東海道新幹線の事故・・・

　昨日、午前３時半ごろ、

　東海道新幹線の豊橋駅と三河安城駅の間の上り線で、

　線路に敷くための石を積んだ保守用の車両が

　基地に向かって走行していたところ、

　前で停車していた別の保守用の車両に追突し、双方の車両が脱線しました。

　追突した保守用の車両ではブレーキ操作が行われていたものの、

　何らかの原因で速度を落とせなかったということです。

　自力走行できなくなった保守用の車両を車輪のついた台車に載せて

　豊橋駅構内の基地まで運び出す作業が行われ、

　終了したのは、午後10時ごろになったとの事です。

　このため、東海道新幹線は、始発からダイヤが大幅に乱れ、

　ＪＲ東海によりますと、328本が運休し、

　およそ25万人に影響が出たとみられるということです。

　東海道新幹線は、概ね12分に１本のぞみが走っていますし、

　その他、１時間に２本程度のひかりとこだまが走っています。

　日本の大動脈とも言うべき路線です。

　航空会社は羽田と伊丹の間に臨時便を出したようですが、

　30分で満席になったとの事です。

　その他、在来線なども混雑したようですし、

　夏休みも始まったところですから、

　暑い中、仕事の人、観光の人など多くの方が大変だったと思います。

　1973年２月21日午後５時30分、新幹線で最初の脱線事故が起きました。

　大阪の鳥飼車両基地内での回送車両の脱線事故だったので、

　人的な被害は出ませんでした。

　実は、この時、僕は新幹線に乗っていました。

　当時、学生だった僕は、期末試験も終わり、奈良・京都へ遊びに行き、

　京都からの帰りの新幹線に乗っていた訳です。

　新幹線は、新横浜駅に着いてから、列車は動かなくなってしまいました。

　東京方面へ急ぐ方は、在来線を利用するようにとの放送がありました。

　僕は、東京の下宿に戻るだけでしたが、在来線で戻りました。

　改札口で、特急券に払い戻しの判を押してもらいました。

　その切符は、しばらくの間、払い戻しを受けずにいましたが、

　貧乏学生だった僕は、お金に困って、結局払い戻しを受けました。

　今考えると、新幹線の最初の脱線事故でもあり、

　その切符はプレミアムが付いたかも知れません。

　東海道新幹線の事故のニュースを読んで、

　そんな事を思い出していました。

　なお、明日は所用により、日記等を休ませて頂きますので、

　お含み置き下さい。