goo

ショウブ

 ショウブ科(←サトイモ科)ショウブ属の「ショウブ(菖蒲)」。剣のように伸びる葉を、邪気を祓う厄除けの植物として、古くから使われてきた。葉に精油成分が含まれるため菖蒲湯にされるが、そのため「ハショウブ(葉菖蒲)」とも呼ばれている。この “菖蒲” の字を “アヤメ” にも当てたため、その後、混乱をきたしている。どこでどう間違ったのか詳しくはわからないが、 “菖蒲” の文字からは、写真のショウブ(菖蒲)、アヤメ(菖蒲)、ハナショウブ(花菖蒲)の3種類が思い浮かび、更にカキツバタ(杜若)を加えて、かなりややこしい。とりあえず、それらの主な特徴や見分け方を挙げておこう。

・ショウブ:ショウブ科で湿地に生育。花は肉穂花序。葉に中脈があり、芳香がある。
・アヤメ:アヤメ科で湿地ではない山野に生育。外花被片に網目模様がある。葉の中脈は目立たない。葉が縦に並んでいる様子を文目(あやめ)模様ということからも。
・ハナショウブ:アヤメ科で湿地に生育。花被片に黄色い筋がある。葉には隆起した中脈がある。
・カキツバタ:アヤメ科で湿地に生育。外花被片に白い筋がある。葉の中脈は目立たない。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

ムラサキケマン

 ケシ科キケマン属の「ムラサキケマン(紫華鬘)」。花期は4月なので、もう花は残っていないが、今回は果実の観察。他の方のブログで、ムラサキケマンの果実はホウセンカやツリフネソウなどと同じように種を弾き飛ばすと知って、その様子を確かめてみた。写真の右側に莢状の果実があるが、これが熟して何らかの刺激を受けると、莢の皮があっという間に丸くなり、その衝撃で中の種子が弾き飛ばされる仕組み。写真中央が丸まった莢で、葉の上に見える種子は、弾き飛ばされたものを参考のために載せたもの。
コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )

オカタツナミソウ

 先日、パスポートの査証欄のデザインが、葛飾北斎の “富嶽三十六景” になるというニュースがあった。2020年の東京オリンピック・パラリンピックを前に、日本らしさを発信するとともに、偽造を困難にしてテロ対策を防止する目的もあるという。見開き2ページに印刷し、10年用旅券には24種類、5年用には16種類使用するらしい。私は海外旅行はほとんどしないが、これは是非手にしてみたいと思っている。ところが私のパスポート期限は2018年4月で、このデザイン変更は2019年から実施されるとのこと。2018年に更新してしまうと、新しいデザインのパスポートは手に入らない。せっかくなので新しいデザインになってから手続きすることにしよう。
 写真は蓮生寺公園の「オカタツナミソウ(丘立浪草)」。シソ科タツナミソウ属の多年草で草丈は30〜40センチほど。 “立浪” の名前は、穂状の花を押し寄せる波に見立てている。小花の様子が、北斎の “神奈川沖浪裏” の波頭に見えなくもない。

※公園管理の方に確認したところ、本種はオカタツナミソウとのこと。タツナミソウとの違いは来年の宿題にしたい。
コメント ( 10 ) | Trackback ( 0 )

ネジキ・3〜開花

 純白の釣鐘状の小花を下向きに咲かせている「ネジキ(捩木)」。ツツジ科ネジキ属の落葉小高木で、幹が捩じれているのでその名前がある。小花の長さは8〜9ミリで、雄蕊は10本だが写真では見えない。雌蕊の先端がかろうじて見える。
コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )

ホオノキ・2〜開花

 小山内裏公園の戦車道路脇で見られる「ホオノキ(朴の木)」。モクレン科モクレン属の落葉高木で、花径は20センチほどになる。花弁は8〜9枚あり、咲き始めは純白に近いが次第に黄色を帯びてくる。中央部分の上部に雌蕊、株に雄蕊が多数付き、雄蕊はすぐに落ちていく。
コメント ( 16 ) | Trackback ( 0 )

アワブキ・6〜構造

 去年は高い枝にあったので観察できなかったが、今年は目の高さで見られたので、花の構造をじっくりと観察。「アワブキ(泡吹)」の花弁は3枚のように見えるが、更に角のように見える線形の2本も花弁であり、合計5枚。雄蕊は線形の花弁の基部に2本と3枚の大きな花弁の基部に3本あるようだが、小さすぎて残念ながらよくわからない。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

散歩道・50〜イチモンジチョウ

 小山内裏公園の戦車道路でイボタノキに止まった蝶々。これは調べてみるとどうやら「イチモンジチョウ(一文字蝶)」のようだ。前翅から後翅にかけて一文字の白い筋が繋がっている。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

アワブキ・5〜開花

 松木日向緑地で咲き始めた「アワブキ(泡吹)」。アワブキ科アワブキ属の落葉高木で、円錐葉序の高さは20センチほどになる。アワブキの名前は、樹いっぱいに花序を付けている姿を、遠くから見ると白い泡が噴き出ているように見えるからとか、この生木を燃やすとブクブクと泡を吹きだすということから名付けられている。これは松木日向緑地のもの。
コメント ( 10 ) | Trackback ( 0 )

サイハイラン・3〜ながいけの道

 長池公園ながいけの道で見られる「サイハイラン(采配蘭)」。ラン科サイハイラン属の多年草で、武将が戦場で指揮を執るのに使った “采配” に似ていることから名付けられている。長池公園ではこのほかに、築池の畔やとんぼ池付近でも見られる。私はサイハイランを初めて見たのは9年前の小山内裏公園だったが、その後、そこでは姿が見えなくなって残念に思っていた。2年前にこの長池公園で再会して喜んだのだが、最近は小山内裏公園でもまた見られるようになった。地味な色合いだがなかなか存在感がある花ではある。
コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )

スイカズラ・2〜開花

 あちらこちらの茂みで咲き始めた「スイカズラ(吸葛)」。スイカズラ科スイカズラ属の常緑つる性木本で、咲き始めは白く次第に黄色く変化する。その様子から「キンギンカ(金銀花)」の別名もある。
 さて私がスイカズラの名前を知ったのは、植物に全く興味が無かった30歳の頃。入社10年前後で何とか管理職に昇格した際に、当時のその部署の長にお祝いの会を開いてもらったのだが、その時のレストランの名前が “すいかずら” だった。もちろんその時は、スイカズラがどんな花なのか知らなかったが、植物観察を始めてからスイカズラに出会い、懐かしい名前を思い出した。
コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ