天然居士の独り言

主に日記主体のブログです。

死刑執行・・・

2004年09月14日 22時07分00秒 | 日記
 3年前、大阪の池田小学校で小学生8人を殺害した宅間守の死刑執行が行われました。
 昨年、地裁の死刑判決を弁護団が控訴し、それを本人が取り下げて確定されてから1年ほどでの執行でした。
 刑事訴訟法だったでしょうか、死刑の執行は判決の確定後、6ヶ月以内に行われなければならないと定められていたはずです。
 しかし、その期間には、再審や恩赦申し立て中の期間が除かれるため、実際に執行されるのは、結構な年数が掛かります。

 先ほど、あるサイトで調べたら、再審請求中の確定者ですが、確定後30年を経過している人もいます。
 今回の執行は、50人以上の確定者を飛び越しての執行だったようです。

 何故こんなに早く執行したのでしょうか?
 執行が長引いて、自分の犯した犯罪の重さを反省し、人間らしい気持ちが生じ、真人間になる事を怖れたのでしょうか?
 死刑廃止の声があるのに対して、犯罪の記憶が新しい内に執行してその必要性を主張しようとの意図なのでしょうか?

 執行の報を聞いて、お子さんを亡くされた保護者の方の、
 「処刑しても、子ども返らない」と言う言葉が報じられています。
 正にその通りなのだと思います。
 
 法務省の意図は分かりませんが、死刑制度の維持を目的にした処刑だったような気がします。
 それが、果たしてその意図通りの効果があったのかどうか・・・。
 これから、改めて死刑制度に関する議論が起きると思います。


 栃木県内で、悲惨な事件が起こりました。
 小さなお子さん二人が、同居の男に殺害されたのではないかと言う事件です。
 何とも暗澹たる気持ちになります。
  
コメント
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