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トサミズキ

 松木日向緑地で花序を伸ばし始めた「トサミズキ(土佐水木)」。マンサク科トサミズキ属の落葉低木で、ひとつの花序に7~8個の花を付ける。花粉を出す前の葯は赤く、葯が割れると中から黄色い花粉が出てくる。高知や四国に多く自生するため “土佐” の名前が付けられている。高知市の木かと思っていたら、市民の木はセンダン(栴檀)で、トサミズキは “市民の花” とのことだ。
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ヒュウガミズキ

 松木えのき公園の周囲に植えられている「ヒュウガミズキ(日向水木)」。マンサク科トサミズキ属の落葉低木で、トサミズキよりは小振り。トサミズキはひとつの花序に7~8個の花を付けるのに対して、ヒュウガミズキは2~3個になる。またトサミズキの葯は花粉を出す前は赤いがヒュウガミズキの葯は初めから黄色い。 “日向” の名前を持つが、特に宮崎県に多いというわけではなく、トサミズキに比べて小さいので “ヒメミズキ” と呼んでいたのが転訛したという説や、明智日向守光秀が領地としていた北近畿(丹波・丹後・但馬)に多く自生していることから名付けられたという説がある。
 さて昨日、東京でソメイヨシノの開花宣言があった。それを見に行くためではないが、久し振りに “皇居ラン” で、会社帰りに先ほど2周10キロを走ってきた。コース途中の千鳥ヶ淵でもソメイヨシノがチラホラと咲き始めていたので、来週あたりが見頃だろう。我が家のソメイヨシノはいつも都心より2~3日遅れるので今週末あたりに開花しそうだ。
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ニオイスミレ

 スミレ科スミレ属の「ニオイスミレ(匂菫)」。ヨーロッパ西部~西アジア原産でヨーロッパでは香料を採るために昔から栽培されていた品種で、英名は “Sweet Violet”。 モーツァルトの歌曲に 『すみれ』ト短調K476があるが、このスミレはニオイスミレのことで、ゲーテの詩に曲を付けたもの。モーツァルトがこの曲を作ったのは1785年のことだがこの時期は最も脂が乗っていた時期であり、私は同時期のピアノ協奏曲第20番(K466)や第21番(K467)を好んで聴いている。これは東京薬科大学で育てられているもの。

♪♪牧場の片かげ ひともと寂しく
  咲きし花 すみれ
  草刈る乙女の 踏む足かろげに
  こなたに 近よる見て
  あわれや ひそかに思わく
  やさしの君に 愛でられ
  その手に 摘まれて
  胸にも 触れたや
  ただ ただ 束の間だに
  ああ あわれ その花
  たちまち乙女に 踏みにじられ
  倒れふしつ 言えるは
  「げに わが望みよ
  恋し君のため 死なば」
  痛ましや その花 すみれ
(『すみれ』作詞:JOHANN WOLFGANG VON GOETHE
作曲:WOLFGANG AMADEUS MOZART 訳詞:乙骨三郎) 
(JASRAC許諾第J170122988号)
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イロハカエデ・6~芽吹き

 秋の紅葉が美しい「イロハカエデ(伊呂波楓)」だが、春の芽吹きもまた美しい。若葉はまだ葉緑素の生成が追いつかず、赤い葉になるものは多い。ヤマザクラやベニカナメモチなども芽吹きは赤い。この赤い若葉も少しずつ緑色になり、鮮やかな葉色になっていく。イロハカエデはムクロジ科(←カエデ科)カエデ属の落葉高木。
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ベニスモモ・3~開花

 蓮生寺公園で咲き始めた「ベニスモモ(紅李)」。バラ科スモモ属(←サクラ属)の落葉高木で、葉色が赤紫色になり「ベニバスモモ(紅葉李)」とも呼ばれる。この樹は以前は高さ5~6メートルほどあったが、数年前に病気に罹ったのか、地上1メートルのところでバッサリ切られてしまった。その後、見事に復活し、毎年少しずつ背丈が高くなっている。この公園のシンボル的な存在でもあり、長く生き続けて欲しい。
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キチジョウソウ

 キジカクシ科(←スズラン科・ユリ科)キチジョウソウ属の「キチジョウソウ(吉祥草)」。薄暗い林内で晩秋に薄紅色の花を咲かせ、冬に真っ赤な果実を稔らせる。果実は直径は7~8ミリの液果で株の根元近くに出来る。キチジョウソウは花が咲くと吉事が起こるということで名付けられたが、毎年咲く花ではある。
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ハクモクレン・5~満開

 毎年楽しみにしている南大沢5丁目の多摩ニュータウン通り沿いの遊歩道で見られる「ハクモクレン(白木蓮)」。モクレン科モクレン属の落葉高木で、この道には数十本の樹が植えられている。ハクモクレンの純白の花弁は開花してしばらくすると傷みだして変色するので、この遊歩道の見頃は短い。ここ数日がピークであり来週末には花弁が茶色くなってしまうだろう。
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アブラナ・3~南大沢駅前

 南大沢駅前で毎年見られる “菜の花畑”。 多摩ニュータウン通りに面した斜面がこの時期に黄色一色に染まる。そもそも “菜の花” とは、アブラナ科アブラナ属の花の総称だが、これはとりあえず「アブラナ(油菜)」としておこう。この “菜の花畑” は今までは橋の上からや、多摩ニュータウン通りから撮影していたが、今年から花畑に散策路ができたので、こうして間近に楽しむことができるようになった。
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シュンラン・4~開花

 先週はまだ蕾だったが、春の暖かい日が続いて開花した「シュンラン(春蘭)」。ラン科シュンラン属の多年草で、これは南大沢3丁目の遊歩道脇のもの。地味な色合いの花だが、魅力十分で、春には見ておきたい花のひとつ。
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フクジュソウ・7~果実

 拙庭の「フクジュソウ(福寿草)」はまだまだ花を咲かせ続けているが、春先に咲いていた花は果実が膨らんできた。フクジュソウはキンポウゲ科フクジュソウ属の多年草で果実は痩果が集まって金平糖のような形になってくる。カギ状残っているのは花柱で、痩果にはエライオソーム(Elaiosome=アリを誘引する物質で、オレイン酸などの脂肪酸、グルタミン酸、アミノ酸、蔗糖など)が付いていてアリによって巣に運ばれることが知られている。アリはエライオソームを取り除いたあと、種子を外に運び出すので、フクジュソウはそこで発芽することができる。このような植物を “アリ散布植物” と言うが、他にスミレ属、イチリンソウ属、カタクリ属など200種類以上あると考えられている。
 さて我が家のフクジュソウは毎年こうしてたくさんの花を咲かせ、花後には果実が膨らんでいるのだが、その後、種子ができた様子が見られない。この不稔を不思議に思っていたのだが、調べていると園芸品種に “フクジュカイ(福寿海)” という花があるのがわかった。これはミチノクフクジュソウ(陸奥福寿草)とフクジュソウの雑種で染色体が3倍体のために不稔となっている。栽培しやすいために園芸店で売られているのはほとんどがこのフクジュカイとのことで、どうやらこの株はフクジュカイである可能性が高い。
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