(以下、河北新報から転載)
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生活情報表示、多言語で 外国人団体が岩手県に提言
提言書について説明するルイス委員長(右から2人目)ら
超大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」の国内建設候補地が岩手県南部と宮城県北部にまたがる北上山地に決まったのを受け、奥州市などに住む外国人9人でつくるインターナショナルILCサポート委員会は30日、岩手県庁を訪れ、達増拓也知事に国際的なまちづくりに向けた提言書を提出した。
多くの外国人の居住が見込まれる中、外国人の視点から不便さや問題点を示し、まちづくりに反映してもらうのが狙い。
提言は生活や買い物、教育など5分野の計26項目。買い物は大きい服や靴を売る店の誘致、教育では岩手県立大へのILC関連学部の設置などを挙げた。
委員長のビル・ルイスさん(45)は「研究者の家族にとって一番の問題は言葉。道路案内や暮らしの情報など、多くの事柄について多言語で示すようにしてほしい」と語った。達増知事は「大きな服を売る店など、指摘によって気付くことも多い。提言を生かしていきたい」と話した。
委員会はことし1月に発足し、メンバーの出身地は米国、英国、フィリピン、ケニア。外国人と日本人がともに住みやすいまちづくりに向け、提言などをしている。
2013年10月31日木曜日
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生活情報表示、多言語で 外国人団体が岩手県に提言
提言書について説明するルイス委員長(右から2人目)ら
超大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」の国内建設候補地が岩手県南部と宮城県北部にまたがる北上山地に決まったのを受け、奥州市などに住む外国人9人でつくるインターナショナルILCサポート委員会は30日、岩手県庁を訪れ、達増拓也知事に国際的なまちづくりに向けた提言書を提出した。
多くの外国人の居住が見込まれる中、外国人の視点から不便さや問題点を示し、まちづくりに反映してもらうのが狙い。
提言は生活や買い物、教育など5分野の計26項目。買い物は大きい服や靴を売る店の誘致、教育では岩手県立大へのILC関連学部の設置などを挙げた。
委員長のビル・ルイスさん(45)は「研究者の家族にとって一番の問題は言葉。道路案内や暮らしの情報など、多くの事柄について多言語で示すようにしてほしい」と語った。達増知事は「大きな服を売る店など、指摘によって気付くことも多い。提言を生かしていきたい」と話した。
委員会はことし1月に発足し、メンバーの出身地は米国、英国、フィリピン、ケニア。外国人と日本人がともに住みやすいまちづくりに向け、提言などをしている。
2013年10月31日木曜日