天然居士の独り言

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GO TOキャンペーンの2・・・

2020年07月17日 19時27分05秒 | 日記
 14日にGOTOキャンペーンの事を書きました。
 その時点で、この制度はこのままでは実施は出来ないと思っていました。
 そうしたら、急転直下、昨日の夕方、東京都発着を除いて実施する事になりました。
 昨夜、感染症や経済の専門家らでつくる
 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会で
 この方針が認められたとの事です。
 この分科会での議論がどのようなものだったのか分かりませんが、
 政府の方針を追認しただけの場のようです。

 昨夜からの報道を見ていると、
 国土交通省は東京都の除外に全然関知していなかったようなので、
 官邸がこれを決めたのでしょう。
 様々な事務的な検討を経ていないので、
 現実を踏まえていない制度になっていると思います。
 前回も書きましたが、宿泊施設などには、感染予防措置を義務付けるとの事ですが、
 誰がそれを確認するのか明確ではありません。
 あるいは基準だけを作っておいて、
 実際にクラスターが発生した場合にだけ除外するのかも知れません。
 ともかく、政府は責任をすべて施設の方に押し付ける事になりそうな気もします。

 GOTOキャンペーンについては、全国知事会や各県知事から、
 全国一律の実施に疑問が呈されていました。
 今回の東京都の除外は、この要望を逆手に取った感じがします。
 しかし、各県の知事の本音は、
 感染拡大地域からの旅行者は来ないで欲しいだったと思います。
 それぞれの知事が地域経済の再生を担っていますので、
 足元を見ているような感じもします。

 今日になって、赤羽国土交通大臣は、22日から実施予定の
 観光支援事業「Go To トラベル」について、
 重症化しやすい高齢者、若者の団体旅行や、宴席を伴う場合は
 「利用を控えてほしい」と表明しました。
 こうしたツアーを組む旅行会社は割引事業の対象から除外するとも述べています。
 50人で宴会を開くようなケースを想定しているとの事ですが、
 年齢、団体の人数といった線引きは検討中との事です。
 とにかく、1兆7千億円以上の税金を使うのには
 余りにも杜撰と言わざるを得ないような気がします。
 宿泊施設なども、東京都民の予約を受けていたのに、
 突然、対象外とされて大変だと思いますが、
 今後も同じような突然の話が起きそうな気がします。

 昨日、ある店のママさんが、
 温泉に行っても、誰が入っていたのか分からない大浴場には
 入りたくないと言っていました。
 新型コロナウイルスが熱に弱いのかどうかは、
 誰も言っていないような気がします。
 洗い場などの問題もありますし、入浴した後すぐに除菌するとも思えません。
 国では、浴場などが密にならないよう人数制限すると言っているだけです。

 ともかく、このGOTOキャンペーン、
 もう一度感染状況などを見極めた上で
 キチンとした制度設計をして実施した方が良いと思います。

コメント
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