山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

重太郎新道から奥穂高岳(その10)

2014-10-08 | 北アルプス

紀美子平に着きました。
岳沢小屋をでてから4時間25分の歩きでした。




紀美子平にザックを置いて、前穂高岳に登ります。




途中トラバースしているところもありますが、
ほとんど垂直の登りが続きます。



槍ヶ岳が見えてきました。



この先もガレ場が続いています。




紀美子平から約30分で前穂高岳の頂上に着きました。
ここは標高3090mです。




一等三角点がありました。




右奥の小さなピークが奥穂高岳の頂上のようです。
これからあそこまで登ります。




前穂高岳の頂上はかなり広いです。
次々に登山者が上がってきています。




パノラマで撮ってみました。
槍ヶ岳から奥穂高岳までの稜線がよくわかります。




槍ヶ岳をズーミングしてみました。
手前のジグザグは登山道です。



やや左の三角形の山は針ノ木岳、その右は蓮華岳のようです。
更に右の双耳峰は鹿島槍ヶ岳、一番奥に白馬岳も見えています。




正面が奥穂高岳です。
大きくどっしりとした山です。
尾根に白く筋が見えますが、これから歩く登山道です。
まだ、奥穂高岳までかなり時間がかかりそうです。



◎お知らせ

※今日でブログのデータ量が、規定数(28,510枚)に達しました。
新しく「山小屋だより」を開設しました。
アドレスは次の通りです。
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これからもよろしくお願いいたします。

                            山小屋

重太郎新道から奥穂高岳(その9)

2014-10-07 | 北アルプス

シモバシラができていました。
昨夜はかなり冷え込んだようです。




イワギキョウです。
花が終わるとガクだけが残り、上を向いています。




タカネヤハズハハコの残っていました。
この花の咲き始めはピンクできれいです。



ヨツバシオガマの花後です。
全体が茶色く変身します。




焼岳をズーミングしてみました。
左側から時々白い煙が上がっています。
この山も活火山です。
またいつ噴火するかわかりません。



上高地がよく見えます。




かっぱ橋のあたりをズーミングしてみました。
かっぱ橋を挟んで、右がホテル白樺荘、左が五千尺ホテルです。




雷鳥広場を通過します。




これから歩く登山道です。




イワギキョウ・・・
岩の間から懸命に咲いていました。




ウサギギク・・・
かなり色あせていました。
葉っぱがウサギの耳に似ています。




歩いてきた登山道です。




正面が西穂高岳、その右のピークが間ノ岳、更に右に天狗岩と
続いています。




反対側に前穂高岳の北尾根がみえます。
なかなか鋭い岩峰です。




厳しい岩場にはこのようにクサリが取り付けてあります。
このような岩場がまだまだ続きます。

重太郎新道から奥穂高岳(その8)

2014-10-06 | 北アルプス

オヤマノリンドウが咲いていました。
この花はあまり開かない花です。



シラネセンキュウ、白根山で最初に発見された
せり科の植物です。
小さなの集合体で、葉っぱは羽状複葉になっています。



タテヤマアザミ、立山に多いアザミです。
葉っぱに鋭いトゲがあります。




ハリブキの実です。
葉っぱや茎に鋭いトゲがあります。




ハンゴンソウはキオンの仲間です。
葉っぱが深く切れ込んでいるのが特徴です。




ハシゴを登ります。



小屋で一緒だった山ガールが追い抜いて行きました。
この日は我々と同じコースをたどって涸沢ヒュッテまで行くそうです。




岩場を登っています。
仲間から私の後ろ姿を撮って貰いました。




正面に焼岳が見えます。
その左奥が乗鞍岳、更にその左が御嶽山です。




上高地をズーミングしました。
真ん中の赤い屋根が帝国ホテル、その上のほうが大正池です。
左下にバスターミナルが見えます。




イワギキョウが咲いていました。
花にヒゲがなくガクが反り返っているのが特徴です。




更に登ったところから振り返ってみました。
御嶽山がかなり大きくなってみえます。
左の大きな山は霞沢岳、その左奥にうっすらと恵那山が見えます。



イワツメクサは夏の花です。
少しだけ残っていてくれました。
花びらは5枚ですが、切れ込みが深いので10枚に見えます。




岩場の登りです。
ここはかなり長い登りでした。




ペンキマークはガスっていて周囲がわからない時などに
頼りになるマークです。
〇印は安全、×印はその先が危険という意味です。
矢印は進む方向を指しています。






重太郎新道から奥穂高岳(その7)

2014-10-05 | 北アルプス

お花畑の横を通過します。
タテヤマアザミが群生していました。



クロトウヒレンです。
アザミに似ていますが、アザミのように葉っぱにトゲがありません。
ヒレンとはアザミのことだそうです。




岩場に差し掛かりました。



左のギザギザはジャンダルムのようです。
奥穂高岳からは丸く見えます。




少しズームしてみました。
左から独標、西穂高岳、尖がった山が間ノ岳、一番右が天狗岩です。



ここはかなり急な登りです。



ハシゴを登ります。
ミヤマダイコンソウが少し紅葉していました。



登ったハシゴを振り返ってみました。
かなり高度感がありました。




右から焼岳、乗鞍岳、奥に御嶽山、一番左が霞沢岳です。
いずれも登った山が見えると嬉しくなります。




焼岳の右奥に白山が姿をみせてくれました。
白山もどっしりとした山です。




ナナカマドが紅葉していました。



ハシゴの連続です。




カモシカの立場というところです。
立っていたのは小屋で一緒だった山ガールさんでした。




西穂高岳からの稜線が素晴らしいです。




何度も振り返ってみました。
標高が高くなるにつれて御嶽山も姿がハッキリしてきました。
この山が突然噴火するなんてまだ信じられません。






重太郎新道から奥穂高岳(その6)

2014-10-04 | 北アルプス

左の三角形の山が前穂高岳です。
これから登ります。




天狗岩にガスがかかっていました。




小屋に明かりが灯りました。
なかなかよい雰囲気です。




ヘルメットはレンタルもしています。
但し、またここへ返しにこなければなりません。




販売もしていました。
このエリアは「ヘルメット推奨エリア」になっています。



翌朝は午前4時起床、午前5時出発です。
朝食は弁当にして貰い、部屋で食べました。
正面奥が乗鞍岳です。



午前5時05分に出発しました。
まだ薄暗いのでヘッドランプの明かりが頼りです。
空には月が輝いていました。



最初は沢に沿って登って行きます。
気温は10℃以下でしたが、風がなかったので寒くはありませんでした。




乗鞍岳が少しずつハッキリしてきます。




西穂高岳の稜線です。



正面奥に奥穂高岳も見えてきました。



乗鞍岳がだいぶよく見えるようになりました。
その左に御嶽山が見えてきました。




少しズーミングしてみます。
この時点ではまだ御嶽山はおとなしかったです。




岳沢小屋がよく見えています。




普通に撮るとこんな感じです。
焼岳もかなり明るくなってきました。
雲が切れて青空が覗いています。
天気は期待できそうです。

重太郎新道から奥穂高岳(その5)

2014-10-03 | 北アルプス

クロマメノキが熟していました。
ブルーベリーの原種といわれています。
このあと、食べましたが甘くて美味しかったです。




オオヒョウタンボクの実です。
花は2個並んで咲きます。
きれいなヒョウタンのような形をしています。




小屋が見えてきました。




キオンです。
紫色のシオンに対して黄色いのでこのように呼ばれています。




シシウドの花後です。
手前の花はゴマナです。




何度も振り返ってみました。
右の焼岳が噴火したように見えますが、雲のいたずらでした。




沢の上部です。
雪渓が幾らか残っています。




タテヤマアザミです。
北アルプスでもある限られたところにだけ分布しています。
花の苞が反り返り、花も横向きに咲きます。



ユキザサも赤い実をつけていました。
葉っぱもこれから黄色く色づきます。




鯉のぼりが出迎えてくれました。




岳沢小屋に到着です。
上高地のバスターミナルから約3時間の歩きでした。




この小屋には2011年10月に宿泊しています。
この食堂はその時のままです。



テラスから上高地がよく見えます。
ここで「ビールを・・・」と思ったのですが、寒過ぎでした。
建物の中で乾杯でした。




奥にもテーブルがあります。
この岳沢小屋は2006年の大雪で壊れてしまい、しばらくはそのままでしたが、
2010年に再建されました。
昔は岳沢ヒュッテと呼んでいましたが、再建後は岳沢小屋と呼んでいます。




きれいな談話室もあります。



部屋は個室になっていて5名で一部屋でした。
布団1枚でゆっくりすることができました。




夕食です。
アジフライもアツアツでした。
この日の宿泊者は我々以外に数名いただけでした。



大きな岩に方向が表示されています。
ここから天狗のコルを通って奥穂高岳に行くこともできます。
かなりハードなコースのようです。

重太郎新道から奥穂高岳(その4)

2014-10-02 | 北アルプス

ゴゼンタチバナの実です。
花が終わると茎を伸ばし、少しでも遠くに種を落とそうと
努力しています。




サラシナショウマが咲いていました。
花柄があるのが、わかるでしょうか?
よく似たイヌショウマには花柄がありません。



ノコンギクです。
咲き始めは濃い色をしています。



ムシカリの実です。
葉っぱも少し色づいています。




岩がゴロゴロした登山道です。




お花畑です。
ブルーのトリカブトがよく目立っていました。



左手の西穂高の上には厚い雲が垂れ込めています。




きれいな姿のサラシナショウマです。
葉っぱも入れて撮ると特徴がよくわかります。




トモエシオガマが残っていました。
花が「巴(ともえ)」状に咲いています。




振り向いてみました。
上高地がだんだんと遠くなっています。




ミヤマトリカブトです。
花が雅楽の奏者が被る「烏帽子」に似ています。




ハクサンフウロが1輪だけ残っていました。
夏山を飾る代表的な花です。



ツリバナの実がぶら下がっていました。
春に小さな星型の花を咲かせます。




石畳の登山道が続きます。




コバノイチヤクソウ・・・
その名の通り、葉っぱが小さくて丸い形をしています。
昔は薬草として使われたようです。




ゴゼンタチバナが咲いていました。
ご覧のように4枚の葉っぱには花が咲きません。




ミヤマホツツジが残っていました。
花柱の先端がクルリと反り返っています。
低山に咲くホツツジは花柱がまっすぐです。




重太郎新道から奥穂高岳(その3)

2014-10-01 | 北アルプス

岳沢への入り口です。




石がゴロゴロとした登山道です。
足元を注意しながら歩きましょう。




カメバヒキオコシが咲いていました。
シソ科の植物で、葉っぱがカメの尻尾に似ています。
昔は薬草として重宝したようです。
これを煎じて飲めば、寝ている病人も飛び起きるそうです。



ヤマハハコです。
きれいに整列していました。



アキノキリンソウです。
これは比較的きれいな花でした。




ゴゼンタチバナの実です。
葉っぱが4枚なら花が咲きません。




こんな標識があると嬉しいです。



コケがきれいです。




奥から涼しい風が吹いてきています。
天然クーラーだそうです。




岩だらけの登山道です。



スギゴケに胞子がでていました。




サワヒヨドリも咲いていました。
湿地に多い花です。



上高地があんなに小さくなりました。




上高地からは白く見えますが、実際にはこんな岩がゴロゴロとした
沢になっています。




コバノガマズミの実も赤くなっていました。




きれいな色のノコンギクです。
野菊の中では一番よく目立ちます。


◎特 集

先日、近くへ「ヒガンバナ」を見に行ってきました。



最初に出迎えてくれたのはコスモスでした。




すぐ近くにはフヨウが咲いていました。
ツボミから満開まで並んでいます。



咲き始めは濃いピンクをしています。




ヒガンバナの群生です。




キアゲハが遊びにきてくれました。




すぐ近くまで寄ってみましたが、まったく逃げようとしません。



やがてきれいに羽を広げてくれました。



折角なので、横顔を撮ってあげました。




ヒガンバナは咲き始めがきれいです。



コスモスは秋がよく似合います。




足元には紅白のセンニチコウが咲いていました。
ヒガンバナは混んでいる有名なところに行かなくても
近くで楽しめることがよくわかりました。