イスラエル・・・

　今日は、長崎に原爆が投下されて79年になります。

　平和祈念式典が開催され、長崎市がイスラエル大使を招待しなかった事で、

　アメリカ・イギリスなどＧ７加盟国の大使が欠席しました。

　長崎市長は、イスラエルを招待しなかった理由を

　「政治的理由ではなく、式典を平穏に進めるため、苦渋の決断をした」と

　述べています。

　イスラム組織ハマスの最高指導者ハニヤ氏が

　首都テヘランで殺害された事件について、

　イランは報復を宣言していますので、

　イスラエル大使の出席が報復の対象になる事を懸念したのでしょうか？

　あるいは、イスラエルのガザ地区での攻撃で

　多数の民間人が殺害されていて、

　この事に対する反対行動などを懸念したのでしょうか？

　長崎市では、

　アメリカなどの各国の欠席を想定していたかどうかは分かりませんが、

　この動きによって、

　イスラエルをＧ７各国が支援している事が

　明らかになったような気がします。

　市長さんの真意は分かりませんが、僕は妥当な事だと思います。

　現在も続くイスラエルのガザ地区への攻撃は、

　多数の無辜の一般人が巻き込まれ、既に４万人近くの犠牲者が出ています。

　長崎市の原爆による死者は７万３千人余りですが、

　市民が殺害された事は同じ事ですし、

　そして、イスラエルは今も攻撃を続けています。

　イスラエルには祈念式典に出席して欲しくないとの気持ちも分かります。

　広島市はイスラエルも招待し、Ｇ７各国の大使も出席していますが、

　原爆の惨禍を伝えたいとの意思なのでしょうが、

　それも分かりますので、

　どちらが妥当と言う問題ではないような気がします。

　今回の問題について、政府は完全に逃げ腰です。

　事前に長崎市から相談がなかったとの事ですし、

　長崎市の主催だからと逃げているような気がしますが、

　外交上の問題のはずだと思うのですが。

　現在、パリオリンピックが開催されていますが、

　イスラエルは参加しています。

　平和の祭典なのですから、

　停戦しない限り戦争当事者を参加させるべきではないと思うのですが、

　ロシアを参加させない事と比べて、片手落ちの印象があります。

　イスラエルはガザ地区への攻撃ばかりでなく、

　ハニヤ氏の暗殺によって、中東の更なる緊張を招いています。

　こうした国をＧ７が支援するのもいかがなものかと思っています。

　なお、明日から３日ほど、所用のため日記などを休ませて頂きます。

　申し訳ありませんが、お含み置き下さい。

　今回は、どこかに出掛ける訳ではありません。