山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

瓶ヶ森山(その4)

2012-09-14 | 四国の山
道後温泉

瓶ヶ森から一般道を走って約2時間で道後温泉に
到着しました。
学生の頃1度きたことがありますが、街はすっかり変わっていました。
この奥は商店街のようです。


商店街(1)

バスから降りて道後温泉の本館に行きます。
ここで約2時間のフリータイムです。
時間は午後1時少し前でした。

商店街(2)

商店街の中を歩きます。
どんな意味かわかりませんが、平仮名1文字の布が
下がっていました。


本館入口

道後温泉本館です。
道後にきたらこの温泉に入るのが常識のようです。
入口で青い半纏を着た女性が案内していました。
この中は幾つかの温泉に分かれていてそれぞれ入浴料が
違います。


人力車

すぐ脇には人力車もありました。
暑いのでお客はいないようでした。


刻太鼓

本館を少し離れたところから撮ってみました。
屋根の上に太鼓がみえますが、刻太鼓といって
時刻を知らせる太鼓だそうです。
今でも朝・昼・夜の3回打ち鳴らして時刻を知らせているそうです。


ブログ友との出会い

ここで嬉しい出会いがありました。
ブログを初めて7年になりますが、最初からお付き合いさせて
頂いている「まよこさん」と会うことができました。

※道後温泉の本館前を待ち合わせ場所にしていたのですが、一目見て
お互いすぐにわかりました。
近くのホテルで先ずはビールで乾杯です。

昼食

昼食を一緒に食べました。
私が松山にくることを事前に知らせておいたら、わざわざ下見をして
ホテルのレストランを予約してありました。
この日はご主人も一緒でいろんな話に花が咲き、1時間が
あっという間に過ぎてしまいました。

入道雲

まよこさんと別れてから本館の温泉に入りました。
暑い時期だったので、10分くらいででてしまいました。
そのあと、まだ少し時間があったので街の中を散策しました。
これは道後温泉本館のすぐ横になります。
大きな入道雲が印象的でした。


道後温泉駅

ここは道後温泉駅です。
松山駅から路面電車でここが終点になっています。
なかなか歴史を感じさせてくれる建物でした。


松山空港

フリータイムが終わり、全員松山空港に向かいました。
東京組は手続きをして飛行機で羽田に帰ります。
大阪組はそのままバスで大阪まで向かいます。

搭乗機

飛行機は松山発16:30、羽田着18:00の予定です。
帰りは真ん中の席だったので、外の様子はまったくわかりません。
途中、羽田上空が混んでいるというアナウンスがあり、30分くらい
遅れて到着しました。
預け荷物がない私は機内でみんなに挨拶してそのまま帰宅しました。

※3泊4日の四国の山旅でしたが、たくさんの収穫がありました。
剣山と石鎚山は地形的にもかなり離れています。
両方の山を登るにはツアー登山を利用するのがよいと思いました。


※美濃焼

まよこさんからのお土産です。
出身が美濃とのことなので、立派な美濃焼の湯呑を
頂きました。
まよこさん、本当にありがとうございました。


※明日から北アルプスをご紹介いたします。
たくさんの花を楽しんでください。

瓶ヶ森山(その3)

2012-09-13 | 四国の山
パノラマ

女山からのパノラマです。
右奥に見えるのが石鎚山です。
正面の黒い筋は歩いてきた登山道です。


頂上全体

頂上全体はこんな感じです。
ここなら誰でも登れますが、ここまでくるアクセスが
あまりよくありません。
この日も歩いているのは我々だけでした。


登山道(1)

下りにかかりました。
天気もよくそれほど暑くもなかったので、気持ちよく
歩けました。

シコクフウロ

シコクフウロ(別名:イヨフウロ)が太陽に輝いていました。
花びらにある濃い筋が印象的な花です。


石鎚山

この日、ずっと付き合ってくれた石鎚山です。
登山した日はガスっていて展望はありませんでした。
こんなよい天気にもう1度登ってみたいです。


大きなカメラ

下りの登山道で大きなカメラを構えている人に会いました。
鳥を撮っているそうです。
まるで、バズーカ砲のようなレンズです。
山歩きには不向きなカメラだと思いました。


登山道(2)

クマザサが背丈以上にも茂っている登山道です。
この山全体がクマザサに覆われているようでした。


講師

前を歩いている男性は今回の講師です。
「地球を歩く」というキャッチフレーズで世界中の山を歩いて
います。
今回は「山の遠足」ということで、「祭りと山」の両方を
楽しもうというプランでした。
昨年は10月に「五島列島と長崎くんち」を楽しみました。


オタカラコウ

花びらが1~4枚ならメタカラコウ、5~9枚ならオタカラコウです。
剣山ではメタカラコウ、ここではオタカラコウと両方の花に
出会うことができました。



ミヤマノダケ

最初はシシウドの花が終わった姿かなと思いました。
でもあとで調べたらこれでも立派な花だそうです。
ノダケは本州・四国・九州に分布しているが、ミヤマノダケは
四国・九州だけに分布しているそうです。
珍しい花との出会いでした。


分岐

分岐に到着しました。
1周約2時間30分の登山でした。
これからバスに乗って道後温泉に向かいます。


白石ロッジ

途中、トイレ休憩で停車しました。
前日宿泊した白石ロッジです。
こうやってみるとかなり高いところにあるロッジです。



標識

立派な標識が建っていました。
「土小屋」とはここの地名です。
標高1492m、「いよのくに」とはよい語呂合わせです。
さて、道後温泉ではどんな出会いがあるでしょうか?
楽しみです。

瓶ヶ森山(その2)

2012-09-12 | 四国の山
石鎚山(1)

石鎚山にも雲がかかってきました。
右の鞍部に成就があります。
前日はこの成就から頂上を目指して右に
見える尾根を登りました。


シモツケソウ

シモツケソウは草の仲間です。
シモツケは木の仲間です。
葉っぱで見分けるのが一番よい方法です。


タカネオトギリ

オトギリソウの仲間です。
この花は意外とどこにでもあるようです。


ケルン

ケルンが積んでありました。
がスった時などはよい目印になります。


石鎚山(2)

石鎚山が正面になりました。
このあたり一面クマザサに覆われています。


トモエシオガマ

剣山でも出会いました。
花はこれからまだまだ咲くようです。


ノリウツギ

大きなノリウツギの木です。
花の少ない時期、この花がよく目立っていました。


男山頂上

男山に到着しました。
立派な祠があります。
ここで小休止しました。
登山口から約50分の歩きでした。

パノラマ

正面の山々です。
左の山肌に白い筋がみえますが、バスで登ってきた
林道です。



ノリウツギと石鎚山

ノリウツギと石鎚山のツーショットです。
雲が上がってきて成就はもう見えなくなりました。


女山

男山をでて女山に向かいます。
正面奥に見えるのが女山の頂上です。


女山の頂上

女山の頂上です。
男山と女山の両方を総称して「瓶ヶ森山」と呼んでいます。
標高は1896mです。
男山から約20分の歩きでした。


展望

標高は2000mありませんが、素晴らしい展望です。
本州なら北アルプスの3000m級の山に登ったような
感じでした。
ここで大休止してから、下りにかかりました。

瓶ヶ森山(その1)

2012-09-11 | 四国の山
朝焼け

翌朝、外に出てみました。
石鎚山が朝日に輝いていました。

パノラマ

周囲をパノラマで撮ってみました。
3枚の画像を1枚に合成してあります。

頂上

石鎚山をズーミングしてみました。
一番右の段になっているところに建物がみえます。
石鎚神社です。
その上の白い部分が眠そうなお猿さんの顔のようです。
山はいろんな表情をみせてくれて楽しいです。


朝食

朝食メニューです。
山の中だというのに魚やヒジキの煮物があったのは
嬉しかったです。


キレンゲショウマ

小屋の横に咲いていました。
ここは愛媛県です。
やはりここでも絶滅危惧種に指定されているようです。


シコクシラベ

ロッジに別れを告げて瓶ヶ森(かめがもり)に向かいました。
大型バスがやっと通れるような狭い林道を約30分
走りました。
運転手さんには気の毒でしたが、無事に瓶ヶ森の登山口まで
運んで貰いました。
緩やかな登山道を登ります。
シコクシラベ(シラビソ)とクマザサが迎えてくれました。


ノリウツギ

ここでもたくさん咲いていました。
真夏にこの花に出会えるとは思ってもいませんでした。

コース

途中にあった案内板です。
男山から女山に登り、再び戻ってくるというコースです。
男山より女山のほうが高いようです。


遠望(1)

歩いている右側の山々です。
墨絵のように折り重なっていました。


遠望(2)

更に右の方向です。
どのあたりの山かわかりません。


石鎚山(1)

正面奥に見える山が石鎚山です。
この山は見る角度によって随分姿が違ってみえます。
左の裾野の下あたりに宿泊したロッジがあります。


石鎚山(2)

ここは冬風が強いようです。
上に伸び切れないシラビソがありました。
石鎚山とのツーショットです。


ヤマハハコ

ヤマハハコがたくさん咲いていました。
どの花もまだ咲き始めたばかりのようでした。



石鎚山(3)

おもしろい形の枯れ木がありました。
このコースはずっと石鎚山が見えるようです。
素晴らしい天気でした。


登山道

正面に見える山が男山のようです。
クマザサがかなり足元まで覆い茂っていました。
「足元注意!」の声が飛んでいました。


雲海

雲海です。
時間とともに雲がどんどん湧いてきます。
夏の山は午前中が勝負です。
午後になったらカミナリが鳴って雨になることが多いです。
この日は何とか持ってくれそうでした。




石鎚山(その4)

2012-09-10 | 四国の山
方向盤

こんな方向盤がありました。
右に見える天狗岳が誇張されて描かれています。
実際に崩落している箇所もあるようです。
姿が見えれば行ってみたいという気持ちが強かった
ですが、ガスっていて見えなかったのでよかったのかも
知れません。


タマガワホトトギス

一休みしてから土山に向かいました。
途中に咲いていたタマガワホトトギスです。
今頃上高地に行けば明神あたりでたくさんみることが
できます。

入道雲

遠くの空に入道雲がでていました。
時々雷鳴も聞こえてきます。
雨にならないことを祈りながら歩きました。


下り

鉄でできた登山道を下ります。
何故か山側に手すりがあって谷側にないのが
不思議でした。

天狗に向かう尾根

歩いている右手に石槌山が壁のように見えます。
右から弥山、真ん中が天狗岳のようです。
秋には素晴らしい紅葉が見られるそうです。

マルバマンネングサ

岩の間から顔を出していました。
マンネングサの仲間で葉っぱが丸いのでこのように
呼ばれています。

レイジンソウ

剣山でも会いましたが、ここでも群生していました。
トリカブトによく似ていますが、花の姿が違います。


登山道

再び雨が降ってきました。
先ほどのカミナリが持ってきたようです。
雨具を着ると汗で中から濡れるので、傘を差しました。
風がない時は傘の方が快適です。


瓶ヶ森

遠くに山が見えてきました。
瓶ヶ森という山です。
最後の日にあの山にも登る予定です。


白石ロッジ

この日の宿、土小屋の白石ロッジに着きました。
弥山を出発してから2時間40分の歩きでした。
この日は合計6時間歩いたことになります。


最後の階段

宿までの最後の登りです。
大きな荷物を持ってきた人は苦労していました。


夕焼け

夕方、石槌山がきれいに焼けました。
右上を向いて笑っている顔に見えました。
「ご苦労さまでした!」とでもいっているのでしょうか?

夕食

宿に着いてからお風呂に入って、夕食です。
生ビール¥500は嬉しかったです。
当然お代わりしました。
土小屋とはここの地名だそうです。
山の中のロッジなので、山菜料理が中心でした。



石鎚山(その3)

2012-09-09 | 四国の山
夜明峠

ここで小休止です。
正面に見える山が石槌山の頂上のようです。


ツルリンドウ

登山道の脇からそっと顔を出していました。
雨が降っていたので、花はあまり開いていませんでした。



ホソバヤマハハコ

ヤマハハコより葉っぱが細いです。
まだツボミがたくさんあります。
これから次々に咲くようです。



標識

頂上まであと1キロです。


ミヤマシシウド

小さな花をたくさんつけています。
シシウドの高山型です。


クサリ場

ここにもクサリ場がありました。
大きなクサリで丸いところに手や足をかけて登るようです。


鳥居

分岐の鳥居に着きました。
ここで小休止です。


ミソガワソウ

すぐ近くに咲いていました。
木曽川の支流、味噌川に多い花とされています。



登山道(1)

岩にしっかりと取り付けられている階段です。
かなり山を巻いているようです。


登山道(2)

こんな階段が何ヶ所もありました。
足腰の鍛錬にはよさそうです。



登山道(3)

秋の紅葉の頃はかなり混むそうです。
上りと下りが分けられていました。

シラヒゲソウ

花びらの先端が細かく裂けています。。
雨に濡れてかわいそうな姿でした。


頂上

頂上に着きました。
ここは正確には弥山といって標高は1974mです。
この先に天狗岳があり、そこの標高が1982mです。
西日本で一番高い山だそうです。

この日はガスっていて天狗岳は見えませんでした。
成就の神門から3時間20分の歩きでした。


石鎚神社

すぐ上に神社がありました。
この日の現地ガイドさんが電話をしていました。
宿に着く時間を連絡しているようでした。


神社の鳥居

裏手に廻ると鳥居がありました。
ガスっていて展望はまったくありません。
しばらく休憩してから宿がある土小屋に向かいました。









石鎚山(その2)

2012-09-08 | 四国の山
登山道(1)

しばらく待ってみましたが、雨は止みそうにもありません。
仕方なく雨具をつけて歩き出しました。
突然の雨で登山道は水浸しです。


遥拝の鳥居

「頂上まで行かれない方はここでお参りください」
と書いてあります。
ここで引き返す人も多いようです。


注意書き

こんな注意書きがありました。
普通山で人に出会ったら「こんにちは!」と挨拶します。
ここでは「おのぼりさん!」「おくだりさん!」と
挨拶するようです。
東京で「おのぼりさん!」といったら、叱られそうです。


標識(1)

こんな標識がありました。
どちらにも距離が書いてありません。

階段

やがて階段がでてきました。
かなりしっかりした階段でした。


標識(2)

この標識には距離が書いてありました。
まだ半分もきていないようです。


登山道(2)

せっかく登ったのにここは大きく下っています。
山では下りがでてくると勿体無いような気がします。


ヒヨドリバナ

まだ蕾でした。
今年は花の開花が全体に遅いようです。


クサリ場(1)

クサリ場がありました。
前を歩いている女性が「ここを登りたい!」といっていました。
雨で濡れているので、止めたほうが無難です。


前社ヶ森売店

休憩所に着きました。
幾らか雨は小降りになってきました。
この「力あめゆ」というのが名物だそうです。
私は飲みませんでしたが、何人かは飲んだようです。
ショウガが入っていて美味しかったそうです。


クサリ場(2)

岩の右側にクサリが見えます。
先ほどのクサリ場を登ってくるとここにでてくるようです。
かなりスリルがあるようです。


サカハチチョウ(夏型)

私のザックにチョウが止まりました。
手を差し出すと今度は指先に止まりました。
しばらく一緒に歩きました。
羽根の模様が八の字を逆さにしたように見えるので、
サカハチチョウと呼ばれています。


ミヤマクマザサ

クマ笹が多くなってきました。
ここのクマ笹は「ミヤマクマザサ」と呼ぶようです。
柔らかそうな感じがしました。



成就

雨は止んできました。
遠くにアンテナがみえます。
その右が歩き出した成就です。
手前の岩が先ほどのクサリ場です。



トゲアザミ

ここ特有のアザミのようです。
葉っぱのトゲがかなり鋭い感じでした。
剣山にもたくさんありました。

石鎚山(その1)

2012-09-07 | 四国の山
ラ・フォーレつるぎ山

宿泊した宿です。
山の中の静かな1軒屋でした。


雄池(1)

すぐ前に池がありました。
朝食前に散歩しました。
これは夫婦池の一つで雄池です。

ノリウツギ

まだまだ元気に咲いていました。
近づくと甘い香りがしていました。


遊歩道

池を一周してみます。
遊歩道にはコケがたくさん生えていてかなり荒れていました。
登山靴を履いてきてよかったです。


雄池(2)

池の反対側にきました。
正面奥に見える建物が宿泊した宿です。
誰も歩いている人はいませんでした。


石鎚山ロープウエイ乗り場

さて、朝食後バスで愛媛に向かいました。
高速道を走って約3時間でした。
これからロープウエイに乗って登山口まで行きます。


山麓下谷池

ロープウエイ乗り場です。
山麓下谷駅とありました。


ゴンドラ

これから乗るゴンドラです。
我々だけの貸し切りでした。


ロープウエイ

上はガスっているようです。
約10分くらいの空の旅でした。


山頂成就駅

頂上駅です。
この上の広場で準備体操をしてスタートです。


登山道

最初は緩やかな登山道が続きます。
時間は午前11時近くでした。


ヤマジノホトトギス

登山道の脇から顔を出していました。
関東では夏が終わらないと会うことができません。
やはり西のほうが開花が早いようです。


ハガクレツリフネ

剣山の登山道でも会いました。
葉っぱの下に花があるので、うっかりすると見逃して
しまいそうです。


大鳥居

大きな鳥居を潜ります。
石鎚神社の大鳥居です。


石鎚神社

とりあえず、神社にお参りです。
石槌山には以前から1度は登ってみたいと思っていました。
どんなところか楽しみです。


神門

この下を通って山道に入ります。
ここでハプニングがありました。
急に大粒な雨が降ってきました。
しばらく待っていましたが、止みそうにもありません。

弁当

急遽、ここでお昼を食べることにしました。
雨に濡れないよう、神門の軒先を借りました。
泊まった宿で作ってくれたお弁当です。
やはり大きなおにぎりが2個入っていました。
おにぎり1個とおかずを食べて、残りはザックに詰めました。

剣山(その4)

2012-09-06 | 四国の山
剣山本宮神社

頂上の小屋の横にありました。
宮司さんがいて希望者にはお祓いをしてくれました。

木道(1)

頂上には木道が敷かれています。
自然保護にはよいことだと思います。

木道(2)

アンテナの立っているところが頂上のようです。
ここはかなり広いところでした。


コモノギク

木道の脇に咲いていました。
鈴鹿の御在所岳近くにある菰野山で最初に発見されたそうです。
ノギクの仲間です。


剣山山頂

山頂に到着しました。
標高1955m、西日本では石鎚山についで2番目に高い山です。
見ノ越の駐車場を出発して3時間35分の歩きでした。


しめ縄

頂上には大きなしめ縄がありました。
山には神様が住んでいるといわれています。


頂上全体

頂上全体はかなり広いです。
ここで10分ほど休憩してから下ることにしました。


木道(3)

きた道を引き返します。
すぐ前を歩いているのは大阪から参加のツアーリーダーです。
空には大きな入道雲が現れて遠く雷鳴も響いていました。


方向盤

小屋の前にありました。
かなりアバウトなようです。

レイジンソウ

下りの途中にありました。
クリーム色をしたオオレイジンソウは関東の山でもよく見かけますが、
このレイジンソウは淡い色がついていました。

トモエシオガマ

花びらがクルリと曲がって「巴」の形をしています。
本州の近畿以北に分布するといわれていますが、
四国の山で出会うとは思ってもいませんでした。


刀掛の松

ここで小休止です。
これから行場のほうに行ってみます。


ヒメフウロ

小さな花です。
春先に空き地などでもよく見かけます。

ギンバイソウ

花が梅の花に似ているのでついた名前です。
葉っぱの先端に切れ込みがあるのが特徴です。

キレンゲショウマ

行場はこの花が自生していることで知られているようです。
この日、2回目の出会いでした。


キツリフネ

ツリフネソウは紅い色ですが、これは黄色です。
これから秋にかけていろんなところで見ることができます。


キレンゲショウマの群生

ここではかなり群生していました。
ツボミもたくさんあり、まだまだ楽しめるようです。



ナンゴククガイソウ

この花はもう終わりのようです。
花は下から先端に向かって咲きます。



ミヤマツチトリモチ

キノコのように見えますが、葉緑素を持たない植物です。
カエデなどの根に寄生して成長します。
徳島県では絶滅危惧種に指定されているそうです。


夕食(1)

無事に下山し、バスで宿に入りました。
この日の歩きは7時間30分でした。

宿の夕食です。
山の中なので山菜が多かったです。

夕食(2)

肉や野菜をたっぷり入れた鍋でした。
最後にうどんを入れました。
4人で1つの鍋でしたが、量が多くて食べきれませんでした。



※明日はいよいよ愛媛の石鎚山です。
徳島を離れるにあたってあと2本の阿波踊りをご紹介します。
最初はカメラ、次は携帯の動画で撮ったものです。








※女踊りの女性の足元をみると、下駄を履いています。
また男踊りの女性は腰を落として踊っています。
かなり体力が必要な踊りだと思いました。

剣山(その3)

2012-09-05 | 四国の山
枯れ木

大きな枯れ木です。
こんな木をみると思わずカメラを向けたく
なります。
自然の芸術品ですね。

登山道(1)

少し荒れた登山道です。
前がのんびり歩きなので足がなかなか進みません。


ミツバテンナンショウ

葉っぱが3枚です。
マムシグサの仲間を一般にテンナンショウと呼んでいます。
実はこれから赤くなります。


シコクフウロ

花びらの赤い模様が鮮やかです。
別名:イヨフウロとも呼ばれいています。
北アルプスに咲くハクサンフウロと同じ仲間です。


メタカラコウ

花びらが1~4枚です。
5~9枚ならオタカラコウです。
葉っぱの先端も鋭く尖っているのが特徴です。


神社

神社に着きました。
ここでお昼です。
ベンチが幾つかありました。


弁当

宿で用意して貰ったお弁当です。
大きなおにぎりが2個入っていました。
さすがに2個は食べられません。
1個だけ食べて残りは持ち帰りました。


登山道(2)

階段状の登山道です。
真夏の太陽が照りつけていましたが、それほど暑さは
感じませんでした。


トゲアザミ

葉っぱに鋭いトゲを持っています。
その名の通りのアザミでした。


小屋

頂上の小屋がかなり近くなってきました。
周辺はクマ笹に覆われています。
時々吹いてくる風が気持ちよかったです。


キレンゲショウマ(1)

宮尾登美子が小説「天涯の花」の中で紹介した花です。
この花に会いにくる登山者も多いようです。

キレンゲショウマ(2)

大きく口を開けて笑っているようです。
花に触ってみると、かなり肉厚でフワッとした感じです。
短命な花なので、なかなか会うことができないそうです。


ナンゴククガイソウ

小屋の近くに咲いていました。
クガイソウですが、ここでは「ナンゴク」がついていました。

パノラマ

小屋前からの風景をパノラマで撮ってみました。
左の山が次郎笈(じろうぎゅう)、正面奥の山が三嶺(みうね)です。
素晴らしい展望でした。

剣山(その2)

2012-09-04 | 四国の山
祖谷川の源流

ここは祖谷川の源流だそうです。
石や倒木にビッシリと生えたコケがきれいでした。


参加メンバー

今回の参加メンバーです。
東京から11名、大阪から4名、それにツアーリーダーが
大阪から1名、講師が東京から参加して合計17名の
パーティでした。
大阪からはバスで徳島に入ってきて徳島空港で合流しました。


ブナ

ここには大きなブナもたくさんありました。
ブナは水をたくさん蓄えるので「森のダム」とも
呼ばれています。

ダケカンバ

ここに自生しているのはすべてダケカンバだそうです。
シラカバより肌が荒いような感じです。


クサノオウバノギク

葉っぱがクサノオウに似ているので、この名前がついたそうです。
ここでは絶滅危惧種だといっていましたが、調べたら関東にも
あるようです。

標識

こんな標識がありました。
西島駅(リフトの終点駅)まであと630mです。


登山道(1)

少し登山道らしくなってきました。
こんな道の方が歩きやすいです。


剣山の小屋

小屋が見えてきました。
頂上には小屋が2つあるそうです。


三嶺

遠くにピラミット型の山が見えます。
徳島では三嶺(みうね)、高知では三嶺(さんれい)と
呼んでいるそうです。


登山道(2)

明るく開けたところにでてきました。
この先に神社があるようです。


西島駅

ここがリフトの終点です。
登山口から1時間45分の歩きでした。
リフト代片道¥1000は少し高いような気がしました。

遠望

ここからも三嶺がよく見えます。
剣山から三嶺まで歩くこともできるそうです。
途中に避難小屋が幾つかあるようです。


鳥居

鳥居の横から再び登ります。
頂上まではまだかなりかかりそうです。


ミゾホウズキ

登山道の脇にたくさん咲いていました。
かなり小さい花です。
高山に咲くオオバミゾホウズキの仲間です。

剣山(その1)

2012-09-03 | 四国の山
徳島自動車道

阿波踊りを見物した翌日は剣山(つるぎさん)登山です。
登山口まで徳島自動車道を走ります。


対面通行

この道路は交通量が少ないようです。
このような対面通行が何ヶ所もありました。


秋の雲

空には秋の雲が広がっていました。
バスの中からの撮影です。


出口

美馬(みま)という出口で高速を降ります。
ここから一般道に入ります。

道の駅

途中の道の駅でトイレ休憩です。
時間が早かったので、お店はまだ準備中でした。

剣山

狭い山道に入りました。
遠くに見える山が剣山です。

見ノ越駐車場

駐車場に着きました。
ここは「見ノ越」というところです。
旅館を出発してから2時間30分でした。
この奥にはリフトもあるようです。

案内図

マップがありました。
左下の登山口から頂上に向かって歩きます。

登山口

いきなりの階段です。
他の人は右の巻道を登りましたが、私は
ルート通りこの階段を登りました。


剣神社

階段を登りきったところに神社がありました。
これからの登山の安全を祈願しました。

ガラスの碑

すぐ近くにこんな碑が建っていました。
ガラスでできています。
この山は宮尾登美子の小説「天涯の花」で紹介された
キレンゲショウマを求めてたくさんの登山者が訪れるようです。

「さわやかな月光の花は 凛として気高い」  宮尾登美子

彼女の自筆だそうです。

登山道(1)

よく踏まれた登山道です。
それほど暑くはありませんでした。
一番前にいる男性は現地ガイドさんです。


ハガクレツリフネ

葉っぱの下に隠れて咲く恥ずかしがり屋の花です。
本州の近畿以西・四国・九州に自生しているそうです。
私にとっては初めての出会いでした。


サルナシのツル

大きなツルが木に巻きついていました。
サルナシの実はキュウイの原種といわれています。
数年前の秋、新潟県の雨飾山に登ったことがあります。
このサルナシとヤマブドウがたくさんなっていました。
夢中になって食べたことを思い出しました。


登山道(2)

樹林帯の中を歩きます。
すぐ前を歩いている女性は現地ガイドさんです。


ヒコサンヒメシャラ

ここに自生しているのはほとんどこの木だそうです。
花はヒメシャラより小さい花が咲くそうです。
神奈川県の丹沢にも自生しているそうですが、この変種の
トウゴクヒメシャラといって区別しているようです。


天然ヒノキ

これは天然ヒノキだそうです。
ヒノキはまっすぐ伸びる性質があるのですが、これは
途中から折れ曲がっています。
現地ガイドさんが心配そうに見上げていました。



※もう1本、阿波踊りをご紹介します。
軽快なリズムをご覧ください。




徳島(その3)

2012-09-02 | 四国の山
あわぎんホール

阿波踊りの会場は「あわぎんホール」という
ところでした。
指定席はバラバラでジャンケンで席を決めました。
私は前から6列目の左側の席をゲットしました。

阿波踊り(1)

選抜された6つの連がそれぞれ志向を凝らした
踊りを披露してくれました。

阿波踊り(2)

阿波踊りには男性の踊りと女性の踊りがあるそうです。
女性はそれぞれ手をあげてリズムをとっています。


阿波踊り(3)

腰を落として踊るのは「男踊り」のようです。
女性も子供も一緒に踊っていました。

阿波踊り(4)

子供たちの腰を落とした姿がユーモラスです。
笛や太鼓の音がとても軽快でした。


会場のようす(1)

前半の3組の終わると幕が降ります。
この間、10分くらいの休憩でした。

会場のようす(2)

会場はこんな雰囲気です。
写真撮影はOKですが、フラッシュは禁止でした。
指定席は7月1日に売り出されたそうですが、すぐに
売り切れてしまったそうです。



阿波踊り(5)

後半の3組もそれぞれ踊りに工夫がしてありました。
かなり練習を積んだようで、一糸乱れぬ踊りでした。




ホールでの踊りが終わって外に出てみました。
まだ日が沈んでいません。
ここは外にある会場の1つです。


踊りの女性

踊り子の女性が携帯をかけていました。
「蜂須賀連」というウチワを帯に挟んでいましたから、
ホールで踊っていた連の1人のようです。


アーケード

奥に商店街のアーケードがみえます。
よくみると屋根が編笠のデザインになっています。


ポスト

ポストの上にも阿波踊り人形がいました。
徳島は阿波踊り一色に染められているようです。


アーケードの中

アーケードの中です。
両側に連の名前を書いた旗が掲げられていました。


やめら連

夕食を済ませて外に出てみました。
外はすっかり暗くなっていました。
これから街の中を流すようです。


踊り子(1)

出番を待っている女性たちです。
それぞれ踊る時間が決まっているようです。


三味線

三味線の音も聞こえてきました。
これからの出番を待っているようです。



踊り子(2)

声をかけたら、快く写真を撮らせてくれました。
どの女の子もかわいくてきれいでした。


会場

ここが外の会場です。
ここで観たかったのですが、残念ながら宿に帰る時間でした。


ポスター

宿の玄関に貼ってあったポスターです。
やはりこの日(15日)が最終日だったようです。

徳島の阿波踊りも一度は観たいと思っていたので、
実現できてよかったです。



※ホールでの踊りを動画で数本撮影しました。
そのうちの2本をご紹介します。




携帯で撮った動画です。
全体の雰囲気を味わってください。





これはカメラで撮った動画です。
携帯と違ってズーミングができました。











徳島(その2)

2012-09-01 | 四国の山
大鳴門橋

徳島空港をでて大鳴門橋に向かいました。
右の淡路島と四国の鳴門市を結んでいる吊り橋です。


正面

跨線橋から淡路島の方向を見ています。
道路は2車線のようです。


反対側

こちらは反対側の四国の方向です。
「鳴門市」の看板が見えます。


記念館

橋のすぐ近くにありました。
この中に入ってみる時間はありませんでした。


渦の道

これから橋の中を歩いてみます。
「渦の道」と書いてありました。


鉄骨(1)

大きな鉄骨を組み合わせてできています。
幾何学模様がきれいでした。


灯台

外に島がみえます。
灯台が立っていました。

遊歩道

通路はかなり広いです。
出口での時間が決められていて見学はフリーでした。


ガラスの床

ガラスを埋め込んだところが数ヶ所ありました。
波は比較的静かでした。


鉄骨(2)

たくさんの鉄骨が組まれていました。
この上が自動車道になっています。




下を覗いてみました。
大きな渦を期待したのですが、残念ながらこの程度でした。



釣り船

釣り船が通過して行きました。
漁を終えて引き上げるところのようです。



展望室

橋の真ん中あたりで引き返します。
ここは少し広くなっていました。


渦潮

壁に貼ってあった写真です。
これは船からみた渦潮のようです。

旅館

大鳴門橋の見学を終えて宿に入りました。
この日は「阿波踊りの最終日です。
これから街に出て「阿波踊り」の見物します。

徳島(その1)

2012-08-31 | 四国の山
※8月15日から18日まで四国の山に
行ってきました。
そのようすをご紹介します。

羽田空港

羽田空港・第2ビルです。
いつもこの1番の時計の近くが集合場所です。

岩国空港

搭乗ゲートは70番から69番に変更に
なっていました。
通路にこんな案内板がありました。
「岩国」に新しい空港が開港するようです。


搭乗ゲート

搭乗ゲートです。
まだ準備中でした。


搭乗機

これから徳島まで乗る搭乗機です。
空には夏空が広がっていました。


離陸

定刻に離陸しました。
これから徳島に向かいます。


江ノ島

しばらくすると相模湾が見えてきました。
左に少し雲がかかっていますが、江ノ島が見えます。


大鳴門橋

遠くに大鳴門橋が見えてきました。
まもなく徳島空港に着陸します。


徳島空港

無事に徳島空港に着陸しました。
羽田から約1時間20分の空の旅でした。


阿波踊り(1)

空港の外では賑やかに「阿波踊り」の歓迎を受けました。
これは子供たちの踊りのようです。


阿波踊り(2)

続いて大人の踊りが披露されました。
空港に着いてすぐに阿波踊りの歓迎を受けるとは
思ってもいませんでした。


空港前の阿波踊りを携帯動画で撮りました。
雰囲気をご覧ください。

動画(1)



動画(2)