MITIS 水野通訳翻訳研究所ブログ

Mizuno Institute for Interpreting and Translation Studies

お知らせ

来月からこのサイトをMITIS(水野通訳翻訳研究所)ブログに変更します。研究所の活動内容は、研究会開催、公開講演会等の開催、出版活動(年報やOccasional Papers等)を予定しています。研究所のウェブサイトは別になります。詳しくは徐々にお知らせしていきます。

『同時通訳の理論:認知的制約と訳出方略』(朝日出版社)。詳しくはこちらをごらん下さい。

『日本の翻訳論』(法政大学出版局)。詳しくはこちらをごらん下さい。

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『文化の翻訳/翻訳の文化』『能の翻訳』

2010年08月25日 | 

 

当事者と関係者以外はあまり知らない出版物を2点紹介する。一つは、濱田明・溝渕園子編(2009)『文化の翻訳/翻訳の文化』(熊本大学文学部文化接触研究会)で、2008円11月に行われた日仏露国際ワークショップの報告書である。沓掛良彦氏の基調講演の他、マイヤ・ゲラシモフ、溝渕園子、マルク・コベール、グエナエル・ガニエー昇地、濱田明各氏の論考を収録している。もう一冊は野上記念法政大学能楽研究所編集(2007)『能の翻訳-文化の翻訳はいかにして可能か-(21世紀CEO国際日本学研究叢書8)』(法政大学国際日本学研究センター)である。こちらは2006年12月に開催された国際研究集会「能の翻訳を考える-文化の翻訳はいかにして可能か」の研究成果をまとめたもの。講演やシンポジウム、研究報告、ワークショップ報告、院生発表など17編を収める。どちらもISBNがなく、市販されていないようなので、関心のある人は出版元に直接問い合わせてみるといいだろう。