安倍総理と塩崎官房長官、柳沢厚生労働大臣が昨日、
年金記録紛失問題の責任をとって、
夏のボーナスのうち首相、閣僚としての受領分を全額返納することを決めました。
どうも余りにも短絡的な人気取りのような感じがします。
これで、けじめが付いたと考えるならば、大間違いだと思います。
パフォーマンス好きの官邸の誰かが考えたものだと思いますが、
国民を愚弄するものなのだと思います。
しかも、金額は大した事ありません。
総理の夏のボーナスは536万円で、国会議員として受け取る議員歳費が302万円と、
総理としての上乗せ分が234万円の合計額です。
しかし、議員歳費の返納は、
公職選挙法が禁じる「寄付行為」に該当するため、できないそうです。
歳費ができなくて、ボーナスができると言うのも妙な話ですが、
この234万円を全額返上するのかと思ったら、
昨年9月の安倍内閣発足時の閣僚懇談会で、
行政改革推進の観点から総理が30%、閣僚が10%のボーナス返上を決めていたそうで、
この分を差し引くと、総理が受け取る分は73万円きり残っていないようです。
今回の年金問題での返納額は、この73万円となるそうですが、
何か詐欺のような感じがします。
社会保険庁の村瀬長官は、ボーナス全額270万円を返上するとともに、
社会保険庁職員の全職員にも50~5%の返納を求めました。
当然だとの考え方もあるかも知れませんが、僕は反対です。
それでなくても、彼らは今までにないような激務の中で仕事をしているのでしょう。
そしてやがては、非公務員型の年金機構への改編が予定されています。
新しい組織へは、全員が移る訳ではないとされており、
今回の返上は自主的にとは言いながらも、
返上しなければ、当然先の身分を失う事になるでしょう。
これは完全に強制です。
反省とけじめを示すと言うのが大義名分ですが、
こうした事が、今後民間企業でも真似される怖れが十分にあります。
そして、その事が益々労働者の生活を低下させる事が考えられます。
このような形ばかりに拘った精神論がまかり通っている社会が、
本当に良い社会なのかどうか、冷静に考えてみる必要があると思います。
年金記録紛失問題の責任をとって、
夏のボーナスのうち首相、閣僚としての受領分を全額返納することを決めました。
どうも余りにも短絡的な人気取りのような感じがします。
これで、けじめが付いたと考えるならば、大間違いだと思います。
パフォーマンス好きの官邸の誰かが考えたものだと思いますが、
国民を愚弄するものなのだと思います。
しかも、金額は大した事ありません。
総理の夏のボーナスは536万円で、国会議員として受け取る議員歳費が302万円と、
総理としての上乗せ分が234万円の合計額です。
しかし、議員歳費の返納は、
公職選挙法が禁じる「寄付行為」に該当するため、できないそうです。
歳費ができなくて、ボーナスができると言うのも妙な話ですが、
この234万円を全額返上するのかと思ったら、
昨年9月の安倍内閣発足時の閣僚懇談会で、
行政改革推進の観点から総理が30%、閣僚が10%のボーナス返上を決めていたそうで、
この分を差し引くと、総理が受け取る分は73万円きり残っていないようです。
今回の年金問題での返納額は、この73万円となるそうですが、
何か詐欺のような感じがします。
社会保険庁の村瀬長官は、ボーナス全額270万円を返上するとともに、
社会保険庁職員の全職員にも50~5%の返納を求めました。
当然だとの考え方もあるかも知れませんが、僕は反対です。
それでなくても、彼らは今までにないような激務の中で仕事をしているのでしょう。
そしてやがては、非公務員型の年金機構への改編が予定されています。
新しい組織へは、全員が移る訳ではないとされており、
今回の返上は自主的にとは言いながらも、
返上しなければ、当然先の身分を失う事になるでしょう。
これは完全に強制です。
反省とけじめを示すと言うのが大義名分ですが、
こうした事が、今後民間企業でも真似される怖れが十分にあります。
そして、その事が益々労働者の生活を低下させる事が考えられます。
このような形ばかりに拘った精神論がまかり通っている社会が、
本当に良い社会なのかどうか、冷静に考えてみる必要があると思います。
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