天然居士の独り言

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パレスチナで・・・

2023年12月19日 18時17分53秒 | 日記
 12月16日、パレスチナ自治区ガザ地区にある教会をイスラエル軍が攻撃し、
 教会に避難していた母親と娘を射殺したと、エルサレム総主教庁が明らかにしました。
 射殺されたのは、
 ナヒダ・カリル・アントンさんと、娘のサマル・カマル・アントンさんで、
 彼女たちは手洗いに行く途中で、狙撃兵によって射殺されたとの事です。
 ヴァチカンニュースには、お二人の写真が載せられていますが、
 体格の良いそれなりの年配の女性のようです。
 また、お二人の他にも負傷した人がいるとの事です。
 エルサレム総主教庁は、イスラエル軍の戦車から発射された3発の砲弾が、
 敷地内の修道院を直撃したことを強調し、
 この修道院には54人以上の障がい者が暮らしていましたが、
 イスラエル軍の攻撃によって「居住不可能」になったとも発表しています。

 カタールのメディア「アルジャジーラ」によると、
 ガザのキリスト教徒を受け入れているこの教会は、
 ここ数日、イスラエルによる砲撃の標的になっていたとの事で、
 「教会の大部分が破壊された。
  スナイパー(狙撃兵)たちは庭で動くものすべてを狙っている」と、
 現地に入っている記者が伝えているとの事です。

 この数日前にはイスラエル軍が
 人質3人を誤って射殺したことが明らかになっていて、
 この3人は白旗を掲げていたとの情報もあります。

 ヴァチカンのフランシスコ教皇は、12月17日(日)のお告げの祈りで、
 2人の女性が射殺されたことに深い悲しみを表され、
 更に、
 「『これがテロリズムだ。これが戦争なのだ』という人が
  いるかもしれません。
  そうです。これが戦争です。テロリズムです。」と述べ、
 厳しい口調でイスラエルを非難しています。

 こうした事件を踏まえて、
 世界各国でイスラエルに対する非難の声が上がっていますが、
 イスラエル国内においても、
 ガザ地区への容赦ない攻撃を続けるネタニヤフ政権に対する
 批判の声が高まっていると報じられています。
 しかし、今のところ、
 ネタニヤフ首相は攻撃の手を緩める意思はない感じです。

 イスラエル軍は、ビラを投下して住民に警告すれば、
 その後はこれらの地域を自由射撃区域として扱うことができる
 構造的なルールがあるとの話もあります。
 このまま戦闘を継続する事は、
 イスラエルの国際的な信頼を損なう事になると思うのですが、
 いつになったら、その事に気が付くのだろうと思っています。

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