赤い指

今も、会ってきた人との会話の中で、「新聞やニュースは見たくない」
「いいことなんて、何にも載っていない・・・暗いニュースばっかり」
本当に、毎日毎日殺人事件にいじめを苦の自殺が多い。

だから、少年の身勝手さからおこした殺人事件と認知症という重いテーマーの「赤い指」を読み進んでいくのは、結構しんどいものがあった。
加害者となった子供を持つ親は、その時どういった行動をとろうとするのか。
保身、良心の呵責、その心の葛藤がよく表現されている。
重苦しかった話が様相を変えるのは、後半を過ぎてからだ。
どういう展開になるのか、ぐいぐい引き込まれていく。
さすが、東野圭吾さんは読ませてくれるなぁ！

詳しく書くことができないのがもどかしいけれど、ぜひ一読を！
面白いこと請け合いです。


「赤い指」東野　圭吾