山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

栂海新道(その3)

2010-10-21 | 新潟の山
ホツツジ

ホツツジがまだ咲いていました。
この花も夏の花です。
花柱が真っすぐ伸びています。
高い山に咲くミヤマホツツジは花柱が上に反り返って
います。
なかなかユニークな花です。

ゴマナ

葉っぱに触るとザラザラしています。
キク科の花ですが、夏の終わりから秋にかけて
咲く花です。
葉っぱがゴマの葉に似ているのでこの名がついたそうです。


4合目

4合目につきました。
標高1140mと書いてあり、「1」を「2」と
訂正してありました。。
3合目から4合目が35分、4合目から5合目が25分
かかっていますから、1140mのままでよいようです。

ブナの木

大きなブナの木です。
下からみると空が隠れてしまいます。
大きな木からは元気が貰えます。


泊(とまり)の街

下に街がみえます。
タクシーで乗ってきた泊(とまり)の街のようです。
日本海も穏やかなようです。


ミヤマダイモンジソウ

ミヤマダイモンジソウが足元に咲いています。
まだ咲き始めの花もたくさんありました。
自然界で咲く花はどれもかわいいです。


ブナ林

静かなブナ林の中を歩きます。
不思議と小鳥の声も聞こえません。
「チリン、チリン」と鳴る鈴の音が気持よく
聞こえるだけでした。



5合目

5合目に着きました。
標高1300mです。
小屋を出発してから2時間25分です。
なかなかよいペースで登っています。


6合目

6合目です。
ここで小休止しました。
真夏と違って水をあまり飲みません。
今回は自炊もあるので、2リットルの水を常時
ザックに入れていました。
ガスコンロもあるので、いつもより重く感じます。


ミズバショウ

ミズバショウのオバケです。
あのかわいい花も花が過ぎると葉っぱだけ大きくなって
こんな姿になります。
このあたりには雪がたくさん積もり、水溜りもできるようです。
北又小屋あたりでも5mくらい積もるといっていました。


7合目

7合目に着きました。
イブリ岳の頂上が1800mくらいですから、まだ300m
登らなければなりません。
このあたりから勾配がきつくなりました。


ツルリンドウ(実)

登山道の脇から顔を出していました。
赤い実の横にはまだツボミもあります。
この花は一度に咲かないようです。

ツルリンドウ(花)

同じ茎に花も咲いていました。
ツルでどんどん伸びて他の木などに巻きつきます。
淡いムラサキ色をした優しい感じの花です。

マイヅルソウ(実)

マイヅルソウの実は最初「ウズラ」のタマゴのような
実をしています。
時間が経つとこのように真っ赤になります。
まるでルビーのようです。
美味しそうにみえますが、これは食べられません。
葉っぱも黄色く色づいていました。
もうすぐイブリ岳の頂上のようです。