中を覗いてみました。
誰もいません。
古い看板の奥に大きな「お多福さん」が座っています。
ガラスが波打ちガラスになっていました。
「撮影禁止」のマークがあったのは写真をみてから
気づきました。
この大きなお多福さんは有名なものだそうです。


柏原宿

柏原宿の中です。
休日だというのに人がまったくいません。
子供の声も聞こえませんでした。
みんなどこにいるのでしょうか?

田園風景

柏原宿を過ぎると広々とした田園風景が広がっています。
ここでも田植えの真っ最中のようでした。
山の新緑がきれいでした。

醒井宿

いよいよ醒井(さめがい)宿に入ります。
ここにも浮世絵のプレートがありました。
江戸から数えて61番目の宿場です。


エニシダ

エニシダがきれいに咲いていました。
エニシダはマメ科の植物です。
昔は黄色だけの花でしたが、最近は花の中にオレンジ色が
ある種類が多いようです。


清流

歩いている右手に清流が流れています。
ここには湧き水も多いようです。
水の中に見えるのは「梅花藻(バイカモ)」です。
冷たくてきれいな水の中にだけ生きて行ける水生植物です。

バイカモ

バイカモはその名の通り梅の花に似た白い花を咲かせます。
点々と白く見えるのが花です。
まだ開花には少し早いようです。

バイカモの花

探していたら、1ヶ所だけきれいに咲いているところが
ありました。
これがバイカモの花です。
速い流れの中から顔を出していました。
ここには「ハリヨ」という魚が棲んでいます。
体に針を持った魚で、やはり清流にしか棲めないそうです。
このバイカモの中に巣を作って小さな生物を食べて生活して
いるそうです。
清流の中に何匹か泳いでいました。

清流に沿った道

清流に沿って道が続いています。
あずきさんもこの「バイカモ」を楽しみにしていたようです。
咲いている花を見つけると熱心にカメラを向けていました。
旅行会社によるツアーもたくさんあるようです。
にぎやかな団体に一組会いました。

番場宿

番場宿につきました。
今回はここで解散です。
関ヶ原の宿を出発してから約18キロ、6時間30分の
歩きでした。
次回はここから歩きます。

バス停

ここから米原にでるバスがあります。
ところが1時間に1本しかありません。
次のバスを待つには中途半端な時間でした。
近くの家の人に頼んでタクシーを呼んで貰いました。
3台頼んだそうですが、人数は14名です。
私とあずきさんは歩くことにしました。
米原駅まで約3キロ、30分で歩きました。
途中でタクシーに抜かれましたが、駅でみんなと
一緒になりました。
天気に恵まれて気持よい街道歩きでした。
次回は秋口になる予定です。


中山道(18-5)

2010-05-27 | 中山道
ヤマフジ

新緑の中にヤマフジがきれいでした。
ヤマフジは他の木に巻きつきながら成長します。
この時期、よく目立つ花です。


今須宿

今須宿は中山道16宿の最も西にある宿場です。
ここには一里塚が残っていました。


クレソン

川の中に白い花がたくさん咲いています。
クレソンの花です。
クレソンはミズガラシ、オランダガラシなどと呼ばれ、
ヨーロッパが原産地です。
ステーキなどの付け合せとして利用されています。
野生化してこのように群生しています。

問屋場

問屋場です。
宿場で人馬の調達や荷物の運搬の取次ぎをなどを
行なったそうです。
1ヶ所とは限らず、幾つかの問屋場がある宿場も
あるそうです。

永楽通宝の瓦

「永楽通宝」と書かれた丸瓦があります。
当時の面影を残す貴重なものです。
宿場の繁栄を願って作られたようです。

岐阜県と滋賀県の国境

岐阜県と滋賀県の国境です。
この溝を境にして美濃の国から近江の国に入ります。
4年目にしてやっとここまできました。
何となく感慨深いものがありました。

寝物語の碑

国境のすぐ近くにこんな碑がありました。
ここにはたくさんの旅籠があり、両国の人が壁越しに
寝物語をしたそうです。


ベンガラを塗った家

この地方には赤い塗料を塗った家が多くありました。
塗料は「ベンガラ」と呼ばれています。
これを塗ることによって雪の付着を防ぐそうです。
また木材の防虫防腐にも役立つそうです。
ベンガラとは鉄分を含む黄土に柿渋や松脂などを混ぜて
作られるそうです。
夏の白馬大雪渓などでもこれを使って描かれた登山ルートを
見ることができます。


楓並木

右側に大きなカエデの並木があります。
ここには「楓並木」と書かれた標識がありました。
秋の紅葉もきれいだと思います。


ヤマフジ

カエデの奥にヤマフジが咲いていました。
緑の中でよく目立つ花です。
ヤマフジのツルは丈夫なので、昔は縄の代わりに使いました。
山から採ってくるのが、子供の頃の仕事でした。



東海道本線

東海道本線を渡ります。
まもなく柏原宿に差し掛かります。

柏原宿の入り口

柏原宿の入り口にある石碑です。
石碑には浮世絵のプレートが埋め込まれています。
これまでにも何ヶ所かありました。


伊吹山

伊吹山がかなり大きくなってきました。
左側の斜面はスキー場だそうです。
電線が邪魔でした。

柏原宿

柏原宿です。
すっかりきれいになって昔の面影はありません。
道路の真ん中に融雪パイプが埋められているようです。
雪国ではよく見られます。
雪が降ると溝の穴から噴水のように水がでて雪を解かします。
ここも冬は雪が深いようです。

中山道(18-4)

2010-05-26 | 中山道
野上の松並木

やがて松並木がみえてきました。
岐阜県ないではここにしか残っていない
貴重な松並木だそうです。
新しい松も植えられていました。

関ヶ原宿

いよいよ関ヶ原宿に入ります。
関ヶ原は今も昔も交通の要所になっています。

徳川家康最初陣の地

右奥にのぼり旗が立っていました。
徳川家康最初陣の地と書いてあります。
桃配山ともいわれ、ここで桃を配って陣をあげたそうです。
かなり高いところにありました。

関ヶ原宿

関ヶ原宿の中に入りました。
宿場はきれいに整備され、昔の面影はありません。
太陽がだいぶ西に傾いていました。

旅籠 枡屋

この日の宿に到着しました。
美江寺から約20キロ、6時間半の歩きでした。
創業永長元年 枡屋(ますや)です。
創業900年の旅籠だそうです。
この日は我々13名の貸切でした。

中庭

立派な中庭がありました。
女将さんが1人で働いていました。
女性陣が急遽お手伝いです。
山の女性はこんな時はなかなか気が利きます。
夕食はブタ鍋、朝食もまずまずでした。

ブログ仲間

一夜明けました。
素晴らしい晴天です。
今回もブログで知り合った「あずきさん」が名古屋から
駆けつけてくれました。
前回はご主人と一緒でしたが、今回は1人での参加です。
右が「あずきさん」です。


不破の関

ここは不破の関跡です。
壬申の乱の時、天武天皇がおいた破ることができない関というので、
この名があります。
ここは東海道に対して東山道とも呼ばれています。


分岐

分岐があります。
ここは標識どおり左に進みました。


東海道新幹線

東海道新幹線のガードを潜ります。
この先には東海道線も通っています。
トンネルに入って行くようです。

常盤御前のお墓

常盤御前のお墓がありました。
ここで小休止です。
常盤御前は牛若丸(源義経)の母として」知られています。
鞍馬山から牛若丸が東国に走ったと聞いて心配になり、
その後を追ったそうですが、この地で土賊に襲われて命を
絶ったそうです。
右奥にお墓がありました。


のどかな田んぼ風景

田んぼの中に人がいます。
田植えのあと、機械で植えた苗が倒れたりしているのを
直しているようです。
植えられたばかりの田んぼに暖かい日差しが降り注いでいました。


今日はこれから日光の中禅寺湖の湖畔を歩きに行きます。
天気が心配ですが、何とかなると思います。


中山道(18-3)

2010-05-25 | 中山道

青墓宿

赤坂宿を過ぎると広々とした風景が続きます。
途中にこんな標識がありました。
青墓宿とありますが、繋ぎの宿場だったようです。
周りに家はありませんでした。
はるか彼方に見える山は伊吹山です。

美濃国分寺

大きな看板が建っていました。
ここは昔、国分寺があった場所です。
とりあえずもっと近くまで行ってみます。


国分寺跡

内部はかなり広々としていました。
建物は何もありません。
案内書では柱の跡などがあるようですが、
入り口まで先を急ぎました。

麦畑

麦が青々として風に揺れていました。
ヒゲが短いので、小麦のようです。
アングルを低くして撮ってみました。
この麦わらでホタルを入れるカゴを作りました。
遠い子供の頃の思い出が浮かんできました。

田植え機

丁度、田植えの最中でした。
今は機械で植えるようです。
珍しいのか、みんな立ち止まってみていました。

田植え風景

すぐ近くで機械に乗って田植えをしています。
昔から比べれば随分楽になったようです。
遠くに茶色く見える山は金生山です。
石灰岩を採掘している山です。

広々とした田んぼ

田植えが終わった田んぼをよいものです。
都会ではなかなか見られない風景です。
夜になるとカエルの声が聴こえてくることでしょう。
ぽっかり浮かんだ白い雲が印象的でした。


追分

やがて「追分」に着きました。
ここは美濃路(大垣方面)と中山道の分岐です。
我々は左に進みます。


相川

相川橋を渡ります。
昔は橋がなく人足渡しの川だったそうです。
今では立派な橋がかかっています。


伊吹山

伊吹山がかなり大きくなってきました。
車で登れる山だそうです。
花の名山として知られています。
どっしりとした姿のよい山です。

垂井宿

いよいよ垂井宿に入ります。
垂井宿は江戸から数えて58番目の宿場です。
垂井市の花はツバキだそうです。

東海道本線

東海道本線を渡ります。
線路がまっすぐ続いています。
この奥に垂井駅があります。

垂井の一里塚

垂井の一里塚です。
この一里塚は中山道全線の中で2ヶ所しかない「国の史蹟」に
指定されている一里塚だそうです。
立派な標識が建っていました。

伊富岐神社の大鳥居

「伊富岐神社」とかかれた大きな鳥居がありました。
この奥に神社があるようです。
伊吹山もこの神社からつけられたようです。
字が違いますが、「いぶき」と読めます。
まもなく関ヶ原です。

中山道(18-2)

2010-05-24 | 中山道
鷺田橋

鷺田橋を渡ります。
夏を思わせるような雲が浮かんでいました。


揖斐川

下を流れるのは「揖斐(いび)川」です。
静かな流れでした。


長屋門

立派な長屋門がありました。
ここは呂久(ろく)というところです。
昔の揖斐川はこの集落の西側を流れていたのですが、
大正時代の河川改修のため、現在の流れになったそうです。

小簾紅園

小簾紅園(おずこうえん)です。
皇女和宮が降嫁の折り、立ち寄ったところだそうです。
きれいに整備された公園でした。


皇女和宮の和歌

奥にはこんな石碑が建っていました。
皇女和宮の和歌が刻まれています。
「おちてゆく 身と知りながら もみじ葉の
 人なつかしく こがれこそすれ」
ここのモミジがあまりにもきれいだったので詠まれたそうです。


道標

公園をでてしばらく歩くとこんな道標がありました。
「左木曽路」は読めますが、右はよくわかりません。
中山道は右の方でした。

タツナミソウ

草むらから白い花が顔を出していました。
タツナミソウのようです。
山で咲くタツナミソウは濃いムラサキ色をしています。
これは真っ白でしたから、園芸種が逃げ出してきたのかも
知れません。


近鉄養老線

踏み切りを渡ります。
この鉄道は近鉄養老線です。
奥にみえる駅は「東赤坂駅」です。
本数は少ないのでしょうか?
ホームに人が見えませんでした。

標識

街道にはこのような標識がところどころに立っています。
道路が整備されていて、昔の面影はありません。
人も歩いていませんでした。

杭瀬川

杭瀬川を渡ります。
ここを過ぎれば「赤坂宿」のようです。
きれいな水が流れていました。

赤坂宿

いよいよ赤坂宿です。
家も改築されて昔の姿はありません。
道の雰囲気から何となく宿場という感じが
ありました。

赤坂港跡

ここは昔「港」として栄えたところです。
「赤坂港跡」とありました。
ここにはベンチもあります。
ここで「ランチ」にしました。


本陣跡

再び歩き出します。
しばらく行くと「本陣跡」がありました。
ここは公園としてきれいに整備されていました。


赤坂宿

少し宿場らしい雰囲気のある建物がありました。
宿場の出入り口は道路が曲がっています。
賊が入った時、逃げにくくしてあるそうです。
それにしても人も車もいません。
みんなどこで何をしているのか、不思議でした。
このあたりで美江寺駅を出発してから約3時間の
歩きでした。
まだまだ歩きます。






中山道(18-1)

2010-05-23 | 中山道
電車

中山道も回を重ねて18回目になります。
14日~15日と歩いてきました。
前回(4月)に美江寺駅で終わりました。
今回はここがスタートです。
大垣から乗ってきた樽見鉄道の電車です。
下りたのは我々だけでした。

美江寺駅

この駅は無人駅です。
電車もワンマンカーで運転手が車掌の役目もします。
4月の時には八重桜が満開でした。
もうすっかり葉っぱがでていました。

宿場まつり

日曜日に宿場まつりが行なわれるようです。
どんな「まつり」か興味がありましたが、2日後では
待っている訳には行きません。


のぼり旗

こんな「のぼり旗」が宿場のあちこちに掲げられています。
風に揺れてまつりムードを盛り上げています。
天気はよく晴れていました。

美江寺観音

前回もここを訪ねました。
美江寺観音は天台宗のお寺で、多発していた水害から守って
貰おうと建てられたお堂だそうです。


看板

見覚えのある看板です。
美江寺宿は江戸から数えて56番目の宿場です。
4月に満開だった八重桜はすっかり葉桜になっていました。


富有柿

宿場を過ぎると「柿の木」が目立つようになりました。
このあたりは「富有(ふゆ)柿」の産地だそうです。
電車でくる時にも沿線にたくさんの「柿畑」がありました。
秋には美味しい柿が実りようです。


犀川と柳

犀川です。
柳の緑がきれいでした。


田園風景

広々とした田園風景です。
白い雲がぽっかり浮かんでいます。
のどかな春を感じさせてくれました。


中山道の案内板

しばらくはこのような道を歩きます。
このような看板がところどころに立っています。
何故かどれも高い位置にありました。

キツネアザミ

道端に咲いていました。
風に大きく揺れてなかなか止まってくれません。
アザミに似ていますが、アザミのようにトゲがありません。
いろんなところで見かけます。
昔はこの葉っぱを餅に入れて食べたそうです。


ノアザミ

春早くから野原などに咲いています。
花の下を触ると粘りがあります。
かなり長い間咲いています。
これから高原などでも楽しめます。
時々吹く風が顔にあたって気持よい日でした。

多聞院

2010-05-22 | 日常の出来事
多聞院の庭

誕生日にきれいなウケザキオオヤマレンゲの花の
バースディカードをモカさんから頂きました。
多聞院は車で10分くらいのところにあるお寺です。
昨日、行って見ました。
庭はすっかり緑に覆われていました。


モミジ

春でも赤くなるモミジがあります。
これを見ていると秋のようです。
緑に混じってきれいでした。

ウケザキオオヤマレンゲ

これがウケザキオオヤマレンゲです。
オオヤマレンゲとホウノキの交配種だそうです。
オオヤマレンゲは下向きに咲きますが、これは上を向いて咲きます。
もう終わりかけていました。

咲き始めの花

これから開きそうな花もありました。
あと2~3日くらいでしょうか?
咲き始めは花びらの外側が淡いピンク色をしています。
ホウの花によく似ています。

固い蕾

蕾も1個ありました。
これが咲くまでにはかなり時間がかかりそうです。
オオヤマレンゲは岐阜県の赤沢林道の奥にたくさん
咲くそうです。
自然界で咲く花はまた違った味があります。
いつか行ってみたいものです。

アヤメ

このお寺はボタンで有名です。
もう姿がありませんでした。
足元にはアヤメがたくさん咲いていました。
アヤメは乾いた土を好みます。
花に網目模様があるので「アミメ」→「アヤメ」になったようです。


シャクヤク

ボタンに代わってシャクヤクが咲いていました。
これは真っ白なシャクヤクです。
どんな色にも染められそうです。
淡いピンクがよさそうです。

八重のシャクヤク

こちらは八重のシャクヤクです。
まるで造花のようです。
シャクヤクにはたくさんの色がありますが、ここでは
白い花が多かったです。

クロバナロウバイ

クロバナロウバイもまだ残っていました。
北アメリカ原産なのでアメリカロウバイとも呼ばれています。
これもそろそろ終わりのようです。

モカさんに会ってお礼を・・・と思いましたが、残念ながら
お会いすることができませんでした。
昨日は暑かったですが、今日はどうでしょうか?
これから丹沢を歩きに行ってきます。
久し振りの「関東ふれあいの道」です。

残雪の燕岳(最終回)

2010-05-21 | 北アルプス
燕岳と燕山荘

振り返って燕岳と燕山荘に別れを告げました。
右奥が燕岳、左が燕山荘です。
空は前日とはまったく違った表情をしていました。


針ノ木岳と蓮華岳

左のピラミッド型が針ノ木岳、右が蓮華岳です。
この両方に登ってからもうだいぶ経ちます。
針ノ木雪渓には雪がなく随分高巻きさせられました。
針ノ木小屋に泊まる予定を頑張って下りてきて
大町温泉郷にあるホテルに泊まりました。


合戦の頭

合戦の頭に着きました。
ベンチは雪でまだ埋っています。
夏道はこのまままっすぐ進みます。
現在はこの右に道があります。
ここから合戦小屋まで急降下します。

燕山荘の方向

もう1度燕山荘の方向を眺めました。
一番右奥のピークに建っているのが燕山荘です。
ここまで30分くらいで下りてきました。
雪がしっかり締まっています。
登りよりかなり早いペースでした。


合戦小屋

合戦小屋に到着です。
前日、苦労した急な登りを一気に駆け下りてきました。
小屋を出発してから約40分でした。
ここで小休止です。
朝が早いのか、小屋の前には誰もいませんでした。


快適な下り

再び出発しました。
前を行くメンバーも快適なようです。
やはり山は晴れているに限ります。
下りるのがもったいないような天気でした。

有明山

樹林帯に入ってきました。
木の向こうに「有明山」が姿を見せています。
かなり高くなりました。
台形をしたきれいな姿の山です。



雪のない登山道

第二ベンチを過ぎるともうアイゼンはいりません
途中で外しました。
外すと随分足が軽くなった気がします。
ルンルン気分で下りました。


第一ベンチ

第一ベンチです。
登る時、最初に休憩したところです。
最後の休憩をとりました。
中房温泉まであと1キロです。
気温が10℃くらいに上っていました。

登山口に到着

無事、登山口に着きました。
燕山荘を出発してから約3時間です。
登りが6時間でしたから、丁度半分のタイムで下りてきました。
やはり下りは早いです。

有明荘

駐車場から車で10分ほど下ったところに「有明荘」があります。
ここには日帰り入浴できる温泉があります。
もちろん宿泊することもできます。
ここで汗を流すことにしました。
燕山荘と同じ経営になっていて、小屋で貰った「割引券」を
提出すると1人¥500で入浴できます。


内風呂

これが内風呂です。
浴槽はヒノキでできていました。
冷えた体には温かい温泉が1番です。
ゆっくり入って足の疲れをとりました。

露天風呂

外にでると大きな露天風呂がありました。
時間はまだ午前10時過ぎです。
誰も入っていません。
木の芽吹きはまだでしたが、新鮮な空気をお腹一杯吸って
英気を養いました。
2日間とも天候に恵まれた山行でした。
残雪の燕岳、充分楽しませてくれました。
一緒に登った仲間のみなさん、お疲れ様でした。
また、どこかでご一緒しましょう。



◎付 録
昨日はたくさんのお祝いメッセージをありがとうございました。
今朝は夕べの雷雨が嘘のように晴れ渡っています。
また新しい気持でスタートできそうです。
昨日、ブログ仲間の「モカ」さんからステキなバースディカードが届きました。
1人で見るのはもったいないのでご紹介します。



花はウケザキオオヤマレンゲといいます。
オオヤマレンゲとホウノキの交配種だそうです。
オオヤマレンゲは下向きに咲きますが、これはホウと同じく上を向いて咲きます。
モカさん、本当にありがとうございました。

残雪の燕岳(その5)

2010-05-20 | 北アルプス
ご来光

しばらく待っていると太陽が顔を出してきました。
山では「ご来光」と呼んでいます。
神々しくて気持が洗われるようでした。
方向盤の上にカメラを固定して撮りました。
雲海のように見えますが、方向盤に刻まれた山の姿です。



朝日に輝く槍ヶ岳

小屋の裏に登ってみました。
先ほど見た槍ヶ岳が朝日に輝いています。
この瞬間が何ともいえません。
小屋に泊まらなければ見られない風景です。
夏山と違って雪があるとまた違った味があります。

朝日とテント

小屋の前にはテント場があります。
雪を掘ってテントを張っています。
太陽がかなり昇ってきました。
テントの中ではまだ眠っているようでした。



槍ヶ岳と笠ヶ岳

時間が経つに連れて太陽の色が変わってきます。
もう先ほどの色はありません。
左が槍ヶ岳、右奥のピークが笠ヶ岳です。
朝早いので空気が澄んでいます。
素晴らしい景観でした。


燕岳

小屋の正面からの燕岳です。
ここから頂上まで1時間で往復できます。
この時期は登山道に雪が残っているところが
ありますが、雪が消えれば問題なく歩けるところです。

鹿島槍と白馬岳

燕岳から右のほうを見ています。
右も双耳峰が鹿島槍ヶ岳です。
その左奥にかすかにみえるのが白馬岳です。
太陽の光が強いですが、うっすらとピラミッド型にみえます。
白馬岳は花が多いことで知られています。
お盆過ぎに登ったのですが、100種類近い花に出会いました。
白馬鑓温泉の露天風呂から眺めるご来光も素晴らしかったです。



食堂

小屋に戻って朝食です。
この小屋は200名くらい宿泊できるようです。
この日の宿泊者は50名くらいだったようです。
多い時は食事を何回かに分けますが、今回は1回ですみました。
雪で小屋が潰れないよう、あちこちに小屋を支える柱が立っています。
シーズンにはこの食堂でオーナーがスイスホルンを演奏してくれます。
この日は不在でした。


テント場

午前7時出発です。
身支度を整え、小屋の外にでました。
素晴らしい晴天です。
小屋の前にはテント場があります。
この日は少ないようでした。
右に大きな雪庇(せっぴ)があります。
雪庇とは山の稜線に突き出た雪の吹き溜まりです。
この近くを歩いていて突然崩れ、事故に会う場合もあります。
ロープが張ってあるようでしたが、あまり近づかないほうが
無難なところです。


方向盤と燕岳

小屋の前にある方向盤と燕岳です。
カメラをこの方向盤に乗せてご来光を撮りました。
小屋の後ろからうっすらと富士山も見えました。
残念ながら太陽の光が強過ぎてカメラにはうまく
写りませんでした。

イワヒバリ

小さな鳥が挨拶にきてくれました。
この鳥は夏山でもよく出会います。
人間をあまり見たことがないようで怖がりません。
すぐ近くをかわいい声で鳴きながら通り過ぎました。


下山

いよいよ下山です。
同じ道を中房温泉まで戻ります。
まだ気温が低いので、雪はかなり締まっていました。
アイゼンが気持よく雪を踏みしめています。


槍ヶ岳

何度も楽しませてくれた槍に別れを告げます。
今年の夏もたくさんの登山者を迎えることだと思います。
日本のマッターホルンです。
「また会う日まで・・・さようなら・・・」
心の中で手を振りました。


燕山荘

だいぶ下りてから小屋を振り返りました。
燕山荘はこんなところに建っています。
これから11月までたくさんの登山者が訪れると
思います。
北アルプスでもなかなかよい小屋です。


光る雪面

このあたりが一番雪が多いようです。
木の頭が少しでています。
左は大きな斜面になっています。
雪の表面が凍っていて太陽の光で輝いていました。
まだ気温は氷点下のようでした。



◎付 録
今日は私の誕生日です。
ブログも今月で5年目に入りました。
記念に2日に歩いた富士山をご紹介します。
お時間のある時にご覧ください。







残雪の燕岳(その4)

2010-05-19 | 北アルプス
燕岳

これが燕岳(つばくろだけ)です。
花崗岩でできている山です。
素晴らしい姿をみせてくれました。


標識

小屋の前にはこんな標識が立っています。
ここから槍ヶ岳までの間を「表銀座コース」と呼んでいます。
槍ヶ岳山荘まで10時間くらいあれば行けますが、普通は途中の
小屋で1泊します。
3年前にここから1人で常念を越えて蝶ヶ岳まで歩きました。
さすが11時間は長かったです。
夏は天気さえよければ気持よく歩けるコースです。




イルカ岩

小屋にザックを置いて燕岳の頂上をピストンすることにしました。
途中にこんな岩があります。
「イルカ岩」と呼ばれています。
自然が造った芸術品です。
今にも空に向かって飛び出しそうでした。
左奥に見えるのが槍ヶ岳です。


登山道

登山道には雪がありません。
岩が細かく砕かれてまるで砂の上を歩いているようです。
途中に2ヶ所ほど雪渓がありました。



小屋の方向

途中で振り返ってみました。
小屋がどこにあるかわかりますか?
1番高いところにあるのが小屋です。
周囲を雪で囲まれています。
アイゼンは外してきました。


燕岳頂上

小屋から約30分で頂上に着きました。
小さな石に文字が刻まれています。
ここは狭い場所なので、立っているのがやっとです。
正面奥に見える山が針ノ木岳です。
下に大きな雪渓があります。


表銀座コース

今度は小屋がよく見えると思います。
正面の小高いところにあります。
小屋から右に伸びている稜線が表銀座です。
その右奥の山が常念岳のようです。


北燕岳

反対側を眺めてみました。
すぐ手前のピークが北燕岳です。
この先を辿れば東沢岳を通って餓鬼(がき)岳に行けます。
風がでてきて気温も下がってきたので、引き上げることに
しました。

燕山荘の正面玄関

帰りは35分で小屋に着きました。
これが燕山荘の正面玄関です。
小屋の前はきれいに除雪されていました。
正面のドアが重くてなかなか開け閉めがたいへんでした。
スタッフは雪のせいだといっていました。


夕日(1)

夕日が見えるというので外に出てみました。
丁度、山に沈むところでした。
気温は0℃近くに下がっていました。


夕日(2)

あっという間に沈んでしまいました。
夏は沈んだあとも空の色が紫色に輝きます。
この時はその変化が見られませんでした。
寒くなったので、早々に小屋の中に引き上げました。


槍ヶ岳から穂高

一夜明けました。
朝食前に外に出てみました。
まだ太陽が顔を出していません。
槍ヶ岳から穂高までの稜線がきれいにみえます。
大喰岳、中岳、南岳と続き、大きく切れ込んでいます。
その先の尖った山が北穂高、更に前穂高と続いています。
左の大きな山は大天井(おてんしょう)岳のようです。
表銀座ルートもよく見えます。
気温はマイナス5℃くらいでした。


笠ヶ岳

カメラを右に振ってみました。
正面奥にポツンと見えるのが笠ヶ岳です。
笠を被せたようにみえる山です。
新穂高温泉から登る笠新道は三大急登に数えられています。
石がゴロゴロしていて歩きにくい登山道です。
笠の小屋に泊まって眺めた星空が忘れられません。


双六岳

更に右の景色です。
正面のコブが双六岳のようです。
ここから笠ヶ岳までのルートも気持よく歩けるところです。
表銀座に比べて歩く人も少ないようです。

三俣蓮華岳

その右に三俣蓮華、鷲羽岳、水晶と続きます。
数年前の夏にこのルートを歩きましたが、天気がよくて
下りるのが嫌になりました。
このあたりの小屋は小さいので、お盆過ぎて登るとかなり空いて
います。
8月末でしたが、たくさんの花に出会うことができました。
そろそろ太陽が昇ってくるようです。














残雪の燕岳(その3)

2010-05-18 | 北アルプス
稜線

稜線にでてきました。
ここまでかなり急な登りでした。
一息入れます。
右奥にみえるのが、燕岳(つばくろだけ)です。
雪があると夏とはまったく違う姿にみえます。


槍ヶ岳

左奥に槍ヶ岳が姿を現しました。
感動の一瞬です。
小槍が黒く見えます。
手前の稜線が「表銀座縦走コース」の稜線です。



合戦の頭

ここは「合戦の頭」と呼ばれているところです。
標高2489mあります。
この右側を直登してきました。
正面まっすぐが夏道です。
まだ深い雪に隠れています。


尾根歩き

再び歩き出しました。
夏道はどこにあるかわかりません。
このあたりの雪は3m以上あるようです。
気温は低かったですが、風もなく気持よく歩けました。


針ノ木岳と蓮華岳

歩いている右側に新しい山が見えてきました。
左のピラミッド型の山が針ノ木岳、その右が蓮華岳です。
画面の右の黒い山が餓鬼岳です。
一つ手前の稜線になります。

槍ヶ岳とその奥の山

槍ヶ岳の方向です。
少しずつ高度を上げるに従って、槍の奥の山が見えてきます。
大喰(おおばみ)岳、中岳あたりのようです。
雲が横に流れて槍ヶ岳から煙が出ているように見えました。


燕山荘

正面の一番高いところに燕山荘があります。
今晩の宿です。
雪の上の踏み跡はしっかりしていました。


有明山

歩いてきた方向を振り返って見ます。
有明山はもうだいぶ低くなりました。
雲が気持よさそうに浮かんでいました。

燕山荘と燕岳

正面を少しズーミングしてみます。
左が燕山荘、右奥の山が燕岳です。
この右の斜面に落ちたらたいへんです。
素晴らしい展望を楽しみながら歩きました。


最後の登り

幾つかのアップダウンを繰り返し、だいぶ小屋が近くなりました。
この先は左のルートを登ります。
雪道は人が歩いたところを歩けば抜けることはありません。
ポールの近くを歩けば安全です。


歩いてきた方向

歩いてきた方向です。
踏み跡がよくわかります。
天気が悪いとポールだけが頼りになります。
このあたりはかなり風が強くなってきました。
もう雨の心配はありません。

槍ヶ岳

槍ヶ岳の奥の山が見えてきました。
手前の稜線が「表銀座コース」です。
夏は気持よく歩けます。
左の高い山は大天井(おてんしょう)岳です。
常念岳はもっと左になります。


雪に埋った小屋

小屋に着きました。
まだ半分以上雪に埋っています。
宿泊する小屋はこの裏側になります。
中房温泉の登山口から約6時間でした。
気温は5℃以下です。
この小屋は4月24日にオープンしたばかりです。
この雪が解けるまでにはまだまだ時間がかかりそうです。



残雪の燕岳(その2)

2010-05-17 | 北アルプス
雪の稜線

左手に雪を抱いた稜線がみえてきました。
大天井(おてんしょう)岳から東天井岳にかけての
稜線のようです。
この左に常念岳があります。


登山道

雪がかなり残っていました。
ここはまだ夏道が歩けます。
ジグザグした登山道をゆっくり登ります。

第三ベンチ

第三ベンチに到着しました。
第二ベンチから約40分の登りでした。
登山口から距離にすると丁度半分のようです。
ここでアイゼンをつけました。
やはりアイゼンをつけると雪道は安心して歩けます。


樹林帯

この先はしばらく樹林帯が続きます。
先にベンチで休んでいたご夫婦が歩き出しました。
我々と同じく小屋に泊まるようです。
夏は時折涼しい風が吹いてきて気持よいところです。


中房温泉の屋根

右下をみると赤い屋根がみえます。
中房温泉の屋根です。
ここまでだいぶ登ってきました。
中房温泉は大きな谷に囲まれた温泉のようです。

富士見ベンチ

第三ベンチから約35分で富士見ベンチに着きました。
ここのベンチはすっかり雪に埋っていました。
雪の上に腰を下ろして「ランチ」です。
気温は10℃くらいでしたが、風がなかったので寒さは
感じませんでした。

夏道

右奥の木に赤い紐がぶら下がっています。
ここが夏道ですが、雪に埋もれています。
雪がある時は別のルートが用意されています。

雪の登山道

雪の上に赤いテープをつけた棒が立っています。
これが雪がある時の登山道の目印です。
これを見落とさないよう歩けば危険はありません。
ここは北アルプスの三大急登と一つとされています。
しかし、雪があると登りやすく感じます。


登山道

このあたりの勾配が一番きついようです。
大きな木の根っこもあります。
足元に気をつけながら登りました。


合戦小屋

やがて合戦小屋に到着しました。
標高2489mです。
登山口から3時間50分の登りでした。
戸が開いているので、営業しているようです。
ここは夏登ると「スイカ」が冷してあります。
下でみたリフトはここまで荷揚げするリフトです。
スイカもこのリフトで運ぶようです。


小屋のいわれ

合戦小屋のいわれが小屋の入り口にありました。
神代の時代に悪い鬼と戦った場所のようです。
この小屋には数回きていますが、このような看板に気がついたのは
初めてでした。
昔はなかったのかも知れません。


有明山

後ろを振り返ると有明山がよくみえます。
もうだいぶ下になりました。
右下にみえるのは穂高の街でしょうか?
天気は最高でした。


急な登山道

合戦小屋からは左につけられた雪道を登ります。
夏道とは違うルートです。
ほぼ直登につけられています。
下からみるとまるで天に向かって登っているようです。
雪は少し緩んでいてザクザク状態でした。
踏み跡を外すと腰まで入りそうです。
幾つか大きな穴が開いていました。


◎付 録

コデマリ

コデマリの花が満開です。
小さな花がたくさん集まって丸くなります。
小さなマリのようにみえるので「コデマリ」とつきました。


オオデマリ

こちらは花が大きいので「オオデマリ」です。
一つずつの花はアジサイによく似ています。
それにしてもあまりたくさん咲いているので、どこを撮ればよいか
わかりません。
カメラ泣かせの花のようです。

ハンカチノキ(1)

その後のハンカチノキのようすです。
ホウがすっかり白くなっていました。
これも風が吹くとなかなかカメラに収まってくれません。
高いところに咲いている花です。

ハンカチノキ(2)

下から見上げてカメラを構えます。
風が止んだ瞬間を狙って撮ります。
この木は5m以上ある高い木です。
しばらくするとこのホウが落ちて地面が真っ白になります。
この花をみてから10日くらい経っています。
もうすっかり散ってしまったかも知れません。


残雪の燕岳(その1)

2010-05-16 | 北アルプス
5月8日~9日と北アルプスの燕岳(つばくろだけ)に登ってきました。
晴天に恵まれた登山でした。

松本から見た「常念岳と槍ヶ岳」

中房温泉からの登山が早いので、松本に前泊しました。
夕方、松本駅に行ってみました。
ここから常念岳と槍ヶ岳が望めます。
右のどっしりした山が常念岳、真ん中の尖った
山が槍ヶ岳です。
日没後でしたが、何とか姿が見えました。


有明山

車で中房温泉に向かいます。
途中から大きな山が目の前に現れました。
有明山(標高2248m)です。
この山はきれいな台形をしているので、よく目立ちます。


山道

だんだんと山道に入っていきます。
かなり狭いところもあります。
崖が大きくせり出していました。


山道

このような「つづら折」の道がどこまでも続きます。
朝早いので、対向車はありません。
まだ芽吹きには早いようでした。


案内板

何ヶ所かに「中房登山口まで○キロ」と書いた標識が
ありました。
これがあると気分的にも楽です。
この道路は「中房線」と呼んでいるようです。

駐車場

松本から1時間20分で駐車場に到着しました。
既に数台の車が止まっていました。
夜中に走ってきて登る人もいるようです。


登山口

駐車場から少し歩いたところに登山口があります。
ここには最近「入浴設備」ができたようです。
既に標高1462mとあります。
燕岳は標高2763mですから、約1300mの登りに
なります。

登山道

今回のメンバーは男性3名、女性1名の合計4名です。
最初からややキツイ登りでした。


登山道

クマ笹の中を掻き分けるように進みます。
天気はまずまずで雨の心配はなさそうです。
木々の芽吹きはまだでした。


第一ベンチ

登山口から約40分で第一ベンチに着きました。
ここで小休止です。
気温は15℃くらいありました。


雪道

第一ベンチを過ぎると雪が現れました。
でも登りなのでまだアイゼンはいらないようです。
滑らないよう、慎重に歩きました。


荷揚げ用リフト

やがて頭の上にリフトがでてきました。
合戦小屋に荷物を揚げるリフトです。
途中、雪で頭がぶつかりそうなところには「注意!」の
表示がでていました。


第二ベンチ

第一ベンチから約30分で第二ベンチにつきました。
ここにも立派なベンチがあります。
雪は日影だけで、日が当たっているところには
ありませんでした。
登山口から約360mの標高を登ってきたことに
なります。
まだまだ先は長いです。


◎付 録


ホウの花

近くの公園で咲いていました。
山でも見かけますが、高いところに咲いている花なので、
なかなか見ることができません。
ユニークな姿の花です。


トキワマンサク

トキワマンサクの花です。
遠くからみると真っ白に雪が積もったようにみえます。
葉っぱが1年中青々としているので、「トキワ」という
名前がついています。

メギ

葉っぱが色づいていて、小さな花を咲かせます。
枝に鋭いトゲがあるので、うっかり触るとたいへんです。
秋に小さな実をつけます。


モッコウバラ

民家の垣根などでよく見かけます。
香りがよいバラの仲間です。
次々に花を咲かせるので、長い間楽しめます。