天然居士の独り言

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オスプレイ事故・・・

2023年12月02日 18時24分41秒 | 日記
 11月29日、アメリカ空軍の輸送機オスプレイが、
 鹿児島県の屋久島沖に墜落し1人が死亡した事故では、
 乗員8人のうち、残る7人の行方はまだ分かっていないようです。
 オスプレイの飛行に関しては、危惧する声がありましたが、
 その危惧が当たってしまった訳です。

 政府は29日、この事故を不時着水と位置付けました。
 アメリカ側から、
 「最後までコントロールを試みていた」との説明があったとの事で、
 アメリカ軍も「不時着水」の用語を使っていたようです。
 既にその時点で、
 機体が火を噴いた状態だったとの目撃情報も報じられていました。
 因みに、墜落は機体のコントロールを失ったケースで使用するのに対し、
 不時着や不時着水はコントロールを失わず、
 パイロットの意思で降りた際に使っています。

 この用語の問題、旧日本軍では、
 撤退を転進と呼び、日本軍部隊が殲滅された事を玉砕と呼んでいましたが、
 軍人の発想は変わらないのかと思いました。
 宮沢博行防衛副大臣は、記者団に
 「最後の最後までパイロットは頑張っていたということだ」と、
 まるで見て来たような話をしていました。
 この事故について、アメリカ軍は不時着水から墜落に言葉を改めたようで、
 これに合わせて、政府は墜落と使い始めました。

 オスプレイには、主としてアメリカ空軍が運用するCV22と、
 主として海兵隊が運用するMV22があるとの事です。
 防衛省は30日午前、アメリカ軍側に対し、
 安全が確認できるまでの間は飛行を中止するよう要請しました。
 アメリカ空軍はCV22の運用を停止したようですが、
 海兵隊のMV22は運用していて、
 今回の事故の捜索などで飛来しているようです。
 MV22ならば大丈夫かと言うと、そうでもなさそうで、
 2016年12月に沖縄県名護市沖で不時着水したオスプレイは、
 MV22ですし、
 昨年、アメリカ国内で乗員5名が死亡する事故を起こしています。
 漠然とした印象ですが、オスプレイは危ないような気がします。

 海上保安庁や自衛隊は事故発生直後から、
 巡視船や護衛艦で要救助者を捜しているほか、
 機体の捜索も行っているようです。
 一般的に日本国内で犠牲者が出た航空機事故は、
 業務上過失致死容疑などで日本の捜査機関が捜査しますが、
 日米地位協定の合意議事録では、米当局が同意した場合を除き、
 捜査権限がない事になっています。
 日本では、原因究明は出来ないようです。


 なお、明日は所用により日記など休ませて頂きますので、
 お含み置き下さい。

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