山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

韓国・嶺南アルプス縦走(その4)

2013-10-31 | 海外の旅
展望台

展望台がありました。
何も見えないのでパスしました。

ツアーリーダー

左を歩いているのが、日本からきたツアーリーダーです。
山をご一緒するのは今回で3回目です。


案内板(1)

こんな案内板がありました。

木の化石(1)

サークルの中です。
木が石化しています。

木の化石(2)

これなど、木の年輪がよくわかります。

全体のようす

周囲を石で囲ってあるだけです。
自然の状態で見ることができるのは
素晴らしいことだと思いました。

登山道(1)

風が強くなってきました。
前を歩く女性はポンチョだけです。
風が強いとポンチョは雨具の役目を果たしません。


ノコンギク

ノコンギクです。
雨にも負けず・・・元気に咲いていました。

アキノキリンソウ

アキノキリンソウです。
黄色い花が丸く咲くので黄輪草です。
動物のキリンとはまったく関係がありません。


休憩所

休憩所に到着しました。
小屋の中には韓国の登山者で溢れていました。

案内板(2)

こんな案内板がありました。
晴れていればこのような雄大な風景が望めるようです。

避難小屋

すぐ近くの避難小屋がありました。
ここに入ってしばらく休憩です。

若者(1)

韓国の若者のグループが食事中でした。

料理(1)

美味しそうな料理が並んでいます。

料理(2)

これを勧められたので、食べてみました。
エビの塩辛でした。
このあと、左の女性がビニール袋に「キムチ」を
全部入れて差し出してくれました。

若者(2)

言葉はわかりませんが、心は通じます。
カメラを向けたら、ポーズをとって
くれました。

※一人ずつ握手して別れました。
若者はどこの国でも明るくて気持ちがいいです。


※今日はこれから、都内ウォーキングです。
レインボーブリッジとゲートブリッジの2つの橋を歩く予定です。

韓国・嶺南アルプス縦走(その3)

2013-10-30 | 海外の旅
ガス

ガスが濃くて何も見えません。


ノコンギク

ノコンギクが笑っていました。

登山者

韓国の登山者です。
大きな荷物を担いでいます。
この山にはテント場はないので、勝手に
野営するそうです。


標識(1)

この標識には番号が書いてあります。
遭難した時にはこの番号を知らせれば位置がわかる
ようになっています。

ヤマラッキョウ

ヤマラッキョウが咲いていました。
この山には多い花のようです。

登山道(1)

かなり荒れた登山道です。
雨が激しくなってきました。

肝月山

肝月山(カンウルサン)に到着です。
標高1069mの頂上です。
歩きだしてから約3時間でした。

登山者(2)

奥のほうに韓国の登山者がいました。
手をあげたら、応えてくれました。

登山道(2)

再び歩き出しました。
この先もしばらくは岩場が続くようです。


頂上全体

肝月山の頂上はこんな感じです。
晴れていれば展望が楽しめるようです。

休憩

ここで休憩です。

韓国のり巻き

韓国のり巻き(キンパク)です。
いろんな具材が入っています。
お腹が空いたらすぐに出して食べることができます。
なかなか美味しいのり巻きでした。

水滴

水滴がきれいです。
こんな水滴をみるとついシャッターを押したくなります。

登山道(3)

再び歩き出しました。
まったく視界がありません。

登山道(4)

このあたりは晴れていれば展望がよさそうな
ところです。
ガスの中を歩いた「木曽御嶽山」を思い出しました。



韓国・嶺南アルプス縦走(その2)

2013-10-29 | 海外の旅
登山道(1)

緩やかな登山道になりました。
ガスがかなり濃くなってきています。

アキノキリンソウ

アキノキリンソウです。
日本の山でも咲いている花です。


登山道(2)

雨が降ってきました。
風がないので、傘を差している人もいます。

梨川峰

梨川峰(ベネボン)に着きました。
標高966mのピークです。
歩きだしてから約50分でした。


韓国の登山者

韓国の登山者がいました。
ストックを一箇所に揃えて何かいっていました。
そのあと、一斉に上にあげて大声をあげていました。


標識(1)

標識です。
これから左に向かいます。

ミズナラ

ミズナラの葉っぱです。
日本でみるミズナラよりかなり大きかったです。


標識(2)

登山道においてありました。
山のグループが歩く方向を示しているようです。
日本の山では考えられない行為です。

オクモミジバハグマ

オクモミジバハグマです。
雨に濡れてうつむいていました。

登山道(3)

石がゴロゴロしている登山道です。
雨がかなり激しくなってきました。

登山道(4)

紅葉が少し始まっていました。
日本の里山のような雰囲気でした。


紅葉

このあたりはかなり紅葉しています。
みんな黙々と歩いています。


岩場

雨に濡れている岩場は滑りやすいです。


水滴

イネ科の植物に水滴がついていてきれいでした。

登山道(5)

左側は大きく切れ込んでいます。
危険なところにはロープでガッチリと
ガードされています。

コマユミの紅葉

コマユミの紅葉です。
日本の山でも紅葉していると思います。

ママコナ

ママコナも顔を出していました。
日本の山でも1000m前後の山に咲いている花です。
真ん中の白い部分をご飯粒に例えてこのような
名前になっています。












韓国・嶺南アルプス縦走(その1)

2013-10-28 | 海外の旅
※10月6日は嶺南(ヨンナム)アルプス縦走です。


ホテル

この日は5:00起床、5:40ホテルのロビーに
集合して外のレストランで朝食です。
ホテルは「オリンピア・ホテル」でした。
ここに2連泊します。

レストラン

バスで10分ほどのところにありました。
まだ、外は暗いです。


朝食(1)

朝食はご飯とネギのスープです。

朝食(2)

好きな物をご飯に乗っけて食べます。
ダイコンのキムチが美味しかったです。

レストランの店内

レストランのようすです。
ブルーの服を着ている男性が現地ガイドです。
韓国だけでなく日本でも会っているので、すっかり
顔馴染みになりました。

移動バス

今回はこのバスですべて移動します。

車内

車内はこんな感じです。
今回の参加者は東京(成田)10名、名古屋(中部)7名、
福岡2名の合計19名でした。
それに講師1名、ツアーリーダー2名が参加しています。
現地ガイドも2名でした。


梨川峠(1)

朝食後、レストランからそのまま登山口に向かいました。
約1時間の乗車で梨川峠(ベネゴケ)に到着です。
ここは標高800mです。

※なお、この日はグループをA、Bの2つに分けて、
Aはロングコース、Bは短縮コースとしました。
私はロングコースに参加しました。


梨川峠(2)

峠全体はこんな感じです。
手前の建物はトイレです。

遠望

バスで走ってきた道路が見えます。
厚い雲の間から下の街がスポットライトを
浴びたように見えています。

準備体操

身支度を整えてから準備体操です。
気温は10℃くらいでしたが、風が冷たく
感じました。

出発

いよいよスタートです。
今にも雨が降りそうな空模様でした。

登山道(1)

最初は緩やかな登山道が続きます。
コスモスがきれいに咲いていました。


ヤクシソウ

雨に濡れてかわいそうな姿です。
韓国で初めて出会った花でした。

登山道(2)

登山道も濡れて滑りやすくなっています。
ガスが濃くなってきています。

ノコンギク

ノコンギクが出迎えてくれました。
気候は日本とあまり変わらないようでした。

リュウノウギク

リュウノウギクです。
この時期、日本の山でも咲いています。

シラヤマギク

シラヤマギクも咲いていました。
花びらが少ないのが特徴です。

ヤマラッキョウ

ヤマラッキョウも韓国では初めてです。
霧にしっとりと濡れていました。
これから雨にならないか心配です。




韓国・蔚山(その2)

2013-10-27 | 海外の旅
コンビニ

空港内にはコンビニもありました。

韓国ビール

韓国のビールが並んでいます。
日本円で換算するには「0(ぜろ)」を1個とれば
よいです。
とりあえず、¥5000(50、000ウォン)を
両替しました。

荷物

空港では現地ガイドが待っていました。
みなさんの荷物は大きいです。
私のザックと比べてみてください。

ここで、福岡、名古屋組と合流しました。

専用車

出迎えのバスで蔚山(ウルサン)に向かいます。
空港からこのバスで約2時間です。

夕食

この日はホテルに入る前に夕食です。
レストランでのメニューは「クジラ料理」でした。
蔚山の名物料理だそうです。

クジラ料理

これがクジラの盛り合わせです。
右下のベーコンはまだ凍っていました。
これで4人前でした。

地ビール

ビールは地ビールです。
1本、4000ウォン(¥400)でした。

焼酎

これは韓国焼酎です。
意外と飲みやすい焼酎でした。

鍋料理

鍋料理がでてきました。
野菜がたくさん入っていてスープのようでした。


マッコリ

やはり韓国といえば「マッコリ」ですね。
炭酸が入っているので、蓋を開ける時は注意が
必要です。
これもビールと同じ値段でした。

魚の佃煮

この魚は骨まで食べることができて美味しかったです。

※このあと、ホテルに入ってこの日の旅は終わりました。
明日からは山歩きのようすをご紹介いたします。


韓国・蔚山(その1)

2013-10-26 | 海外の旅
※10月5日~8日まで韓国に行ってきました。
その時のようすをご紹介いたします。

荷物

成田から午後のフライトです。
例によって私の荷物はこのザックだけです。
水分は機内持ち込みできないので、水は入っていません。
重量は5キロでした。

軽食

荷物検査、出国手続きを終えてゲートに向かいます。
途中で軽く腹ごしらえしました。

通路(1)

ゲートへ向かう通路です。
午後の便のせいか、人が少なかったです。

掲示板

掲示板をチェックしました。
一番上に表示されているBX111が搭乗する便です。

ゲート

ゲートは58番です。
成田空港でも一番端のほうになります。
定刻に出発できそうです。

通路(2)

いよいよ搭乗開始です。
連絡通路を歩いて搭乗機に向かいます。

搭乗機

これが搭乗機です。
AIR BUSAN と書いてありました。


機内

機内は通路を挟んで両側に3列の座席があります。
私は通路側の席でした。

乗務員

機内サービスが始まりました。
きれいな乗務員さんでした。

機内食

機内食が配られました。
熱々のエビピラフでした。
飲み物はビールです。

金海空港

約2時間のフライトで韓国の金海(キメ)空港に到着です。
韓国と日本の間には時差はありません。
日本の国内線を飛んでいるような感じでした。

上陸

飛行機から空港まではバス移動です。
気温も25℃くらいで、暑くも寒くもありませんでした。




奥の細道・鶴岡(その4)

2013-10-25 | 街道歩き
※今回の「奥の細道」全体の最終回です。

日枝神社(1)

更に歩くと日枝神社がありました。
朱塗りの鳥居が待っていました。
初めて見る変わったしめ縄です。

日枝神社(2)

神社全体が赤く塗られていました。

芭蕉の句碑

ここにも芭蕉の句碑がありました。

     めずらしや 山をいで羽の 初なすび


長山邸跡

日枝神社から10分ほど歩いたところにありました。
ここは芭蕉が3日間滞在したところです。


説明文

ここで芭蕉はここで一口茄子「民田茄子(みんでんなす)」を
食べてその美味しさに感激し、この句を詠んだそうです。


鶴岡駅

ここからホテルに引き返し、ザックを受け取って鶴岡駅に
向かいました。

特急・いなほ

特急「いなほ」です。
これで新潟まで行って新潟から上越新幹線に乗り換えます。

日本海

しばらくすると日本海が見えてきました。
太陽がまだ高い位置ですが、うまくすれば夕焼けが
見られるかもしれません。

粟島(1)

少しずつ沈んで行きます。
右に見えるのは粟島です。

粟島(2)

粟島が大きく見えてきました。
粟島には新潟県の岩船というところから高速線で行くことが
できます。
海釣りのメッカだそうです。

夕陽(1)

どこかの港のようですが、どのあたりかわかりません。
夕陽を追いかけています。

夕陽(2)

雲がでてきました。
これがベストショットかもしれません。
右下にもう一つの太陽が見えています。

夕陽(3)

特急は海から離れたところを走っています。
この太陽が2つに見える現象は「幻日」と呼ばれています。
光の屈折で現れる珍しい現象です。

夕陽(4)

まもなく下の雲に隠れそうです。
上の雲が黄金色に輝きだしました。

夕陽(5)

これが最後です。
走っている電車から撮るのはなかなか難しいです。
途中で何度も停まって欲しいと思いました。

※新潟駅では新幹線への乗り換え時間が6分でした。
それぞれバラバラに飛び乗りましたが、あとで全員
無事に乗っていることを確認しました。

※奥の細道・最上川、羽黒山、鶴岡市街と3部に
分けてご紹介しました。
如何だったでしょうか?

※次回は11月に酒田から象潟あたりを歩く予定です。
また、どんな出会いがあるか楽しみです。

奥の細道・鶴岡(その3)

2013-10-24 | 街道歩き
無量光苑・釈迦堂

丙申堂をでて少し歩いたところにありました。
ここは風間家の旧別邸だそうです。

庭園(1)

ここの庭園はツツジの頃がきれいだそうです。
松ノ木もよく手入れされていました。

庭園(2)

右のほうには大きなカリンの木がありました。
百年の歴史がある庭園だそうです。

縁側

手前に縁側があります。
ここに座ってしばらく話を聞きました。
説明してくれたのは、この風間家の甥っ子さんでした。

鶴岡公園

次に向かったには、鶴岡公園です。
ここは昔の鶴岡城の跡地です。
大きな鳥居が出迎えてくれました。

荘内神社(1)

少し奥に神社がありました。
ここでは偶然、宮司さんが外に出ていていろいろと
説明してくれました。
若く見えたので「若いね!」と声をかけたら、
明日(9月30日)で56歳になります。」と元気な
声が返ってきました。


荘内神社(2)

荘内神社の全景です。
右に仲間が座って休んでいます。


七五三

七五三の季節です。
この日も何組かの着物を着た子供さんがいました。

大宝館

ここはこの地で活躍した人物を紹介している建物です。
藤沢周平の本も展示してありました。

秋の空

外に出て空を見上げました。
秋の雲が広がっていました。

ランチ

ランチはガイドさんが電話して予約してくれました。
そばをオーダーした人が多かったですが、何となく
肉が食べたくてハンバーグをオーダーしました。
庄内牛の肉を使ったハンバーグで、柔らかくて美味しかったです。
ポテトの上に茹でたミズのムカゴがありました。

内川

ガイドさんとはランチを食べたところで別れました。
そのあとは、自分たちで芭蕉の足あとを訪ねて歩きました。
この川は内川です。

船出跡

芭蕉がここから酒田に向けて船出したそうです。
今はその面影は何も残っていませんでした。

奥の細道・鶴岡(その2)

2013-10-23 | 街道歩き
川(内川)

致道館をでてから川を渡ります。
この川は「内川」といいます。
遠くに鳥海山がうっすらと見えています。


金峰山

右奥の山が金峰山です。
標高458mですが、市民にも親しまれて
いる山だそうです。

三雪橋

先ほどの赤い橋です。
ここから、鳥海山・月山・金峰山の3つの山に
雪が積もった姿が見えたので、このような名前が
ついたそうです。
この真っすぐ奥に月山があります。


天主堂

鶴岡カトリック教会天主堂です。
明治36年に建てられたもので、ロマネスク様式の建築の
傑作として国の重要文化財に指定されています。

正面の祭壇

正面の祭壇です。

マリア像

横には黒い顔をしたマリア像が立っていました。
このマリア像は世界的にも珍しいマリア像で、国内では
この教会でしか見ることができないものです。

丙申堂

天主堂を出て次に向かったのがここです。
ここは旧風間家の住宅です。

中庭

立派な庭がありました。

室内

明治29年丙申の年に建築したので、この名前が
ついています。
風間家は鶴岡で証人として財を築き、庄内地方でも
豪商として知られるようになったそうです。

石置屋根(1)

この屋根は「石置屋根」と呼ばれ、杉の皮を敷いてその上に
石を並べただけの屋根です。
現在は一番下に防水シートを敷いているので、20年に1度の
割り合いで葺き替えているそうです。
奥に見える小さな屋根は煙を抜くための換気口です。


石置尾根(2)

雨樋もあり、雨水は軒下で受けるようになっています。
自然をうまく使った屋根でした。


小座敷

小座敷と呼ばれている部屋です。
「蝉しぐれ」という映画で文四郎とおふくが再会する
シーンをここで撮影したそうです。

囲炉裏

板の間に大きな囲炉裏がありました。
ここからの煙が屋根の上の換気口から外に出るように
なっています。

台所

広い台所です。
当時はたくさんのお手伝いさんが働いていたようです。

金庫

蔵の中は金庫室になっていました。
大きな金庫が3つくらい入っていました。

金具

金庫についていた金具です。
製造会社は東京市馬喰町となっていました。

階段タンス

板の間の横には階段タンスがありました。
この上には小さな部屋になっていて、大工さんが
寝泊まりしていたようです。



奥の細道・鶴岡(その1)

2013-10-22 | 街道歩き
※29日は鶴岡市内の散策です。

朝食

ホテルでの朝食はバイキングでした。
玉コンニャクが美味しかったです。

市役所(1)

朝食後、ザックをホテルに預けて市役所に
向かいました。
約30分の歩きでした。

案内図

すぐ近くにこのあたりの案内図がありました。
この日は現地ガイドと一緒に歩くことになっています。
市役所で待ち合わせしたガイドは女性でした。


致道館

最初に訪れたのはここでした。
市役所と道路を挟んで反対側にありました。

説明文

庄内藩の学校です。
中に入ってみます。

表御門

表御門は藩主がお成りの時に使われた門です。
他に藩役人や教職員が出入りした西御門、
生徒が出入りした東御門があります。

聖廟

ここは聖廟と呼ばれる建物です。
正面に聖像(孔子像)が飾られています。


建物跡

この奥にもたくさんの建物があったようです。
現在は敷石だけが残されています。

講堂

講堂の入口です。
「致道館」と大きく書かれた文字が掲げられています。

※致道館とは論語の一節
「君子学ンデ以テソノ道ヲ致ス」に由来するそうです。

市役所(2)

ここから市役所もよく見えます。
屋上の壁に見えるマークは鶴岡市の
マークでツルを表現しているそうです。

広間(1)

講堂の内部です。
始業式などの時には生徒が全員ここに集まったそうです。

広間(2)

ここは御入間(おいりのま)です。
藩主がお成りになった時お入りになった部屋です。
全部で4室ありますが、御居間は賊の侵入を防ぐ
工夫がされていました。

廊下

廊下は狭く、生徒が走れないようになっています。

※この学校は数え年10歳から入学でき、年4回の試験に
合格すれば年齢に関係なく進級できたそうです。
また、勉強も先生が教えるだけでなく、自主的に勉強する
ことを重んじた学校だそうです。




奥の細道・羽黒山(その5)

2013-10-21 | 街道歩き
※昨夜、木曽駒ヶ岳から無事に帰ってきました。
ブログ、再開します。


旧参道(1)

この道は「奥の細道歩道」とも呼ばれています。
ここを歩く人は少ないようです。


オクモミジバハグマ

モミジバハグマより山奥に咲いています。
葉っぱに特徴があります。

旧参道(2)

石畳のところもありました。
時々、陽が差してきます。

ツルアリドウシ

道の脇から静かに顔を出していました。
花は2つ咲きますが、根元で一緒になっています。
この2つの目玉はその名残です。
別名:イチリョウと呼んでいます。

※ジュウリョウはヤブコウジ、ヒャクリョウは
カラタチバナです。
暮れになると、センリョウやマンリョウも赤い実をつけて
姿を見せてくれます。


旧参道(3)

湿ったところにはこのように板が渡してあり、
歩きやすかったです。

荒沢寺

荒沢寺(こうたくじ)に着きました。
羽黒山の頂上をでてから1時間30分の歩きでした。


月山ビジターセンター

少し歩いたところにありました。
ここでバス時間まで時間があったので、大休止です。



内部

内部はこんな感じです。
子供たちの学習にはよさそうなところでした。

芭蕉三山句

壁に「芭蕉三山句」が貼ってありました。
この三句が芭蕉が残した足跡のようです。

鳥海山

バス時間がかなりあったので、急遽タクシーを呼びました。
ジャンボに男性9名、普通のタクシーに女性4名です。
この日の宿は鶴岡駅前のビジネスホテルです。
タクシーの中から見えた鳥海山(標高2236m)です。

夕陽(1)

ホテルに入って夕食までのんびりしました。
窓から見えた夕陽です。

夕陽(2)

あっという間に沈んでしまいました。
まさに「つるべ落とし」でした。


居酒屋

ビジネスホテルだったので、夕食は外で食べました。
予約しておいた居酒屋です。
料理は「鍋料理」でした。
座敷だったので、足が伸ばせず反省させられました。
やはり椅子席が我々には合っているようです。
適当に飲んで食べて早々に退散しました。



奥の細道・羽黒山(その4)

2013-10-20 | 街道歩き
石段(1)

それにしても2446段とはよく並べたものです。
この石は河原から運んできた石だそうです。

石段の絵

石に「とっくりと盃」が彫ってありました。
このような彫り物がたくさんあるそうです。
18個以上見つけた人は願いが成就するといわれています。
私が見つけたのはこれだけでした。

鳥居

やっと鳥居が見えてきました。
頂上はもうすぐです。

蜂子社

出羽三山を開祖した蜂子皇子を祀る社です。


説明文

こんな説明文がありました。
3本足のカラスはヤタガラスと呼ばれ、太陽の化身と
いわれています。

※羽黒山の名前はカラスの羽根が黒いので、そこから
このような名前がついたそうです。

三神合祭殿

羽黒山の頂上(標高414m)にある社です。
羽黒山・月山・湯殿山の三神が祀られています。
この茅葺き屋根は厚みが2.1mもあり、日本最大だそうです。


三神

右から出羽神社・月山神社・湯殿神社です。
右の出羽神社からお参りするのがよいそうです。
柱の上から何者かがこちらを睨んでいました。


屋根の修理

屋根の葺き替え工事をしていました。
最近はこの屋根を葺く職人さんも少なくなったようです。


歴史博物館

すぐ近くに歴史博物館がありました。
ここは下にあった「いでは文化記念館」と共通券で
入館することができます。
この建物の横でランチにしました。


旧道

羽黒山の頂上からは旧道を降りて行きます。
なかなか歩きやすい道でした。



ムカゴ

ミズのムカゴです。
これも葉っぱを取ってムカゴのついた茎を茹でて
食べることができます。



月山

月山(標高1984m)が姿を見せてくれました。
八合目までは車で行くことができます。
今回は時間がなくて行くことができませんでした。

※昔、頂上まで登ったことがありますが、9合目あたりには
クロユリの群生地がありました。
夏は花の宝庫です。

コメント欄は閉じさせていただいています。

奥の細道・羽黒山(その3)

2013-10-19 | 街道歩き
遠望

途中、遠望のよいところがありました。
田んぼが黄金色に輝いています。
春は田んぼに水が張られるので、ここからの
景色を「陸の松島」と呼ぶそうです。

石段(1)

このあたりは緩やかな登りです。

杉並木

杉並木が立派でした。

石段(2)

少し低い位置から撮ってみました。
石段の高さが不規則なのがよくわかりました。

石段(3)

幅も不規則ですが、歩きやすかったです。


石段(4)

振り返ってみました。
仲間が黙々と登っています。
まだまだ気力たっぷりのようです。

二の坂茶屋

二の坂茶屋です。
ここでは「力餅」も食べることができるようです。


石段(5)

このあたりまで登るとすっかりリズムが
できてきました。
暑くもなし、寒くもなしで気持ちよい歩きでした。

分岐

分岐があります。
ここを右に行けば南谷です。
南谷に行ってみることにしました。


山道

南谷への山道です。
ほとんど水平でした。

南谷

分岐から10分ほどで南谷に着きました。
昔は大きな建物があったようですが、今は原っぱに
なっているだけです。

芭蕉の句碑

奥に芭蕉の句碑がありました。

     ありがたや 雪をかをらす 南谷

石に刻まれた文字は風化していてよく見えませんでした。

あずま屋

あずま屋がありました。
ここで小休止です。


上弦の月

空を見上げると上弦の月がでていました。
あのきれいだった十五夜が思い出されました。

ミズ

ミズの雌花です。
ミズは別名:ウワバミソウと呼ばれています。
茹でて食べることができる山菜です。

キバナアキギリ

キバナアキギリも太陽の光を浴びて
輝いていました。
そろそろこの花も終わりを告げているようでした。


※これから中央アルプスの木曽駒ヶ岳に出かけます。
1泊して20日の夜、帰る予定です。

奥の細道・羽黒山(その2)

2013-10-18 | 街道歩き
いでは文化記念館

すぐ近くにありました。
先ずは、ここに入って予備勉強をすることにしました。

ほら貝

山伏が吹く「ほら貝」がありました。
「試しにどうぞ!」とありましたが、なかなか
音がでませんでした。

笹小屋

昔はこんな小屋で寝たそうです。
かなり寒かったと思います。

山伏の姿

山伏の姿です。
なかなかリアルにできていました。

魔除け

軒先にかかっていた「魔除け」です。
1本のロープを束ねて作られています。
黒い部分は麻を染めてできていました。

三山句

建物の上の方に掲げられていました。
切り絵が素晴らしかったです。

羽黒山への入り口

文化記念館をでてこれから羽黒山に向かいます。
随神門を入ると急な下りの石段です。


石段(1)

この石段は羽黒山の頂上まで2446段、距離にして約1.7キロ
あります。


神橋

神橋を渡ります。
下を流れるのは禊(みそぎ)川です。
昔の参拝者はここで禊をしてから山頂を目指したそうです。

五重塔(1)

五重塔が見えてきました。


説明文

国宝に指定されています。

五重塔(2)

大きくて少し離れてやっと全体が入りました。
色が塗ってないところに歴史を感じました。

石段(2)

五重塔をでるとすぐに石段が続きます。
ここの石段は幅も高さも不規則なので、
意外と歩きやすかったです。



五重塔(3)

横からみた五重塔です。
左側にいる人間と比べてみてください。
その大きさがわかると思います。

石段(3)

この先、石段はずっと続いているようです。
両側の杉が見事でした。
樹齢300年から500年を超える杉が600本近く
あるそうです。

石段(4)

右手に社が見えています。
ここで小休止しました。


石段(5)

石段はまだまだ続いています。
横を若者がスイスイと通り過ぎて行きました。
雨の日は嫌な石段だと思いました。
この日はよく晴れていてよかったです。


   ◎宮田亮平展

※15日、高島屋日本橋店で開催されていた「宮田亮平展」に
行ってきました。


画廊の入り口でたくさんのイルカが
出迎えてくれました。



月とイルカです。
彼は現在東京藝術大学の学長として、大学経営に
あたっています。



イルカの躍動感にすっかり魅了されて、
素晴らしい作品を生み出しています。



見ているだけで心が踊りました。

このあとの予定をご紹介します。

・横浜展
平成25年10月23日(水)~29日(火)
高島屋横浜店7階美術画廊

・大阪展
平成25年11月20日(水)~26日(火)
高島屋大阪店6階美術画廊

・名古屋展
平成25年12月4日(水)~10日(火)
ジェイアール名古屋タカシマヤ10階美術画廊

※お近くの方はぜひ足を運んでご覧ください。




奥の細道・羽黒山(その1)

2013-10-17 | 街道歩き
黄金堂(1)

翌朝(28日)、朝の散歩に出かけました。
宿坊のすぐ近くにこんな建物がありました。

入り口

ここが正面です。
これから中に入ってみます。

黄金堂(2)

正式には正善院黄金堂(こがねどう)といいます。
源頼朝が平泉の藤原氏を討つにあたり、勝利祈願のため
寄進したと伝えられています。

黄金堂(3)

黄金堂から入口のほうを撮ってみました。
右に赤い服を着たお地蔵様が並んでいました。

宿坊街

静かな宿坊街です。
宿泊した宿坊は右の鳥居のある宿坊の
隣にあります。

奥井坊

ここが宿泊した宿坊です。
1度に200人以上宿泊できるようです。



神前

この宿坊には玄関入った正面の部屋に神前があります。
かなり広い畳の間でした。

説明文

壁に「ご祈祷」についての説明がありました。
じっくりと読んでみてください。

朝のお祈り

朝食前に神職が我々の旅の無事を祈って「お祈り」を
してくれました。
そのあと、いろんな話をしてくれました。

※神様にお祈りする時は「無心」でお祈りしてください。
たくさんお願い事をしても神様は聞いてくれません。
また、手を打つときは両手を少しずらして打ってください。
両手を揃えると、手の節と節が合わさって「ふしあわせ」に
なるそうです。

朝食

朝のメニューです。
「あんころ餅」もありました。
餅は「はらもち」がよいといわれ、昔からよく食べられた
ようです。
柔らかくて美味しかったです。

弁当

おにぎり弁当です。
2個とお願いしたのですが、3個も入っていました。

魔除け

身支度を整え、宿坊の人とも手を振って別れました。
これから羽黒山に向かって歩きます。
途中の家の軒下に見慣れない物がありました。
「魔除け」だそうです。

案内板

案内板が掲げられていました。
現在地から随神門を通り、五重塔の方向に
歩きます。

芭蕉三山句

途中に芭蕉の三山句碑がありました。

     涼しさや ほの三日月の 羽黒山

     雲の峰 いくつ崩れて 月の山

     語られぬ 湯殿にぬらす 袂かな

※この句はこれからもいろんなところで出てきます。

宿坊

ここも宿坊です。
鳥居が変わった形をしていました。

出羽三山神社

ここは出羽三山神社の入り口です。
出羽三山とは羽黒山・月山・湯殿山を指します。


随神門

鳥居の奥に随神門があります。
ここから先は神様の領域です。