長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

春は極楽露天風呂

2013-03-08 08:20:21 | Weblog
昨日は、桧原村にいってきた。
東京都とは思えないくらい寒村の風情があり、
ときどきいきたくなる。
そこに温泉があり、露天風呂のところに、陶器の
一人用の風呂がある。五右衛門風呂よろしく、膝を
おりまげて、そうろうと入る。
看板には「この陶器の風呂は冬季には入れません」
と書いてある。まじめなのか、洒落なのか微妙な看板。
まわりは、雪が残っていたので、冬季かな?
なんて心配しながら浸かっていると、ヤマガラやシジュウカラ
などの声が、涼やかな風にのって聞こえてくる。
この世なのかあの世なのかわかないようなまどろみの中にいる、
そんな温泉が極楽。

この地は「まいたけ」とか「のらぼう」とかいう地野菜が美味い。
まいたけのテンプラをつまみに、地酒の喜正のぬる燗を2合飲む。
いつもは3合なのだが、お茶のお稽古があったので、おさえた。

その後は、表参道の織田流煎茶道の茶室で、お稽古。
今月は明治神宮で大きな煎茶会をやるので、元気な女子
たちが、玉露の「ちゃぶ台手前」の仕上げをしていた。
天真庵の創業のころ、カウンターに坐ったのがきっかけで、煎茶道
にのめりこんだM女史が、お茶会での手前のデビューになる。
そのためにぼくが玉露を入れ、彼女が横について、お菓子やお茶をはこぶ
童子(どうし)さんのお稽古。着物の着こなしも所作も、茶人になってきた。
おもわず、「いい女になってきたな~」と聞こえるようにひとりごと。

今日は「ねんどの会」
この日は、こねるのまいか先生と大阪弁でしゃべる。
今日は大型新人が登場。

10日は「蕎麦打ち」と「なんとなく蕎麦を食べる会」

11日が「易教室」
12日が「英語で蕎麦会」
13日・14日が「卒啄珈琲塾」と「無茶しぃの会」

昨日の「ひとりごと」に書いたけど、

毎日、珈琲を自分で入れる、お茶を入れる、花を生ける、俳句をひねる、酒を飲む、本を読む、書を書く、絵を描く、もちろん人の役にたつ仕事をする・・・その中のどれとどれを、「るーちんわーく」にして、肩肘を張らず、上手にこなしていく、とかいうのは、「花のある人生だった」と思えるようかどうかの分かれ道のような気がする。