天然居士の独り言

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テロ・・・

2013年04月16日 22時08分13秒 | 日記
 アメリカのマサチューセッツ州ボストンで開催されたボストンマラソンのゴール付近で
 現地時間15日午後2時45分(日本時間16日午前3時45分)、2回の爆発が起き、
 8歳の少年を含む3人が死亡し、141人以上が負傷したと報じられています。
 爆発が起こったのは、トップランナーがゴールしてから、
 2時間余り後の事だったようです。

 ボストンマラソンは、第1回オリンピックの翌年の1897年に開催されたもので、
 オリンピックに次いで歴史の古い大会です。
 日本人では、瀬古利彦さんが1981年と1987年の2回優勝している外、
 君原健二さんなど6人の選手が優勝していますので、
 日本でも馴染みのあるマラソン大会だと思います。

 現在、世界各地でテロが発生しています。
 イラクでは、やはり15日に首都バグダッドなど各地で爆弾テロが相次ぎ、
 少なくとも32人が死亡し、200人以上が負傷しています。
 また、ソマリアの首都モガディシオでは14日、
 裁判所のビルが武装グループに襲撃され、29人が死亡したと報じられている外、
 他の施設でも爆弾テロが発生したとの事です。
 西アフリカのマリでは、北部などを制圧するイスラム過激派武装勢力に対し、
 今年1月からフランス軍が掃討作戦を行っていますが、
 12日には北部の市場で自爆テロがあり、チャド軍の兵士3人が死亡しています。

 今回のボストンマラソンの惨事も、目下のところ、計画的なテロとの見方ですが、
 まだ犯人は捕まっていないようですし、どのような組織かも分からないようです。
 現代社会のテロは、無差別に無辜の人を巻き込む憎むべき犯罪です。
 テロ組織の摘発には全力を挙げて取り組まなければならないと思いますが、
 テロ組織への攻撃が、テロと同じような暴力の行使による限り、
 憎しみが憎しみを生む循環の繰り返しになり、
 いつになってもテロの撲滅には繋がらないような気がします。
 「怨みに報ゆるに徳を以てす。」と老子にありますが、
 迂遠なような感じはしますが、これが最善の策だと思います。

コメント
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