長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

頼山陽

2007-10-11 08:30:02 | Weblog
昨日、友達が骨董市で見つけた、という江戸時代の文人、頼山陽の書をもってきてくれた。

表装がボロボロだけど、けっこういい和紙に書かれていて、字もいい。
近所の経師屋さんを読んできて、鑑定団よろしく、その書を見ながら
常きげんを飲みながら談論風発。

この世界は贋作が多いけど、その危うげな部分が、とても色っぽくて、
ロマンがある。
人間もそやね。首に社員証みたいなもんぶら下げて、朝から晩まで
コンピュータみたいに、割り切れる世界、数値の世界につかってばかり
いると、色気とか、人間味みたいなものがなくなってしまうわね。

ときどき「不良」になったり、ハメをはずしたり、しないと、人間じゃ
なくなる。
これから、時代を作って人は、ぜったいに「不良」でなくてはいけない。





元気が元気になった。

2007-10-10 07:02:37 | Weblog
連休中、毎日朝から晩まで、お客さんがとぎれなかったので、
元気が少しつかれぎみになった。
いつもは、しっぽを振りながら、対応していたのに、テーブルの下なんかで
、しかとしたりしていた。

ので、二日間、家で休んでもらった。ら、すごく元気になった。
昨日は英会話の時にきて、みんなと「新そば」を楽しみ、元気も
2本くらい、食べた。

珈琲もそばも酒も美味い秋。

水曜日の朝はメルマガを出すので、「だしがら」のようになる。
からっぽになった体に水がほしくなる、水曜日。

新そば

2007-10-09 05:51:31 | Weblog
昨日から「新そば」になった。
女房と畳は、新しいほうがいい・・なんていうけど、
新そばもなかなかいい。
秋なすは、嫁に食わせるな、というし、女房を質に入れても、
さんま(うそ、初かつおか?)は美味いし、新米も美味い。
秋は大変。

世の中、行き詰まり感がはげしくなってきた。
こんな時は、毎朝いく道を帰る、下りる駅を帰る、
飲む店を帰る、なんてことが大切なような気がする。
それでもだめなら、仕事場を帰る、女房を帰る・・
なんてことも一考かも。

「違う生方あるはず・・」そう思い始めたら、違う道を歩き出せばいい、と
いつも思う。

今日は英語で蕎麦会。ガーナ人の友達がくる・かも?


ランナーズ

2007-10-08 06:31:15 | Weblog
そんな名前の雑誌がある。メンバーになると、いろいろな特典がある。市民ランナーには人気がある。スポーツの秋。

東京シティーマラソンが人気だ。ぼくのマラソン仲間たちも、抽選に参加したけど、まだ誰も招待(ネットで申込んで、抽選であたる)されていない。
うちに最近よくくるKさんも、残念ながらクジにはずれたらしい。
でも、天気がいいので、昨日は一時間以上走っていい汗をかいた後、
二度目の珈琲を飲みにこられた。

マラソンをすると、「ランナーズハイ」という不思議な状況になる。
体内モルヒネがでて、疲れがとれて、まるでいつまでもこの状態で走り
続けることができるような錯覚に陥る。

山もそうだし、もしかして、ものを書いたり、絵を描いたりするのも、
同じようなことかもしれない。

どんなことでも、一生懸命継続していると、神さまがごほうびをくれるのだろう。
今年の秋の三連休は、ほんとうに、いい天気。


煎茶仲間

2007-10-07 06:21:12 | Weblog
一年に何日もないような陽気な日が続く。
こんな時は、おいしい珈琲でも飲みながら、
読書したり、好きな絵を見たり、音楽ききながら
過ごしてみたい、と思う。
先日、新しく買った絵を表装しにいったら、お店が
混んでいた。「芸術の秋」。

今日は、煎茶仲間たちの「そば会」がある。
しめは「そば」だけど、この人たちは、玉露を
きっと、自分たちで入れて楽しむのではなかろうか?
「参加型カフェ」の模範生たち・・

今日の会は、その中の一人が、本を出版したお祝い。
料理の修業をしながら、時代小説を書き上げた。
多士済々のメンバーがあつまる、おもしろい「煎茶仲間」たち。

秋はいいね。

2007-10-06 06:50:51 | Weblog
昨日は、蕎麦の花にみつばちが遊びにきていた。
そろそろ、そばの実ができる。まさに実りの秋。
はちみつ・・・個人的には、アカシアの密が大好きで、
パンにつけたり、がめにとか、おでん、とか煮物には必ず
いれる。

おでんといえば、豆腐屋。うちの近所に81歳の豆腐やさんがある。
肩肘がはっていなく、普通に豆腐ひとすじでやってきて、当たり前みたいに、
おいしい豆腐を毎日作っている。休みの日(木曜)の8時ころいったりすると、
彼の80年の人生をきかされるはめになり、豆腐いっちょうを買うのに30分
くらいは、ゆうにかかる。
でもお店にいく前、つまり7時ころいくと、あげなどをやっていて、
話す余裕もなく汗だくになってがんばっている。

そのとうふやが、今日で閉店。「よる年波」、というより、
おばあちゃんがガンで入院したそうだ。この街にくると、
いろいろな、「いずれ行く道」を垣間見ることができる。

やはり「健康」が一番。

芸術の秋

2007-10-05 06:23:05 | Weblog
昨日は煎茶のお稽古。この秋には師範の免状になる。
今、田園調布の「いちょう」さんで個展をやっているチョンさん
の茶碗で煎茶をいただいた。お菓子は愛媛の「やまだやまんじゅう」。
ぼくの大好物。

そのあと、堀切菖蒲園で友達と待ち合わせて、シャクティー・スタジオの
オープニング。インド人のDNAを持つ彼女の踊りは、大変セクシーで
神が憑依した感じのエロスを感じた。
先月は京都の黒谷の「永運院」で踊ったらしい。
一昨年の梅見の会のとき、そこで蕎麦を打ったことがある。
梨木神社のお水を住職がくんできてくれたことに感激したのが、
昨日のことみたい。

すすき

2007-10-04 10:13:13 | Weblog
昭和枯れすすき、とかいう暗い歌が昭和のころあったけど、
秋はすすきだ。
先週末に北陸自動車道を金沢から黒部あたりを走っていたら、高速道路の
脇に、すすきが、そよそよとゆれていた。
都会では無理だけど、車も平日でほとんどいないし、「たっしょん」でも
するような気持ちで、ちょっと駐車して、かわいいのを選んで、江戸まで
つれてきた。

久保さんの信楽の大壷に投げ込んだら、天真庵が秋になった。

今日は休みだけど、たまった事務仕事を終えて、ヨネクラジムにいく予定。

染めもん展

2007-10-03 05:51:35 | Weblog
すっかり秋めいてきた。
昨日は妹から新米が届いた。あちこちのそば屋では、
「新そば」の看板。酒蔵からは「ひやおろし」の案内が届いたりする。
店頭には、栗がならんだりする。栗といえば、中津川の「すや」のくりきんとん。
想像するだけで、よだれがでる。

今月27日、28日は京都からろうけつ染めの達人たちがやってきて、「染めもん展」
をやる。この人も若いけど、そのひとり。
26日がオープニング。秋の京都を長屋で感じる時間。

衣替え

2007-10-02 05:51:15 | Weblog
季語がすくなくなった都会では、季節の移り変わりを感じる
ことが少ないけど、衣替えの時は、やはり移ろいを感じる。

昨日は長袖とトレーナーをきて、自転車にのったけど、「寒い」と
感じたので、今日から作務衣をきることにする。

天真庵の一階も少し衣替えをした。奥の「おひとりさま」がよく座る
テーブルのところに、木の茶箱をおいて、そこに木の囲炉裏を置いた。
まだ火はおこしていないけど、暖かな気持ちになった。
火といえば、昨日は近所に住む陶芸家たちが、ぞろぞろ遊びにきた。
みんな秋は、作陶展で忙しい。

昨日から「鴨なんせいろ」を始めた。
おいしい鴨が入ったときでかの特別メニュー。