山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
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種池・鳴沢岳・針ノ木岳(その10)

2010-10-17 | 北アルプス
昨日、北欧から無事に帰ってきました。
素晴らしい晴天に恵まれ、フィヨルドと黄葉を楽しんできました。
いつかご紹介します。


針ノ木小屋

針ノ木小屋の前にはベンチがあります。
ここに座ってビールを飲みながら景色を楽しみました。
夕方になるとかなり冷え込んできます。
この2週間前にも1度宿泊していますが、その時より
宿泊者は少ない感じでした。
10月11日が今年の小屋閉めといっていましたから、
もう管理人も山を降りていることと思います。


雨の中の下山

翌朝は土砂降りでした。
しばらく待っていましたが、止みそうにもありません。
仕方なく雨具をつけて下山にかかりました。

高巻き

雪渓はだいぶ解けているようです。
途中からこんな標識がありました。
左に高巻き道があるようです。


雪渓の上部

2週間前にはこの雪渓を登ってきました。
その時にはかなり上のほうまで歩けました。
崩落が激しくなると雪渓の上を歩くのは聞けんです。



雪渓(1)

横からみるとかなり崩落していました。
これではとても歩けそうもありません。
雨はかなり激しく降っていました。


雪渓の穴

高巻き道も雨が降ると滑りやすいです。
10年前にここを歩いた時にもやはり高巻きしました。
日程を調べたら2日違いでした。

高巻き道

高巻き道はこんな感じです。
幅は30cmくらいしかありません。
いつ崩落してもおかしくない登山道でした。

雪渓(2)

雪渓に大きな穴があいています。
これを知らないで歩いていて事故にあうこともあります。
上からでは決してみることができない穴です。


上からみたノド

雪渓の一番狭い部分で「ノド」と呼ばれているところです。
大きく崩落していました。
ここが崩落すると「通行止め」になるようです。

人面岩

2週間前にここを登った時、ガスの中から不気味な
顔を現していました。
上からみても人間の顔にみえます。
今回もハッキリと確認できました。

ベンガラ道

雪渓の下のほうからガスが上ってきています。
前日の天気はどこにいったのでしょう。
右のほうに赤い線がみえます。
ベンガラを撒いてルートを示しているようです。
あそこから対岸に渡るようです。

クサリ場

ここにはクサリ場があります。
雨の日は滑りやすいです。
しっかり足場を確認しながら降りました。


雪渓(3)

クサリ場を降りてから雪渓を振り返ってみました。
「ノド」の部分が大きく崩落しています。
これではとても歩けません。
これから雪渓をトラバースして対岸に渡ります。


北欧は最低気温がマイナス2℃、最高気温が11℃くらいでした。
昨日、日本に帰ってきて暑いのに驚きました。
今日はこれから群馬の山に登ってきます。