山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

大船から鎌倉(2)

2011-07-28 | 日常の出来事
木陰の道

散在ヶ池の上の道です。
鎌倉とは思えないような登山道です。


標識

「天園ハイキングコース」と書かれた方向に
向かって歩きます。
このあたりが鎌倉アルプスと呼ばれているところです。

案内板

降りたところに案内板がありました。
ここにはまだまだ自然がたくさん残っていました。




分岐にでました。
ここを左に進みます。

下山口

やっと下山口にでました。
しばらくは静かな住宅街を歩きます。

鎌倉宮

鎌倉宮です。
ここまで約4時間の歩きでした。


ハス池(1)

ここには大きなハス池があります。
時間は午後4時過ぎです。
ハスの花を見るなら、朝早くこないとダメですね。

ハスの花

日影に1輪だけ咲いていました。
暑いので、葉っぱを日除けにしているようです。

ハス池(2)

白いハスが多かったです。
たくさん咲いている姿は見事だと思います。


鶴岡八幡宮

奥に見えるのが鶴岡八幡宮です。
時間が遅かったので、お参りには寄りませんでした。

ハスの蕾

ハスの蕾にお別れしました。
ハスは開く時に「ポン!」という音がするそうです。
そんな音が聞けたら、きっと楽しいと思います。

暑い日の里山歩きでした。
鎌倉にはまだまだ人がほとんど歩かない道があるようです。
いつかまたそんな隠れた道を探して歩いてみたいと思います。


明日からしばらくお休みします。
8月2日から再開する予定です。

大船から鎌倉(1)

2011-07-27 | 日常の出来事
7月12日、大船から鎌倉まで歩いてきました。

大船駅

スタートはJR大船駅です。
この日も暑かったのですが、多数の参加者がいました。


桜並木

しばらく歩くと川に沿って桜並木がありました。
春の桜の頃はきれいだと思います。

大長寺

大きなお寺です。
でも何故か素通りしました。
このお寺の裏手を歩くようです。

木陰の道

木陰の山道に入りました。
ここは鎌倉アルプスと呼ばれているところです。
横浜市と鎌倉市の境にあります。
でもほとんど歩く人はいないようです。


笹ヤブ(1)
途中で道が消えました。
背丈ほどの笹薮の中を進みます。
いわゆる「ヤブコギ」という状態です。


仙元山

仙元山の頂上です。
念仏供養塔がありました。



笹ヤブ

再び笹薮の中を進みます。
前を歩く人の姿が見えません。
余程物好きでないとこんなところは歩かないと思います。
なんせ、地図にない道です。

散在ヶ池(1)

やっと見たことのあるところに出ました。
ここは昨年11月に1度きています。
紅葉がきれいでした。



散在ヶ池(2)

池の水は相変わらずきれいでした。
コイが気持ちよさそうに泳いでいました。
ここから鎌倉まではまだかなりあるようです。









箱根ヶ崎から上北台

2011-07-26 | 日常の出来事
7月10日、JR東日本の「駅からハイキング」に参加してきました。
東日本大震災でしばらく自粛していました。
久し振りの参加です。

箱根ヶ崎駅

スタートは八高線の箱根ヶ崎駅です。
9時が受け付けでしたが、かなりの人が並んでいました。
待っているだけでも暑かったので、10分ほど早く
受付を開始してくれました。

七夕飾り

しばらくは残堀川に沿って歩きます。
川に幼稚園児が作った七夕が飾ってありました。
何となくホッとする光景でした。

里山民家

里山民家というところです。
江戸時代の民家を解体し、ここに移築したそうです。
内部は板の間になっていて囲炉裏がありました。
水道の水があり、冷たくて美味しかったです。


オカトラノオ

道端にたくさん咲いていました。
小さな花が下から順番に咲いてきます。
この花は暑さにも強いようです。

木陰の道

木陰になっている道です。
時々涼しい風が吹いてきました。


六道山公園

このあたり一帯は六道山公園になっています。
自然がそのまま残っていて子供達の遊び場にも
なっているようでした。

カタクリの湯

日帰りの温泉施設です。
誰でも入れますが、この日は暑かったのでパスしました。


武蔵村山市歴史博物館

カタクリの湯からすぐ近くにありました。
以前、ここを歩いていて中に入ってみました。
今回はここもパスです。
入口の七夕にはどんな願い事が書いてあったのでしょう。


軽便鉄道・横田トンネル

このルートには4ヶ所のトンネルがあります。
これは最初のトンネルです。
軽便鉄道は村山貯水池(多摩湖)を建設するために
造られた鉄道だそうです。


トンネルの内部(1)

トンネルの内部です。
線路は撤去され、きれいにコンクリートで舗装されて
いました。


赤堀トンネル

2番目のトンネルです。
長さは50mくらいありました。

御岳トンネル

3番目のトンネルです。
中に入るとひんやりして気持よかったです。
誰かが「しばらくこの中で休んでいたいね!」といっていました。

赤坂トンネル

最後のトンネルです。
春にここを歩いた時には地震の影響で通行止めになっていました。
安全が確認されたようで通れるようになっていました。

トンネルの内部(2)

内部はどのトンネルも同じように整備されていました。
この日はウオーキングのイベントとあってたくさんの人が
歩いていました。

上北台駅

多摩モノレールの駅です。
今回のウオーキングはここが終点です。
約10キロ、2時間半の歩きでした。
暑い時期の街歩きはなかなかたいへんです。
この日の最高気温は35℃くらいありました。
終わったあとのビールが美味しかったです。



大高山から天覚山

2011-07-25 | 奥武蔵
吾野駅

梅雨明け前の7月2日、歩いてきました。
西武秩父線の吾野駅がスタートです。
普段は乗降客が少ない駅です。


クサノオウ

春先から咲いている花です。
皮膚病に効くとされています。
ケシ科の植物で、切ると黄色い汁がでます。
有毒ですから、あまり触らないほうが無難です。


標識

これから向かう山です。
このコースはかなりアップダウンがあるので、
あまり歩く人がいません。

登山道

林の中の静かな登山道です。
まだ梅雨明け前でしたが、蒸し暑い日でした。

前坂

歩き出して丁度1時間です。
ここまでもかなりの急登でした。
これから大高山に向かいます。


大高山

前坂から約1時間で到着しました。
その間に3つほどのコブがありました。
頂上といっても見晴らしはよくありません。
少し休憩してから次に向かいました。


ミズナラの巨木

大きなミズナラです。
肌が相当荒れています。
このルートにはこのような巨木が何本かあります。

林の中の登山道

歩く人は少なくても道はしっかり踏まれています。
今回の参加者は男性ばかり5名でした。

天覚山

天覚山の頂上です。
大高山から約2時間40分でした。
大高山をピークに少しずつ低くなっているようです。


オカトラノオ

湿ったところに咲くヌマトラノオと区別するために
オカをつけました。
これからいろんなところで出会う花です。
花は下のほうから先端に向かって咲き出します。
群生しているとなかなかきれいです。

ムラサキシキブ

山野に生える落葉低木です。
園芸種のコムラサキと比べて花つきがまばらです。
最近、山でも少なくなったように思います。


武蔵横手駅

ここが今回のコースの終点です。
奥武蔵としては隠れた存在のコースです。
夏は暑くてたいへんですが、秋から春にかけて
歩くのがよいと思います。
この日の歩程は7時間40分でした。
1リットルの水はみんな汗になってでてしまったようです。
途中下車して水分補給?してから解散しました。
ご苦労さまでした。

中央アルプスの木曾駒・宝剣・空木から無事に帰ってきました。
なかなか迫力満点の山でした。
いずれご紹介したいと思います。

関東ふれあいの道(その2)

2011-07-22 | 奥多摩
綾滝

次に現れた滝は綾滝です。
大きな音をたてて流れ落ちていました。

ヤマアジサイ

ヤマアジサイが咲いていました。
ガクアジサイに似ていますが、葉っぱに光沢がありません。
花の色も青や赤と種類も多く、園芸種にもなっているようです。

トリアシショウマ

トリアシショウマとヤマブキショウマもよく似ています。
葉っぱの葉柄の部分で見分けます
ハート型をしていればトリアシショウマです。
この時期、たくさん咲いていました。


コアジサイ

コアジサイは花全体から甘い香りがします。
咲き始めはきれいなブルーをしています。
アジサイに似ていますが、装飾花がありません。

カシワバハグマ

カシワバハグマはまだ蕾でした。
秋になるとカールした白い花を咲かせます。

分岐

分岐にでました。
ここから富士見台のほうに向かいます。


ガスの中

ガスがでてきました。
杉林が幻想的です。
今にも天狗がでてきそうな雰囲気でした。

登山道(1)

このあたりから小雨が降ってきました。
とりあえず雨具の上とザックカバーをつけました。
大したことはなさそうです。

富士見台(峠)

富士見台という峠です。
晴れていれば富士山が見えるようです。
この日はご覧のようにガスの中でした。

ギンバイソウ

ギンバイソウはアジサイに似ていますが、梅に似た花を
咲かせます。
葉っぱに切れ込みがあり、これが特長になっています。
まだ蕾でした。


登山道(2)

静かな林の中を通ります。
ここは冬歩くとよさそうなコースです。
この時期は蒸し暑くてたいへんです。


大岳鍾乳洞

ここには鍾乳洞があります。
随分昔入ったことがあります。
すぐ下に水が流れていました。
冷たくて美味しい水でした。
今回はここから大岳鍾乳洞入口バス停まで歩いて、
そこから武蔵五日市駅まででて解散しました。
約6時間30分の歩きでした。


今日から中央アルプスの木曽駒~宝剣~空木岳を歩いてきます。
小屋に2泊して24日の夜、帰る予定です。

関東ふれあいの道(その1)

2011-07-21 | 奥多摩
武蔵五日市駅

関東ふれあいの道シリーズで今回は
「滝の道」を歩いてきました。
梅雨明け前の6月25日のことでした。
集合は武蔵五日市駅です。

バス停(1)

バス停です。
ここから払沢(ほっさわ)の滝入口まで乗車します。
既に数名の仲間が集まっていました。

バス道路

バスは奥多摩の山奥に向かって走っています。
今にも雨が降りそうな天気でした。

バス停(2)

払沢(ほっさわ)の滝入口までの予定でしたが、乗っていた
バスはここまできませんでした。
途中駅で降りて歩いてきました。
ここが今回のスタート地点になります。

案内板

案内板がありました。
この地図には書いてありませんが、これから歩く道は
つづら岩に向かうルートです。
かなり急な登りのようです。


キリンソウ

キリンソウが咲いていました。
麒麟草とか黄輪草とか書きます。
ベンケイソウの仲間です。

標識

標識がありました。
ここから天狗滝に向かって登ります。



マタタビの花

マタタビの花が咲いていました。
葉っぱが真っ白に変色して遠くからでもよく目立ちます。
実は焼酎などに漬けると「マタタビ酒」ができます。
昔の旅人が宿でこれを食べると元気になって「また旅」にでたく
なったそうです。
そこからマタタビといわれるようになったそうです。

天狗滝

天狗滝です。
ここまでかなり急な登りでした。
滝をみたら、急に涼しくなりました。
天狗がここで修行をしたそうです。

ウワバミソウ

ウワバミソウには雌雄があります。
これは花柄がないので、雌株のようです。
若菜はミズと呼ばれ、山菜として食べられています。
秋にはムカゴができますが、これも食べることができます。

サワギク

サワギクが咲いていました。
葉っぱが細かく裂けているのが特長です。
沢沿いの湿ったところに生えています。
花が終わると綿毛がでてくるので、ボロギクとも
呼ばれています。
6月から8月頃まで咲いている花です。


今朝は台風6号の影響で寒いくらいです。
外の温度計をみたら、20℃でした。
大雨によって被害に遭われた方には、お見舞い申し上げます。

初夏の花

2011-07-20 | 日常の出来事
ホザキシモツケ

シモツケの仲間で花が穂状に咲きます。
これがたくさん咲いているとなかなかきれいです。

ブルーベリー

ブルーベリーが色づいていました。
黒くなると食べられます。
2~3粒頂きましたが、甘酸っぱくて美味しかったです。

トリアシショウマ

トリアシショウマはいろんなところで
出会えます。
ヤマブキショウマとの違いは葉っぱの付け根が
ハート型をしているところです。

キョウチクトウ(シロバナ)

キョウチクトウも夏の花です。
白い花もなかなかきれいです。

キョウチクトウ

一般によく見る花です。
夏の暑い太陽がよく似合います。
この花を見るとアブラゼミの声が聞こえてきます。


ハマナス

海岸に多い花です。
実がナシに似ているので、ハマナシ→ハマナスとなったそうです。
夏の海岸がよく似合う花です。

ノウゼンカズラ

ツル性の植物でどんどん大きくなります。
花も次々に咲いて楽しませてくれます。
暑い太陽が好きなようです。




高尾山(その2)

2011-07-19 | 奥多摩
登山道(1)

沢沿いの道が続きます。
ここは大雨の時は要注意です。
水が川のように流れてきます。

登山道(2)

しばらく登ると木の階段が続きます。
ここはゆっくり登りましょう。
ここを登れば頂上は近いです。

ガマズミ

ガマズミが咲いていました。
秋には真っ赤な実がなります。
これを食べると元気がでてきます。

富士山が見える場所

ここは富士山がみえる場所です。
この日は曇っていてまったく見えませんでした。
頂上から少し下った展望台です。

スイカズラ

咲き始めは白くて時間と共に黄色くなります。
そのようすから、キンギンボクと呼ばれています。
まだ蕾が多かったです。

ナワシロイチゴ

この花はこれ以上開きません。
赤い実は食べることができます。
田んぼの苗代を作る頃咲くのでこのような
名前がついています。

ノイバラ

ノイバラがまだ咲いていました。
この花も春先から咲き出します。
もうそろそろ終わりのようです。


イイギリの花

登山道にもベンチにもたくさん落ちていました。
イイギリの花がこれほどたくさん落ちるとは
思っていませんでした。
甘い香りがする花です。
秋に真っ赤な実をたくさん実らせます。


イナモリソウ

今回のお目当てはこの花に会うことでした。
沢沿いにもあると聞いていたので、探しながら登ったのですが
見つかりませんでした。
まったく別のところにヒッソリと咲いていました。
1輪だけでしたが、会えて嬉しかったです。
三重県の稲森山で最初にみつかったので、この名前が
ついたそうです。








高尾山(その1)

2011-07-18 | 奥多摩
アルプの里に行く前に高尾山に登ってきました。
今にも雨が降りそうな天気でした。


ホタルブクロ

登山道に咲いていました。
この中にホタルを入れて遊んだそうですが、
今では入れるホタルがいなくなりました。
私は麦ワラで篭を編んでその中に入れて遊びました。

アカショウマ

根っこが赤いので、このような名前がついています。
トリアシショウマに似ていますが、花はトリアシショウマより
小さいです。

タチツボスミレの閉鎖花

登山道でよく見かけました。
タチツボスミレの閉鎖花です。
この花はこれ以上開花しません。

登山道(1)

木の根っこが張り巡らされた登山道です。
濡れていると足を取られます。
左手にはシャガがたくさんありました。

セッコク

杉の枝にビッシリ着生していました。
風で飛んできて着生し、しっかり根を張って生きている
ランの仲間です。
この花に会うためにこのルートを歩く登山者も多いようです。

登山道(2)

沢に沿った登山道です。
高尾山にはたくさんの登山ルートがあります。
ここは6号路と呼ばれているルートです。

ウリノキ

葉っぱがウリの葉に似ています。
花は蕾の時はストレートですが、開花すると表面が
クルクルと巻き上がります。
この姿がなかなかかわいかったです。


今日はこれから男体山(なんたいさん)に登ってきます。
日光はきっと涼しいと思います。
台風が心配ですが、何とかなるでしょう。

アルプの里(最終回)

2011-07-17 | 新潟の山
ユキザサ

ユキザサです。
花が白く葉っぱが笹の葉に似ています。


ミドリユキザサ

花の色が緑色をしています。
ユキザサの仲間ですが、なかなか出会えません。
今回は両方の花に出会えました。

フキノトウの綿毛

フキノトウもそのままにしておくと
こんな姿になります。
花が開いてすっかり綿毛になっていました。
初めてみたという人が多かったです。

ミネヤナギの綿毛

ミネヤナギの綿毛です。
中に小さな種が入っています。
これが風に乗って飛ぶようすはまるで雪が降って
いるようにみえます。
ミネヤナギは中国にもたくさありました。

飯士山と越後湯沢

左に見えるのが飯士山です。
下に越後湯沢の街が箱庭のように見えます。
標高1000mからの風景です。

谷川岳

右奥が谷川岳です。
この下を関越トンネルが走っています。
長さが約11キロで自動車トンネルとしては
日本一だそうです。
真ん中に群馬県と新潟県の県境があります。

タニウツギ

今回何度も会いました。
どれも咲いたばかりのきれいな姿です。
故郷ではこの花が咲くと田植えが始まりました。
別名:タウエバナと呼んでいました。

ヤブデマリ

ヤブデマリは1本の枝に幾つかの花が
整列して咲きます。
花はアジサイによく似ていますが、ガマズミの仲間です。
花冠は5つに分かれいるのですが、一番上の花冠が小さいので
4枚にみえます。

登山道

広い登山道です。
両側にはフキがたくさんありました。
何本か収穫して煮て食べたら美味しかったです。

ロープウエイ

再びロープウエイに乗って越後湯沢の街に下ります。
約7分の空中散歩です。

上越新幹線

ロープウエイの下車駅が近くなりました。
奥に上越新幹線がみえます。
左が新潟方面です。
丁度、越後湯沢駅を発車したところでした。
このあと、街外れにある「山の湯」まで歩いて温泉に
入りました。
源泉掛け流しのなかなか素晴らしい温泉でした。

今回はヒマラヤの青いケシには会えませんでしたが、今月中旬には
きれいに咲いたようです。
ここ、アルプの里は次々にいろんな花が咲く高原です。
興味のある方はぜひ行ってみてください。

アルプの里(その6)

2011-07-16 | 新潟の山
ツルアジサイ

大きな木に巻きついていました。
周囲の化粧花は3~4枚です。
似た花にイワガラミというのがあります。
こちらは化粧花が1枚です。

ハコネツリガネツツジ

箱根にたくさん自生していたようですが、乱獲によって
数が少なくなったそうです。
花はヨウラクツツジによく似ていました。

ルピナス

南アフリカや地中海沿岸が原産地だそうです。
別名:ノボリフジとも呼ばれています。
いろんな色があります。
ニュージーランドでは雑草化していて困っていました。
このムラサキ色の花が一番強いそうです。

クリンソウの群生

ここにもクリンソウの群生がありました。
黄色い花もみえます。
右奥の大きな木にツルアジサイが巻きついていました。
3月のスノーシューの時はここまできて引き返しました。


カナダオダマキ

赤い色のオダマキです。
カナダからはるばる日本まできたようです。
カナディアンロッキーも花の宝庫でした。
コロンビア大氷原が懐かしいです。

ヤグルマソウ

ヤグルマソウの葉っぱです。
まだ若い時はこのような茶色をしています。
この姿を鯉のぼりの矢車に例えたそうです。

ツクバネソウ

ツクバネソウの花はあまり目立ちません。
秋になると真っ黒な実がなります。
この実を追羽根の羽根に例えました。
もう正月に追羽根で遊ぶ子供もいなくなったようです。


アズマシロカネソウ

雪解けの沢に咲いていました。
花は直径1cmくらい、ガク片の1部が紫色に変色します。
福井県から秋田県にかけての日本海側に多いとされています。
初めて出会った花でした。

ギンリョウソウ(1)

梅雨時に山に入るとよく見かけます。
葉緑素を持たない腐生植物です。
別名:ユウレイタケと呼んでいます。

ギンラン

ギンランは葉っぱより上に花がでます。
花はあまり開きません。


ササバギンラン

こちらは花が葉っぱより低いです。
葉っぱも笹の葉によく似ています。
ここではわずかの距離で両方見ることができました。


ギンリョウソウ(2)

再びギンリョウソウです。
こんな大家族は珍しいです。
どれも整った顔をしていてきれいでした。
アルプの里にはまだ春が来たばかりのようでした。

今日はこれから奥多摩の「関東ふれあいの道」を歩いてきます。
御岳山ではどんな花が咲いているか楽しみです。

アルプの里(その5)

2011-07-15 | 新潟の山
ヤグルマソウ

小さな花がビッシリ咲きます。
葉っぱが鯉のぼりの竿の先につける矢車に
似ています。


エゾチチコグサ

一般にみるチチコグサよりかなり花が大きいです。
フワフワした綿毛が気持ちよさそうです。
ドライフラワーにして楽しめるようです。

ミヤマオダマキ

オダマキの高山種です。
前回もご紹介しました。
これを改良したのが園芸種として出回っています。
高山植物は高山でみてこそ価値があります。

キンロバイ

初夏から夏にかけて梅に似た黄色い花を咲かせます。
中国の山奥でも見たことがあります。
白い花はギンロバイと呼ばれています。

タニウツギ

まだ咲き出したばかりの花です。
ここではたくさん咲いていました。
最近まで雪が残っていたようです。


ヤエザキカスミソウ

カスミソウは一重ですが、これは八重です。
別名:宿根カスミソウと呼ばれています。
花が1個だけ残っていました。

シコタンハコベ

本州中部以北から北海道の亜高山帯から高山帯に
生えています。
昨年、五竜から鹿島槍に抜ける途中のキレットあたりで
たくさん見かけました。


イワカラクサ

赤い花と白い花が仲良く一緒に咲いていました。
どれも背丈は10cmくらいです。


ホソバヒナウスユキソウ

ヨーロッパではエーデルワイスと呼ばれています。
この仲間もたくさんあります。
花に綿毛が多く、薄く雪を被ったように見えます。


ツルハナガサ

株から細いツルを伸ばして、その先に丸く花を
咲かせます。
株もランナーで増えて行くようです。



オノエマンテマ

花を見ただけではマンテマに見えません。
原産地はネパールや中国四川省にかけてのヒマラヤ山麓だそうです。
このあたりは何度か訪ねていますが、出会いませんでした。
ここで出会うとは思っていませんでした。
カスミソウの仲間だそうです。

バイカイカリソウ

イカリソウの仲間です。
花がウメの花に似ています。
平地ではかなり早い時期に咲き出します。
ここは標高が高いので、遅くまで残っていたようです。
かなり遠くて小さな花でしたが、何とか撮影できました。

アルプの里(その4)

2011-07-14 | 新潟の山
アサギリソウ

千島、サハリンなど北が原産地のようです。
海岸などにも生えていることがあります。
秋に黄色い小さな花を咲かせます。
花より葉っぱを鑑賞するようです。

イワカラクサ

ヨーロッパアルプスのピレネー地方が原産地だそうです。
やはり岩場を好んで咲いているようです。
小さな花ですが、寒さにも強いようです。

カラフトハナシノブ

北海道の礼文島に多く生えているそうです。
高さは30~80cmくらいになります。
やはり寒さに強い植物です。

チシマフウロ

本州北部から北海道の高山に咲く花です。
花の姿はグンナイフウロにもよく似ています。
この花はもう終わりかけのようでした。

ミヤマキンバイ

高山の岩場や礫地に生える多年草です。
花びらの中心の色が濃いのが特長です。
シナノキンバイにも似ていますが、葉っぱが違います。
またシナノキンバイはキンポウゲ科ですが、これは
バラ科になります。

コマクサ

高山植物の女王といわれています。
コマクサは草津白根山が有名です。
花が馬の顔に似ているので、この名がついています。
ピンアマになってしまいました。

キクバクワガタ

クワガタの仲間ですが、葉っぱがキクの葉に似ています。
花が終わったあとにできる種がカブトに似ています。

キヌガサソウ

花に比べて葉っぱが大きいです。
この葉っぱの姿を衣笠に見立てたそうです。

ヒメフウロ

別名:シオヤキソウとも呼ばれています。
全体に塩を焼いたような匂いがするそうです。
雑草化して空き地などにもたくさん生えています。

ミヤマカラマツ

カラマツソウより標高が高いところに生えています。
花は同じように見えますが、葉っぱが違います。
ここでは両方仲良く咲いていました。


ヤグルマギク

ヤグルマソウとよく間違えられる花です。
平地では茎が高く伸びますが、高山ではあまり
伸びないようです。
ここでもせいぜい20cmくらいでした。


ハクサンシャクナゲ

アズマシャクナゲは淡いピンク色をしていますが、
これは全体が白っぽい感じです。
花の中に緑の斑点があります。
加賀の白山に多いので、この名がついています。
一般にシャクナゲは寒さにも強いようです。

アルプの里(その3)

2011-07-13 | 新潟の山
ミヤマオダマキ

オダマキの高山種です。
濃いブルーが特長です。
夏山でも岩場でよく見かけます。


アヤメヶ池

アヤメヶ池の水はかなり透明度が高いようです。
冬は完全に雪に隠れてしまいます。
水面を吹いてくる風が気持よかったです。

クリンソウ(1)

クリンソウが咲いていました。
淡いピンクもあるようです。

クリンソウ(2)

この色が多いです。
小さな花の集合体です。

クリンソウの群生

こんな感じで群生していました。
やはり湿地を好んで咲く花のようです。

クロユリ

こんな姿のクロユリは初めてです。
一般には茎の先端に1個だけ花を咲かせます。
これは突然変異でしょうか?
1本の茎に4個の花が咲いていました。


カラマツソウ

白いオシベだけでできています。
そのようすをカラマツに例えました。
やはりこれから夏山でよく出会います。


ヒメサユリ

別名:オトメユリとも呼ばれています。
福島県の会津地方に群生地があります。
昨年、7月1日に高清水というところに見に行きました。
山の斜面にたくさん咲いていました。

ロックガーデン

ここはロックガーデンと呼ばれているところです。
高山植物がたくさん育てられています。
「ヒマラヤの青いケシ」もありますが、まだ芽がでた
ばかりでした。
今頃はもう咲いている頃だと思います。


チャボリンドウ

1輪だけ咲いていました。
ヨーロッパアルプスの草原に咲く花です。
花期は秋まであるようです。

アクマノツメ

イタリア北部の限られた岩場に咲く花です。
初めて見る花です。
英名ではフィチュウマ・コモーサムといいます。


ミヤマアズマギク

アズマギクの高山種です。
やはりこれから夏山でよく出会います。
まだまだたくさんの花が咲いていました。


昨日は大船から鎌倉まで歩いてきました。
途中から山に入り、藪漕ぎを強いられました。
約6時間の歩きは汗びっしょりになりました。
この時期の里山歩きはなかなか厳しいです。


アルプの里(その2)

2011-07-12 | 新潟の山
レストラン

イタリアンレストランです。
3月の時は閉鎖していました。
この日はオープンしているようです。

ハナニガナ

ハナニガナが咲いていました。
花びらが5枚くらいならニガナ、それ以上なら
ハナニガナだそうです。
シロバナもあります。

シャスターデージー

シャスターデージーという園芸種のようです。
最初はフランスギクかと思っていましたが、調べてみたら
これはフランスギクとハマギクの交配種だそうです。
フランスギクより開花が早いようです。

風景

シャスターデージーにモデルになって貰いました。
背筋をまっすぐに伸ばしてなかなかの美人です。
高度にも慣れたようです。
後ろの山にはスキー場が見えます。

セイヨウミヤコグサ

茎の先端にミヤコグサより花がたくさんつきます。
一般に日本古来の花より外来種のほうが強いようです。
ここでもたくさん群生していました。


スキーリフト

スキーリフトです。
この右側にスキー場があります。

スキー場

かなり広いスキー場です。
雪がある時とまったく違う風景です。
このあたりにも2m以上積雪がありました。

タニウツギ

タニウツギも咲き出したばかりです。
田植えの頃咲きだすので、タウエバナと呼んでいました。
きれいな色をしていました。

ミズキ

ミズキの花です。
春にはたくさんの水を吸い上げるので、木を切ると
切り口から水が滴り落ちるそうです。
それでこのような名前がつきました。
花は小さな4弁花です。


アヤメヶ池

かなり大きな池です。
左にはミズバショウの葉っぱが大きくなっています。
水面に映る新緑がきれいでした。


ヒオウギアヤメ

一般にアヤメは乾燥地を好みますが、このヒオウギアヤメは
湿地帯を好みます。
花にはアヤメと同じような網目模様があります。
高山に咲くアヤメはどことなく力強さを感じます。

サラセニア・プルプレア

変わった姿の花です。
食虫植物と紹介されていました。
北アメリカやカナダから日本に入ってきたようです。
数本集まって咲いていました。