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カタバミ

 日当りの良い野原や道端で良く見られる「カタバミ(片喰・傍喰・酢漿草)」。カタバミ科カタバミ属の多年草で、花径は1センチほど。その三小葉は夜になると閉じるが、その様子が葉が喰われて欠けているように見えることから、“片喰(かたはむ)” もしくは “傍喰(かたはむ)” と呼ばれたというのが一般的。しかしカタバミの葉は実際には虫に食われた様子は見られない。これは葉にシュウ酸が含まれているためで、虫はシュウ酸を嫌うようだ。カタバミの葉で古い十円玉を磨くとシュウ酸のお陰でピカピカになる。シュウ酸は英語でオキザリック・アシッド(oxalic acid)で、カタバミの属名のオキザリス(Oxalis)に因んでいる。
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ゼニゴケ・4~杯状体

 日影の地面にへばりついている「ゼニゴケ(銭苔)」。この姿が日陰の湿った場所に広がっているのを見ることが多い。良く見てみるといくつか円形のお皿が見える。これは直径3ミリほどの “杯状体” という単為生殖の器官で、ここから円盤状の “無性芽” を周辺にばらまき繁殖する。つまり有性生殖だけでなくクローンを作って増殖する。この杯状体を “穴あき銭” に見立てて “銭” と付けられたようだ。ゼニゴケには普通の除草剤が効かず、除草剤によって草が枯れたところに、ゼニゴケの群落が広がることがある。ネットではゼニゴケの駆除方法がいろいろ掲載されているがなかなか厄介なコケである。
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ザクロソウ

 下柚木地区の道端で見つけた「ザクロソウ(石榴草)」。ザクロソウ科ザクロソウ属の一年草で、花径はわずか2~3ミリ。日当りの良い道端や畑などに生育する。花弁のように見えるのは萼片で花弁は無い。葉の様子がザクロに似ていることによる命名だが、こんなに小さな花をわざわざザクロに結びつけなくても良いと思うがいかがだろう。
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ドクダミ・2~種子

 ドクダミ科ドクダミ属の「ドクダミ(毒溜)」。先日は花後の果実を観察したが、熟した果実を潰してみると、中から直径0.5ミリほどの種子が出てきた。ドクダミは地下茎で拡がっていくが、この種子の散布でも増えていく。日本のドクダミはほとんどが3倍体のため受精による有性生殖は行われず、この種子は無性生殖でできたクローン。雄蕊にはほとんど花粉が出来ないようだ。確かに開花期に花を触っても花粉が付いた記憶は無い。
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ゼニゴケ・3~雌株

 雄株に続いて、次は「ゼニゴケ(銭苔)」の雌株。傘の下に卵細胞を作る造卵器があり、雄株から出てきた精子が水溜りのなかを泳ぎ、水溜りに浸かっている雌株の造卵器の入り口に辿り着くと受精する。写真では傘の背が高いが、受精前は傘の位置が低く、水溜りに浸かるようになっている。受精卵は成長して直径1ミリほどの黄色い “胞子嚢” ができ、中に詰まっている胞子が地面に落ちて発芽する。ゼニゴケはこうした有性生殖によって広がるが、そのほか無性生殖でも増えていく。次はそれも観察しよう。
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モウズイカ・4~種子

 別所実緑地の京王相模原線線路脇に生えている「モウズイカ(毛蘂花)」。6月初旬に花が咲き7月初めには果実ができ始めていたが、予想通りその後の草刈りで一掃されてしまった。しかし斜面上部にかろうじて2~3株が残っており、果実の様子を観察することができた。熟してこげ茶色になった蒴果を潰してみると、中には1ミリほどの小さな種子が多数入っていた。
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コイケマ・4~花

 上柚木公園の遊歩道脇に咲く「コイケマ(小生馬)」。キョウチクトウ科(←ガガイモ科)カモメヅル属のつる性多年草で、7~8月に葉腋から伸びた花柄に散形花序をいくつか付ける。一つの花は長さ5~6ミリで花冠はあまり広がらない。花の奥には雌蕊と雄蕊が一体化した蕊柱(ずいちゅう)が見える。
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コミカンソウ・2~花

 花径はわずか1ミリ。それも背丈5センチほどの草の下を覗き込まないと見えない。「コミカンソウ(小蜜柑草)」はコミカンソウ科(←トウダイグサ科)コミカンソウ属の一年草で、日当たりの良い路傍や畑に生育する。花後にできる直径2ミリの果実を小さなミカンに見立てている。本物のミカンのようにオレンジ色になるのが何とも可愛らしい。
 枕草子の第146段に “うつくしきもの” があるが、当時は “小さくて可愛らしいもの” と言う意味で書かれている。このコミカンソウもその意味ではうつくしきものではある。
 『うつくしきもの 瓜に描きたる児の顔 雀の子の 鼠鳴きするに 躍り来る 二つ三つばかりなる児の 急ぎて這ひ来る道に いと小さき塵のありけるを目ざとに見つけて いとをかしげなる指にとらへて 大人などに見せたる いとうつくし』
 今の私の心境を表すとすれば、
 『待ち遠しきもの 東京の梅雨明けにリオ五輪 秋には見たい稀勢の里の春』
となる。
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ゼニゴケ・2~雄株

 蓮生寺公園めがね橋付近の日影に生育している「ゼニゴケ(銭苔)」。ゼニゴケ科ゼニゴケ属の苔類で、写真は雄株。梅雨の頃、雨粒がこの円盤状の “雄器床” に落ちると精子を出し、雨でできた水溜まりの中を泳いでいく。そして運良く雌株に辿り着いた精子が受精できることになる。次は雌株の様子を見てみよう。
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アマチャヅル

 3年振りに見つけた「アマチャヅル(甘茶蔓)」。ウリ科アマチャヅル属の多年草で雌雄異株。写真は雄花で直径はわずか5ミリほど。ここは長池公園つくいけの道で、ジョギング途中に柵に絡んでいる “鳥足状複葉” に気付いて足を止めた。鳥足状複葉はアマチャヅルのほかにヤブガラシがあるが、アマチャヅルの個体数のほうがはるかに少ない。雌花は、以前、同じ長池公園の “長池” 付近で見たことがあり、冬に果実も確認したが、その後消滅してしまった。また雌株を見つけたい。
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