山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

佐渡紀行(その2)

2013-08-31 | 日本の旅
イベントプラザ

この船にはイベントプラザがあります。
出航と同時にいろんなイベントが行われるようです。

イベント(1)

二人の女性がでてきました。
左の女性が着ている着物の色が「トキ色」というそうです。


イベント(2)

ブルーの着物を着ていた女性は「佐渡の民話」を
語ってくれました。
「ツル(トキ)の恩返し」のような話でした。

イベント(3)

続いてトキ色の着物を着た女性は「おけさのルーツ」についての
話をしてくれました。
その後、きれいな声で「佐渡おけさ」を歌ってくれました。
毎年、佐渡に行っていますが、イベントを見たのは初めてでした。


米山

甲板にでてみました。
進行方向右手に米山(よねやま)が見えます。
頂上は雲に隠れていました。


航跡(1)

航跡です。
直江津港がだんだんと小さくなって行きます。


カモメ(1)

カモメがすぐ近くまで船を追いかけてきています。


カモメ(2)

何かエサを欲しがっているようです。

カモメ(3)

夏雲をバックに悠々と飛んでいます。


海と雲(1)

沖合にでたら、海の色も変わってきました。
夏雲とのツーショットです。


航跡(2)

再び航跡です。
カモメはなかなか離れません。

海と雲(2)

ますます海の色が濃くなりました。
雲も気持ちよさそうに浮かんでいます。


カモメ(4)

すぐ下を見ると、カモメにエサをやっている人がいます。
カッパエビセンを手に持っていると、カモメがうまくキャッチして
いました。


小木港

船室でしばらく休んでいたら、「まもなく小木港に接岸します・・・」という
アナウンスが流れました。
佐渡の小木港に着いたようです。

上陸

急いで車に乗り込みました。
車できた人は全員車に乗って上陸します。
船首のゲートが開きました。


こがね丸

乗ってきたカーフェリー「こがね丸」です。
夏の2時間40分の航海は短く感じました。

時計台

トキの彫刻がある時計台です。
これから宿に向かいます。
例年なら海岸線を20分ほど走れば着きますが、
今年は海岸線の1部が崩落し止むなく遠回りさせられました。
約1時間のロスでした。



   ◎付 録

※イベントプラザの「佐渡おけさ」です。
素晴らしい声をお聞きください。






佐渡紀行(その1)

2013-08-30 | 日本の旅
※8月2日~5日、佐渡に行ってきました。

直江津港(1)

直江津港です。
自宅から車で関越道・上信越道・北陸道と
走ってきました。
約4時間のドライブでした。

佐渡おけさ

2階に登る階段に「佐渡おけさ」の絵が描いてありました。

トキの出迎え

待合室では「トキ」が出迎えてくれました。

ポスター

こんなポスターが貼ってありました。
今年は「港まつり」が見られるようです。


カーフェリー

これから乗船するカーフェリーです。
船尾から乗船します。

船首

こちらは船首です。
佐渡にはこちらから上陸します。

車輌置き場

車輌置き場です。
係員の誘導によって整然と乗船します。


ブリッジ

甲板にでてみました。
一般乗船客は右奥に見えるブリッジから乗船します。


日の丸

最上階の甲板です。
出港時と入港時には日の丸が掲げられます。
空はどんよりと曇っていました。

甲板(1)

船首に向かって左側です。
真ん中に大きな煙突があります。

甲板(2)

こちらは船首に向かって右側です。
今にも雨が降りそうな空模様でした。

直江津港(1)

これから向かう港の出口です。
沖に出れば、晴れているようです。

船内

船内には売店もあります。
右はゲームセンターです。
正面のドアーの奥には食堂があります。

食堂

ここが食堂です。
この「岩のりラーメン」はなかなか美味しいです。
生ビールもありますが、運転手なのでジッと我慢でした。
※佐渡まで2時間40分の船旅の始まりです。


白峰三山(最終回)

2013-08-29 | 山梨の山
※このシリーズの最終回です。

林道

しばらくは林道歩きが続きます。
風がないので、ここから先は傘を指して歩きました。

ツリフネソウ

ツリフネソウが雨に濡れていました。

奈良田橋

奈良田橋が見えてきました。
あの橋を渡ればまもなく奈良田温泉です。


早川

橋の真ん中あたりから、上流を眺めてみました。
山もこの日は朝から雨だったようです。

ヤマユリ

ヤマユリが藪の中から顔を出していました。
香りが強い花です。

駐車場

大きな駐車場です。
金沢と富山から参加の二人はここに車を駐車していました。
これから、温泉で再び合流します。


ヤマアジサイ

きれいな色のヤマアジサイです。
雨に濡れて、しっとりとしていました。

町営温泉

町営の温泉です。
バスの時間までたっぷり3時間以上あります。
温泉に入ってさっぱりし、乾いたシャツに着替えてゆっくり食事を
します。


説明文

こんな説明文がありました。
ここの温泉は「女帝の湯」だそうです。

奈良田湖

奥にダムが見えます。
この湖は奈良田湖と呼ばれているそうですが、水が少なかったです。

玄関

この温泉の玄関です。
奥に座敷がありましたが、座敷を使用すると¥1000です。
食堂でビールを飲んで、時間調整しました。

身延駅行きのバス

このバスに乗って身延線の身延駅まで行き、甲府から特急で帰る予定でした。
ところが、運転手さんから「途中で下車すれば高速バスがくるよ。」と
教えられ、そのようにコース変更しました。

バス停

飯富(いいとみ)というバス停で下車し、高速バスを待ちました。
ここにはコンビニもあって、缶ビールも買えます。

高速バス

高速バスがきました。
途中から中央道に入り、新宿まで運んでくれます。
料金も電車に比べてかなり安かったです。

※広河原・・・北岳・・・間ノ岳・・・農鳥岳・・・大門沢・・・奈良田と
夜行バスを入れれば3泊4日の山旅でした。
南アルプスでも3000m級の山を連ねて歩けるコースは数少ないです。
たくさんの高山植物にも会うことができ、楽しい山行でした。

※なお、花の種類を数えたら全部で80種類の花に会うことができました。




白峰三山(その17)

2013-08-28 | 山梨の山
遠望

翌朝の風景です。
小雨が降っていました。

大門沢小屋の全景

大門沢小屋を別の角度から見ています。
左の建物の1階が食堂、右下の赤い屋根の建物がトイレです。
トイレは昔ながらの「ポトン式」でした。

橋(1)

身支度を整えて出発しました。
これから何度かこのような橋を渡ります。



前夜からの雨で、かなり増水していました。

登山道(1)

こんなところもありました。

ウツギ

ウツギがまだ咲いていました。

橋(2)

この橋はしっかりしていました。

登山道(3)

ここは大きく下っています。
雨で濡れているので、滑らないよう気をつけて
歩きました。

橋(3)

この橋を渡るにはバランスがよくないと渡れません。

吊り橋(1)

今度は吊り橋が現れました。


吊り橋(2)

2つ目の吊り橋です。
ここは前の人との距離をおいて渡ります。

登山道(4)

樹林帯を通過中です。

吊り橋(3)

最後の吊り橋を渡っています。
この吊り橋はかなりしっかりしていました。

登山口

やっと林道にでてきました。
大門沢小屋からここまで2時間50分でした。

※雨に中の歩きでしたが、この時期雨具を着けると汗で濡れてしまいます。
雨具の上着だけ着けましたが、ズボンは濡れても着替えを持って
いますから、心配はありませんでした。

白峰三山(その16)

2013-08-27 | 山梨の山
登山道(1)

かなりガレた登山道を下って行きます。

ガス

これから向かう方向です。
左からガスがどんどん湧いてきています。

お花畑(1)

キバナシャクナゲの群生です。

お花畑(2)

こちらはハクサンイチゲの群生です。
これだけ群生していると見事です。

登山道(2)

登山道が少しなだらかになってきました。
まだまだ、先は長いです。

分岐

大門沢の下降点に着きました。
ここは標高2800mです。
ここから大門沢の小屋まで1100mの下りになります。
地図上のコースタイムで2時間30分とありました。

大門沢

この下が大門沢です。
大きく落ち込んでいます。


ゴゼンタチバナ

ゴゼンタチバナが咲いていました。
白く花びらのようなものはガク片で花は真ん中に小さく集まっています。
秋になると、真っ赤な実をたくさん付けます。

コイワカガミ

きれいな姿のコイワカガミが咲いていました。
葉っぱが鏡のように光っています。

登山道(3)

ロープが張ってあります。
足元が滑りやすいです。

登山道(4)

ウラジロナナカマドの群生地です。

登山道(5)

石がゴロゴロしている登山道です。
雨が降ると嫌な道です。


登山道(6)

降りてきた道を振り返ってみました。
道らしきものが見えません。

登山道(7)

シラビソの中を快調に下ります。


クガイソウ

クガイソウが1輪だけ咲いていました。

タカネグンナイフウロ

北岳の二俣あたりでも出会った花です。

登山道(8)

左に沢がでてきました。

コバノイチヤクソウ

コバノイチヤクソウ、
その昔は薬草として重宝されたようです。

大門沢小屋(1)

大門沢小屋に着きました。
分岐から2時間50分、北岳山荘からは9時間50分の歩きでした。


大門沢小屋(2)

小屋全体はこんな感じです。
左が受付、我々は2階の部屋が与えられました。
最初は1枚の布団に2人といわれました。
とりあえず、壁側から女性3名、その横から男性としました。
午後6時を過ぎてから、もう登山者が来ないと判断したのか、
やっと1枚の布団に1人となりました。
これで、安心して寝ることができます。




白峰三山(その15)

2013-08-26 | 山梨の山
※昨夜、木曽の御嶽山から帰ってきました。

ブログ続けます。

塩見岳

塩見岳をズーミングしてみました。
この山は双耳峰になっていて、手前が東峰(3052m)、西峰(3047m)です。
西峰を少し下ったところに塩見小屋があります。


遠望(1)

これから歩くルートです。
もうここまでくると他の登山者にほとんど会いません。


登山道(1)

この先は左に巻きます。


ミヤマキンバイ

岩の間から顔を出していました。
花びらがきれいなハート型をしています。


登山道(2)

このルートをたどった先に農鳥岳があります。


流れる雲

仙塩尾根に雲がどんどん降りてきています。
もう塩見も荒川三山も見えなくなりました。

農鳥岳

農鳥岳(3026m)に到着しました。
今回の山行で、5つ目の3000m峰です。
農鳥小屋から2時間20分、北岳山荘からは5時間50分でした。

お花畑

お花畑が広がっています。
手前の大きな白い花はハクサンイチゲ、小さな花はアオノツガザクラです。

ハクサンイチゲ

きれいな姿のハクサンイチゲです。
花びらに見えるのはガク片で、花びらはありません。
ガク片も5~8枚と決まっていないようです。


アオノツガザクラ

クリーム色ですが、アオノとついています。
葉っぱがツガの葉に似ているので、このように呼ばれています。
まだ、ツボミがたくさんありました。


チングルマ

すっかりお馴染みになった花です。
この花も群生すると真っ白に雪が積もったようにみえて
なかなかきれいです。

ミヤマクワガタ

足元に咲いていました。
北アルプスでは濃いムラサキ色をしていますが、南アルプスでは
このように赤っぽい色をしています。
同じ名前のクワガタ虫がいますが、この花とよく間違われます。

ミヤマアカバナ

天気が悪いと閉じていることが多い花です。
ここではしっかりと4弁花を見せてくれました。
里に咲くアカバナの高山種です。


ツガザクラ

この花もうっかりすると見落としてしまう花です。
歩いている足元の岩場からそっと顔を出していました。

※北海道の大雪山にはこの花の色が濃いピンクをした
エゾノツガザクラがあります。

※数年前に行ったカムチャッカのベースキャンプには足の踏み場も
ないくらい群生していました。
夏のカムチャッカは高山植物の宝庫でした。


白峰三山(その14)

2013-08-24 | 山梨の山
農鳥小屋(1)

農鳥小屋に着きました。
北岳山荘から3時間30分の歩きでした。


農鳥小屋(2)

この小屋にはまだ泊まったことがありません。
奥はこれから歩くルートです。


ネバリノギラン

足元にひっそりと咲いていました。
花を触ると粘りがあります。
花はこれ以上開きません。


登山道(1)

左に見えるのが西農鳥岳です。
ここは右に巻いて登るようです。

登山道(2)

かなり厳しい登りです。
時々、吹き上げてくる風が気持ちよかったです。


遠望

歩いた方向を振り返ってみました。
農鳥小屋があんなに小さくなりました。


クロマメノキ

ウラシマツツジの間から、クロマメノキの花が顔を出していました。
うっかりすると見逃してしまいます。

シコタンソウ

花びらに赤と黄色の斑点があります。
茎が赤いのも特徴です。

タカネツメクサ

大きくマット状に群生します。
ここにはまだたくさんの蕾がありました。


タカネヒゴタイ

アザミに似た花が咲きます。
葉っぱにトゲがありますが、触っても痛くはありません。


登山道(3)

ガレた岩場の登山道が続きます。

イワツメクサ

花びらは5枚ですが、大きく切れ込んでいるので10枚に
見えます。
ツメクサの女王です。

仙塩尾根

真ん中に延びているのが仙塩尾根です。
右が仙丈ヶ岳、左が塩見岳です。
右の中腹に小屋が見えますが、熊の平の小屋です。
ぶっきらぼうの小屋番がいて、あまり印象はよく
ありませんでした。

塩見岳と荒川三山

右が塩見岳、正面奥が荒川三山です。
静岡から椹島に入り、千枚小屋、赤石小屋と泊まって
1周しました。
荒川小屋の手前には大きなお花畑がありました。

登山道(4)

このあたりの登山道はよく踏まれていました。
ここまでくると出会う登山者も少なくなります。
まもなく、西農鳥岳です。


西農鳥岳

西農鳥岳(標高3051m)に到着しました。
北岳山荘をでてから、約4時間の歩きでした。

※北岳・中白峰岳・間ノ岳・西農鳥岳と今回4つ目の3000m級の
山でした。
もう1つ農鳥岳が残っています。


※今日から木曽の御嶽山に行ってきます。
天気が心配ですが、今夜は小屋に泊まって明日の夜帰ってくる予定です。
ブログは26日から再開します。



白峰三山(その13)

2013-08-23 | 山梨の山
遠望(1)

これから向かうルートです。
左のこんもりとした山が西農鳥岳です。

頂上全体

間ノ岳の頂上全体はこんな感じです。
岩でゴツゴツしていますが、かなりたくさんの人が
腰を降ろして休むことができます。


チングルマ(1)

ここでもきれいに咲いていました。
背は低いですが、これでも立派な木の仲間です。


チングルマ(2)

少し離れたところでは綿毛ができていました。
この姿を子供が遊ぶ「カザグルマ→稚児車(チゴグルマ)」に見立て、
転化してチングルマとなりました。

雪渓

歩いてきた方向を振り返ってみました。
北岳がまだ大きくそびえています。
手前の雪渓が笑っているように見えました。

北岳

雪渓を手前に北岳を撮ってあげました。
雲は厚いですが、まだ雨は大丈夫のようです。


キバナシャクナゲ

ここでもきれいな姿のキバナシャクナゲが
咲いていました。
花びらが湿気を帯びて透き通っていました。

登山道

ここから大きく下って行きます。
遠くに赤い屋根の農鳥小屋がみえてきました。

遠望(2)

雄大な景色です。
右奥に塩見岳、更にその奥に荒川三山が見えています。
もうあのあたりは静岡県です。


チシマギキョウ

チシマギキョウが出迎えてくれました。
花びらにヒゲがあります。
イワギキョウにはありません。
イワギキョウが咲くのはこれからです。

空の雲(1)

空を見上げてみました。
今にも襲いかかってくるような雲でした。

ハクサンシャクナゲ

ハイマツの間から顔を出していました。
花びらの奥に緑の斑点があります。
加賀の白山で最初に発見されました。

空の雲(2)

再び雲のようすです。
こんな雲を眺めるのも山歩きの楽しみです。


空の雲(3)

飛行機雲が流れていました。
右下に農鳥小屋が見えています。

ウラジロナナカマド

ウラジロナナカマドの群生です。
秋には真っ赤に紅葉します。
その場面を想像してみてください。
まもなく農鳥小屋に着きます。




白峰三山(その12)

2013-08-22 | 山梨の山
登山道

かなり険しい登山道が続きます。

北岳(1)

北岳の頂上に雲がかかっています。
一番左に甲斐駒ヶ岳が見えます。

標識(1)

ケルンが積んでありました。
ガスが濃い時にはよい目印になります。

登山道(2)

これから向かうルートです。

雪渓

雪渓がでてきました。
右奥に富士山がわずかに姿を見せています。

タカネヤハズハハコ

蕾の時は少しピンク色をしています。
これで一つの株です。

アオノツガザクラ

すぐ近くに咲いていました。
ツガザクラは赤い花です。

チングルマ(1)

バラ科の植物です。
花が終わると綿毛がでてきます。

コイワカガミ

その名の通り、岩場が好きな花です。

チングルマ(2)

チングルマの世代交代です。
手前の花びらが散ると真ん中から綿毛ができてきます。

キバナシャクナゲ(1)

ここはすぐ下がガレています。
こんな厳しい環境に咲いている花です。
カメラアングルを低くして撮ってあげました。
富士山も入って会心のワンショットになりました。

キバナシャクナゲ(2)

上から見るとこんな感じです。
蕾はかなり黄色い色をしています。
雪解けと共に咲き出す花です。

イワヒゲ

岩陰に咲いているので、うっかりすると見逃して
しまいます。
ヒゲのような細い葉っぱから小さな釣鐘状の花を咲かせます。


北岳(2)

北岳があんなに遠くになりました。
頂上はすっぽりと雲のベールに包まれてしまいました。

間ノ岳

間ノ岳(標高3189m)に到着です。
日本で4番目に高い山です。
北岳山荘を出発してから約2時間の歩きでした。
山荘に荷物をおいてここまでピストンする登山者も
いました。

標識(2)

ここから三峰岳まで約1時間で行けます。
昔、仙丈ヶ岳から塩見岳まで(いわゆる仙塩尾根)を歩いた時、
三峰岳にザックをデボしてここ間ノ岳をピストンしました。
それを入れたら、間ノ岳は2度目ということになります。



塩見岳

休んでいたら、その塩見岳が姿を現してくれました。
なかなかどっしりとした山です。
手前の尾根をたどっていけば塩見岳に到達します。
仙丈ヶ岳から4泊5日の長いコースでした。



御獄山

木曽の御獄山が雲の間から顔を出してくれました。
どっしりとした大きな山です。






白峰三山(その11)

2013-08-21 | 山梨の山
富士山(1)

午前6時30分、出発です。
富士山が姿を見せてくれました。
頂上にうっすらと雲の帽子を被っています。
笠雲は天気が崩れる前兆といわれています。


太陽

東の空です。
太陽がかなり高くなっていました。


富士山(2)

富士山を普通にみるとこんな感じです。
山並みがきれいでした。


仙丈ヶ岳(1)

右は仙丈ヶ岳、左は中央アルプスの山々です。


登山道(1)

天気はすっきりと晴れてはいませんでしたが、
雨の心配はなさそうです。


中央アルプス

中央アルプスを切り取ってみました。
右から木曽駒・宝剣・・・更に左に空木岳と
続いています。


仙丈ヶ岳(2)

仙丈ヶ岳です。
どっしりと構えた山です。


太陽と雲

太陽を撮ってみました。
左から黒い雲が襲ってきています。

仙丈と甲斐駒

右奥に甲斐駒ケ岳が姿をみせてくれました。
左は仙丈ヶ岳です。



八ヶ岳

奥に八ヶ岳も見えてきました。
このくらい見えれば文句はいえません。


北岳(1)

登ってきたルートを振り返ってみました。
北岳山荘がもうあんなに小さくなりました。
北岳からのルートもよく見えます。


北岳(2)

雲がとれて頂上が見えてきました。


富士山(3)

富士山の方向です。
大きな雲が富士山を押し潰そうとしています。



登山道(2)

これから進む方向です。
遠くに白く見えるのは雪渓です。


鳳凰三山

真ん中の山々が鳳凰三山です。
右が薬師ヶ岳、正面が観音ヶ岳、左が地蔵ヶ岳です。
地蔵のオベリスク(尖塔)は鳳凰三山のシンボルに
なっています。


乗鞍と木曽御獄山

遠くに乗鞍と木曽御獄山が見えています。
右が乗鞍岳、左の台形の山が木曽御獄山です。

※木曽御獄山は今月24日~25日で登る予定です。
天気が晴れることを願っています。


白峰三山(その10)

2013-08-20 | 山梨の山
診療所

翌朝、朝食前に外に出てみました。
玄関のすぐ近くにこじんまりした建物があり、診療所になっていました。
怪我をしたら応急手当をしてくれるようです。

テント

小屋のすぐ近くまでテントが張られていました。
この日は小屋の中もかなり混雑していて、最初は1枚の布団に2人と
いわれました。
しかし、夕食後幾らかスペースがあったようで、我々のところは
4枚の布団を5人で寝ることができました。

※あとで受付で確認したら、この小屋の収容人数は150人ですが、
この日は少し多くて180人の宿泊者があったそうです。


朝日(1)

太陽が昇ってきたようです。
雲が赤く染まりだしてきました。




山並み

条件がよければこの正面に富士山が見えるそうです。
山並みが幾重にも重なってきれいでした。


朝日(2)

姿が見えませんが、太陽はかなり昇っているようです。


パノラマ

パノラマで撮ってみました。
一番左は北岳の山頂です。
右の山が朝焼けに輝いています。


太陽(1)

雲の間から太陽が顔を出しました。
黒い帯をしています。

太陽(2)

少しズーミングしてみました。
ガスの関係でかなり歪んだ顔になっています。


太陽(3)

やっと丸くなりました。




雲が次々に変化します。
気温は8℃くらいでしたが、半袖でも寒くはありませんでした。

太陽(4)

最後のショットです。
雲が金色に輝いてきれいでした。


建物

建物の外観です。
我々の部屋は下から2番目の一番奥です。
この建物は建築家の黒川紀章氏が設計したそうです。
鉄骨2階建てのしっかりした建物でした。


陽光

最後に富士山を・・・と思ってその方向を見ました。
まだ姿を見せてくれませんでしたが、光の筋がきれいでした。


北岳(1)

北岳にもガスがかかっていました。


北岳(2)

しばらく待っていたら、頂上が見えてきました。
前日、降りてきた登山道がよく見えます。


遠望

太陽は厚い雲の中に隠れてしまいました。
しばらくはでてこないようです。


朝食

朝食の時間になったので、食堂に行きました。
野菜や果物もついていて、どれも美味しかったです。


食堂

食堂はこんな感じです。
なかなか清潔な食堂でした。
奥の壁に北岳から間ノ岳の写真が貼ってありました。
朝食を終えたら、30分後に出発です。

白峰三山(その9)

2013-08-19 | 山梨の山
登山道(1)

まだまだ下ります。

標識

ここから八本歯のコルに行くこともできます。
北岳山荘まであと20分です。


登山道(2)

ここも大きく下っています。
ガレ場では浮石に注意して歩きましょう。


ミネウスユキソウ

岩の隙間から顔を出していました。
このウスユキソウの仲間もたくさんあります。
ヨーロッパではエーデルワイスと呼ばれています。


チシマギキョウ

きれいな姿だったので、撮ってあげました。
花びらにたくさんの白いヒゲがあります。


ケルン

ケルンはガスが濃い時にはありがたい存在です。


登山道(3)

岩だらけの登山道が続きます。
やっと小屋が見えてきました。


ハクサンシャクナゲ

ハクサンシャクナゲです。
花びらの中に緑の斑点があります。
ハイマツの中から顔をだしていました。


テント場

テント場もいっぱいのようです。


北岳山荘(1)

北岳山荘に着きました。
ここは標高2900mの雲の上です。
北岳の山頂からは1時間10分、広河原からは9時間40分の
歩きでした。
生ビールを持った山ガールがでてきました。



北岳山荘(2)

ここを入って中の扉を開けた右側に受付があります。
玄関の中はかなり混雑していました。
宿泊費は1泊2食付きで¥7900でした。


生ビール

早速、生ビールを買ってきました。
1杯=¥900でした。
気がついて写真を撮る頃にはもうほとんどありませんでした。
丁度、ヘリの荷揚げが終わったところだそうで、何杯でもお代わり
できます。
但し、高度が高いところではほどほどにしないと酔うのも早いです。


夕食メニュー

夕食は何回かに分けられ、我々はPM6時45分からでした。
北アルプスの小屋と比べたら、南の食事は少し見劣りがします。
ご飯と味噌汁はお代わりできました。
夜は寝るだけなので、これで十分でした。

白峰三山(その8)

2013-08-18 | 山梨の山
登山道(1)

北岳に向かう最後の岩場です。


シコタンソウ

岩の間に群生していました。
花びらに赤い斑点があります。

ミヤマオダマキ

高山に咲くオダマキです。
この花は下界では園芸種として出回っているようです。


花の競演

ここでは花たちが共演していました。
左からタカネツメクサ、赤く見えるのはイワベンケイの雌株、
その下はハハコヨモギ、右奥の黄色い花はイワベンケイの
雄株です。
これだけの花が同居しているのは珍しいです。


北岳の頂上

北岳の頂上に着きました。
以前はこの山の標高は3192mでした。
測量をし直した結果、1m高くなって3193mになりました。
富士山に次いで日本で2番目に高い山です。
広河原を出発してから、8時間10分の歩きでした。


山梨県の標識

こちらは山梨県の標識です。
ここにも3193mという新しい表示がありました。


頂上全体

頂上全体はこんな感じです。
ここで記念写真を撮って、次に向かいました。
一番手前にいる男性は札幌から一人できたといっていました。
この先のルートは我々と同じで、時々顔を合わせました。
八本歯の雪渓で事故があったという話は彼から聞きました。



オヤマノエンドウ

マメ科の植物です。
花の中の白い部分がアクセントになっています。
北海道の礼文島に咲くレブンソウによく似ています。
礼文島では海岸に咲いていました。


お花畑

お花畑に見送られて下っていきます。



登山道(2)

少しガスがでてきました。
かなり急な下りです。


分岐(1)

八本歯のコルへの分岐です。

分岐(2)

ここを真っすぐ行った岩場にキタダケソウが咲いています。
6月末までの花で、もうこの時期は終わっています。



岩場

かなり急な岩場です。
足元を確認しながら、慎重に歩きたいです。


タカネシオガマ

ミヤマシオガマに似ていますが、葉っぱの切れ込みが違います。
もっとマット状に咲く花ですが、ここではポツンと咲いていました。


シコタンハコベ

高山に咲くハコベの仲間です。
花びらは中裂しています。
葉っぱの先端が鋭く尖り、全体が白っぽく見えます。
なかなか出会えない花ですが、会うことができてよかったです。


※今日は高尾山の奥にある景信山(かげのぶやま)に登ります。
降りてきたら、高尾駅の近くで「暑気払い」です。

白峰三山(その7)

2013-08-17 | 山梨の山

登山道(1)

やや緩やかな登山道が続きます。


登山道(2)

時々吹いてくる風が肌に気持ちよかったです。



チシマギキョウ

チシマギキョウが咲いていました。
花びら全体に毛が生えています。
イワギキョウにはこの毛が生えていません。


ミヤマシオガマ

葉っぱが細かく切れ込んでいるのが特徴です。
シオガマの仲間で一番標高が高いところに咲く花です。



肩の小屋(1)

肩の小屋に到着しました。
広河原を出発してから約7時間の歩きでした。
昔、キタダケソウに会いたくてここにきましたが、天気が悪くて
この小屋に連泊し、やっと会うことができました。
6月の梅雨時に咲く花なので、もうこの時期には咲いていません。


肩の小屋(2)

小屋のすぐ脇に登山道がありました。
少し登ったところから眺めた肩の小屋です。
以前は屋根が赤く塗られていましたが、今は青で統一されて
いました。



チョウノスケソウ(1)

須川長之助という人が発見したので、このような名がついています。
葉っぱが小判のように見えるのが特徴です。


チョウノスケソウ(2)

春早くに咲く花なので、なかなかきれいな姿に会えません。
今年は私を待っていてくれたようです。
チングルマに似ていますが、チングルマの花びらは5枚、
こちらは8枚あります。



イワウメ」

この花も早く咲く花です。
花が梅の花によく似ています。



遠望

だいぶ登ってから振り返ってみました。
肩の小屋の奥にテント場があり、たくさんのテントが
張られています。

登山道(3)

このあたりはかなり急な登りです。
みんなの喘ぐ声が聞こえてきそうでした。


イワベンケイ

イワベンケイの雄株です。
こんなに見事な株は珍しいです。


分岐

両俣への分岐に出ました。
左奥に北岳の山頂が見えてきました。


タカネマンテマ

1度出会うと忘れられない花です。
ガクが丸くてラグビーボールのようです。
ガクの先端にピンク色の小さな花を咲かせます。
日本でも南アルプスにだけ咲く花で、絶滅危惧種に指定されています。



ハハコヨモギ

花は筒状花ばかりの頭花で、丸く集まって上向きに咲いています。
南アルプスと中央アルプスの高山帯に自生する花です。


ヨツバシオガマ

葉っぱが4枚輪生しています。
シオガマの仲間では一番よく出会う花です。
秋になると葉っぱが赤く紅葉します。
その頃また会うのも楽しみです。



白峰三山(その6)

2013-08-16 | 山梨の山
鳳凰三山

鳳凰三山が姿をみせてきました。
左から地蔵ヶ岳(2764m)、観音ヶ岳(2840m)、
薬師ヶ岳(2780m)です。


ハクサンイチゲ

やはりこの時期の主役です。
白い花弁のように見えるものはガク片で、花弁はありません。

登山道(1)

左手にお花畑を眺めながら登ります。

ウラジロナナカマド

ウラジロナナカマドを手前に立たせて、鳳凰三山を
撮ってみました。
秋の紅葉が楽しみなショットです。



お花畑

一面のお花畑です。
黄色いシナノキンバイが主役になっていました。


標識

小太郎尾根との分岐です。


小太郎山

正面の白くガレた山が小太郎山(2725m)です。
ここから片道約2時間の工程です。
遠くに甲斐駒ヶ岳がうっすらと姿を見せています。


仙丈ヶ岳

仙丈ヶ岳(3033m)です。
大きくてどっしりとした山です。



タカネツメクサ

マット状に群生する花です。


ミヤマコゴメグサ

ウラシマツツジの間から顔を出していました。
小さな花ですが、かわいいです。


イワツメクサ

岩場が好きな花です。
花びらは5枚ですが、深く切れ込んでいるので10枚に見えます。


登山道(2)

これから歩く登山道です。

ミヤマダイコンソウ

葉っぱがダイコンの葉に似ています。
やはり岩場にたくさん咲いていました。


イワベンケイ

葉っぱにたくさん水を蓄えています。
厳しい環境で力強く生きているので、弁慶に例えられました。
雌雄異株で、これは雌株です。


コケモモ

実は真っ赤になり、食べられます。
小さな花ですが、かわいい花です。


仙丈と甲斐駒

左が仙丈ヶ岳、一番右が甲斐駒ケ岳です。
雲がどんどん湧いてきています。
夏山は雨よりもカミナリが怖いです。
再び、歩き出しました。