天然居士の独り言

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陸自の情報活動・・・

2013年11月28日 23時35分29秒 | 日記
 今朝の下野新聞の1面トップがこの記事でした。
 大新聞には載ってないようなので、コピーしてみました。
 「陸上自衛隊の秘密情報部隊「陸上幕僚監部運用支援・情報部別班」(別班)が、
  冷戦時代から首相や防衛相(防衛庁長官)に知らせず、独断でロシア、中国、韓国、
  東欧などに拠点を設け、身分を偽装した自衛官に情報活動をさせてきたことが
  27日、分かった。
  陸上幕僚長経験者、防衛省情報本部長経験者ら複数の関係者が
  共同通信の取材に証言した。
  自衛隊最高指揮官の首相や防衛相の指揮、監督を受けず、国会のチェックもなく
  武力組織である自衛隊が海外で活動するのは、
  文民統制(シビリアンコントロール)を逸脱する。」

 2面では、更に詳しい記事を載せています。
 外国に派遣される自衛官は、一度自衛官の籍を脱して、
 他省庁の身分として赴任するなどの具体的な記事が載っていました。
 この記事は共同通信の配信記事ですので、
 地方紙を読んでいる方はご覧になったかも知れません。

 これに関連して、共同通信からは次のような記事が配信されています。
 これもコピーしました。
 「小野寺五典防衛相は27日夜、陸上自衛隊の秘密情報部隊「別班」が
  独断で海外での情報活動をしていたとの共同通信の報道に対し
  「陸幕長に過去と今、そのような機関があるのかという確認をしたが、
  ないという話があった」と述べ、別班の存在を否定した。防衛省で記者団に語った。」

 陸上自衛隊の幕僚監部の秘密機関については、
 ミステリーにはよく登場するので、
 何となくそのようなものがあるだろうとは思っていました。
 したがって、この報道内容についてはそれほど驚いた訳ではありませんが、
 共同通信が今この記事を配信した意図には興味を感じます。
 秘密保護法案が衆議院を通過し、参議院での審議に入ったこの時期の
 タイミングを狙ったのでしょうね。

 昨日の株式会社リーグ・ミリオンのメルマガに面白い分析が載っていました。
 秘密保護法案に対する各新聞社の社説での論調を示したものです。

 どちらかと言うと賛成と分類したのが、
 読売新聞社と産経新聞社です。
 これに対して反対と分類したのが、
 朝日、毎日、日経、東京でした。
 共同通信社などの通信社は入っていません。

 秘密保護法案、次第に反対の声が強くなっていると感じています。
 法案の概要が示された段階で、マスコミがキチンと反対の意思表示をしていれば、
 もう少し違った流れになったような気がしますが、どうでしょうか?

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