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浜松学院大学、外国人学校を側面支援 市内6校対象に日本語講師派遣 静岡

2009-02-15 06:21:48 | 多文化共生
(以下、朝日新聞から転載)
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浜松学院大学、外国人学校を側面支援 市内6校対象に日本語講師派遣 静岡

2009年2月13日

 浜松学院大学(静岡県浜松市中区)は5日、市内六つの外国人学校に講師を派遣し、日本語教室を開設すると発表した。外国人学校は経営難で日本語教育を縮小せざるを得ないケースが目立っており、講師の人件費や教材費などの運営費用を「側面支援」するのが目的。文部科学省によると、各種学校の認可を受けていない「無認可校」も対象にするのは全国でも例がないという。

 この「ヤラマイカにほんご教室」は、日本語教育に実績のある同大学がコーディネーター役になり、日本語教師の資格者ら講師6人を各外国人学校に派遣し、授業を行う。統一的なカリキュラムを作成して、子どもたちに日常会話や日本の習慣などを教える。

 日本の公立学校や他の外国人学校に通う児童・生徒、不就学の子供たちも受講できる。記者会見した同大の津村公博准教授は「地域でなかなか見えてこない外国人学校を支援する態勢を整えたい」と話した。

 実施期間は2~3月の2カ月間で、567万円の予算は文化庁からの委託費を充てる。今後、効果などを検証し、来年度以降の継続も含めて検討していくという。

 外国人学校からは歓迎の声があがっている。同市中区幸1丁目の「エスコーラ・ブラジル」は、07年春に150人いた生徒が今学期は70人に激減。授業料を払えない子どもが十数人いるといい、不況が深刻化した昨秋以降、経営難が続いている。

 成瀬敏夫校長はこれまでずっと、日本で暮らす子供たちには日本語教育が必須だと感じていた。しかし講師の人件費を確保できず、現在、日本語の授業は週3クラスにとどまっている。「今回の日本語教室ができれば週6クラスに増やせる。支援は本当にありがたい」と期待する。(馬場由美子)

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