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金沢にモスク建設 射水の宗教法人

2011-08-29 10:22:30 | TOYAMAな多文化共生
(以下、富山新聞から転載)
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金沢にモスク建設 射水の宗教法人
金沢市若松町でモスク建設を進めている富山モスクの礼拝堂=射水市内

 金沢市若松町に、石川県内で初めてのイスラム教礼拝施設「モスク」が建設されること が、27日までに分かった。宗教法人富山モスク(射水市)が金沢支部として基礎工事に 着手し、年内の完成を予定している。富山モスクによると、石川県内には100人を超え るイスラム教徒がいる。過去に富山、福井でイスラム教をめぐる騒動があったこともあり 、付近住民の中には「なじみが薄く、不安」と身構える向きもある。

 富山モスクによると、金沢市内でのモスク建設計画は約3年前に持ち上がった。富山モ スクは昨年7月に同市若松町で土地358平方メートルを取得し、今月、工事に取り掛か った。約2600万円の建設費用は、全国の教徒の寄付で賄われる。

 モスクは毎日5回の礼拝を中心に、地域の教徒が集まって話し合ったり、子どもたちを 教育する場となる。富山モスクによると、石川県内には留学生ら100人を超える教徒が おり、これまでこうした活動はアパートの一室で行ってきた。

 イスラム教をめぐっては、2001(平成13)年に富山県小杉町(現在の射水市)の 路上でイスラム教の聖典コーランが破り捨てられていたことを受け、教徒が富山県庁や県 警に抗議に押し寄せた。福井市では昨年10月、モスクの駐車場に止めてあった車が放火 され、モスクに外国人を中傷する張り紙が貼られた。隣県でこうした騒動が起きたことも あり、金沢市若松町の住民の中にはモスク建設に不安を口にする人もいる。

 50代の会社員男性は「イスラム文化にはなじみが薄く、不安がなくはない。話し合う ことで、互いに理解し合いたい」と述べた。

 富山モスクのカーン・ナディーム代表=パキスタン出身=は「モスクは周辺に住むイス ラム教徒にとって必要な施設であり、夢がかなう」と話した。

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