山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
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カムチャッカの旅(最終回)

2008-08-22 | 海外の旅

今日は空港まで行って日本に帰るだけです。
朝食の時間までロッジの近くを散歩しました。
シシウドに似た花が咲いていました。
集合体の周りの花が大きかったのでハナウドのようです。
日本でも夏山のお花畑で見ることができますが、葉っぱが
ビックリするほど大きかったです。
この花の仲間もたくさんあります。




昨日入った温泉の裏側に廻って見ました。
この温泉は宿泊したロッジから歩いて2~3分のところにあります。
内部はプールのようになっていて日本の温泉とは感じが違います。
水着着用なので、まるでプールで泳いでいるようでした。
それでも山を降りて温泉に入れるのは嬉しいものでした。




しばらく道沿いに歩いていたら、川がありました。
朝もやで霞んでいます。
白いのは鳥のようでした。
静かなところで、散歩する人などいないようです。
1時間ほど散歩してロッジに戻りました。



日本へのフライト時間は午前11時です。
手続きがあるので、午前9時に迎えにきたバスで空港に向かいました。
街は通勤時間だというのにそれほど車が走っていません。
かなりのんびりしているように見えました。



ガソリンスタンドがありました。
どれがレギュラーかわかりませんが、32ルーブルだとすると¥176です。
日本とあまり変わらないようでした。
食品なども安くはないようです。
スーパーで買ったビールのロング缶が¥200ぐらいでした。
コーヒーや紅茶をみても日本と同じくらいでした。
魚の燻製は安かったようです。




空港で1時間以上待たされました。
この左が滑走路になっています。
空港設備は撮影するとカメラを没収されると聞きましたが、
それとなく撮りました。
遠くに山が霞んで見えます。
左がコリャーク山、右がアバチャ山です。
空港からこんな位置に見えるのです。
着いた時は夜でしたから、周りを見ることはできませんでした。




来た時と同じ形の飛行機です。
歩いても行けそうな距離をバスで移動しました。
マイクロバスが2台でピストン輸送です。
帰りもほとんどが日本人でした。
山に登ったグループは少なかったようです。




飛行機の座席はチケットに書いてあります。
前方の窓側でしたので、その席に行ってみたら別の客が既に坐っていました。
聞いたら、「自由席だそうです」とのことです。
まったくいい加減です。
仕方ないので一番後ろのほうに行って窓際を確保しました。
翼が邪魔でしたが、成田まで4時間くらいです。
空と雲の境がきれいでした。



日本に近くなったら大きな入道雲が現れました。
よくみるとクマのぬいぐるみに似ています。
カムチャッカではクマに出会いませんでしたが、こんなところで
会うとはビックリです。
お土産にと思いましたが、大き過ぎて無理でした。



今度は入道雲の上に笠雲がかかっています。
山ではみたことがありますが、雲の上にかかっているのは始めてみました。
この雲が現れると天気が崩れてきます。
やはりこの夜千葉県は豪雨でした。

午前11時にカムチャッカを発って時差の関係で午前11時に成田に
到着しました。
何だか得したような気分でした。
たくさんの収穫があったカムチャッカの旅でした。




今回行ったカムチャッカの地図です。
日本から意外に近いところです。
街も静かで自然が豊富です。
このあたりはすべて世界遺産になっているそうです。
現状では日本の富士山は世界遺産に登録されるのは
なかなか難しいのではないでしょうか?
カムチャッカはできるだけ自然のままで残っていて欲しいと
思いました。


明日から「北ア・薬師岳」シリーズを始めます。