久しぶりの紙の本であります。先月9月、出版・発売されたばかり。
諸田先生の「茶席で出会う漢詩」というのが、月刊誌「淡交」に連載が
始まったのが、去年1月。偶々、それを、日本の本屋で買って、その1月号の
「春風春水一時来」(しゅんぷうしゅんすいいちじにきたる)の解説を
読んだら、とにかく面白い。
原文・読み下し文・通釈のみでなく、「府西池」(府西の池)という詩題や
作者 白楽天、当時の日本の文化や和歌への影響といったところまで説明
してある。しかも、ユーモアもあり、わかりやすい。
本になったら、絶対に買おう! と思っていたのです。
ところで、茶道の稽古を始めると、いろんな場面で、漢詩と和歌に
出会います。
学生時代の不勉強を埋めるべく、自分速度で、なるべくその両方に
親しもうとしているのですが、、
私の好みと、フィーリングで言えば、「漢詩と和歌、どっちが好きか」と
言われれば、即答で「漢詩」と答えるでしょうね。。
漢詩と和歌
骨太か繊細か
男性的か女性的か
人生の詩か恋の詩か
潔さか女々しさか
豪か雅か
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私が知らないだけかもしれないが、和歌には、恋を謳ったものが多い。
そして、漢詩は、人生の機微を、時に、その悲哀を、又、ある時は、
その悲哀を乗り越えようとする気概を謳うもの多し、、と思うのですが。。
まあ、60過ぎては、さすがに、色恋だけじゃし済ませられませんもの。。
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