山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

雲取山(その4)

2010-03-31 | 奥多摩
西日に輝く雪面

太陽が西に傾いてきました。
あと、1時間くらいで日没でしょうか?
雪に埋ったカラマツが寒そうです。
このあたりの雪は2m以上ありました。


登山道

なだらかな登山道が続きます。
雲が切れてすっかり明るくなりました。
頂上が見えてもなかなか着きません。
ここは気持よく歩けました。


雪紋

逆光を浴びて雪紋がきれいです。
風が造ってくれました。
気温は下がって雪が凍り付いています。
何となくカメラを向けたくなる光景でした。


避難小屋

小屋がみえてきました。
避難小屋です。
最後の登りが待っています。
足元を確認しながらゆっくり登りました。


トレース

避難小屋から歩いてきた方向を振り返って見ました。
トレースがはっきりわかります。
カラマツの林が夕日に赤く染まっています。




避難小屋で小休止して更に頂上を目指します。
この小屋には20名くらいは泊まれそうです。
但し、寝袋と食料は持参です。
この日も数名の宿泊者がいました。

雲取山の頂上

雲取山の頂上に到着です。
標高2017m、東京都、埼玉県、山梨県の県境にある山で
東京都の最高峰、最西端に位置する山です。

鴨沢のバス停を出発してから8時間の歩きでした。
時計をみたら17時を過ぎていました。
だいぶ日が長くなっています。
真冬なら真っ暗になる時間です。



頂上には方向盤があり、標識もあります。
これは埼玉県の標識です。
ポールに掲げられていましたが、風で落ちてしまったようです。
右奥に見えるのは一等三角点です。



このポールに埼玉県の標識が掲げられていました。
ここから右奥に富士山が見えるハズです。
この日は雲が多くて残念ながら見えませんでした。
風が強くなってきたので、早々に下山です。



頂上から一気に下ります。
ここから山荘まではかなりの急坂です。
足元を取られないよう、慎重に下りました。
気温はマイナスになっていたようです。


雲取山荘

雲取山荘が見えてきました。
頂上から転がるように下りてきました。
明るいうちに到着できてよかったです。


雲取山荘

雲取山荘の玄関です。
この小屋は昔皇太子も泊まったことがある小屋です。
古い時の小屋にも泊まったことがありますが、冬はコタツを
囲んで雑魚寝でした。
今は個室になっていてゆっくり泊まれます。
外でアイゼンを外し、中に入りました。
男性3名、女性3名でそれぞれ個室が与えられました。
部屋にはコタツがあり、冷えた体を温めました。
何故かビールが美味しかったです。


◎ 付 録
昨日(30日)、カタクリの花を見てきました。
夕方だったので、ほとんどが下を向いています。
まとめてご紹介します。









雲取山(その3)

2010-03-30 | 奥多摩
奥多摩小屋

奥多摩小屋に着きました。
鴨沢の登山口から約6時間かかりました。
この小屋も泊まれますが、自炊です。
この日は煙突から煙が出ていなかったので、宿泊者が
いないのかも知れません。


トレース

歩いてきた方向を振り返って見ます。
きれいにトレースがついています。
太陽がかなり西に傾いたようです。
先を急ぎます。

分岐

右に雲取山荘への「まきみち」があります。
「まきみち」とは頂上を踏まないでその下を歩く道のことです。
時間的にも早くなるので、このルートを歩くことにしました。

まきみち

ところが、まきみちを覗いてみると踏み跡がありません。
他の人も途中まで行って戻ってきているようです。
誰も歩いていない道はアイゼンだけだと危険です。
仕方なく頂上を目指すことにしました。

急な登り

かなり急な登りです。
このあたりは風が強いのか、雪が少なかったです。
ゆっくり呼吸を整えながら登りました。

七ツ石山

途中で歩いてきた方向を振り返ってみました。
一番奥の白くなっている山が「七ツ岩山」のようです。
帰りにあの頂上を踏む予定です。


登山道

再び雪が深くなってきました。
しばらくはこのような道が続きました。
西日が時々差してきます。
雪はしっかりと踏まれていました。




シラカバやモミの木がたくさんあります。
ここは春の芽吹きの頃歩くのも楽しい場所です。
このような場所にでるとホッとします。

雪道

登山道に雪があったほうが歩きやすい場合があります。
下の石が雪に隠れて平らになります。
つまずく心配がなくなります。
それにしてもみなさん、よいペースですね。


尾根道

これから向かう登山道です。
はるか彼方まで続いています。
カラマツの枝はまだ真っ赤です。
春はまだまだ遠いようです。


カラマツ林

カラマツ林です。
きれいな幾何学模様を描いています。
これが芽吹くとまた違う風景をみせてくれます。
それを見るのも楽しみです。

雲取山の頂上

左前方の白くなっているところの先が雲取山の頂上です。
やっと近くなってきました。
尾根に出たら風が強く吹いています。
雲が激しく流れて太陽を見せてくれました。
何とか暗くならないうちに山荘に着けそうです。

雲取山(その2)

2010-03-29 | 奥多摩
岩と橋

歩いてきたところを振り返ってみました。
岩の間から水が流れています。
小さな滝のようでした。
急いで歩き、この手前の橋を渡りました。
雪がなければ何でもないところです。

分岐

分岐に出ました。
ここを右に行けば七ツ石山を越えて雲取山に行けます。
我々は左のコースを取りました。


雪道

少しずつ雪が深くなってきました。
まだなだらかな道なのでアイゼンは付けていません。
仲間はハイペースで進んでいます。
少しピッチを上げました。


雲取への稜線

木々の間から雲取山が見えます。
これから手前の白く雪がある稜線を歩きます。
木に葉っぱが出てくるとここからは見えなくなります。
もうすぐ芽吹きが始まる頃だと思います。


カラマツ林

このコースは冬山の人気コースのようです。
しっかり踏み跡がついていました。
両側にあるのはカラマツ林です。
春の芽吹き、秋の紅葉はとてもきれいです。


分岐

石尾根縦走路との分岐にでました。
ここでアイゼンをつけます。
登山口からここまで約5時間でした。
この先まだまだ長いです。

石尾根

このあたりは風が強いのかあまり雪がありません。
ここは石尾根と呼ばれています。
しばらく続きます。


これから向かうルートには雪がびっしりついています。
カラマツの芽吹きはまだまだのようです。
登山口ではよく晴れていたのですが、だんだんと雲が
出てきました。
冷たい風も吹き出しています。


奥多摩の山々

奥多摩の山々です。
まだまだ雪が残っているようです。
私がブータンに行っている間も雨が多かったようです。
山では雪になっていたかも知れません。


ヘリポート

少し広いところにでました。
ここは緊急用ヘリポートになっています。
雪がなければ地面にマーキングがしてあります。
雪はかなり深く、踏み跡を外すと膝上まで潜ります。
右上に少し見えるのが雲取山の頂上です。


雪のトレース

歩いてきた方向を振り返ってみました。
誰も歩いてきません。
風が少しずつ強くなってきました。
先を急いだほうがよさそうです。


これから向かうルート

ヘリポート広場を過ぎるとかなり急な登りに
なります。
このあたりは雪がなければ花が多いところです。
この雪が解けるまでにはまだ時間がかかりそうです。




◎付 録

トサミズキ

花の房が長く、オシベの先端が赤く見えます。
公園などにもたくさん植えられています。
女性のかんざしにするとよさそうな花です。


ヒュウガミズキ

トサミズキと比べるとかなり小さい花です。
刈り込みなどにも強いので垣根などにも
使われています。
サンシュユなどと一緒に春を告げる花です。

シナミズキ

ミズキの中でもかなり大きくなる木です。
房はトサミズキのように長くなりますが、オシベのヤクが
黄色いのが特長です。
名前からして中国が原産のようです。


これらの花はブータンに行く2日前に撮りました。
まだまだ咲いていることと思います。
それにしても寒いです。
ソメイヨシノが満開だと思っていたのですが、
近くの木をみるとまだ蕾が多いです。
すっかりサクラも戸惑っているようです。










雲取山(その1)

2010-03-28 | 奥多摩
昨日(27日)、ブータンから無事に帰国しました。
日本が寒いのに驚いています。
旅のようすはこのシリーズのあとにご紹介いたします。

奥多摩駅

今月13日、雲取山に登ってきました。
スタートはこの奥多摩駅です。
JR青梅線の終点の駅です。
屋根には少し雪が残っていました。


奥多摩湖

駅前から登山口までバスで向かいます。
バスは途中から奥多摩湖に沿って走ります。
定時バスは満員でしたが、臨時がでたので楽に
座れました。



この日はよい天気でした。
湖に空が反射してきれいです。
湖岸にはうっすらと雪が残っていました。


鴨沢登山口

奥多摩駅から約50分で鴨沢というところに
着きました。
ここが登山口になります。
奥多摩湖のかなり上流になります。


標識

バスを下りて身支度を整えます。
今回の参加者は男性3名、女性3名の合計6名です。
登山口には立派な標識が立っていました。


登山道

しばらくは緩やかな舗装道路が続きます。
風もなく気温もそれほど低くありません。
この日は小屋泊まりの予定です。
ゆっくり登って行きます。




途中から細い道に入ります。
入り口にはこのような標識があります。
暖かい日差しが降り注いでいました。




更に分岐がでてきました。
このあたりにはクマが多いそうです。
冬が暖かいので冬眠しないクマもいるそうです。
これから春先が要注意です。



雪の登山道

しばらくすると雪が現れました。
関東は立春を過ぎてから寒い日が続いています。
この雪も3月に入ってから降った雪のようです。




このあたりにはかなり雪がありました。
右はヒノキの林です。
左には雑木林が広がっています。
木の影がきれいな曲線を描いていました。


分岐

やがて分岐にでました。
ここから右に行って「七ツ石山」を経由しても
雲取山に登れます。
今回は左の「ブナ坂」コースをとりました。




登山道

分岐から更に雪が多くなってきました。
踏み跡がしっかりしているので、まだアイゼンは
つけていません。
日陰に入るとかなり気温が下がってきます。
もう少し緩やかな登りが続きます。







赤倉スノーシュー(最終回)

2010-03-20 | 新潟の山
雪の壁

スノーシューを外して車のところまで歩きます。
雪の壁は3mくらいありました。
先頭を歩くガイドさんです。
ガスがかなり濃くなってきました。


スノーシュー

車の後ろにスノーシューとストックを取り付けます。
ご覧のようにスノーシューはアルミパイプでできています。
先端が反り返っていて歩きやすくなっています。
いろんなメーカーがあるようです。
買えばかなり高価ですが、1日¥2000くらいで
レンタルできます。


駅のホーム

宿で温泉に入り、駅まで送って貰いました。
妙高高原駅のホームにもまだたくさんの
積雪がありました。


長野行きの電車

缶ビールを飲んで待っていると、電車が入ってきました。
これから長野に向かいます。
長野までの間、窓から雪景色が楽しめました。


長野駅

長野に着くと晴れていました。
東京に新幹線で帰る仲間とここで別れました。
私は1人で高速バスです。
駅前はすっかりきれいになっていました。


善光寺参道

高速バスの出発まで少し時間がありました。
善光寺に寄ってみました。
ここからお寺までまっすぐな道が続いています。


仁王門

仁王門です。
仁王様が両側に立っています。
かなり古い物のようでした。


山門

立派な山門です。
大き過ぎてカメラに収めるのがたいへんでした。
暖かい春の日差しが降り注いでいます。
掲げられている額が有名だそうです。


鳩字の額

額をズーミングしてみました。
この文字の中に「5羽のハトの姿」が見えるので、
「鳩字の額」と呼ばれているそうです。
探してみてください。


本堂

これが本堂です。
「信州信濃の善光寺」とよくいわれています。
数年前に「御開帳」がありました。
その時はたくさんの参拝客があったようです。
外国からの観光客も多いようです。

六地蔵

境内に鎮座していました。
それぞれ違う表情をしています。
これもかなり古い物のようでした。


説明文

六地蔵の説明がありました。
一番右の地蔵だけが片足を出しています。
地獄から迎えにくるのかと思ったら救いにくるのだ
そうです。
まだまだあの世から迎えなどきて欲しくありません。
楽しみたいことは山ほどあります。(笑)


明日(21)日からしばらくお休みします。
雷龍の国、ブータンに行ってきます。
何事もなければ27日に帰る予定です。


◎付 録(1)
12日にバス視察で防衛省に行ってきました。
お時間のある時にご覧ください。



◎付 録(2)

ウチワノキ

白いレンギョウのような花です。
花が終わったあとにできる実がウチワに似て
います。
なかなか珍しい花です。

レンギョウ

こちらは一般に見られるレンギョウです。
よく公園などに植えられています。
これからかなり長い間楽しめます。
芽吹きの頃の花はどれもきれいです。
暖かい日差しに笑顔を振りまいていました。



赤倉スノーシュー(その4)

2010-03-19 | 新潟の山
妙高山

歩いている途中で妙高山が見える場所がありました。
木々の間からわずかに覗いています。
山は見る角度で姿が変わって見えます。
ここからはきれいな台形に見えました。

スノーシュー

スノーシューを履いた自分の足です。
靴は登山靴で充分です。
ストックを2本ついてバランスをとりながら歩きます。
スノーシューはレンタルしました。


きつねの足跡

雪の上に1直線についている足跡を見つけました。
きつねの足跡のようです。
前日は「うさぎコース」を歩いてうさぎの足跡、この日は
「きつねコース」できつねの足跡を見つけました。
ここにはこの他にも「ほんどりすコース」というのが
あります。
このコースは歩きませんでした。


木の影

雪の上の木の影がきれいです。
自然は偉大な芸術家です。
いろんな模様を描いていました。


きつね池

ここは「きつね池」と呼ばれている池です。
まだまだたくさんの雪に覆われています。
ここで小休止です。

ホットワイン

リーダーが「ホットワイン」を作ってくれました。
ワインの中に蜂蜜やオレンジジュースを入れてガスで
暖めます。




出来上がった「ホットワイン」です。
何杯もお代わりしました。
寒い時には体が温まります。
黄色い容器に入っているものは甘夏の皮で作った
砂糖菓子です。
これも甘酸っぱくておいしかったです。




水面の影

再びスタートしました。
池の水面に木が映っています。
こんな現象も山の楽しみです。


倒れた木

大きな木が途中で折れています。
雪の重みで倒れたようです。
何故、この木だったのでしょう?
不思議でした。




大きな杉林の中を通ります。
みんな自由に歩いています。
それぞれスノーシューを楽しんでいるようでした。


シラカバ林

シラカバ林がきれいです。
先ほどまでの晴天が急に雲ってきました。
山の天気は変わりやすいです。

お猿さん

雪がおもしろい形を造っています。
お猿のように見えました。
ここには川が流れているようです。
そっと横を通り過ぎました。

霧の中

霧がかなり濃くなってきました。
このコースもそろそろ終わりのようです。
気温も低くなってきました。
まもなく終点です。



◎付 録

昨日、サクラを探してきました。

チョウジザクラ

花の根元が長いサクラです。
この姿が「丁」のようにみえるので、この名が
つきました。
早咲きのサクラです。

マメザクラ

名前の通り小さなサクラです。
箱根や富士山の周辺の多いサクラです。
これも早咲きのサクラです。
かなり花びらが散っていました。


オオシマザクラ

ソメイヨシノの片親です。
花と葉っぱが同時にでてきます。
サクラの仲間でも花が大きいほうです。
箱根の湯坂道には大きな木があります。

ソメイヨシノはまだ蕾です。
暖かい日差しの中の散策でした。








赤倉スノーシュー(その3)

2010-03-18 | 新潟の山

夜明け

一夜明けました。
東の空が少しずつ明るくなってきます。
天気はよさそうです。


赤く染まる山と月

反対側にある山が赤く染まり始めました。
空に月が白く輝いています。
気温は3℃くらい、体が引き締まるようでした。


日の出

太陽が顔を出してきました。
この瞬間が何ともいえません。
左が斑尾山、その右が袴岳です。
しばらく眺めていました。


妙高山

妙高山が姿を現しました。
神々しい姿です。
標高2446mの山です。
火打山はこの奥にあり、ここからは見えません。
このあと、雲が流れてすぐに姿が見えなくなりました。

吹き飛ばされた屋根

車で目的地に向かいます。
昨夜は風がかなり強く吹いていました。
ロッジの屋根が吹き飛ばされていました。




現場の近くを通りました。
この家だけ被害にあったようです。
残骸が隣の家まで吹き飛んでいました。
我々の泊まったロッジは無事でした。

きつねコース

「きつねコース」を歩きます。
ここでスノーシューを履きます。
初めてスノーシューを体験する仲間もいたようです。
風もなく気持よく歩けそうです。



コースにはこのような番号があります。
この番号を辿って行けば迷うことはありません。
この日もガイドはスキーを履いていました。

木の影

雪の上に木の影ができています。
幾何学模様がきれいです。
雪は雨が続いていたせいか、かなり重い感じでした。


シラカバ林

しばらく進むとシラカバ林が現れました。
このあたりにはまだ2m以上の積雪があるようです。
「♪シラカバ~青空~♪・・・」
こんな風景を歌ったのでしょうか。


青い空

空を見上げてみました。
まさに「北国の春」です。
雲が激しく流れています。
上空はかなり風が強いようです。
空気が冷たく顔が痛いくらいでした。

高妻山

鉄塔の右奥に白い山が見えます。
高妻山(2353m)です。
新潟県と長野県にまたがる山で戸隠連峰の最高峰です。
秋の紅葉は素晴らしいそうです。
もう少し歩きます。






赤倉スノーシュー(その2)

2010-03-17 | 新潟の山
林の中

林にはミズナラやシラカバの木が多いようです。
木の周りの雪は少しずつ解け始めているようです。
このあたりの雪は2m以上ありました。
雪が解けると下草が伸びて歩けないところです。

ウサギの足跡

ウサギの足跡です。
ウサギは後ろ足で飛ぶように走ります。
その時、前足を少しつけます。
従ってこれは画面の右下から左上に走った跡です。
雪の上で動物の足跡を探すのも楽しいものです。


ツルに巻かれたシラカバの木

大蛇が巻きついているようなシラカバの木がありました。
このツルは上のほうまで巻きついていました。
このままだと木が枯れてしまいます。
かわいそうに思いましたが、どうすることも
できませんでした。

小川

途中で小さな川を渡ります。
穴があいているところを覗いてみました。
冷たそうな水が流れています。
長い間、雪の下で眠っていた植物も春を待っている
ようでした。

杉林

杉林の中を抜けて行きます。
ここの杉はキチンと手入れされていました。
どの木もまっすぐ伸びています。
植えてから30年くらい経った木がよいそうです。

池の平スキー場

池の平スキー場にでてきました。
遠くから音楽が流れていました。
スキーを楽しんでいる人もいるようです。
空は相変わらずどんよりしていました。


うさぎコース

ここには幾つかのコースがあるようです。
これから「うさぎコース」に入ります。
雪がない時はハイキングとして楽しめるようです。




大きな木が空に向かって手を広げています。
これもミズナラのようです。
白と黒のモノトーンの世界です。
まるで墨絵をみているようでした。


屋根の積雪

作業小屋のようなものがあります。
屋根の雪は2m以上あるようです。
これが解けるまでにはまだかなり時間がかかりそうです。
雪国の人は屋根の雪下ろしが冬の間の日課になっている
そうです。
この雪を見てその苦労が偲ばれました。

いもり池

ここは「いもり池」と呼ばれているところです。
湿原になっていて雪が解けるとミズバショウなども
咲くそうです。
この雪が豊かな湿原を保っているようです。
花の時期に訪ねるのもよさそうです。

ビジターセンター

いもり池から少し歩いたところに「ビジターセンター」が
ありました。
ここにはこのあたりの動物や小鳥、植物などの標本が展示
されています。
スノーシューを脱いで内部を見学しました。

道路脇の積雪

道路にはまったく雪がありませんが、両側はご覧の通りです。
これでもだいぶ少なくなったそうです。
ビジターセンターでゆっくり休憩して迎えの車で宿に
向かいました。
この日のスノーシューは約3時間の歩きでした。
翌日、別のコースを歩きます。

◎付 録

近くの公園の花です。
ミツマタ(1)

赤い花のミツマタです。
やっと咲き出しました。
小さな花の集合体です。
蕾の時は蜂の巣のように見えました。

ミツマタ(2)

一般的にはこの色の花が多いです。
ミツマタは茎が3つに別れてその頂点に花を咲かせます。
そのようすからこのような名前がつきました。
この木の皮から上質な和紙がとれます。
お札の原料として昔から使われてきました。
造幣局から委託され、専門に栽培している農家があるそうです。



フクジュソウ

もう既に終わっているところが多いと思います。
ここは近くの公園です。
まだ少し雪が残っていました。
雪の中から顔を出している姿もかわいいです。
太陽を浴びてにっこり微笑んでいるようでした。

赤倉スノーシュー(その1)

2010-03-16 | 新潟の山

妙高高原駅

今月4日~5日、新潟の赤倉にスノーシューに
行ってきました。
信越線妙高高原駅で下車しました。
昨年火打山に登った時もここで下車しました。

赤倉ユアーズイン

駅から迎えの車に乗り、宿に着きました。
今回は男性2名、女性5名の総勢7名の参加です。
なかなか立派な宿です。
オーナーは世界中の山に登っておられる方です。

道路の積雪

道路にはまったく雪がありませんでしたが、
道路脇には2mくらいの雪がありました。
ここ数日雨が多くてだいぶ解けてしまったようです。



早速スノーシューを履いてトレッキング開始です。
スノーシューとはカンジキの仲間で靴の下に履いて
雪の上を歩く道具です。
アルミパイプでできていて、西洋カンジキとも呼ばれています。
今にも雨が降りそうな天気でした。



先頭を歩いているのが、ガイドをして頂く宿のオーナーです。
ガイドはスキーを履いています。
右の女性が今回のリーダーです。
足につけているのがスノーシューです。
深い雪の上でも歩ける優れものです。


雪と雲

これから向かう方向に木が1本立っています。
黒い雲が覆い被さってきます。
気温は5℃くらいです。
風がないせいか、あまり寒さは感じませんでした。

斑尾山と袴岳

歩いている左手の奥に山が見えます。
右が斑尾(まだらお)山、その左が袴岳(はかまだけ)です。
斑尾にはスキー場があります。
白く見えるのがゲレンデのようです。


神奈山と前山

右手にも山があります。
右が神奈(かな)山、左が前山です。
神奈山は標高1909m、前山は1135m、
どちらもどっしりとした姿の山です。



この黒い雲は雨雲のようです。
遠くに渦を巻いた雲がみえます。
何となくアザラシかオットセイの顔に見えました。
ここはまだまだ冬の装いです。




歩いてきた方向を振り返ってみました。
足跡だけが残っています。
このあたりの積雪はかなり深いようです。
雪は雨のせいか、少し重く感じました。


クロスカントリーの跡

2本の線がレールのように続いています。
クロスカントリーの跡だそうです。
ここは踏まないようにとの注意がありました。
同じ跡を滑るようです。

シラカバ林

大きな木が立っています。
手前の木はミズナラのようです。
白い肌をした木はシラカバです。
このあたりにはこのシラカバの木が多いようです。
これから林の中に入って行きます。




◎ 付 録

ミッキーマウスの木

その後「ミッキーマウスの木」がどのようになっているか
見に行ってみました。
ガクがピンクに染まり、実がなっていました。
これからこの実が黒くなります。
その姿がミッキーマウスに似ているので、このような
名前がつきました。


オオミノトケイソウ

ここは温室の中です。
ツルが大きく伸びて天井から花がぶら下がっています。
まるでエイリアンのような顔をしています。
名札をみたら「オオミノトケイソウ」と書いてありました。
熱帯アメリカ原産だそうです。
別名:オオナガミクダモノトケイソウというそうです。
たくさん咲いていました。





御岳渓谷から吉野梅郷(最終回)

2010-03-15 | 奥多摩
昨日、雲取山から無事に帰ってきました。
前日は強風にあおられましたが、昨日は穏やかな晴天でした。
いずれご紹介したいと思います。

紅白の梅

紅白の梅が仲良く咲いています。
ここは南斜面なので、よく咲いているようです。
雨はほぼ止んでいました。

朱鷺の舞

きれいな色をした花がありました。
「朱鷺の舞という名前の梅だそうです。
柔らかい感じのする梅でした。



この地で改良された梅の花だそうです。
先日佐渡の「トキ保護センター」で悲しい事故がありました。
放鳥に向けて訓練中のトキが野生動物に襲われたそうです。
今後、しっかりした対策が必要だと思いました。


書屋の蝶

すぐ近くにもっと色が濃い花が咲いていました。
やはり八重咲きの梅です。
雨に濡れている姿がしっとりしていました。



この梅にはこのような名前がついていました。
吉川英治を偲んでつけた名前だそうです。
やはり青梅で改良された花のようです。


玄海ツツジ(白)

白くて透き通るような色をした花です。
これはツツジの仲間です。
まだ咲いている数は少なかったですが、
これからたくさん咲くことと思います。



こんな案内板がありました。
岡山県以西に分布しているツツジだそうです。
ここで会えたのはラッキーだったようです。
白花は珍しいそうです。

玄海ツツジ(赤)

これが一般に多い花だそうです。
花びらの先端が尖っているのも特長だそうです。
1本の枝の先に1個だけ花を咲かせます。
ボランティアの女性がそばにいて丁寧に説明して
くれました。



梅は1本だけみるよりこのように紅梅と白梅が
重なっているとより一層きれいにみえます。
願わくばもう少し空が晴れていて欲しかったです。


遊歩道

この梅園は遊歩道がキチンと整備されています。
車椅子に乗って観賞することもできます。
昨日は暖かくてよい天気でした。
きっとたくさんの観光客で賑わったことと思います。


セツブンソウ

梅園をでてしばらく歩くとお寺の境内にセツブンソウが
咲いていました。
春を告げる花です。
山で自生しているところがあります。
北斜面なのでいつも咲くのが遅いです。
ここ数日よい天気が続いていたので、もう咲いて
いるかも知れません。



駅に向かう途中で橋を渡ります。
その橋の手すりに梅の花がありました。
青梅(おうめ)はその名の通り梅の花が代表になっています。
この梅の花は1年中咲いているようでした。


JR日向和田駅

今回のウオーキングはこの駅が終点でした。
歩程約4時間のウオーキングでした。
なお、吉野梅郷に行くにはこの駅から歩いたほうが
近道です。
梅園の中だけでなく街の中にもたくさんの梅があります。
3月末頃まで楽しめるようです。


◎付 録

映画の看板(1)

途中下車して青梅(おうめ)の街を歩いてみました。
この街にはたくさんの映画の看板があります。
真ん中の看板は青梅駅を下りたすぐ前にありました。
洋画だけ集めてみました。
ジョン・ウェインやグレゴリー・ぺックなど懐かしい顔も
ありました。

映画の看板(2)

こちらは邦画です。
見た映画も幾つかあります。
このような看板は実際には建物の横や駐車場などに
掲げられています。
「鉄道員」と「旅路」は駅の地下道にありました。
青梅にはここで紹介したもの以外にもいろんな看板が
あります。
「昭和レトロ館」などという建物もありました。
ふらりと訪ねてみるのも楽しいと思います。











御岳渓谷から吉野梅郷(その4)

2010-03-13 | 奥多摩
ノキシノブ

梅ノ木に何かがぶら下がっています。
ノキシノブという着生植物です。
シダの仲間ですから花や実はありません。
古木ほどたくさんありました。


フクジュソウ

フクジュソウが雨に濡れています。
大家族のようです。
晴れていればきれいな姿が見られるのですが・・・
何だか叫んでいるように見えました。

梅林

梅林の梅はまだこのような状態です。
あれから10日経ちました。
ここ数日晴れて暖かい日が続いています。
一気に咲き出したのではないでしょうか?


梅の公園

吉野梅郷の梅の公園につきました。
入園料¥200を払います。
日曜日だというのにほとんど人がいません。
この日(2月28日)から有料になったようです。
もう少し無料にしてもよさそうな雰囲気でした。


チョコレート

雨は小雨になっていました。
とりあえずベンチに座ってお昼にしました。
うさきちさんが食後のデザートだといって
チョコレートをだしてくれました。
ブログ仲間の「ココア」さんからの差し入れだそうです。
美味しくいただきました。
ココアさん、ありがとうございました。




ここは小高い丘になっています。
遊歩道がついていて自由に歩けます。
梅はまだ3分咲きくらいでしょうか?
ガスがかかっていて遠くはよく見えませんでした。




このようにきれいに咲いている梅もあります。
北側より南側のほうがよくさいていました。
遠くが霞んでいます。
雨の雰囲気もまたよいものです。




白梅より紅梅がよく目立ちました。
晴れていればたくさんの梅見客で賑わうところです。
今日と明日は天気もよさそうなので、たくさんの
人で賑わうことでしょう。

ツチグリ

足元におもしろいものが転がっていました。
ツチグリというキノコの仲間です。
別名:ツチガキと呼んでいます。
空気が乾燥している時には丸い形をしていますが、
湿っているとこのように外皮が星型に開きます。
薄い皮の袋の中にはたくさんの胞子が入っています。




よくみるとたくさん転がっていました。
根っこはありません。
晴れるとまた外皮が閉じてその時袋の中の胞子を
飛ばします。
また風が吹くとコロコロ転がって場所を移動します。
「晴天の旅人」とも呼ばれているそうです。
もう少し梅園を散策します。

今日はこれから「雲取山」に登ってきます。
標高2017m、東京都で一番高い山です。
今晩小屋に泊まって明日の夜帰ってくる予定です。
雪がかなりあるようですが、気をつけて行ってきます。
今日はみなさんのところにもご訪問できないと思いますが、
よろしくお願いします。

御岳渓谷から吉野梅郷(その3)

2010-03-12 | 奥多摩
ままごとや

ここが「ままごとや」です。
豆腐料理が美味しいそうです。
この近くには何回かきていますが、
まだ入ったことがありません。
今回も素通りでした。
「ままごとや」も「いもうとや」も「小澤酒造」が
経営しています。

北原白秋の歌碑

大正12年3月にここを訪れたそうです。
その時、歌った歌碑が庭にがあります。
「西多摩の山の酒屋の鉾杉は三もと五もと青き鉾杉」
この年の9月に関東大震災が起きました。


澤乃井園

ここは澤乃井園といいます。
やはり小澤酒造が経営しています。
この奥に酒蔵があり、申し込めば見学できます。
水がよいので、美味しいお酒ができるようです。
「酒まんじゅう」も美味しいといってみなさん食べて
いました。

クリスマスローズ

クリスマスローズが庭に咲いていました。
雨に打たれて寒そうでした。
最初はこの花も珍しかったのですが、今はいろんな
ところで見かけるようになりました。
たくさんの種類があるようです。

標識

澤乃井園の入り口にはこんな標識があります。
ここにくるにはJR沢井が一番近いようです。
これから橋を渡って対岸に行きます。

櫛かんざし美術館

橋を渡ってしばらく歩くと大きな建物がありました。
「櫛かんざし美術館」です。
いろんな櫛やかんざしが展示されています。
時間があればゆっくり見学するのもよいと思います。


草思堂通り

吉川英治が昭和19年3月に東京からここに疎開して
きました。
その時、住んでいた家屋敷を「草思堂」と名づけました。
その名前が通りとして残っています。

吉川英治記念館

この看板の奥に「吉川英治記念館」があります。
昭和28年8月までここで生活し、たくさんの作品を
執筆しました。
「宮本武蔵」「太閤記」など映画にもなりました。
ここを訪ねたら1度はみておくとよいと思います。

ミツマタ

ミツマタの花が少し咲き出しています。
小さな花の集合体です。
やはり雨に濡れて寒そうでした。

紅梅

淡い色の紅梅です。
ここには大きな木があり、満開を迎えていました。
天気が悪くてもしっかり咲いていてくれます。
花びらに水滴がついて少しかわいそうでした。


スノードロップ

通りがかりの庭先に咲いていました。
スノードロップ、「雪のしずく」とでもいうのでしょうか?
スズランスイセンに似ていますが、花の姿が違います。
緑のほくろがかわいいですね。

下山八幡神社

宝暦5年(1755年)の建立だそうです。
この本殿は間口が三間で屋根が流造りのため珍しく
市の有形文化財に指定されているそうです。
この近く「即清寺」という大きなお寺もありました。
もう少しで吉野梅郷です。



◎付 録
トサミズキ

昨日久し振りに青空が覗きました。
散歩がてら近くの公園に行ってみました。
トサミズキが少しほころんでいました。
うっすらと赤いシベが透けてみえます。


ヒュウガミズキ

こちらはヒュウガミズキです。
トサミズキと比べるとかなり花が小さいです。
やっと芽吹いたところでした。
こんな姿もかわいいですね。

ネコヤナギ

ネコヤナギはすっかり花が開いていました。
中からオシベが元気よく弾けています。
暖かい日差しを待っていたようです。

今日も暖かくなりそうです。
これから自治会の仕事でバス視察です。
都内某所を数ヶ所視察してきます。

御岳渓谷から吉野梅郷(その2)

2010-03-11 | 奥多摩
吊り橋

吊り橋を渡って対岸に行きます。
吊り橋といってもしっかりした橋です。
まったく揺れません。
板がキチンと張られて下がみえません。
これなら高所恐怖症の人も安心して渡れます。


カヌー遊び

橋の下をみるとカヌーをやっています。
パドルの使い方を練習しているようです。
このあたりはカヌー遊びができるエリアのようです。
雨に濡れて寒そうでした。


遊歩道

対岸にも遊歩道がついています。
雨はやや小降りになりました。
気温はかなり低かったです。
紅梅がきれいでした。



橋を渡り終えたあと、振り返ってみました。
遠くの山には霧がかかっています。
晴れは期待できそうもありません。
川の水がきれいでした。


ウオーキングの会

立派な遊歩道がついています。
今回のメンバーは初めての人が多かったです。
都内のウオーキングの会だそうです。
白梅も雨に打たれて寒そうでした。


山里風景

静かな風景です。
東京都にもこんな自然豊かなところがあります。
川合玉堂が好んで住んだというのも理解できます。
春はまだまだという感じでした。




今回はブログで知り合った「うさきち」さんに誘われて
参加しました。
1月に坂本龍馬の足跡を訪ねて御茶ノ水から都内と歩きました。
それ以来2回目の参加です。
初めてみる顔が多かったです。
後ろから2番目を歩いているのが「うさきち」さんです。


遊歩道

歩いてきた道を振り返ってみました。
立派な遊歩道です。
雨でも滑りません。
但し、靴底がしっかりした靴を履いてください。
ヤマザクラの木もあり、花の頃もきれいだと
思います。

歌碑

こんな歌碑が立っていました。
昔よく歌った童謡です。
「♪まるまる坊主のはげ頭・・・♪」と歌って
おじいちゃんによく叱られました。(笑)

歌碑全体

何故ここに歌碑が立っているのか、これでわかりました。
ここでこの歌が作曲されたそうです。
歌碑の横には楽譜もあります。
このあたりの杉山をみて作曲されたようです。


フキノトウ

歩いている左手の石垣にフキノトウが顔をだしていました。
フキノトウは新鮮なものを天ぷらにして食べると
美味しいです。
また細かく刻んで油で炒め、味噌と砂糖で味付けして
フキ味噌にしました。
ほろ苦くて春の香りがしました。

吊り橋

しばらく進むとまた吊り橋が現れました。
先ほどの橋より少し細い感じです。
これからこの橋を渡ります。
その前に「澤乃井園」で休憩です。
御嶽駅からここまで約40分の歩きでした。



御岳渓谷から吉野梅郷(その1)

2010-03-10 | 奥多摩
案内板

奥多摩の御岳渓谷から吉野梅郷まで歩きました。
2月28日のことです。
下車駅は大岳山に登った時と同じ御嶽駅です。
駅前にこんな看板がありました。
吉野梅郷の梅祭りが始まっているようです。


御岳山

この日は朝から冷たい雨が降っていました。
御岳山のほうを見ると真っ白になっています。
雨が凍って木の枝にビッシリついているようです。
雨氷という現象です。
1週間前に登りましたが、また登ってみたくなりました。

御嶽駅

御嶽駅は御嶽神社を模しているようです。
流れ勾配の屋根がとてもきれいです。
関東駅百選にも選ばれているそうです。
いつもはたくさんの登山者がいるのですが、
天気が悪いので少なかったです。


御岳渓谷

このあたりは御岳渓谷と呼んでいます。
多摩川の上流にあたります。
春の新緑、秋の紅葉がきれいなところです。
夏には水遊びもできます。



しばらく車道に沿って歩きます。
ここは車でくれば奥多摩のもっと奥まで入れます。
ドライブするにもよいところです。

紅白の梅

紅白の梅が並んで咲いていました。
この日は気温も低く、花も寒そうでした。
暦の上では春ですが、よい天気が続きません。
花も戸惑っているようでした。

いもうとや

駅から5分ほど歩くとこんなお店がありました。
「いもうとや」という店です。
この先の「沢井駅」近くに「ままごと屋」という
お店があります。
その姉妹店だそうです。
ヤマメの押し寿司が美味しいそうです。


吊り橋

遠くに吊り橋が見えてきました。
これからあの橋を渡ります。
川ではカヌーの姿もみえます。
ここは流れも穏やかなところでカヌーをするには
よさそうです。

玉堂美術館

玉堂美術館の前を通ります。
ここは近代日本画壇の巨匠、川合玉堂の作品が展示されています。
玉堂は昭和19年にこの地に疎開し、昭和32年に84歳で
没するまでたくさんの作品を生み出しました。
以前、入ったことがありますが、ホッとするような日本画は
多く展示されています。
今回は素通りしました。


枯山水の庭園

枯山水の庭園があります。
垣根の隙間からカメラだけ差し出して撮りました。
なかなか立派な枯山水です。
雨に濡れてしっとりした雰囲気でした。





大岳山(最終回)

2010-03-09 | 奥多摩
登山道

緩やかな登山道が続きます。
雪はありましたが、アイゼンは外したままです。
いつでも付けられるよう、ザックの横にぶら下げて
歩きました。

イノシシが暴れた跡

雪が掻き分けられ、落ち葉がでているところが
ありました。
イノシシが餌を求めて暴れたようです。
この時期は獣も餌を探すのがたいへんなようです。
山芋などが好物なようです。


イノシシの足跡

すぐ近くに足跡がありました。
かなり大きなイノシシのようです。
里に下りてきて畑などを荒らすことも
あるようです。
新年の大山でイノシシ鍋を食べましたが、
かなり固い肉でした。



このルートは雪がない時に歩いたことがあります。
かなり狭いところもあり、油断できません。
雪があると同じ登山道でも雰囲気がかわります。
気温がかなり下がってきました。

大きな岩

大きな岩が露出しています。
誰かが「ザイテングラードのようだ」といって
いました。
ザイテングラードは北アルプスの涸沢ヒュッテから
穂高岳山荘に登る途中にある岩場です。
「恐竜の背中」のようにゴツゴツした岩場が続いています。


大楢峠

分岐にでました。
ここは大楢峠というところです。
御岳から約1時間20分かかりました。
時計は午後4時20分を指しています。
鳩ノ巣駅までまだ3.9キロあります。
何とか暗くならないうちに下りたいです。



大楢峠からはなだらかな下りです。
しばらくは杉林の中を下って行きます。
足元の雪は少しずつ少なくなっていました。

バットレス

この奥に大きなバットレス(岩壁)があります。
医師で登山家の今井通子さんが練習場にしたところだ
そうです。
時間があれば寄って見たかったのですが、暗くなるので
先を急ぎました。



広い道路にでました。
やっと雪道から開放されました。
何だか足が急に軽くなったような気がします。


鳩ノ巣渓谷

駅に向かう橋の上から下をみると吸い込まれそうです。
ここは多摩川でもかなり上流になります。
このあたり一帯は鳩ノ巣渓谷と呼ばれています。
春の新緑、秋の紅葉がきれいなところです。
かなり薄暗くなっていました。

菊花石

駅近くの宿の出窓に菊花石が飾ってありました。
2月の初めに大月から菊花山に登りました。
このような石がたくさんとれたそうです。
かなり立派なものでした。


鳩ノ巣駅

鳩ノ巣駅に到着です。
時計は午後5時30分を指していました。
それから30分もしないうちに真っ暗になりました。
日没がなかり遅くなっていてよかったです。
この日の歩程は約8時間でした。
よく歩いたので、みんな満足した顔をしていました。
東京とは思えない雪景色が楽しめた一日でした。



◎付 録
近くでユキワリソウが咲き出しました。
やはり春を告げる花です。

ユキワリソウ(1)

これは野生種のようです。
地植えされていました。


ユキワリソウ(2)

これは園芸種のようです。
鉢植えで飾ってありました。
八重などもありたくさんの品種があるようです。
もう山でも咲いているかも知れません。
暖かくなったら行ってみたいと思います。