ももきよ日記

記憶の彼方へ消え去る前の雑記帳でございまする。。

馬酔木(あせび)

2014-03-24 17:53:11 | 

(3月22日 The Gardens at Lake Merritt)

馬酔木と書いて、どうして「あせび」と読むんだろう。。
木通と書いて、此れ又、どうして「あけび」と読めるのか。。
日本語は、誠に難しい。

枝葉に「アセボチン」という有毒成分を含んでおり、馬が食べると酔って足が萎えることから
(「季節の花300」より)

*ツツジ科

ところで、下の写真は、同じ場所同じ木(2013年8月24日)
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紹巴鳳凰唐草(しょうは ほうおうからくさ)

2014-03-24 14:21:29 | 茶道具


茶席の裂地は悩ましい。
名前を全然覚えられなくてー。
困ったもんだと思っていた。
が、先日、義母の茶道具整理を手伝っていたら、いくつか凄く印象深いものがあり、それに触発され、メモや写真を撮り始めた。
そうしたところ、嬉しい偶然‼ 東京の友人が、素晴らしい色合いの「名物裂帛紗」を送ってくれた。

「紹巴(しょうは)」と言うのは、

紋織物の一種で、経糸(たていと)、緯糸(ぬきいと)とともに強い撚り(より)のかかった糸で織り上げ、細かい杉綾状(山道ともよぶ)の地文ができるところに特徴がある(「裂地の楽しみ」世界文化社)

裂地を拡大撮影してみると


はっきりとした「織り」が見えます。
「しょうは(紹巴)」と言うんですね。
又、この「鳳凰」も色合いとマッチして気品あります。

(「茶席の裂地」シリーズ、いくつか取り上げてみます)
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君子蘭(くんしらん)

2014-03-24 13:58:51 | 

(3月24日、Seacliff area)

オフ日。
朝10時過ぎ、ウォーキング開始。
早朝や夕方遅くは、気温がぐっと下がり、寒いくらいなので、午前中10時から12時というのは、優しい陽射しと適温で、誠に気持ち良し。

君子蘭。
蘭という名が付いているが、彼岸花科。
君子蘭は、上の写真のように、濃いオレンジ色のそれを言うのかと思っていたが、一昨日、オークランドのThe Gardens at Lake Merrittで、薄い黄色を見かけた。
姿・形・葉っぱ・雰囲気は、君子蘭なんだけどなあ。。
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桜、林檎、梨

2014-03-23 20:30:52 | 

(3月20日「桜」、義母の庭)
(今年、この桜の木は、ちょっと元気がない)


(3月20日「林檎」、義母の庭)


(3月22日「梨の花」、The Gardens at Lake Merritt)

以前書いたように、桜、桃、杏、梅、アーモンド、林檎、梨、、と、これ皆、薔薇科の植物。
これらが、少しずつ違うと言っても、春になれば、まさに、一家総出という感じで花開く。
どれがどの花か、、結構悩ましいのです。
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膳所焼と陽炎園

2014-03-23 18:31:23 | 茶道具


膳所焼 交趾写立鶴蓋置
陽炎園(かげろうえん)窯元

この蓋置、ちゃんと箱に入っていたんですが。
よく見ると、作者の名前が書いてない。
普通、箱があって、窯元の名が入っていたら、作者名があるはず。
調べてみたら、膳所焼の窯元はこの陽炎園のみらしい。
又、どの作品も、作者名は書かないらしい。

こういうやり方もあり、ですね。
膳所焼は、遠州七つ窯の中でも、よく知られた名だと思う。
(私が知っているくらいだから)

この蓋置を反対にすると、こうなって、「ぜぜ」の印がわかる。
これが、価値あるんでしょう。。
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和菓子119 吉野懐石(桜菓子)

2014-03-22 20:53:22 | 和菓子




桜菓子 吉野懐古
松屋製(奈良県吉野町)

素敵な御菓子を頂いた。
一粒一粒味あいながら、日本の春、吉野の桜に思いを馳せたい。

材料は、吉野葛と阿波の和三盆を使っている。
口に入れると、やさしくとける。。
美味しい和菓子を食べていると、我知らず瞼を閉じて、感慨に耽ってしまう。
「吉野懐古」という銘もイイね。。
そして、曲げの箱も良し。

嗚呼、日本の桜也。



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鳴子百合(なるこゆり)

2014-03-22 18:01:51 | 

(3月21日、義母の庭)

これは、初めて見た花。百合科。
下向きに、3~4個ずつ花が付くようだ。
葉っぱが笹の葉に似ている。
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紫蘭(しらん)

2014-03-21 21:45:23 | 

(3月21日、義母の庭)

紫色の蘭なので、「紫蘭」。
成る程、わかりやすい。
が、待てよ。
私は、白い「紫蘭」も見たことがある。
実物ではないが、写真でー。
2年前の淡交テキスト「茶花」5月号だ。
表紙裏にあるのは、田中昭光氏の「野の花を求めて」シリーズ。
白い紫蘭と山紫陽花が古瀬戸釣舟(花入)に入れられ、そのさりげなさは風情があり感動したのだった。

紫蘭という花は、蘭が持つ豪華さはない。
どちらかと言うと、下向きに咲くその小さい花は儚げで、鈴蘭に似ていると思う。
そして、葉も良いのだ。
義母は活け花に、田中氏は茶花にと、見事に生かしていた。
さすが、偉大な先輩方。。
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現川焼と臥牛窯

2014-03-21 08:09:50 | 茶道具


現川湯呑
第十三代 横石臥牛作

現川焼(うつつがわやき)は長崎県にて焼かれている陶器。
長崎市(旧現川村)で1692年(元禄5年)に焼かれたのが始まりで、命名は地名に因む。
現川焼は鉄分の多い茶褐色の器肌が特徴であり、多様多彩な刷毛目と加飾が施されている。
江戸時代には「西の仁清」とまで謳われたことがあったものの、藩の財政面を理由に製造は約50年しか続かず、突如として現川焼は姿を消してしまった。
しかし、明治時代になり、第12代横石臥牛が復活させ、佐世保などでも製造されるようになった。

ウキペディアに非常に簡潔な説明文があったので、抜粋した。

現川は、私の実家から遠くない。
長崎市内東長崎地域だ。
今でも覚えているが、高校の頃、鍛錬と称して、普通の遠足の倍歩かされた到着地点が「現川」だった。

ということで、言ってみれば、私にとって、自分のDNAに一番近い焼物ということになるだろうか。

臥牛窯の窯元は、佐世保にあるが、店舗は、長崎市内(鍛冶屋町)にある。
私の日常の生活圏内だ。
随分前から現在地にあり、それが続いているということは、臥牛窯が、刷毛目(現川焼)の伝統を守る全国唯一の窯元であるからだろう。
又、焼物としての魅力・需要があるということだと思う。

今回、久しぶりに、箱から出して、じっくり眺めてみたが、確かに、上品で、個性がある。
数ある焼物の中で、よくぞ生き残って来た。。
いやいや、それだけ凄く価値があるのだ。。


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大手毬

2014-03-20 18:26:07 | 

(3月20日、義母の庭)

(小手毬のシーズンが終わる頃になると、大手毬が咲き始める)

(今は、グリーンだが、これが真っ白になる)

(そして、大手毬の終わる頃、次は、紫陽花のシーズンがやって来る、)

先週と今週は、ウォーキングが、全くできてない。
運動不足である。
原因は、義母の茶道具の陰干しや整理、それに伴って、写真撮影や、興味を持った道具類を調べていたら、どっぷりそれにハマってしまった。

更に、Amazon.co.jpへオーダーした書籍や雑誌が届いて、寝る前の読書時間だけでは足らず、ウォーキング時間も本読みにあててしまったというわけ。

要するに、この2週間、仕事やどうしてもやらねばならない雑用以外は、家にこもってしまった。
いや~、物凄く運動不足。
でも、まとまって、読書や勉強できたので満足感は何がしらある。

しかし、それにしても、茶道というのは、わかってはいたが、間口が広く、奥が深い。
日本文化の粋が集約されている。
が、良いことだらけではないことも、最近は、少しずつわかってきた。
生きている人間がかかわることだから、そこに、人間の見栄や虚栄心がどうして出てくる。
何でも身分相応にやらなければ、、
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柚子は九年で

2014-03-19 17:21:00 | 本・雑誌


ハムリン先生(葉室 麟)初の随筆集を読んだ。
前後して、「川あかり」という小説も読んだ。


はっきり言えば、「川あかり」は、あまりパッとしない。(あくまで、私の好み)
が、随筆集の方は、読み応えがある。
北九州小倉の出身、一貫して、九州、特に、福岡の各地方や佐賀を題材に小説が展開するので、非常に身近で、そして、面白い。
その地方の歴史や文化を知るのにも役に立つし、大いなる刺激を受ける。

(ちなみに、「川あかり」の舞台は、福岡県上野(あがの)地方が出てきた)
(この地は、焼物の「上野焼」で知られている)
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捻梅唐草緞子(ねじりうめからくさどんす)

2014-03-18 22:15:29 | 茶道具


茶道は、その道具類だけでなく、布や裂地も関わってくる。
仕覆や掛物の表装裂、古帛紗など。
非常に悩ましい。
でも、美しいものは美しく、良いものは良い。
そう感じるこの頃。

当初、全然その名前を覚えきれなかったが、カメの歩みの如く、少しずつ言えるようになったかな。。

上の写真は、遠州緞子の一つと言われている「捻梅唐草緞子」。
中に入っているものは、文琳茶入。

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みをつくし料理帖 美雪晴れ

2014-03-18 17:01:12 | 本・雑誌


みをつくし料理帖シリーズ第9巻。
物語は、いよいよ終盤にかかりました。
今年8月発売予定の10巻目が最後だそうです。
そうだね、「起承転結」の「結」をするべき時だと思う。

このシリーズ、大変楽しませてもらいました。
感謝。多謝。。

美雪晴れとは、「深雪晴れ」のこと。
雪が降り積もった後に、空が晴れること。

ああ~、最終巻が待ち遠しい‼

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備前焼

2014-03-17 19:49:54 | 茶道具


備前焼ぐい呑み
夕立受窯 的野 求作

私が持っている唯一の備前焼。
薩摩焼の白もん(白薩摩)を見てから、家中にある陶磁器を、しみじみ眺めている。
それくらい、あの白薩摩はインパクトがあった、、

で、この備前焼。対極にあるなあ。。
作者の的野さんが、栞に書いているー

、、釉薬を使用しない備前焼は他の焼物と比べよく言われるように、田舎の娘さんの如く第一印象は良くありません。しかし、スルメと同じく噛めば噛むほど、味の出てくる焼物です、、

あの~、こんなこと書いちゃ、田舎の娘さんに悪いと思うけど、、

でも、確かに、自然の慈愛を感じる備前焼。。

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和菓子118

2014-03-17 08:13:41 | 和菓子


「和菓子117」の写真、真ん中のお菓子は、「菜の花」ではないかと思う。
野に咲く菜の花と蝶。
春らしい。
私の住んでいる所は、田舎で、道端や畑に、菜の花はたくさん咲いていたので(今も咲いているが、旬は過ぎた)、2月終わり頃から3月初め、3回程、切ったばかりの花を持って行き、茶花として使ってもらった。
非常に、季節感あって良かった。。
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