昨日は休みだったけど、おんなかっぽれがあった。
かっぽれは二階でやっている。ぼくはその間、蕎麦会の準備をしながら
下にいる。昨日は朝からばんばん仕込みをやっていて、段取りがよく、ほぼ完ぺき
だったので、カウンターで酒を飲みながら、本を読んでいた。
「日本の性」のような本を板橋の古本屋で見つけ、昨日はそれを読んでいた。
もともと日本では「性」を神聖なものとしていて、神前結婚というのは、神の前で、
男と女が結ぶ姿を手向けにしていたらしいし、春画でモノを巨大に描くのも、変態主義
とかではなく、非日常というか、違う意味の神域のできごととして、崇拝していたことによるらしい。
春画展を見たご婦人が「フランスパンみたい」とのたまったらしいが、フランス人だって、「ぱんみたい」
な持ち主はいないだろう。「まら」というのも仏教が到来した影響に梵言かららしい。凡夫な小生には、
いろいろ目からうろこの本だった。そんなことをしていたら、二階から「深川」が流れてきた。ちょき舟にのって、
大川(隅田川)を渡り、坊さんたちが、女(時には、男)を買いにいくような曲だ。精進の世界に鎮座する坊さんのちんも
時々は精進落としをすることを迫られた。凡夫も坊さんも、♪みんなみんな生きているんだ 友達なんだ~
坊さんが簪を買う・・・昔から好きな女に簪を買う、をよしとしていたが、櫛(くし)は縁が切れるといって忌み嫌われて
いたみたいだ。
今日は「ダメ中」 だめから始める中国語。毎日いろいろな寺子屋をやっている。
寺子屋に集まる人たちのことを「筆子」といっていた。うちの筆子たちは、女子で美人が多い。
明日は「インヨガ」。筆子たちが、自分を磨いて、より美人になる。
余談ながら、花魁たちが、童貞の男といたすことを、「筆おろし」といって、縁起ものだったらしい。
スマホとかポケモンのおかげで、街中には「縁起もの」がいっぱいあふれている今日このごろ。