山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

中国・雲南省の旅(その33)

2011-06-30 | 海外の旅
下り(1)

滝でしばらく遊んでから、引き返しました。
滝の水で濡れた服は10分ほどで乾きました。
今の服は汗などもすぐに乾くので便利です。

下り(2)

タルチョがたくさんあります。
踏まないように歩くのがたいへんでした。

フキノトウに似た花

途中から沢に降りました。
ここのほうが幾らか歩きやすかったです。
フキノトウに似た花がありました。
名前はわかりません。


雪渓下り

再び雪渓を下ります。
中国人のガイドが右にいてルートを指示していました。
チベット族のガイドも先頭で見守っています。
雪の表面は柔らかかったです。
雪渓の下りはキックステップで降りると楽に
降りることができます。



登山道(1)

登ってきた道を引き返します。
木々の芽吹きがやっと始まったばかりでした。
吹いてくる風が心地よかったです。


ハルリンドウ

足元にたくさん咲いていました。
よく似た花にフデリンドウというのがあります。
フデリンドウには根生葉がありませんが、ハルリンドウには
ロゼット状の根生葉があります。
どちらか迷ったら、根っこをみてください。


小屋

小屋がありました。
ここで休憩のようです。

小屋の内部

チベット族の女性が1人いました。
ここでランチです。
持ってきたパンとリンゴを食べました。

バター茶

チベット族のガイドは言葉がわかります。
バター茶をオーダーしていました。
筒にヤクのミルクとバターを入れて棒でかき回して
作っていました。
なかなか手際がよかったです。


登山道(2)

再び歩き出しました。
ここにはたくさんの材木が散乱していました。
小屋を壊したのか、それともこれから造るのかよく
わかりません。
もう少し片付けておいて欲しかったです。


タルチョのトンネル

タルチョのトンネルです。
こんなところを通ると何となく神聖な気持ちになるから
不思議です。

登山道(3)

春の暖かい日差しが差し込んできました。
ここまで降りればもう安心です。
新緑がきれいでした。


雨崩の下村

下村を通ります。
ここを登れば宿までもうすぐです。
青空が広がってきました。


ビール

無事に宿に到着しました。
帰りは三々五々で帰りました。
1軒ある雑貨屋でビールを買ってきました。
神瀑まで往復7時間20分のトレッキングでした。
ほぼ予定通りだったようです。
梅里雪山に向かって乾杯しました。

夕食メニュー

夕食メニューです。
前の日も同じようなメニューでした。
奥にみえるジャガイモを千切りにして炒めたものは
美味しかったです。
真ん中のスープにはトリの頭と足が入っていました。
その右下のソーセージのようなものは少しピリ辛でした。
なかなか美味しかったです。


夕食風景

食事風景です。
2日間過ごした雨崩の宿です。
精一杯のもてなしをしてくれたようです。
明日はこの村ともお別れです。
夜は星がきれいでした。

中国・雲南省の旅(その32)

2011-06-29 | 海外の旅
登山道(1)

緩やかな登りです。
みんなマイペースで歩いています。
気温は20℃くらいで丁度よかったです。

倒木

大きな倒木がありました。
倒れた幹から枝が真っすぐ上に伸びています。
倒れてもまだ生きているようでした。


開けた場所

少し前方が開けてきました。
雪を抱いた山が大きくなってきます。


雪渓(1)

梅里雪山の1つです。
大きな雪渓がみえます。
気温が高いと雪崩が起きるそうです。


ヤク

ヤクが心配そうに見ています。
ここではヤクの放牧も行なわれているようです。
毛並みがきれいでした。


登山道(2)

緩やかな登山道が続きます。
広々としたところを歩くのは気持よいものです。
目的地はもうすぐのようです。


登山道(3)

前方に大きな岩があります。
あの岩の左を巻いて登ります。
ここの標高は3300mくらいです。


雪渓(2)

雪渓がでてきました。
この右奥に大きな滝があります。
あの滝まで歩くようです。


雪渓(3)

歩いている左側の雪渓です。
奥に大きな雪渓がみえます。
昨年登った針ノ木雪渓を思い出しました。



雪渓(4)

ここで休憩です。
登ってきたところを振り返ってみました。
左側に登山道がみえます。
雪崩の危険があるので、このルートは中止になる
場合が多いそうです。
下から吹き上げてくる風が冷たかったです。

登山道(4)

数名が残るというので、休憩した場所にザックをデボして
空身で登りました。
たくさんのタルチョが風に揺れています。
ここはチベット族にとって神聖な場所です。


神瀑(1)

目的の滝がみえてきました。
「神瀑(しんばく)」と呼ばれています。
落差は150mくらいあるようでした。
ここは標高3400mの場所です。
朝、宿をでてから3時間40分の歩きでした。

神瀑(2)

滝の真下に行ってみました。
この滝の水を浴びると健康で過ごすことが
できるそうです。
滝は途中で消えて飛沫になっていました。
まるでシャワーを浴びたようになり、カメラも衣服も
ビッショリ濡れました。

チベット族のガイドが熱心にお祈りしていたのが、
印象的でした。
無事にここまでくることができてよかったです。

今日も暑くなりそうです。
どうぞ、この滝を浴びて涼をとってください。


中国・雲南省の旅(その31)

2011-06-28 | 海外の旅
沢沿いの道

宿から少し行くと沢に沿って下る道が
ありました。
右の樋から水が勢いよく流れています。


シロバナノへビイチゴ

道の脇にたくさん咲いていました。
日本では夏山でよく出会います。
実は甘くてとても美味しいです。


チベット族の建物

チベット族の建物です。
1階が家畜、2階が住居、3階が物置になっています。
燃料の薪がたくさん積んでありました。


池のある風景

小さな池がありました。
ここは雨崩(ユイボン)の下村です。
水に映るようすがきれいでした。


マニ車

マニ車が水の勢いで音を立てて廻っています。
我々の旅の安全を祈ってくれているようでした。


登山道(1)

しばらくは広い草原のようなところを歩きます。
遠くに山が見えます。
あの山の麓までトレッキングです。

ジャワリンガ

突然、雲が切れて大きな山がみえてきました。
梅里雪山の1つ、ジャワリンガです。
漢名では五冠神山と書きます。
標高5470mの岩山です。

黒ブタの親子

黒ブタの親子が散歩していました。
右がお母さんのようです。
子供が忙しそうに餌を探していました。

登山道(2)

山道らしくなってきました。
緩やかな登山道が続きます。
左には川が流れていました。

タルチョ

鮮やかなタルチョです。
これがあるとチベットらしい雰囲気になります。

クリンユキフデ

道端に咲いていました。
小さなタデ科の植物です。
葉っぱを九輪塔に見立て、花を白い筆に例えています。
日本の山でもよく見かけます。


ヘビノボラズ

小さな黄色い花をたくさん咲かせます。
トゲがあるので、ヘビも登れないそうです。
これは野生種ですが、園芸種として日本にもあります。


登山道(3)

樹林帯に入りました。
大きなモミの木がたくさんありました。
ここは歩く人が少ないようです。

ワチガイソウ

白い小さな花です。
ナデシコ科の仲間です。
この時期、日本の山でもよく見かけます。
似た花にヒゲネワチガイソウというのがあります。
こちらは花弁が5~7枚です。





中国・雲南省の旅(その30)

2011-06-27 | 海外の旅
タルチョ

屋根の上にもタルチョが掲げられています。
チベット族は信仰心が厚いようです。
これがあれば悪霊が家に入ってこないそうです。

宿の看板

こんな看板がありました。
この宿の名前のようです。
電話番号も書いてあります。
後ろの壁に描かれたヤクが今にも飛び出して
きそうでした。

チョルテン

まだ夕食までに時間があったので、村を散策してみました。
しばらく歩いたところにチョルテンが建っていました。
地元の人が数人お祈りをしながら廻っています。
毎日お祈りしているようでした。

広場

すぐ近くに広場があります。
ここは村の人達が集まって祭礼をする場所のようです。


宿舎

宿泊している宿です。
左の小さな小屋がトイレです。
田舎の民宿というような感じでした。


プジョン(1)

山が少し姿を現しました。
梅里雪山の一つ、プジョン・ソンジェウーショです。
標高6000m、メツモとカワカブの間に生まれた
子供だそうです。

ビール

宿から少し離れたところに雑貨屋がありました。
棚をみるとビールがおいてありました。
値段を聞いたら、6元だそうです。
思わず2本買いました。
部屋の前でプジョンを眺めながら、飲みました。
常温でしたが、気温が低いので美味しかったです。

製材

下をみると製材をしています。
右がこの宿の主のようです。
新しい宿舎をこの近くに建てているそうです。
すべて自分達で建設しているようでした。

村の全景

午後6時近くです。
やっと太陽が西に傾きました。
先ほど歩いてきたチョルテンがみえます。

プジョン(2)

プジョンが姿をみせてくれました。
標高6000m、素晴らしい勇姿でした。


テラス

宿のテラスです。
この前に洗濯したものを干しましたが、すぐに乾きました。
気温は低いですが、空気が乾燥しているようです。

朝食メニュー

中国にきて7日目の朝です。
夜、外にでてみたら、サソリ座がきれいに見えました。
日本よりかなり南なので、尻尾の先端まできれいに
見えました。
朝食はうどんでした。
1人ずつ用意してくれました。
量が多くて全部食べられなかった人もいたようです。


ランチ

これがランチです。
牛乳はヤクの乳でした。
リンゴはこのまま丸かじりです。
ガイドが袋詰めして1人ずつ渡してくれました。
これから聖なる滝、神瀑までトレッキングです。
往復7時間の予定です。









中国・雲南省の旅(その29)

2011-06-26 | 海外の旅
氷河

雨崩(ユイボン)村が近くなってきました。
遠くをみると大きな氷河がみえます。
雨崩氷河のようです。
山の頂上は雲でみえませんが、すぐ左にジャワリンガが
あるハズです。

雨崩(上村)

やがて集落がみえてきました。
家の屋根は意外と質素です。
右奥にあるところが目的の家のようです。

馬を連れた少年

馬を連れた少年がやってきました。
日本の少年と顔がよく似ています。
目で挨拶したら、ニッコリ微笑んでくれました。
挨拶に国境はないようです。

水力で廻るマニ車

村の入口にありました。
水の流れで水車のように廻っています。
回転は必ず時計回り(右回り)です。


おじいさん

宿舎に着きました。
峠から1時間30分の歩きでした。
ここは標高3200mのところです。
おじいさんが何か縫っていました。
声をかけて1枚写真を撮らせて貰いました。
盛んに話しかけてきましたが、チベット語はまったく
わかりません。
「遠いところからようこそ!」といっているようでした。


トイレ

遠くに見える小屋がトイレです。
男女に分かれていますが、どちらも同じ構造です。
壁は板1枚で隙間だらけでした。
夜中は懐中電灯が必要です。


食堂(1)

トイレの方向から宿のほうを眺めています。
左は麦畑です。
赤くみえるのは先ほどのおじいさんです。
奥の建物が食堂です。
時間は午後3時くらいで、まだまだ明るいです。
ここで2泊します。
水が豊富だというので、着ている物を洗濯しました。

宿舎

正面に見えるのが宿泊する部屋です。
個室が幾つかありました。
私はチベット族のガイドが立っているすぐ後ろの部屋が
与えられました。

ベッド

部屋には木のベッドが2つ置いてあります。
寝具は毛布と布団がありました。
標高が高いので、夜はかなり冷えるようです。

バター茶

宿のおかみさんがバター茶を作ってくれました。
ヤクの乳とバターをお茶で溶かしたものです。
温かくて美味しかったです。

食堂(2)

この建物が食堂です。
夕食は午後6時と告げられました。
中に入ってみます。

食堂の内部

中は薄暗く、奥が調理場のようです。
大きな釜戸がありました。
この右にテーブルがあります。

夕食の準備

入口の隅でおかみさんが夕食の準備をしています。
ジャガイモの皮を剥いていました。
野菜も幾つかあります。
すべて自家製のようです。

ニワトリ

小屋の後ろに廻って見ました。
子供がニワトリの羽根をムシっています。
夜の食材になるようです。
このあと、この子供と一緒に「チャンバラごっこ」を
しました。
子供はどこの国でも無邪気でかわいいです。

中国・雲南省の旅(その28)

2011-06-25 | 海外の旅
タルチョ

まるでクモの巣のようにタルチョが張り巡らされて
います。
標高3700m、富士山とほぼ同じ高さです。


馬方(1)

我々一行を運んできた馬方が並んでいます。
1人で2頭の馬を操っている馬方もいました。

馬方(2)

声をかけたらポーズをとってくれました。
チベット族の女性のようです。
この仕事がよい現金収入になるようです。
馬とはこの峠でお別れしました。

遠望

少し雲が取れてきました。
梅里雪山の1部が見えています。
大き過ぎて全体がわかりません。

乗ってきた馬

私が途中からチェンジして乗ってきた馬です。
この馬方は下の村に住んでいるようです。
なかなか愛想がいい女性でした。

登山道(1)

ここから雨崩(ユイボン)の村まで歩いて下ります。
登山道はしっかりしていました。


登山道(2)

しばらくは樹林帯が続きます。
気温は20℃くらいでした。


登山道(3)

先ほどの馬方が2頭の馬を連れて下って行きます。
馬とすれ違う時は「山側」で待機します。
言葉は通じませんでしたが、「乗って行かないか?」と
誘われました。
丁寧にお断りしました。

サルオガセ(1)

サルオガセがたくさん木にぶら下がっています。
風で飛んでくる着生植物です。
木から養分をとるのではなく、空気中の水分を栄養にして
生きています。


サルオガセ(2)

ある区間だけたくさんありました。
ここは霧が発生しやすい場所のようです。
サルオガセにとっても棲みやすいようです。


雨崩の下村

下をみると小さな集落が見えます。
雨崩(ユイボン)の下村です。
我々はこれからこの右手にある上村に宿泊する予定です。


大きな山

山が大きく見えます。
しかし頂上付近は雲の中です。
翌日はあの山の麓までトレッキングする予定です。


登山道(4)

比較的歩きやすい登山道です。
雨が降ると滑りやすそうです。
雨崩(ユイボン)は標高3200mです。
ナゾヤ峠から標高差500mの下りです。

休憩所

休憩所がありました。
小屋番らしい人が覗いています。
一休みしてから下りました。
村まではもうすぐのようです。

昨日は暑かったです。
今日は「関東ふれあいの道」を歩いてきます。

中国・雲南省の旅(その27)

2011-06-24 | 海外の旅
休憩所

少し広いところに着きました。
ここで馬を降りて休憩です。
暑くなったので、雨具を脱ぎました。
右奥には店もあり、カップヌードルなども
売っていました。

馬方

すぐ近くに馬方がいます。
向かって左が私の乗っている馬方です。
意外と年齢は若いようでした。


乗っている馬

馬にも挨拶しました。
おとなしい性格のようです。
優しい目をしていました。


女性の馬方

女性の馬方もいます。
ガイドも入れて14頭くらい用意してくれたようです。

登山道

再び馬に乗って歩き出しました。
雨は上ったので、雨具を脱ぎました。
山の上のほうにはまだ黒い雲が垂れ込めていました。

馬のチェンジ

上から2頭の馬を連れた女の馬方が降りてきました。
私ともう1人の人に馬から下りろといっています。
どうやらここで馬をチェンジするようです。
大声で叫びながらお金をやり取りしています。
ここから先の費用を払っているようでした。

材木運び

切り出した材木を運んでいます。
二輪車のタイヤが曲がっていました。

登山道(2)

新しい馬もなかなか快調です。
時々立ち止まって撮影を助けてくれます。
何事もなかったかのように前を行く仲間に
追い付いてくれました。


タルチョ

たくさんのタルチョがあります。
どうやら峠に到着したようです。

シャクナゲの木

大きなシャクナゲの木がありました。
雨はすっかり止んで青空がでてきました。
これから先は大丈夫なようです。


ナゾヤ峠

ここはナゾヤ峠といいます。
標高3700mです。
西当を出発してから3時間30分でした。
初めて馬に乗りましたが、体がかなり揺れました。
歩いたほうが楽だと思いました。


シャクナゲの蕾

林の中に入ったらシャクナゲがありました。
真っ赤な蕾がかわいかったです。

シャクナゲ(1)

花も咲いていました。
ネパールやブータンでは真っ赤なシャクナゲです。
ここでは淡いピンクでした。

シャクナゲ(2)

季節的に遅いのか、咲いている花は少なかったです。
日本の「アズマシャクナゲ」によく似ています。

アズマシャクナゲは奥秩父の十文字峠が有名です。
6月中旬には山全体がピンク色に染まります。
丁度今頃の季節です。

中国・雲南省の旅(その26)

2011-06-23 | 海外の旅
木道

この先が木道になっています。
左に1段高いところがあります。
ここで馬を乗り降りするようです。

登山道(1)

下りは全員歩きました。
歩くためにきたのですから、当然だと思います。
イチハツが両側にたくさん咲いています。
「イチハツ街道」とでも呼びたい道でした。

馬乗り場

みんなのペースが遅かったので、ガイドに断って
先に降りました。
朝、みんなが馬に乗った場所です。
もう馬も引き上げて誰もいませんでした。
ここから太子廟まで上りは1時間40分でした。
下りは丁度1時間でした。

馬の料金表

こんな案内板がありました。
馬の料金表です。
ガイドブックには「無料で乗れます。」とありました。
実際にはお金を払っていたようです。
太子廟まで距離にして8キロ、馬の費用は130元(約¥1800)
でした。


ホテル

ホテルが見えてきました。
先に部屋に入ってシャワーを浴びました。
しばらくしてからみんなが帰ってきました。
この日最初から最後まで歩いたのは私だけでした。
ホテルをでてから帰るまで約6時間の歩程でした。

夕食メニュー

夕食は先ずビールです。
ここでは1本20元でした。
料理は野菜と肉のようなものがありました。
あっさりした味でした。


朝食メニュー

中国にきてから、6日目の朝です。
朝食はうどんでした。
麺は細くて柔らかく、日本のうどんとは違っていました。
たぶん、お米の粉で作った麺のようでした。


山岳道路(1)

バスで次の目的地に向かいます。
2号車が先頭でした。

山岳道路(2)

かなり荒れた道路です。
左側は鋭く切れた崖になっています。
体が遠慮なく飛び上がっていました。

西当(シータン)

約1時間で登山口に到着しました。
ここは西当(シータン)というところです。
標高2700mです。
この日から山奥の村に行って2泊します。
ホテルで2泊分の荷物を馬に預けるといわれました。
しかし、私には特に持って行くものがありません。
他の人は荷物を小分けして2つ持っていました。
私はザック1つでした。
雨具と防寒具、簡単な着替えと水があれば2~3日は
大丈夫です。


乗る馬

この日は峠まで全員馬に乗るようにとガイドから指示が
ありました。
どの馬に乗るかはくじ引きで決めます。
私はこの馬にあたりました。
馬方のまとめ役のようでした。

馬上の景色

初めて乗る馬です。
揺れるのでカメラは片付けるようにとのことでした。
でもコンデジで片手撮りは慣れていますから、馬上からも
他の人の様子など撮影しました。

登山道(2)

前を行く仲間です。
みんな必死に掴まっています。
荷物だけの馬を用意するという話でしたが、話し合いが
つかなかったようです。
それぞれが自分の荷物を前に抱えています。
馬方が担いでくれている人もいました。



登山道(3)

ここも緩やかな登山道です。
山奥の村で2泊したら、帰りはここを歩く予定です。
この日は少し雨が降っていましたが、途中から晴れてきました。
馬に乗ると途中で雨具をつけることができません。
嫌だったのですが、最初から雨具をつけました。
峠は標高3700m、標高差1000mの上りです。



中国・雲南省の旅(その25)

2011-06-22 | 海外の旅
登山道

緩やかな登山道です。
標高は3000mを越えています。
高山病の症状にはかなり個人差があります。
女性の中でかなり遅れる人がでてきました。
ツアーリーダーが気遣いながら登っていました。

蓮花寺(1)

お寺に着きました。
蓮花(リャンファ)寺というお寺です。
ここは標高3250mです。
太子廟から約1時間の歩きでした。

蓮花寺(2)

お寺の中は真っ暗でした。
お釈迦様が安置されていました。
お寺の中に入る時は帽子とサングラスを外します。
また入口の敷居は踏んではいけません。
内部の撮影も禁止です。
どこのお寺に行ってもこのルールは同じでした。


氷河(1)

お寺の裏手に廻ってみます。
タルチョの奥に氷河が見えます。
ここは明永(ミンヨン)氷河と呼ばれている氷河です。


氷河(2)

汚れた氷河の奥に大きな氷河が見えます。
この上が梅里雪山の主峰、カワカブになります。
ここからは山が大き過ぎて見えません。

氷河(3)

氷河をズーミングしてみました。
左下にブルーの部分がみえます。
あの色が氷河の本来の色です。
このあたりはよく雪崩が起きるところだそうです。
この日も大きな音がして雪崩が起きていました。
まるでカミナリが鳴っているような音でした。

分岐

お寺で20分ほど氷河を楽しみ、再び元の道を
下りました。
ここが分岐になっています。
この道をまっすぐ行けば展望台にでるそうです。
折角なので展望台にも行ってみることにしました。


木道

歩く道はきれいに整備されています。
この木道がずっと続いていました。


第2展望台

展望台は氷河の右側に設置されています。
かなり登ってから振り向いてみました。
下に見えるのが第2展望台です。


第1展望台

第1展望台はかなり上にあります。
これからこの階段を登って行きます。
それにしても凄いところに展望台を造った
ものだと感心しました。


氷河(3)

第1展望台からは氷河は目の前に迫ります。
先ほどの蓮花寺よりはこちらのほうが迫力が
ありました。
あとで知ったのですが、この展望台は付録だったようです。
一般には蓮花寺しか行かないようです。

タルチョ

再び、きた道を戻ります。
タルチョが「さよなら!」してくれました。
雨が降らなくてよかったです。


◎付 録

今月4日、金峰山に登ってきました。
デジブックにまとめましたので、ご覧ください。




今日はこれから越後湯沢の「アルプの里」に行ってきます。
どんな花に会えるか楽しみです。

中国・雲南省の旅(その24)

2011-06-21 | 海外の旅
木道(1)

途中にこんな木道がありました。
右側を馬が通るようです。
この手前で馬を降りて歩くようです。

木道(2)

なかなか立派な木道です。
長さは100mくらいありました。
上高地でも大正池の前でバスを降りて木道を
バスセンターまで歩きます。
それによく似ていると思いました。


登山道

再び登山道にでました。
イチハツはかなり標高が高いところにも
咲くことができるようです。

太子廟

ここが太子廟(タイツミョウ)というところです。
標高2950mです。
馬乗り場から1時間40分の歩きでした。
馬に乗ってきた仲間が休んでいます。
私と10分くらいしか違わなかったそうです。


タルチョ

雪を抱いた山にはタルチョがよく似合います。
これからもう少し歩いて氷河の近くまで行きます。

キボタン

黄色い花が咲いていました。
ヤマシャクヤクかと思ったのですが、中国の植物図鑑には
「キボタン」と紹介されていました。
葉っぱはシャクヤクの葉に似ていました。


氷河の先端

太子廟からはみんな一緒に歩きます。
しばらく登ると左側に氷河が見えてきました。
表面は汚れて真っ黒になっています。
長い年月をかけて少しずつ押し流されてきている
ようです。
気温は20℃くらいまで下がっていました。

タルチョのトンネル

タルチョのトンネルです。
この下を歩くと何となく神妙な気持ちになるから
不思議です。


登山道

樹林帯にでました。
日本の山道を歩いているのと変わりません。
不思議と小鳥の声は聴こえませんでした。


ヤマエンゴサク

ヤマエンゴサクが咲いていました。
小さな花です。
花の下の葉っぱ(托葉)にギザギザがあるのが特長です。

サクラソウ

サクラソウも咲いていました。
中国では標高が高くても平気なようです。

シロバナノヘビイチゴ

シロバナノヘビイチゴは園芸種のイチゴの原種と
いわれています。
日本でも標高2000m以上でないと見ることができません。
実は食べることができます。
この花にはこれからもたくさん会いました。
目的地までもう少し歩きます。

中国・雲南省の旅(その23)

2011-06-20 | 海外の旅
チョルテン

ホテルから約10分ほど歩いたところに
ありました。
チョルテンの中にはありがたい経文が入っている
そうです。


入山手続き

ここが検問所になっています。
チベット語のできるガイドが入山手続きをして
くれました。




川を渡ります。
遠くに梅里雪山の一部が姿をみせています。
タルチョが風に揺れていました。

馬乗り場

しばらく行くと馬がたくさんいました。
ガイドブックに「希望者は馬に乗ることもできます。」
と書いてありました。
ここが馬乗り場のようです。


乗る馬

この馬に乗るようです。
ホテルを出る時にガイドが馬に乗る人を
確認していました。
手を挙げなかったのは私だけです。
私は最初から乗る積りはありませんでした。


登山道(1)

みんなが手続きをしている間に1人で歩き出しました。
どうやら道は1本のようです。
目的の太子廟(タイツミョウ)まで標高差650mの
登りです。


登山道(2)

緩やかな登山道です。
道の両側にイチハツがたくさん咲いていました。


イチハツ

花をアップしてみます。
よくみると花びらに「トサカ状」の突起物があります。
日本で「イチハツ」と呼ばれているものです。
イチハツは春一番に咲くアヤメの仲間です。
漢字では「一初」と書きます。
中国が原産地とされています。


登山道(3)

途中から山道に入りました。
馬は違うルートを通ります。
タルチョがすっかり風化して脱色していました。


馬に乗った女の子

途中で上から降りてくる馬に出会いました。
「ニーハオ!」と挨拶したら、笑顔が返ってきました。
中国の女の子のようでした。


タルチョ

鮮やかなタルチョが目につきます。
気温は25℃くらい、シャツ1枚で丁度よかったです。


樹林帯

標高2500mくらいのところです。
思っていた以上に樹木が多かったです。


登山道(4)

かなり急な登山道もあります。
馬に乗った仲間は途中で抜き去りました。
峠で会うことになっています。
たくさんのイチハツが目を楽しませてくれました。

中国・雲南省の旅(その22)

2011-06-19 | 海外の旅
道路(1)

降りてきた道路を振り返ってみました。
こんなところによく道を造ったものだと
感心しました。

メコン河(1)

右下に茶色く濁った川がみえてきました。
メコン河だそうです。
ここでは瀾滄江(らんそうこう)と呼ばれています。
メコン川はチベット高原を源流とし、中国の雲南省を通り
ミャンマー・ラオス国境、タイ、カンボジア、ベトナムを
通って南シナ海に抜ける国際河川の一つです。

道路(2)

このあたりはきれいに舗装された道路です。
山岳道路なので対向車も少なかったです。

メコン河(2)

メコン川は谷間を縫うように流れています。
総延長4000キロ余りだそうですから、
日本列島が2つもすっぽり入ってしまいます。
雲南省最北部は金沙江(きんさこう/長江)、瀾滄江(らんそうこう/メコン河)、
怒江(どこう/サルウィン河)の3つの大河がわずか60キロの間隔で交わること
もなく南北約170キロに渡って併流するため。三江併流と呼ばれています。

道路(3)

先頭を走っている2号車がみえます。
道路は幾重にも曲がりくねっていました。

ブドウ畑

下に垣根のようなものがみえます。
ブドウ畑です。
このあたりはブドウ酒の産地だそうです。
下に見える道路まで降りて行きます。

2号車

2号車に追い付きました。
6名とツアーリーダーが乗っています。
現地ガイドは行ったり来たりです。

対岸の道路

川を挟んで反対側を車が走っています。
これからあの道路に行くようです。

メコン河(3)

メコン河がすぐ近くになりました。
遠くに見える橋を渡ります。

メコン河(4)

橋の手前に検問所がありました。
現地ガイドが手続きをしている間に我々はバスを降りて
歩きました。
振り返ってみたメコン河です。



橋が近づいてきました。
この橋を歩いて渡り、渡り終えたところから
再びバスに乗りました。

荒れた道路

先ほどと違ってガタガタ道です。
車が跳ねるたびに体も宙に浮きます。
余程慣れていないと運転できそうもありません。

明永のホテル

明永(ミンヨン)のホテルに着きました。
飛来寺をでてから約2時間でした。
ここで少し早めの昼食です。
子供達がでてきました。

荷物を運ぶ子供達

バスから荷物を運んでいます。
溝があるのでなかなか苦労しているようです。
私の荷物は軽いので自分で運びました。
この荷物は誰のものかわかりませんが、20キロは
あったようです。
少し休んでから氷河まで出掛けます。

中国・雲南省の旅(その21)

2011-06-18 | 海外の旅
ホテル

この日、宿泊したホテルです。
中国ではホテルのことを飯店とか酒店といいます。
ここの屋上から梅里雪山の素晴らしい朝焼けを
眺めました。
これから4日間ほど山に入って帰りにもう1度このホテルに
泊まる予定です。

積んである薪

近くに薪が積んであります。
冬の間の燃料にするようです。
日本の田舎でもよくみられる風景です。

朝食メニュー

朝食メニューです。
うどんにお粥、味のない饅頭でした。


梅里雪山(1)

左からメツモ、ジャワリンガ、プジョン、カワカブです。
すっかり太陽が昇り、山は真っ白になっていました。
帰りにもう一度このホテルに泊まります。
その時まで「さよなら・・・」しました。

飛来寺(フェイライス)

ホテルから車で5分ほどのところにありました。
このお寺の名前はここの地名にもなっています。
標高3500mの土地です。
インドからお釈迦様が飛んできたというので、
この名前があるそうです。


祈りに燃やす葉っぱ

すぐ隣に木の葉っぱを売っていました。
葉っぱはスギだといっていましたが、ヒノキの葉っぱでした。
油が多く、よく燃えます。
代表でツアーリーダーが買って燃やしてくれました。
お寺の中に入ってみましたが、薄暗い中にお釈迦様が座っていました。
時計回りに廻ってお祈りしました。


男の子

入口に座って食事をしていました。
5歳くらいの男の子です。
カップの中にはご飯が入っていました。
子供はどの国に行ってもかわいいです。


マニ車

お寺の周囲にありました。
これを手で廻しながら時計回りに廻ります。
カラカラとよい音がしました。


麦畑

緑のものは麦です。
場所によっては収穫しているところもあります。
田舎の小さな村という雰囲気のところです。

道路

再びバスに乗って移動します。
遠くに道路がみえます。
これから向かう道路です。

氷河

大きな氷河が見えます。
カワカブの氷河です。
頂上はすっかり雲に隠れてしまいました。
これからあの氷河の近くまで入って行きます。


明永

山の谷間に小さな村がみえています。
これから向かう明永(ミンヨン)という村です。


梅里雪山(2)

梅里雪山もすっかり雲に覆われてしまいました。
あの素晴らしい朝焼けは2度と拝めないかも知れません。
山の天気は変わりやすいです。

中国・雲南省の旅(その20)

2011-06-17 | 海外の旅
カワカブ(1)

中国にきてから、5日目の朝です。
ここは標高3500mの場所です。
ホテルの屋上にでてみました。
時間は午前6時過ぎです。
主峰・カワカブに朝日が差し込んできました。
天気はよく晴れていました。
気温は5℃以下でした。

カワカブ(2)

見事な朝焼けです。
これを見るためにここにきたようなものです。
その時の気象条件によって山が見えない時もあります。
今回はラッキーでした。

メツモ(1)

一番左のメツモの頂上も赤く輝いてきました。
カワカブより少し低いので時間差があります。
カワカブ標高6740m、メツモ標高6054mです。

プジョン・ソンジェウーショ

これはプジョン(標高6000m)です。
メツモと同じように頂上から焼けてきます。

カワカブとマーピン

少し引いてみました。
カワカブの大きな氷河がみえます。
まもなく氷河にも陽があたるようです。
マービンは標高6200mです。


カワカブ(3)

カワカブをズーミングしてみました。
遭難したといわれる氷河の上部がみえます。
20年前の遭難事故以来、登山禁止になったそうです。
眺めるだけで充分の山だと思いました。

メツモ(2)

メツモの勇姿です。
主峰のカワカブより整った姿をしています。
近寄りがたい女神の山です。


ジャワリンガ

メツモの右隣りの山です。
五冠神山と呼ぶに相応しい山です。
チベット仏教の五仏を現すといわれています。

マーピン・ジャラウンドゥイ

護衛将軍と呼ばれています。
カワカブの右に位置する標高6200mの山です。
カワカブが不在中にメツモと浮気し、戻ってきた
カワカブに首をはねられたため、頂上が平になったそうです。


メツモからプジョン

左からメツモ、ジャワリンガ、プジョンです。
プジョンの右にカワカブがあります。
全体が大きいのでとても1枚には入りません。
このホテルの屋上からは標高6000m以上の山が
4座眺めることができます。

プジョンとカワカブ

左がプジョン、右がカワカブです。
できることならこの稜線を歩いてみたかったです。

メツモの勇姿

かなり太陽が昇ってきました。
最後にメツモの勇姿を撮影して朝食に向かいました。
素晴らしい朝焼けが眺められ、満足しました。

これから明永(ミンヨン)に向かい、梅里雪山の
氷河の近くまでトレッキングします。

中国・雲南省の旅(その19)

2011-06-16 | 海外の旅
梅里雪山(1)

展望台から梅里雪山(バイリセツザン/メイリーシュエシャン)が
見えてきました。
正面奥に見える白い建物が宿泊するホテルです。
梅里雪山は雲南省とチベット自治区の境にそびえる長さ30キロの
山群の総称です。


梅里雪山(2)

少し右に振ってみます。
大きな氷河がみえます。
山頂はまだ雲の中です。


メツモ(1)

一番左に見える山です。
少し頂上が見えてきました。

カワカブ(1)

この氷河の上に大きな山があるハズです。
カワカブは梅里雪山の主峰です。
標高6740m、カワカブとはチベット語で
「白い雪」という意味だそうです。

展望台

展望台はこんな感じです。
ここで雲がとれるのを待ちました。

メツモ(2)

メツモがついに姿を現しました。
カワカブの后といわれています。
漢語名では神女峰と書きます。
標高6054mの処女峰です。

カワカブ(2)

左の山がプジョン・ソンジェウーショ、漢語名では巴鳥八蒙・・・
標高6000m、カワカブとメツモの間に生まれた
子供だそうです。
カワカブはまだ雲に隠れたままです。

13個のチョルテン

ここの展望台には13個のチョルテンがあります。
梅里雪山には13の大きな峰があるので、それに因んで
建てられたようです。


3つのチョルテン

梅里雪山に向かって3つのチョルテンがあります。
チベット族はここで山に向かってお祈りをします。

タルシン

タルシンとタルチョが風に触れています。
世界平和を願って有り難いお経が流れているそうです。

カワカブ(3)

ついにカワカブが姿を現しました。
大きな氷河が見えます。
1991年1月3日、日中合同登山隊がこの山を目指しました。
C3(標高5100m)あたりで雪崩に遭遇し、17名が遭難しました。
その時の日本の登山隊が京都大学の山岳部でした。
日本の海外登山史上最悪の遭難といわれています。

メツモ(3)

メツモもハッキリ見えてきました。
さすが女王の貫禄があります。

夕日(1)

宿泊場所の飛来寺のホテルに入りました。
時間は18時40分、この日の移動時間は12時間40分でした。
ホテルの屋上から夕日を眺めました。
時間は午後7時過ぎです。

夕日(2)

少しずつ太陽が沈んで行きます。
左の大きな山はマーピン・ジャラウンドゥイ(標高6200m)です。
カワカブの護衛将軍と呼ばれています。

カワカブとマービン

太陽が沈んだあとのようすです。
気温がぐんぐん下がってきます。
左がカワカブ、右がマーピンです。

全 体

もう少し引いてみました。
左からメツモ、ジャワリンガ(標高5470m)、プジョン、
カワカブです。
ジャワリンガはその姿から五冠神山と呼ばれています。

カワカブの勇姿

最後にカワカブの勇姿です。
このホテルの建っている場所は標高3500mです。
気温は5℃以下に下がってきました。
翌日を期待して部屋に引き上げました。