少し遅くなってしまいましたが、
6月29日に作家の梁石日(ヤン・ソギル)さんが亡くなりました。
僕は、少し作品の出来不出来の差が大きいかなとの印象があったのですが、
それでも好きな作家でした。
最初に読んだのが「血と骨」でした。
1930年代を舞台にし、自分の父親をモデルにして描いた、
凄まじい小説だったと思っています。
在日朝鮮人の社会、大阪での最低の生活など、
梁さんの実体験を踏まえなければ、
決して書けない小説のような気がしました。
この作品は、
崔洋一監督がビートたけしさん主演で映画化しているのですね。
訃報記事で知りました。
いずれ機会があれば観てみたいと思います。
逆に、映画は観たけれど梁さんの作品だと知らなかったのが、
やはり崔洋一監督の「月はどっちに出ている」でした。
この映画は、
岸谷五朗さんとルビー・モレノさんが好演した
良い映画だと思っていました。
梁さんの「タクシー狂騒曲」が原作だと、
映画の感想をまとめた時に気が付き、
いずれ読もうと思っていましたが、まだ果たせていません。
梁さんは在日朝鮮人として、様々な苦労をされ、
それが作品になったのでしょうが、貴重な語り手だったと思います。
今日は、暑かったですね。
宇都宮は36.3度と猛暑日になり、今年最高の暑さになりました。
昼過ぎからエアコンを点けていましたが、
やはり暑いから設定温度を下げようかと思った時に、
窓が開いているのに気が付きました。
効きが悪い訳です。
地域は少し涼しくなっていたでしょうか?
明日は所用により、日記等を休ませて頂きます。
お含み置き下さい。
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