山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

種池・鳴沢岳・針ノ木岳(その5)

2010-10-05 | 北アルプス
新越山荘

新越山荘はこんなところに建っています。
少し歩いてから振り返ってみました。
奥の山を越えてきました。
以前1度泊まったことがありますが、
なかなかきれいな小屋でした。


針ノ木小屋と槍ヶ岳

針ノ木峠をズーミングしてみました。
一番低いところに小屋があります。
間から槍ヶ岳が顔を覗かせています。
その下に細い線のようにみえるのが登山道です。
下のほうがジグザグになっています。


ハクサンフウロ

夏の花です。
普通は5枚の花びらがあります。
これは6枚ありました。
この時期まで咲いているのは珍しいです。
嬉しそうに微笑んでいました。

クロトウヒレン

アザミの仲間です。
ツボミの時は真っ黒です。
やはり夏の花ですが、もう終わりかけのようです。
ハナアブが蜜を吸っていました。


ネバリノギラン

花の下を触ると粘りがあります。
花はこれ以上開きません。
葉っぱが少し黄色くなっていました。

鹿島槍から白馬岳

右から鹿島槍、五竜、少し尖がっているのが
白馬岳です。
7月に五竜から鹿島槍まで歩きましたが、ガスで何も
みえませんでした。
こんな晴天の時に歩きたかったです。


大きなハクチョウ

空にハクチョウのような姿の雲が浮かんでいました。
風が造った芸術品です。
どこに飛んでいくのでしょうか?
こんな雲をみるのも山の楽しみです。

剱岳と別山

右が剱岳、左が別山です。
谷が幾つかみえますが、一番右の谷を降りてくる
ことができます。
グリーンに見えるやや平らなところが内蔵助平(くらのすけだいら)
と呼ばれているところです。
さらに下って左に進めば黒部ダムにでることができます。



針ノ木峠

再び針ノ木峠のほうを眺めてみました。
一番下に雪渓がみえます。
かなり痩せているようです。
左の稜線をたどると蓮華岳の頂上です。
針ノ木峠の奥にみえるのは前穂高岳です。
槍は右に隠れてしまいました。


扇沢
歩いている左下に扇沢がみえます。
黒部立山アルペンルートの玄関口です。
たくさんの観光客がきていることと思います。
観光客はトロリーバスでトンネルを通り、黒部ダムまで
入って行くことができます。

鳴沢岳への登り

鳴沢岳への登りです。
ここを上り切れば頂上が待っています。
もう少しの頑張りです。

鳴沢岳頂上

鳴沢岳の頂上に着きました。
標高2641mとあります。
種池山荘を出発してから3時間40分の歩きでした。
ここで小休止です。
針ノ木峠まではまだまだのようです。
美味しい空気をたくさん吸って英気を養いました。