天真庵でながいこと、花を教えてくださった原田耕三先生の訃報が昨日あった。
ぼくの蕎麦の師匠は、ひおとまわり上の申年。来月大分に新しいお店を開店させる。
原田先生はそのまたひとまわり上の申年で、今年年男の84歳。花のある人生をまっとうされた。
世の中には、なるほど少しだけど、「花のある人」というのが存在するけど、親に勘当させられてまで、
花の道を邁進したみごとな「ひとつごと」の人生、という生きざまを見たのは、最初でたぶん最後だろう。
「花のいけかた」というよりも「人のありかた」をいっぱい教えて
いただいた気がする。先生がわざわざ宇部から東京にきて稽古をしてくださる日は、いずまえを直す、
ような気持ちで、久保さんの花器に花を投げ入れたり、掛け軸を掛けなおしたりした。
音楽家のやまね組組長や、からすま料理人、熊本で将来蕎麦屋をやる予定だったワカ
や、一昨年「たまな創生館」を開いた橋本館長など、多士済々な男たちが、先生の弟子になった。
昨年やまね組のコンサートが、宇部で開催された。少し体調をこわされた先生のためにわざわざ先生の自宅の近くの会場で
いっしょにクラシック音楽をきいた。それが最後になった。鎮魂。
今日は「ダメ中」。ダメから始める中国語。
昼間は二階でお仕覆。
水曜日・木曜日は「卒啄珈琲塾」&「無茶しぃの会」*水曜日・「からすま気功師の会」(要予約・すでに満席)
の方は「タオル」をおわすれにならぬようお願いします。30分なので、終わったら、すぐに私語などせずに次の人
にかわっていただきます。ゆえに時間厳守。おくれた人は、当たり前だけど、そのぶん少ない時間になります。