天然居士の独り言

主に日記主体のブログです。

旅日記その4・・・

2017年06月29日 20時28分58秒 | 日記
 今回のシリーズの最終日、25日は青森市に行って来ました。
 大人の休日俱楽部切符を買った時には、
 始発の新函館北斗行きのはやぶさ1号の指定席は取れませんでした。
 これを使わないと青森の日帰りは難しいので、諦めて別の所に行く予定でいました。
 鶴岡行きの特急の指定席を変更するため駅に行った時に、
 改めて空席がないか訊いてみました。
 初めはないとの答えだったのですが、盛岡から新青森までならば取れるので、
 仙台盛岡間は立ち席特急券でどうかと言われ、それで手配してもらいました。
 仙台盛岡間は40分程度です。

 青森では、田舎の方に行くAプランと青森市内を回るBプランを計画しました。
 天気が良ければA、悪ければBのつもりでした。
 ところが、土曜日の深夜長男が帰って来ました。
 仕事で外国に行くので荷物を取りに来たとの事でした。
 土曜日は、彼を待っている訳にもいかず早く寝ました。
 25日、Aプランだと帰りは9時過ぎになります。
 彼が帰って来たのに顔を合わせないのもどうかと思い、
 Bプランにして、帰りの新幹線の指定を早い時間に変更しました。
 18時35分に宇都宮駅に着いて、長男と待ち合わせてビールを飲みました。
 このシリーズの打ち上げも兼ねてです^^

 宇都宮を出発したのは、午前6時54分の下りの朝一の新幹線です。
 8時に仙台に着いて、8時6分発のはやぶさに乗り換えました。
 やはり車内は満員で、立ち席特急券の人が何人もデッキにいました。
 僕は、盛岡で指定席に座りました。

 新青森に着いたのが、9時49分です。
 すぐに奥羽本線の青森行きが来て、青森駅に着いたのは10時4分でした。
 駅前に出て、余りにも良い天気なので、
 これならばAプランだったと思いましたが、仕方ないですね。
 駅前からバスに乗って、棟方志功記念館に行きました。
 棟方志功は青森市の出身です。
 1975年(昭和50年)に記念館が出来たとの事でした。
 棟方は、この年、記念館が開館する2か月前に亡くなっています。

 棟方の作品は、例えば「弁財天の柵」と言うように、「柵」を使っています。
 これは、四国の巡礼の際に寺へ納める廻札の事で、
 自分の願いと信念を込める意味で使っているようです。
 また、作品の中に「道祖土頌(さやどしょう)」がありました。
 この板画は、1950年(昭和25年)に、第24回国画会展に出品されたものですが、
 その時は「板歎異経十二芸業仏達板画屏風」とのタイトルでした。
 その後、尊敬する陶芸家の濱田庄司に捧げるため、
 濱田の窯場のある地名を使って変更したとの事です。
 現在も益子町には道祖土(さやど)という地名があります。
 思わぬ所で地名を聞いて嬉しくなってしまいました。

 棟方の旅行記も展示されていて、棟方が福岡県に行った時に、
 先日ユネスコの世界遺産に指定される事になった、宗像大社を知り、
 字は違うけど同音なので、繋がりを感じたとの記述もありました。

 棟方の作品の中に、善知鳥(うとう)神社の祭礼を描いたものがありました。
 謡曲の中に「善知鳥」がありますし、栃木県内の塩原温泉の奥に善知鳥沢があります。
 その外、各地に地名として残っています。
 そんな事から行ってみたくなり、係りの方に場所を尋ねたところ、
 記念館からそれほど遠くない場所で、棟方が小さい頃過ごした場所の近くとの事なので、
 善知鳥神社に回ってみました。
 青森市内では、一番大きな神社との事ですが、
 主祭神が、市杵島姫命・多岐津姫命・多紀理姫命の宗像三女神なのに驚いてしまいました。

 善知鳥神社から、青森市のランドマークになっているアスパムに行きました。
 僕は20年ほど前に青森市に行った事があります。
 その時、アスパムに上りたいなぁと思ったのですが、
 仕事で行ったため、時間がなくて上がれませんでした。
 ようやく念願が叶いました。
 1986年に建設されたとの事なので、老朽化している感じもしましたが、
 展望室からの眺めは良かったです。

 そこから、青函連絡船のメモリアルシップの八甲田丸に行きました。
 アスパムと八甲田丸の間は、青い海公園になっています。
 ウッドデッキの遊歩道があり、海がよく見渡せてとても良い景色でした。
 20年前の朝散歩した時には、釣りをしている人が沢山いましたが、
 現在では禁止されているようです。

 僕は青函連絡船に乗った事はありません。
 それでも、八甲田丸には、どことなく懐かしくなるような雰囲気がありました。
 船内の各所に人形が設置されているのもあるのかも知れません。
 船室には、飾り毛布が展示されていました。
 同居人と横浜の「日本丸」に乗った時に、飾り毛布を見て同居人がいたく感激して、
 彼女の仕事でも使えると、本を取り寄せて勉強していた事を思い出しました。
 船の煙突を利用した展望台に入ったら、今でも油の匂いがしましたし、
 八甲田丸の1階には、本物の列車もありました。

 八甲田丸にいた時から、ねぶたのお囃子が聞こえてきました。
 どこかで練習でもしているのかと思ったのですが、
 「ねぶたの家ワラッセ」に行ってみて、そこから聞こえて来ていたのが分かりました。
 ワラッセは、2011年(平成23年)に完成した、ねぶたを紹介する施設です。
 祭に実際に出た大型ねぶたを展示していて、
 さらに、土日祝日には、ねぶた囃子生演奏&ハネト体験ショーが行われています。
 お囃子を聞き、実際のねぶたを見られて、
 本番の時に来なくても良いかと思ってしまいましたが、
 それほど臨場感がありました。

 ワラッセを出て、お昼を食べました。
 僕は、どこに行っても余り土地の名物は食べません。
 いつも手軽に済ましてしまいますが、
 最後の日でもあるので、魚を食べようと思い、
 青森駅前のお店に入って、海鮮丼にしました。
 ホタテと海峡サーモンが美味しかったです^^

 青森から新青森駅に行って、お土産などを買って、
 15時17分発のはやぶさに乗って無事に長男と合流しました。

 青森の写真をアップしましたので、宜しければご覧下さい。
 http://photozou.jp/photo/album/2882708

 4日間にわたり、拙い旅日記にお付き合い頂き、有難うございました。
 夏は青春18切符のシーズンですし、その次の大人の休日俱楽部切符もあります。
 またどこかに行きたいと思っています。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする