多文化共生なTOYAMA

多文化共生とは永続的なココロの営み

旧雄踏町庁舎:浜松市が改修、空き家を外国人支援拠点に 日本語学習や学校も

2009-02-15 06:22:27 | 多文化共生
(以下、毎日新聞【静岡】から転載)
=================================================
旧雄踏町庁舎:浜松市が改修、空き家を外国人支援拠点に 日本語学習や学校も /静岡

 浜松市は、現在使用していない旧雄踏町庁舎(浜松市西区)を改修し、在住外国人の学習支援拠点として再活用する。外国人学校も入居する予定で、市によると、公共施設で外国人学校が運営されるのは全国的に珍しいという。

 同庁舎は鉄筋コンクリート2階建てで71年に完成、町役場として使われてきた。05年7月に旧雄踏町が浜松市に編入合併されてからは、支所機能を持つ雄踏総合事務所として使われたが、古い建物のため現在の耐震基準を下回ることが市の調査で判明。政令市に指定された07年4月以降は使用されず、空き家になっている。

 市は財政上の問題で新規の公共施設建設が難しいことから、昨春以降、既存施設の有効利用を調査・検討した。その結果、旧町庁舎は低コストの耐震補強工事を行えば再利用できると判断。多文化共生のまちづくりを進める一環として、外国人のための学習支援施設に活用することを決めた。

 旧庁舎1階は「浜松市外国人学習支援センター(仮称)」にして、外国人の日本語学習を支援する拠点にする。日本語を教えるボランティアの養成講座や、日本人向けの外国語教室の開設も検討している。

 また、2階は南米系外国人学校「ムンド・デ・アレグリア」(同市南区、松本雅美校長)に貸す予定だ。同校は現在、同区卸本町の事務所スペースを賃借して運営しており、4~17歳のペルー、ブラジル両国の生徒約100人が通う。移転すると、床面積が約2倍に拡大し、150人近くまで生徒が受け入れられるようになる。松本校長は「今の校舎では、子供が遊ぶ場所もないほど手狭なので、歓迎する」と話している。

 市は「多文化共生の全国モデルとなるような施設を目指したい」としている。市は今後詳細な計画を詰め、地元住民に説明したうえで、来年度から耐震化や設備改修の工事を始める。【平林由梨】

毎日新聞 2009年2月14日 地方版

最新の画像もっと見る

コメントを投稿